181. 怪物團
《ネタバレ》 昔、レンタルビデオで見てある意味衝撃を受けた作品。 古い作品とはいえ、本物の奇形をこれだけ集めるとそれだけでもインパクトがあります。 ストーリーは意外としっかりした復讐劇で、単なる見世物だけの作品ではありません。 内容は決してホラーではないのに、この人たちが雨の夜にぞろぞろと復讐に行くシーンの恐ろしさはまさにホラーそのものです。 好きとか嫌いとかではなく、忘れられない作品。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-07-17 11:35:44)(良:1票) |
182. 吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)
マックス・シュレックという俳優の存在自体が奇跡です。 棺桶からフワッと起き上がるノスフェラトゥの不気味さ。 黒い影の恐怖。吸血鬼の古典的名作。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-07-17 11:20:06) |
183. アラン
モノクロながら、逆巻く荒波の中、小舟で行う漁の圧倒的な迫力が記憶に残ります。 厳しい自然と闘いながら生き抜く人々をドキュメンタリータッチで描いた、忘れられない力作。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-07-17 11:17:51) |
184. アバター(2009)
《ネタバレ》 「巨大生物の惑星」ですね。斬新さはないもののメカニックの緻密さがキャメロン作品らしかったです。 アバターがあまりにもアフリカや南米の原住民族っぽくて笑ってしまいました。ただ、アバターのラブシーンはあまり見たくなかったような。 浮遊島?は土質が磁力を持っててその反発で浮いているってことなのかな? いずれにしても宮崎アニメの影響をかなり受けていそうな内容ではありますね。 CGの技術の高さはさすがです。どうやってこの映像を作っているのか興味があります。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-16 22:18:30) |
185. レベッカ(1940)
《ネタバレ》 犯人に追っかけられたり、追い詰めたりと常に死と隣り合わせのサスペンスのイメージが強いヒッチコックの作品の中では、かなり雰囲気の異なる作品。夫マキシムの普段の姿と突然顔色が変わり怒り出すギャップの大きさ、家政婦ダンヴァースの前妻レベッカが乗り移ってるかのような不気味さが恐怖感を盛り上げる。終盤は恐怖感より、マキシムにかけられた疑惑の行方とレベッカの死の真相が軸になって行く。レベッカの姿なき影に怯えるヒロイン、ジョーン・フォンテインが美しい。ヒッチコックの一味違った魅力がある作品。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-28 19:39:26) |
186. 座頭市(2003)
北野監督にしては遊び心と娯楽性が良い方に出た作品だと思う。「座頭市」にリアリティーを求めること自体ナンセンスなことなので、殺陣シーンの派手な演出もありかな。時代劇にタップを持ちこんだアイデアは絶賛するほどではないが、ノリと勢いで見せてきてるのでラストを飾るには悪くない。 [DVD(邦画)] 6点(2010-09-27 00:06:47) |
187. さびしんぼう
旧尾道3部作の他2作に比べるとストーリーより雰囲気に魅せられる作品。性格の異なる2役をこなした富田靖子が魅力的。尾道ロケのみならず「別れの曲」が忘れがたい。 [ビデオ(邦画)] 6点(2010-09-27 00:02:04) |
188. 稲妻(1952)
《ネタバレ》 次女光子の消息が気になったり、隣人の兄妹のシーンがもう少し欲しかったりと少し物足りなさが残った。複雑な事情を持った母、兄弟と取り巻く人々の人物描写が良くできており、次々に起こる問題と感情のぶつかり合いが見る者を惹きつける。主演の高峰秀子の投げやりなブドウの食べ方が好き。出番は少ないが香川京子の可憐さも光る。ここに出演している俳優でリアルタイムで見たことがあるのは浦辺粂子と根上淳と香川京子くらいだと思うが、この時すでに初老の母役をしていた浦辺粂子の芸歴の長さには驚いてしまう。 [DVD(邦画)] 6点(2010-09-26 23:57:08) |
189. ルパン三世 カリオストロの城
それなり楽しめる作品ではあるが、評価が高いのは宮崎駿のブランドの力も大きいのかなって気がする。舞台がアルプスの架空の小国、湖の要塞となる城の雰囲気などいかにも宮崎監督らしさが出ている。庭師はまるでハイジのおじいさん。飼ってる犬はヨーゼフではなかったけど。次元と五右衛門はやや出番が少なめ。 [地上波(吹替)] 6点(2010-09-26 11:08:34) |
190. 手錠のまゝの脱獄
黒人映画俳優の先駆者ともいえるシドニー・ポワチエの出世作ともいうべき作品。シドニー・ポワチエは知的なイメージがあったが、ここでは野性的な役柄を演じている。事故直後の様子が描かれてなく、二人だけ無傷で逃げ出せてるのは少し違和感あり。途中「なぜ?」と疑問に思うところもあるが、全体的には程良い緊張感を保ちながら手堅くまとめていると思う。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-26 11:03:18) |
191. 男はつらいよ
《ネタバレ》 見合いの席での寅さんの言動にハラハラし、予想通りの展開。披露宴で博の父(なんと志村喬)の仏頂面にハラハラするもスピーチでウルッときた。倍賞千恵子の庶民的な美しさが良い。 [DVD(邦画)] 6点(2010-09-23 22:05:29) |
192. ファインディング・ニモ
ピクサーの中でも最も子供に安心して勧められる作品。とはいっても大人も十分楽しめるクオリティーの高さはさすがと言うしかない。恐怖の歯医者の姪が登場するシーンで流れたBGMが個人的には一番ウケた。 [DVD(吹替)] 6点(2010-09-23 02:13:25) |
193. ペーパー・ムーン
男の子か女の子か判らないような中性的なテイタム・オニールの魅力全開といった感じだけど、ちょっとませすぎかな?叔母さんに優しく迎えられるのにナゼ・・・ペテンの道を選んじゃいけないよ!詐欺の手口は結構面白かったが、中年男&女の子のロードムービーとしては「都会のアリス」がやはり好みです。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-23 02:07:19) |
194. トラ・トラ・トラ!
終盤の戦闘シーンはかなりがんばっている。60年代に作られた作品なのでCGはなくミニチュアの撮影部分もあるものの、大半は実物大の生の迫力がある。事実に忠実に作られているようだが、米日合作の割には日本の抜け目ない奇襲攻撃に対してスキだらけだった米軍の状況がきわだって描かれている作品。戦闘に入るまでが長く登場人物も多いので、歴史的背景をある程度知っていないと混乱して状況がわかりづらい気がする。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-22 01:58:15) |
195. 知りすぎていた男
「ハンク、もっと口笛を!」と叫びたくなる。昔一度見たきりですっかり登場人物やストーリーを忘れていたが、再見して、狙撃手の顔だけは覚えていた。実にインパクトある風貌だ。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-22 01:52:29) |
196. ヒマラヤ杉に降る雪
寒々としたちょっと暗めの独特の雰囲気は結構好きです。イーサン・ホークのなんとも煮え切らないところがじれったさを感じる。工藤夕貴と鈴木杏の演技は個人的には気に入っている。起伏が少ないストーリーは評価が分かれるところかもしれない。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-21 02:10:04) |
197. 刑事ジョン・ブック/目撃者
この映画を語る時、公衆トイレでの殺人事件目撃シーンとハリソン&ケリー・マクギリスのダンスシーンは忘れられない。サスペンスの中に、アーミッシュとの許されぬ恋と友情をうまく絡めた秀作。公開当時はタイトルからして、またハリソン主演のシリーズが加わるのかと思っていましたが、「刑事ジョン・ブック」は「目撃者」だけでしたね。 [映画館(字幕)] 6点(2010-09-21 02:08:07) |
198. ダーティハリー
冷酷非情な連続殺人犯を追う型破りな熱血刑事もの。犯人役がいかにも異常性を感じさせる風貌で、追いつめられると命乞いをして「弁護士を、権利がある」などとたわけたことをぬかす。しかし、捜査令状もなしに押収した証拠品は無効だと法律もたわけていて、せっかく捕まえた犯人は無罪釈放になる不条理。アクションものとしては今見ると物足りなさを感じるが、ストーリーはしっかりしておりそれなりのサスペンスは味わえる。 [地上波(吹替)] 6点(2010-09-21 02:06:20)(良:1票) |
199. ナバロンの要塞
戦争映画ではあるものの戦闘シーンは少なめでサスペンスあふれる少数特殊部隊の潜入作戦もの。ナバロン島は架空の島だが以外に大きいようで、わざわざ険しい断崖を海上から上陸しなくても、夜落下傘部隊で空から上陸してもいいんじゃないのと思ったりした。飛行機はレーダーで見つかったとしても、どこに落下傘が降りたかまでは判らないんじゃないかな?ところどころツッコミどころはあるものの、数々の危機を乗り越え任務を遂行するまでが割と丹念に描かれており程良い娯楽作には仕上がっています。少し長いのとミニチュア丸わかりのシーンが残念なところ。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-21 02:04:11) |
200. お葬式
《ネタバレ》 独特の視点と洞察力で描く伊丹十三監督の記念すべき第1作。「葬式」という人生の中でも最も暗い一場面を、ドタバタ喜劇として描くところが斬新。かといって面白いかどうかは微妙なところ。主人公の付き人が葬式の裏舞台をモノクロフィルムに撮って、「G線上のアリア」をバックに映し出されるシーンは、ほのぼのしていてとてもお気に入りである。 [地上波(邦画)] 6点(2010-09-18 16:39:15) |