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コメント数 27
性別 女性
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1.  欲望という名の電車(1951)
登場人物四人それぞれに共感、同情できる部分があるのだが、みんな、ずるくて弱いところがある。正反対のブランチとスタンレーが互いに欠点を暴きあうコワさ。若さや美貌が失われていくブランチの苦しみが痛々しい。男性にしてみたら、ただの醜い悪あがきかもしれませんけど、女性はブランチの苦しみが、多少理解できるのではないでしょうか。 そしてこの映画、マーロン・ブランドがめちゃくちゃかっこいい。『地獄の黙示録』あたりでは、妖怪に近いかんじになっちゃってますから。美しいブランドをみると、とても同一人物とは思えません。 人物の描かれ方が、ブランチだけにかたよればスタンレーがただの獣だし、スタンレーだけにかたよれば、ブランチがただの嫌な女になってしまうところを、どちらか一方だけに同情させないようにしていると思う。見方を決められていないので、色々な見方ができる。だから重苦しい映画なのに、何度観ても引き込まれてしまう。  
[DVD(字幕)] 10点(2008-06-27 00:53:16)
2.  メメント 《ネタバレ》 
ただサスペンスとして面白いだけじゃなく、哲学的な刺激があるっていうところがスゴイ。 主人公の視点で物語を進行させておきながら、実はその主人公が自ら都合のいいように記憶を編集して混乱を生じさせていた。それがわかった瞬間のスリル。でも誰だって自分にとって都合の悪い思い出は消しちゃったりしてますよね。 記憶は真実じゃなくて解釈だから。そしてそれが最後に明かされた瞬間に『メメント』はただのサスペンスを超えました。  
[DVD(字幕)] 10点(2008-06-27 00:39:59)
3.  8 1/2
この映画は人の心にあるもやもやっとした「イメージ」を映像にしたかんじです。現実なのか幻想なのか分らないような不思議な世界が続いていくんですが、なんとなく「わかる」んですよね。この映画の不思議な世界は、どこか自分の心の世界と共通しているような感覚があります。 主人公は映画監督のグイド。脚本家はグイドに対して、「最大の欠点は基本構想の欠如。思想性もない。意味のないエピソードの羅列だ。冒頭のシーンからして詩的着想のかけらもない。」と批判する。この言葉はこの映画に対して言っているような言葉です。フェリーニ監督はそう批判される前に自分で言っちゃえみたいなかんじだったんでしょうか。(?) 
[DVD(字幕)] 10点(2008-06-27 00:21:32)(良:1票)
4.  タクシードライバー(1976)
魔力をもってますから。この映画は。あんまり観ると洗脳されちゃう、そんなちょっとアブないオーラでてます。この映画が好きだと言うと、心を病んでると思われそうで、あんまり言わないようにしているが、つい何度も観てしまう大好きな映画です。 ふつう、映画は主人公と観客は一体となれるように展開していくと思う。だいたい主人公ってのは心がキレイで正しく、分かりやすい行動をする。でもトラヴィスは、どこまでも不気味さが残る。約二時間、トラヴィスの風景ばかりにつき合い、トラヴィスの独白を延々聞かされるのに、トラヴィスの全てを理解することはできない。でもどこか共感してしまう部分もあるのが不思議なところ。   
[DVD(字幕)] 10点(2008-06-27 00:10:27)
5.  太陽がいっぱい
『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンを見て、こんなに美しい人間が本当にいるのかと思いました。暗さのある美しさなんですよね。ギラギラ輝く太陽と対照的で。空、太陽、海。全てのシーンが文句のつけようもないくらい美しいです。 この映画のリメイクである『リプリー』は、この映画とは全く別ものと思ったほうがいいかと思います。私は断然『太陽がいっぱい』派ですが。 市場のシーンや、サインの練習をする姿、鏡の前でフィリップの服を着る姿…印象的な場面を挙げるときりがないくらい。そして、はかない幸せがなんともいえない余韻を残します。 
[DVD(字幕)] 10点(2008-06-27 00:06:44)(良:1票)
6.  柔らかい肌 《ネタバレ》 
この映画はフランスでかなり不評だったそうなんですけど、わたしは好きです。理由はフランソワーズ・ドルレアックがめちゃくちゃ美しいから。もう見とれちゃいます。 冴えない中年男が、美しくて若い女と不倫の恋に走る。どうみても不釣合いな二人!まったく、身の丈に合わないようなことするからこんなことになるんですよーだ!  
[DVD(字幕)] 9点(2008-06-27 00:49:38)
7.  無防備都市
射殺された女性のエピソードや拷問によって殺されるエピソードなど、悲惨な現実が写しだされているのですが、その中ですごく好きな会話があります。少年が隠し事をしていて、「俺にも言えないことかい?」と問い詰められます。「秘密なんだよ…。」と答えると「…そんなら、よし誰にも言うなよ。」という、まぁなんてことないやりとりなんですけど、思いやりにあふれた言葉で好きです。   
[映画館(字幕)] 9点(2008-06-27 00:44:08)
8.  ハンナとその姉妹 《ネタバレ》 
この映画が好きな理由は、終盤の言葉。「神はいなくても、人生は生きて死ぬだけだ。人生を楽しめばいいんだよ。暗い人生を送ることはやめて、命の続く限り楽しむんだ。」 自殺を考えていた男(アレン)がそう悟るのだが、そのきっかけとなったのは、マルクス兄弟のコメディ映画。画面に映るこっけいな連中を観て、悩むのがばかばかしくなった…というもの。「映画ってほんっと、こういう力あるよねぇー」となんだか嬉しくなるシーンで、とても気に入っている。  
[DVD(字幕)] 9点(2008-06-27 00:34:31)
9.  パルプ・フィクション
トラボルタがかもし出す、うさんくさい雰囲気がめちゃくちゃイイ!!サタデーナイトにフィーバーしてた頃のトラボルタとはまるで別人なんですけど、これはこれで インパクトのある風貌でいいと思います。 道徳感覚をぶち壊すような作風のタランティーノ。でもこれ1994年のカンヌ国際映画祭のパルムドールですからねぇ。なんかタランティーノって、「これより下品な会話や描写はダメ」っていうラインをズカズカ踏み越えてやって来て、そのラインを下に動かしちゃった男ってかんじがします。  
[DVD(字幕)] 9点(2008-06-27 00:32:06)
10.  ダウン・バイ・ロー
刑務所を脱獄する三人の男のロードムービー。普通の映画なら脱獄までのプロセスをハラハラさせながら描くと思うんですけど、ジャームッシュは普通じゃないから。あっさり脱獄。追われるスリルもパス。ジャームッシュは普通の映画でカットされる部分を描き、普通の映画が描くドラマをカットする。 三人のどうでもいい会話。会話が途切れたときの間。刑務所とか脱獄とかっていう状況設定にする必要がないような脱力感。それが超クールに仕上がってるから不思議…。 「終わらずにこのままずっと続いて欲しい」と思わせる映画がいい映画なのだとしたら『ダウン・バイ・ロー』はまさにそれ。 ロベルト・ベニーニ…いるだけで面白い。髪の毛なんて風が吹いたらとんでっちゃいそうだし。カタコトの英語でしゃべりまくる。でも喋ってないときが一番面白かったりします。沈んでいくボートを木にへばりついて眺めてる姿が好き。 
[DVD(字幕)] 9点(2008-06-27 00:02:28)
11.  カイロの紫のバラ 《ネタバレ》 
ウディ・アレンが苦手な人でもこの映画は楽しめるんじゃないかと思います。映画の世界と現実の世界を行き来するという、なんともうらやましいユニークな展開。でも結局、夢の世界と現実の世界は違う…。はっきり線を引かれたようで少し悲しかったですけど、現実の世界があるから、夢の世界も存在するんだな、と思いました。最後に傷ついたシシリアが、アステアの映画を観て微笑む。現実は映画のようにはいかない。だからこそ人は映画を観るんでしょうね。ウディ・アレンの映画は他の作品でも映画を観て救われる、というエピソードがある。映画によって励まされることは多い。言わずにはいられない、「映画ってほんとにいいもんですね」。  
[DVD(字幕)] 9点(2008-06-26 22:53:21)
12.  グロリア(1980)
『グロリア』は、シャロン・ストーン主演でリメイクされていますが、やっぱりカサヴェテス監督、ジーナ・ローランズ主演のオリジナルのほうでしょう。追っかけっこのアクション映画ではなく、女のハードボイルドなのです。グロリアがかっこいい!しかも若い女性ではなく、中年のおばさんなのに!グロリアには若さにすがりつかないいさぎよさがあります。グロリアはちょっとしたしぐさや言葉にも、この女はただモンじゃない、っていう凄みがあります。戦う強い女が出てくる映画ってほとんどが、突然神の力でも働いたかのような、ちぐはぐな強さしか出せていない気がします。でもジーナ・ローランズ版『グロリア』は違います。おそらくこれまで数々の修羅場も踏んでたくましく生き残ってきたんだろうというのが、しぐさや言葉から感じられて、グロリアが容赦なく銃をぶっ放せるのも説得力があります。ただのがさつな女じゃなく、度胸と知性をもった人だっていうのが伝わってくるんですよね。  
[DVD(字幕)] 9点(2008-06-26 22:50:08)(良:1票)
13.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 
キャリーは恐いんだけど、一般的なホラーとはちょっと違う。ホラーというより悲惨な青春映画…かな。だからキャリーがレンタルビデオ屋で「ホラー」に所属させられ、グロテスクな方々に囲まれているのが可哀想なのです。でも豚の血をかぶったときのキャリーの姿…、うん、一番恐いよ、あなた。B級映画の雰囲気をもつ不思議な名作だ。 何といってもラスト!!これはあまりにも有名でいろんなところでパロディされている。 でも私も本気でびっくりしちゃいました。いやぁ、すっかり術中にはまってしまった。見事にはまってしまったことが悔しくて恥ずかしいんだけど、なんだか嬉しくなってしまった。   
[DVD(字幕)] 9点(2008-06-26 22:43:10)(良:1票)
14.  キッド(1921)
とにかく子役の子がカワユイ。サイレント映画。音声の代わりにところどころに字幕が入るわけですが、それすら説明的過ぎて必要ないと感じてしまうくらい、映像でストーリー・感情が伝わってくる。映画が、サイレントからトーキーに変わるとき、「映画ももう終わりだ」と言われたそうだが、その気持ちもわかる気がする。言葉に頼りすぎて映像で表現することに怠惰になってしまう。しかし一方で、ウディ・アレンの映画のように、会話の妙を楽しむ映画がつくれるようになったのはトーキーのおかげだけど。  
[DVD(字幕)] 9点(2008-06-26 22:40:33)
15.  草原の輝き(1961) 《ネタバレ》 
ワーズワースの詩がいつまでも心に残る映画。数年の月日が経ち、ディーニーがバッドに会いに行く。バッドはすでに結婚して子供もいた。それでもしバッドの奥さんがケバーイ嫌な女だったら キーーッてかんじなんですが、ボロボロの服の素朴な女性でちょっとほっとしました。泥だらけのバッドと真っ白な服をきたディーニーがあまりにも対照的で、あーもうふたりは違うんだな、と。切ない…。「されど嘆くことなかれ その奥に秘めたる力を見出すべし」まさにそんな表情をしたナタリー・ウッドのラストシーンがとても美しいです。   
[DVD(字幕)] 8点(2008-06-26 23:58:41)(良:1票)
16.  カサブランカ
あるドキュメンタリー映画でハリウッド女優が「男は足の裏みたいな顔でも役があるのに女は若くて美人にしか役がない」というようなことを愚痴っていた。「足の裏みたいな顔」というステキ発言に対して、私がまっさきに思い浮かんだのは申し訳ないがボギーだった。そんな足の裏が、「君の瞳に乾杯」なんて大真面目に言っちゃう名作。渋いボギーの魅力、バーグマンの美しさに加え、翻訳のこの映画への貢献度はかなり高いと思います。最優秀翻訳家賞があるとしたら殿堂入りです。     
[DVD(字幕)] 8点(2008-06-26 22:30:51)(良:1票)
17.  それでも恋するバルセロナ
ウディ・アレンが「バルセロナ」なんて事件ですよ。 ウディ・アレンから連想されるのは「ニューヨーク」「インテリ」「繊細」… この連想ゲームではどうやったって「バルセロナ」にはたどり着かないのに。 なんだか最近ウディ・アレンが亀仙人に見えてくる…。 スカーレット・ヨハンソンは「マッチポイント」以降ウディ・アレンのお気に入りだけど、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムなんていうムンムンな二人を、おじいちゃんになったウディ・アレンに扱えるのだろうか気になってて、やっと鑑賞。 ウディ・アレン特有のインテリ風味が弱いのでちょっと物足りない気はしましたけど、おじいちゃんになってもこんな映画をつくれるなんて素敵。 カンペキな人間なんていないけどそれでいいんだという気持ちになります。 スカーレット・ヨハンソンと対峙しても、あぁこの女性にはかなわないと圧倒させるくらいの自信とか美しさは、ペネロペ・クルスにしか出せないなぁ。
[DVD(字幕)] 7点(2012-07-21 14:05:39)(良:1票)
18.  スターシップ・トゥルーパーズ
ポール・ヴァーホーヴェン。天才なのでしょうか、彼は。こんだけお金かけて、できた作品がぶっとびのズッコケ映画。この趣味の悪さ、もはや賛辞を送りたくなります。それにしてもこの映画ってずいぶん多くの人がレビュー書いてるんですね…。まぁ書かずにはいれれないわなぁ。でもヴァーホーヴェンのハチャメチャっぷりは不思議な魅力があると思います。
[DVD(字幕)] 7点(2008-08-16 02:09:47)
19.  趣味の問題 《ネタバレ》 
これからどんなことが起こるのか、どんな秘密か隠されているのかと引き込まれる序盤だったけど、結局たいした秘密はなかったというのが少し残念。 ニコルに会っていなければ自殺していた、と言っていたけど、もしかしたらニコルを雇ったのは殺してもらうため??孤独から、自分と共鳴できる相棒が欲しかったプラス最終的にはその相棒の思考をあやつって殺してもらうというのが彼の計画だったのでしょうか。考えすぎかな。
[DVD(字幕)] 7点(2008-07-10 14:35:48)
20.  ハプニング 《ネタバレ》 
世間的には絶対評価低いだろうなーというのが一番の感想。前半の悪夢のような光景には、このままこんなんが続いたらアタシの心臓もつだろうかと心配になりました。映像的にはそれほどグロテスクじゃないけど、自殺場面のオンパレードですからそりゃショッキングですよ。殺人シーンとか血しぶきとかはもう衝撃を感じないくらい、映画では当然の映像だけどそれが自殺となるとオソロシイ。 映画は社会を反映するものですが、とりわけ主人公の「敵」をみていくと社会背景がよくわかりますね。アメリカ映画での主人公の敵はその時代のアメリカの敵と重なっていたり。今一番の脅威はもはや人間でなく自然なんだということ。テーマ・発想としてはすごくひきつけられるだけに…もっと面白くできたんじゃないかと。 
[映画館(字幕)] 6点(2008-08-05 19:50:49)
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