2081. キングの報酬
業界ナンバーワンの選挙コンサルタントを演じるのが大の苦手なリチャード・ギア。本作の彼はヒゲが珍妙ながら正視に耐えるものでした。しかしお話がシドニー・ルメットらしからぬ凡庸さでハラハラもドキドキも皆無で結局コンサルタントなんて要らんのだよと言いたげな何じゃそりゃな結末にアングリするところです。ジーン・ハックマン、デンゼル・ワシントンも何じゃこのキャラクターはと思ってたのでは。 [DVD(字幕)] 4点(2023-05-16 00:36:41) |
2082. ポイズンローズ
ブレンダン・フレイザー、モーガン・フリーマン出演と言うことで鑑賞。前者は見た目と言い役柄と言い目を背けてしまう気の毒な姿。後者は街の大立て者の雰囲気は何となく出ていますが極悪の「ご」の字も無い拍子抜けな悪党。ハードボイルドを気取ったトラヴォルタでありましたが、のっそりした身のこなしでのアクションが微笑ましい。ハナシとしてはそこそこだったので演出の拙さが際立つ作品でした。 鑑賞後DVDジャケットを見てビックリ。誇大広告、詐欺の部類かと。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-10 00:20:34) |
2083. アンダーグラウンド(1995)
「黒猫・白猫」のハチャメチャさに大いに楽しませて貰えたのですが、同じようなテンションでありながら「もう、いいから、くどい、つまんない」サッパリでした。 「昔ある所に国があった」1941年から1992年迄その国でのマルコ、クロ、ナタリアの喜怒哀楽が描かれていますが、彼等の心の内を考えようとしても馬鹿騒ぎに邪魔されて、長さにグッタリさせられました。 葬儀から窺える巨星チトー大統領亡き後あっという間にバラバラになって殺し合う国々が再び一つになる事は夢の又夢を感じるラストシーンに点数を。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-07 19:30:13) |
2084. 狼たちの報酬
《ネタバレ》 ケヴィン・ベーコン、アンディ・ガルシア、ブレンダン・フレイザー、フォレスト・ウィテカーでこの邦題、期待するのは私だけでしょうか。騙された私がアホやねん♪ですわ(憔)4つのハナシが一周回って元の位置に何とか繋ぎ合わせたところに1へぇですが、無理矢理感に白けると共に全員のお粗末な振る舞いに激萎え。ブレンダン・フレイザーの棒読み台詞に苦笑ですが無言の佇まいはなかなかのものでした。+3点 [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-04 01:59:40) |
2085. ウソはホントの恋のはじまり
あなた好みの女になりたい♪ 男性版なお話。 価値観はまだしも趣味趣向を完全一致させる必要がどこにあるのか。 魅力皆無の小利口な青年のウダウダぶりが退屈で寝落ち寸前。 尺の短さだけが救いだった凡作です。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-02 16:29:59) |
2086. ゴーン・ベイビー・ゴーン
《ネタバレ》 何の気なしに本サイトを見て(反省)強烈なネタバレ食らって(自己責任)からの鑑賞。 少女誘拐事件の真相に迫る探偵サンのお話。 皆が子供の為に良かれと思っての行動ですが、無理筋過ぎて白けます。 極め付けが探偵サンの正義感。怒りにかられて無抵抗者を後ろから撃ち殺しておいて一応悩むけど頬被りしたままブタ箱に入らない者が説く遵法精神に「どの口がそんなお説を垂れるのか!」 全編に亘って皆の「ご都合主義」にまみれた正義ヅラに監督のドヤ顔が重なる不快な作品でした。 諸悪の根源ヘリーン演じたエイミー・ライアンのリアル屑っぷりに喝采 +3点 [インターネット(字幕)] 4点(2023-04-24 13:30:39) |
2087. 2300年未来への旅
衣装の安っぽさに興を削がれたまま盛り上がる事無く終了。マイケル・ヨークお疲れ様ではあるものの、感情無きマネキン芝居にガックリするところです。名優ピーター・ユスティノフが出演する作品ではなかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2023-04-18 16:30:12) |
2088. マーティ
当時の感覚なのか行き遅れが強調されている男女のお話。結婚したらしたで苦労が待ち構えているところも描かれています。(まぁ、結婚というのは親族もろもろ抱えての事なので当然かと) 淡々とした善人役でも包容力を見せるアーネスト・ボーグナインは流石の存在感ではありますが、彼を含めオスカー4部門受賞には到底思えなかった平板で退屈な作品でした。 [DVD(字幕)] 4点(2023-04-17 11:41:22) |
2089. マリリンとアインシュタイン
歴史上の有名人4人が織りなす会話劇。何が言いたいのかワケワカメ。冒頭から終わりまで何の感情も湧かずポカーンとしたままのひとときでした。8時15分に点数の全てを。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-04-08 15:56:16) |
2090. 恋はデジャ・ブ
《ネタバレ》 タイムループもののラブコメ。つまんない日常から抜け出すには自身が変わんなきゃって事で善行を重ねる姿があざとくて興に乗れない。目的はそれしか無いよねな結末にも白けまくり。これを野暮と言うなら野暮で結構。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-03-23 14:39:23) |
2091. 走れ走れ!救急車!
脚本が雑で話が何処へ向かうのか分からず全く興に乗れません。ハーヴェイ・カイテルの棒読み芝居に白け、先日亡くなられたラクエル・ウェルチの地味~な存在も歯痒い。名のある監督による凡作が残念。 [DVD(字幕)] 4点(2023-03-05 02:18:59) |
2092. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 アラン・アーキン&グレッグ・ギニア目当ての鑑賞。ウジウジ辛気くさい家族再生ロードムービーとしてそれなりの作りを淡々と眺めておりました。お目当て二人は可も無く不可も無し(これでオスカー受賞???唖然) 目を背けたくなったゲスなミスコンながらも一家揃って舞台での馬鹿騒ぎで場をぶち壊したのには反吐が出ます。まぁ、辛気くさいままお開きになるよりマシと言えばマシなのかもしれませんが・・・ 爺さんの負け犬論に点数の全てを。やらずに後悔するのならやって後悔したほうがマシなのでしょうね。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-26 00:02:52) |
2093. あこがれ (1958)
ペラペラ喋るナレーションが憎悪や復讐を連呼するのが鬱陶しい。男の子が抱くあこがれは理解出来るものの、徒党を組んでるところに悪質さを感じてしまいました。知識無しだったのであっという間のお開きに驚くやら、これ以上血圧が上がらずに済んでヤレヤレやら。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-22 01:41:25) |
2094. レイジング・ブル
40年程前に劇場鑑賞しているのですが、ブヨブヨの腹以外はきれいさっぱり忘れています。ジェイク・ラモッタの栄光と挫折が描かれていますが、知性良識のカケラもない下劣でチッチャイ男のつまらない話に監督の独り善がりを感じました。ファイトシーンも皆一緒で作戦戦略何も無しで単にどつきあってるだけで盛り上がらない。デ・ニーロのオスカー受賞理由は腹以外で何かあったのか? プッツン不足のジョー・ペシも歯痒い。 驚く程の期待はずれ作品でした。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-19 00:17:49) |
2095. その手に触れるまで
《ネタバレ》 示される宗教観が空恐ろしい。自分が怪我を負い死にそうになって、殺そうとした教師に助けを求める子供。自分に害が及びそうになると梯子を外して保身に走る大人。言葉もありません。監督はこれらの姿に何を示そうとしたのか。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-15 00:12:06) |
2096. 翼に賭ける命
ダグラス・サーク監督作と言うことで鑑賞。 何年か前にテレビで見たエアレースが思い浮かぶもので、パイロット・妻子・整備士の愛憎に割り込む新聞記者のお話。 整備士の人柄に無理筋を感じて盛り上がりきれずに終わった作品。 レース映像はなかなかの迫力だったのが好感。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-11 20:06:05) |
2097. 私はゾンビと歩いた!
編集がマーク・ロブソンと言うことで鑑賞。 戦前のゾンビものが興味深かったのですが、心が病んだ物言わぬ美しい女性の生ける屍状態を指すようで、彼女を操るブードゥ教が少しだけ不気味だったという肩透かし。愛憎話もメインと言えない盛り上がりに欠けるものでパッとしない作品でした。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-11 19:50:26) |
2098. フライングハイ
一応筋の通った起承転結ではありました。オープニングからエンディングまでギャグと名作のパロディで1㎜の隙間も無く埋め尽くされておりました。全く笑えませんでした。不快さは無かったので、目くじら立ててけなす事も無く、ただただ自分には合わなかったという作品でした。カリーム・アブドゥル=ジャバー、エセル・マーマン、エルマー・バーンスタインが参加しているのに無限へぇであります。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-09 01:26:07) |
2099. 戦争の犬たち(1980・アメリカ)
敬愛するフレデリック・フォーサイスの原作は未読。 作戦に緻密さが無い。手に汗握れない。大どんでん返しが無い。 お目当てクリストファー・ウォーケンもパッとせず。 原作を読んだ後では1点か2点になるのであろう凡作でした。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-07 02:53:37) |
2100. ゴヤの名画と優しい泥棒
《ネタバレ》 崇高(?)な動機があったとしても名画泥棒は犯罪行為。罰を甘んじて受け入れたら惚れたのですが・・・ 真相が分かっても考えは変わらず。 お目当てヘレン・ミレンは冴えないにも程があるオバチャン役を何故引き受けたのか疑問でしたが、 彼女のツッコミに段々とこの夫婦が英国版人生幸朗・生恵幸子ご両人に見えてきてなかなかの味わいでありました。 実話というのに100へぇです。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-05 23:53:55) |