21. ラストベガス
スティーンバージェンも入れたら、オスカー俳優5人が揃い踏みですね。でも、こうやってドリームチームみたいな顔合わせにした場合、みんなに気を遣って、出番を整えたりとか役柄を調整したりとか、つまり俳優が中身に優先してしまいがちなのですが、この作品もやっぱりそうなってしまいました。4人が4人とも、背景を含めた描写があまりにも安直かつ浅薄で、みんな流しで演技をこなしているのがミエミエです。というか、そもそも実力を発揮すべき土俵も与えられていないのですけどね。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-12-30 02:20:33)(良:1票) |
22. ラ・ワン
《ネタバレ》 「ロボット」はもろに「ターミネーター」、というか要するにラジニ様にターミネーターをさせたかった「だけ」で作ったとしか思えないのですが、こっちは話が進めば進むほど、どこをどう見ても「2」。ここまでそのまんまだと、逆にあっぱれといいたくなるほどです。ただ、入口のところで子供がわがままで小生意気なのと、父親もそれに振り回されているところが、やはり、一連のラジニ様(=絶対的聖人君子)主演作とは異なり、主人公の格好良さを削いでいます。さらに、話の尺を稼ぐためか、中盤でみんなでインドに戻ってきてからは、ラ・ワンのことなどどこかに忘れてしまって完全にのんびりしているのも、緊張感を落としています。それと、いろいろ視覚効果技術にも手を出しちゃってるところが、20年くらい遅れてハリウッドを追いかけているようで、何だかなあ。 [DVD(字幕)] 5点(2017-06-05 02:40:09) |
23. LIFE!(2013)
《ネタバレ》 前半の妄想が単に「妄想を描写しています」というだけであって、なぜその妄想なのか、それは何によって生み出され、後にどう影響しているのか、という観点からの構築がないので、意味がないのです。したがって後半も、前半とつながっていません。延々と制作者の自己満足を見せられただけの内容でした。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2017-02-21 23:28:50)(良:1票) |
24. ラジニカーント★チャンドラムキ/踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター
《ネタバレ》 今回のラジニ様の敵は、屋敷に取り憑いた悪霊ということで、つまりはゴーストハウスもの。そんな!ラジニ様が生身の人間以外を相手にするなんて!果たしてまともに戦えるのか?というか、変に余計なテクニカルな描写が加わって、もしかして観衆の心理的恐怖を煽るようなシーンが出てきたりするのか?と一瞬心配になりますが、まあもちろんそんなことはありません。いつものラジニ様を見るノリでそのまま楽しめます。まあ、ラストではいきなりラジニ様による延々伏線解き明かしシーン(!)なんかもあったりしますが、その懇切丁寧な(暑苦しいともいう)解説ぶりは、やはりラジニ様なのであった。ヒロインが中盤以降明らかにほったらかしなのがちょっと残念なのだが、その適当ぶりもボリウッド。 [DVD(字幕)] 6点(2016-12-21 01:11:33) |
25. 乱気流/タービュランス
何というか、これほどすべてのシーンが、腹が立つくらいつまらない作品、というのも珍しい。なぜつまらないのかを考える気力も起きないくらいつまらない。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2016-09-24 23:52:54)(良:1票) |
26. ライジング・ドラゴン
《ネタバレ》 前半は、ジャッキーらしいサービス精神でこれでもかというくらいネタを詰め込みまくっているのですが、中盤以降話がどんどん拡散して、各人の立ち位置も不明確になって、つまらなくなっていく。つまり、「思いついたことは全部やる」というスタンスは共通なのですが、体一つでやっているとそれが輝くのに比べ、いろいろお金を使い出すと、散らかるだけになってしまうということがよく分かるのです。ラストのニュースの最後で、訳の分からないものがまじっていたので-1点。しかも、ぱっと見で分からないよう、一部字幕を省略しているのも姑息。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-09-12 00:06:12) |
27. ラブ IN ニューヨーク
設定からしてもっと面白くなるかと期待していたのですが・・・何か全体的にちまちました感じで、突き抜け感もスリップ感もないままに地道に終わってしまいました。 [DVD(字幕)] 4点(2016-01-17 01:41:55) |
28. ラブ・トライアングル
設定の時点で、ほとんどすべて終わっていました。もしかしたら、一つの場面を引っ張って延々と続く会話の中から出てくる何かを表現したかったのかな?とも思いますが、肝心の会話自体が何も表現しておらず、ただ喋っているだけなので、作品の形をなしていません。 [DVD(字幕)] 3点(2015-08-20 01:05:19) |
29. ランナウェイズ
《ネタバレ》 原作がシェリー・カーリーで製作総指揮がジョーン・ジェットというところから若干覚悟はしていたのだが、リタ・フォードの扱いが異様に軽い(というか、ほとんど脚本上無視されている)のが、何とも残念。それから、肝心の演奏シーン(練習含む)やライブシーンで、そもそも彼女たち自身が少しも楽しそうに見えず、加えてカメラや照明もものすごく適当なのが、これもまた残念。結局、何がどうなって対立して分裂したのかも描かれていないし、そうである以上、最後の電話シーンにも何の感慨も湧かない。バンドの存在を後の世に伝える契機となったという点についてのみ評価する。 [DVD(字幕)] 5点(2015-06-04 01:08:27)(良:1票) |
30. ララミーから来た男
《ネタバレ》 デーヴを途中で消したのはあえてひねったつもりなのかもしれないけど、やっぱりあれは良くなかったのでは。終盤、アレックと主人公が急速に和解したことも含めて、それまであった登場人物の微妙な均衡がなくなっているし、展開も無理矢理になっている。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-11-16 01:05:03) |
31. ラヴィ・ド・ボエーム
《ネタバレ》 ひたすらとぼけた空気感で進んでいく、絶妙な雰囲気。それを横からぼーっと見ているかのようなカメラワーク。この作品はそこだけでOKです。ただし、女性の方に話の重心がシフトしていったのはもったいなく、3人のオッサンの絶妙なかけ合いをもっと見たいところでした。 [映画館(字幕)] 6点(2014-11-08 22:58:21) |
32. ライラの冒険/黄金の羅針盤
筋を追って映像の形にするところまでで手一杯だったらしく、表現とか演出とか創造というものをまったく感じることができませんでした。設定のための設定、危機のための危機に、物語としての面白みはありません。そのくせ、テーマソングにはケイト・ブッシュ(!!!)、声の出演でK・S・トーマスなど、妙なところで異常に贅沢だったりするから、さらに腹が立つ。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2014-09-14 01:32:13) |
33. ラスベガスをぶっつぶせ
《ネタバレ》 もっともらしい頭脳戦の体をとっていながら、肝心の頭脳戦がまったく描写されていない。席に着いたときの思考回路のプロセス、ディーラーとの心理戦、監視側がそれを見破る知識や技術といったものがことごとくすっとばされ、ただ勝って喜び、見破られて慌てているだけ。しかも、冷静な頭脳戦の粋を集めてこそ登場人物が格好良くなるはずなのに、お約束のように酔っ払って暴走するメンバーは出てくるし、中途半端な恋愛沙汰で技術の切れが止まっているし、最後は全部をぶち壊すようなださい追いかけっこだし。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2014-06-25 00:59:56) |
34. 落葉樹
《ネタバレ》 母親との想い出はいろいろあるのだろうが、ここでの場面選択根拠は、おそらく「主人公が想い出した順」。したがって、各場面に関して、何があったからこうなったとか、どこを受けてこれがあるとかいう関係が希薄であり、全体がほぼ並列である。なので、映画というよりも、再現フィルムを見ているような感じ。 [DVD(邦画)] 5点(2014-01-19 00:28:39) |
35. ラスト・ソング(2010)
中身はほとんど何もなくって、安直な思いつきのつぎはぎがされているだけで、要するにアイドルを主演させて売り出したいというだけのために作られたのがまるわかりなのですが、つまり、アメリカにも、「プルメリアの伝説」とか「ねらわれた学園」とか「天国にいちばん近い島」を作ろうという発想の人がいることはよく分かりました。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2013-08-11 03:21:10) |
36. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
《ネタバレ》 見ているときの印象は、導入部が長すぎ、というのと、漂流している間の光景がえらく淡々としているなあ(水や食料に苦労している様子もないし、体力が落ちている気配もない)、というだけだったのですが、後でやっと分かりました。船を沈める嵐はノアの洪水、この話は「その後どうなったか」の物語、トラはパートナーではなくファンタジーだったのですね。ただそれならば、ただ映像が綺麗なだけのシーンは、もっと減らしてほしいところでした。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-07-21 17:02:57) |
37. Life 天国で君に逢えたら
台詞も描写も演技も、いちいち説明的でわざとらしくて作り物っぽくて、リアリティも感じられなければ、表現の意図も感じられない。これを実話に基づくとして世に発表するのは、モデルに対して失礼ではないのか。例えば、肝心のサーフィンが彼の人生においてどのような位置づけを占め、誰にどのような影響を与えたのかという一つをとっても、制作者は自分の言葉で説明できるのだろうか。この描写だったら、ただの趣味の一環と変わらないのでは? [CS・衛星(邦画)] 1点(2013-07-07 02:21:10) |
38. ラスト・ボーイスカウト
《ネタバレ》 やたらと重くシリアスになったかと思えば、急にお馬鹿で陽気な2人組路線になったり、クライマックスではギャグとしか思えないシュールな演出が炸裂したり(あの馬というのも大概漫画的だけど、わざわざ照明の当たる箇所から狙撃するあの敵キャラは、頭が悪いのか?)と、思いつきで場当たり的な作り方しかしていないので、いくら派手に爆破やカーチェイスのシーンを入れても、予算の無駄遣いでしかないのです。あと、娘を危機にさらしたり放置したりするのはまだいいとしても、例え急場をしのぐ方便とはいえ、娘に銃口を向けるのは絶対にありえない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-06-18 01:03:34) |
39. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 ロッキー・ザ・ファイナルが、それまでの積み重ねを踏まえて昇華させた、シリーズ最終作としては優れた作品だったため、こちらにもつい期待してしまったのですが・・・導入部分の、ひたすら人と喋らないランボーにはそれなりの緊張感があったものの、途中からは思いっきりグダグダでした。爆弾トラップの作成を除いては、歴戦の勇士としての戦いのテクニックがほとんど感じられなかったのも物足りないし、あと、あの女性キャラは、特段何の魅力もないままにキーキー騒いでいるだけで、登場人物として機能していません。それで分かったんですけど、1が成功したのは、こういう余計な人物がいなかったことが勝因の一つだったんですね。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-06-13 02:26:22) |
40. Laundry ランドリー
《ネタバレ》 小雪が逮捕される前後の心理の交錯とか、優れた描写の部分もあるんですよ。だけど、全体的には、「こんな感じでファンタジックに染めておけばそれっぽいかな」という雰囲気が漂っていて、やっぱり作為的なのです(ラストはその象徴)。それと、この内容ならば、尺は100分くらいで十分ではないか? [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-05-15 02:15:11) |