181. デス・プルーフ in グラインドハウス
《ネタバレ》 いや~、タランティーノはこの映画である意味での極致に達したのではないでしょうか。観客の予想を裏切るという一点だけにおいて。 ゆるーい坂どころか、これ全く話が進んでないやん!! と感じるタメの90分間と、あまりにも強烈な20分間の対比。もうたまりません。難点があるとすれば、それにしても90分は長すぎるということである。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-30 02:45:24) |
182. ファム・ファタール(2002)
《ネタバレ》 滑らかな美しいカメラワークと俯瞰ショット、リズミカルな編集。どうやら本作でもデパルマ先生はやる気満々なよう。更にエロティックと俯瞰、分割画面。うーん、そろそろお腹一杯になってきたぞ。しかし、それでも続く俯瞰、エロ、そしてなんだかバーゲンセール状態になってきた分割…。もういいよ…と思う頃に、突然の夢オチ。唖然としている内に究極のスローモーション、エンドロール。もう満腹、大満足です。しかし、ファン以外には薦められない作品... [DVD(字幕)] 7点(2009-01-26 02:41:04) |
183. ルームメイト(1992)
《ネタバレ》 「ヒッチャー」ではL・ハウアーに無残に殺されてしまったジェニファー・ジェイソン・リーですが、本作ではあれに負けないくらいの怪演を見せてくれています。ハイヒールでの殺人シーンには背筋が凍った。サイコサスペンスの良品。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-01-26 02:15:50) |
184. 渋谷区円山町
女子高生の“ラブホ”に対するまだ具体化されていない感覚が、監督の明確な意図によってしっかり表現されている1話目が秀逸!! なんか上手く説明できないけどこの監督はエロ過ぎる。と思ってたらいま日テレで「妄想姉妹」の演出をされているのね... [DVD(字幕)] 7点(2009-01-26 01:39:27) |
185. 亀は意外と速く泳ぐ
もう此れ以上ないくらいに小ネタを詰め込んでくれた作品。ここまでシュールだともう何でも許せます。監督の演出と役者の技量が相俟って、主要人物のキャラも立っている。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-26 01:27:43) |
186. スケルトン・キー
中盤までは地味ながら、後半はスピード感溢れる演出で畳み掛けられる。矛盾点を殆ど感じさせず、どんでん返しを成功させた脚本の完成度も圧倒的。こういう良作があるからホラーを観るのは止められない!! [DVD(字幕)] 7点(2009-01-26 01:05:09) |
187. バルカン超特急(1938)
やっぱりストーリーテリングの上手さに尽きます。あちらへとこちらへと、観客の心理を自由に操った上で、ストーリーに意外性を持たせていくヒッチコックの映画作りが堪能できる。とはいえ、ラストの荒唐無稽な展開はさすがにマズいかと... [DVD(字幕)] 7点(2009-01-17 10:39:35) |
188. 三十九夜
全体のストーリー、カット割り共に荒削りもいいところなんですが、テンポの良さだけでぐいぐいと引っ張りきる手腕に脱帽。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-17 10:27:55) |
189. 八つ墓村(1977)
《ネタバレ》 ゆっくりと展開してゆく橋本忍の脚本、広大な自然、恐怖演出、全てが重厚でもうお腹一杯という感じです。特に芥川の音楽は、自身が「最高傑作」と言うだけあって素晴らしいデキ。32人殺しのシーンでの、映像との相乗効果に戦慄。それにしても警察が来てるにも関わらずこれだけ死者が出ると、もう突っ込む気も起こりませんね\(^^)/ [DVD(邦画)] 7点(2009-01-02 18:13:50) |
190. ウォーリー
《ネタバレ》 ウォーリーの表情や仕草ひとつで、こちらも楽しくなったり、悲しくなったりできる。このキャラクター造形の見事なこと…ピクサーは流石である。あまりにもデフォルメされた、未来のコロコロ人間達も観ていて楽しい。ただし私は、ウォーリーがあれだけ頑張って来た理由がワンピース的に明かされると勝手に思い込んでいたため、宇宙へ飛んで行ったあたりで若干の肩透かし感も…。 [映画館(字幕)] 7点(2009-01-01 22:30:08) |
191. ガス燈(1944)
皆さんおっしゃられているように、ヒッチコックに多大な影響を受けており、それなりにいい線までいってはいるが、やはり本家は超えられていないなという感想。どこに差が出たかって、やはり悪役の描き方でしょう。ヒッチコックはもっと印象的な悪役を創れています。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-01-01 02:59:16) |
192. 隠し砦の三悪人
《ネタバレ》 多彩な登場人物、ツボを踏んだ展開、そして名台詞「裏切り御免!!」でのどんでん返し…何と言うか、もう文句のつけようのない安定感を持った冒険活劇。しかし、どうしても気になってしまうのはラストシーン。あまりにも順当に終わりすぎしまったというか、もう少し劇的なものにならなかったものか。やっぱり、これでいいのかなぁ… [DVD(字幕)] 7点(2009-01-01 02:38:30) |
193. 暴走パニック 大激突
《ネタバレ》 各キャラクターのフラストレーションが爆発し、芋蔓式にカーチェイスの規模がでかくなってゆくラスト20分は、やはり一見の価値アリ。尺の長さも丁度よい。 [ビデオ(吹替)] 7点(2008-12-14 19:35:42) |
194. 暴走特急
皆様もおっしゃられている通り、ある意味唯一無二な映画。セガールの余りの強さを見せ付けられ、終盤には悪役の方に同情してしまっていること間違いなし。ヘリコプターのドアに指をちょん切られ、「ラーバァーック!!」と落ちてゆく悪役。もう笑うしかない…。脚本家は『クローバー・フィールド』の人なわけですが、なる程、怪物の元ネタはセガールだったんですね。 [地上波(吹替)] 7点(2008-12-14 19:33:12) |
195. 暴走機関車
《ネタバレ》 まさに男の映画。所長に向かってひたすらに吠えまくるジョン・ボイトに三船が重なった。デモーネイもこの頃から美しい。でも、ラストはやっぱり投げられた感... [ビデオ(字幕)] 7点(2008-12-14 19:26:52) |
196. コレクター(1965)
『ミザリー』のおばさんには、流石にあそこまでヤバイのは現実には居ないだろう、といった感じて一歩引いて観ることができるのだが、その点この主人公は実にリアル。激しく豹変しない辺りが、かえって現実に居そうで怖いのである。 目新しさは無いが、リアリティがあるからこそゾクリとさせられるサイコ・サスペンス。良作。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-12-12 00:53:43)(良:1票) |
197. ジャンゴ 繋がれざる者
メイン4人が夕食の晩餐で渡り合う30分間はものすごい迫力だったが、それだけの映画という気がしないでもない。要するに、監督のこれまでの作品のエッセンスをチョイスして、舞台を西部劇に置き換えただけなのね。なんでこれがアカデミー脚本賞なの~~ [映画館(字幕)] 6点(2013-03-14 01:31:20) |
198. テッド
《ネタバレ》 王道を押さえたストーリーと、スーパーでの下ネタが見所。でもラストカットのテイラーロートナーが一番面白かった。パロディはちょっと長すぎたわね・・・ [映画館(字幕)] 6点(2013-03-14 01:28:58) |
199. 悪の教典
《ネタバレ》 前半は、三池監督独特のホラー演出が冴えわたり、緊張感が持続する好編。主人公の周りで次々人が消えてゆく恐怖が堪能できる。改めて伝説の「オーディション」の監督だったということが思い起こされた。しかし後半、殺戮展開になってからは、ただでさえシンプルな原作をさらに簡略化したことで、完全に13日の金曜日と同等のホラーになってしまった。誰一人として殺人鬼に歯が立たないのでは、さすがに盛り上がらない。全く目に光を宿していない伊藤英明の怪演は語り継がれるだろうが、傑作になる可能性を自ら放棄してしまった感が残る。 [試写会(邦画)] 6点(2012-11-02 11:46:36)(良:1票) |
200. ドライヴ(2011)
演出が主人公以上にキレキレ。もうおぞましいほどに恰好よい。だからこそ、倒すべき敵がどうにも強く見えないのが残念すぎる!!本当に惜しい作品。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-17 15:01:17) |