2101. ヨコハマメリー
《ネタバレ》 久しぶりに号泣し、心が打ち震える程の感銘を受けたドキュメンタリー。 横浜は伊勢崎町の名物白塗りおばあちゃん“メリーさん”を追ったドキュメンタリーではあるが、実質的には、シャンソン歌手の永登元次郎氏の人生が綴られた構成になっている。 若き日の想い出、死ぬほど愛した人との想い出、それらが永登元次郎氏の歌には込められている。 DVDに特典映像として収録されている、永登元次郎ラストショーを観た時、人生というものの美しさ、儚さ、残酷さ、そして素晴らしさに心を打ちひしがれた。 私も、死ぬ間際にはこういう心境で死を迎えたい。 そう、切に思った。 本作を観た後に、このDVD特典映像を観ることをオススメする。 この特典映像を観ることによって、この作品と出会えた事の感動が、心にざわざわと湧いてくるに違いない。 本ドキュメンタリーは、紛れもない傑作。 この映画を作り上げた監督に賞賛の拍手を送りたい。 [DVD(邦画)] 8点(2009-04-20 00:08:19) |
2102. 南無一病息災
ほのぼのとした感じはいいのだが、退屈な「にっぽん昔ばなし」にしか思えない。 [DVD(邦画)] 3点(2009-04-19 00:21:10) |
2103. 水のたね
《ネタバレ》 どうみても、浦島太郎のパクリ、、いや、アレンジ。 はい、めでたし、めでたしで、おもろーない! [DVD(邦画)] 1点(2009-04-19 00:19:53) |
2104. 番場の忠太郎 瞼の母
はっきり言って、話の内容は古過ぎて面白くはない。 きっとこれは、無声映画独特の雰囲気を味わうべき作品であろう。 [ビデオ(邦画)] 4点(2009-04-19 00:17:52) |
2105. 若い人(1937)
後のリメイク版、市川崑監督、池部良主演の『若い人』を観たことがあったので、ストーリー的に何ら興味を持てなかったのが、私にとって致命傷となり、退屈極まりなかった。 しかも、市川崑監督版の方が良かったし。 それでも、元祖の『若い人』を観るという価値はあるだろうけど。 それにしても、この時代の豊田四郎監督は、いまいちな作品が多い。 後年に味わい深い名作を残した監督とはとても思えない。 [映画館(邦画)] 4点(2009-04-19 00:16:27) |
2106. 王将一代
《ネタバレ》 ナンミョーホーレンゲーキョーナンミョーホーレンゲーキョーナンミョーホンレンゲーキョー・・・ しまった! またリメイク観てもうたー! ストーリーを楽しめないからリメイク系は楽しめない気質なのに・・・ でもあのブラックなラストにはビックリ。 なかなか最後にくわせてくれます。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-04-19 00:08:44) |
2107. 土と兵隊
《ネタバレ》 ドキュメンタリーでこそないものの、戦争の様子を何の飾り気もなく映像化した本作は、まさに戦争の過酷さを痛いほどに焼き付けている。 土まみれになりながら、ひたすら攻め進む日本兵たち。 支那をひたすらつきすすむ兵隊たち。 本作は、戦争の様子をただ単純に映像化しただけの作品で、はっきり言って楽しくない。 面白味に欠けるその内容たるは、耐え難く至極退屈である。 [ビデオ(邦画)] 0点(2009-04-18 20:48:12) |
2108. 少林寺武者房
ご都合主義的な剣アクション(どう考えても素手より強いハズだし、もっと深く切れるはず)や、勧善懲悪的なストーリーには、どうも馴染めなかった。 だが、それらはそもそも少林寺映画や西部劇などの根源的な問題点なので、本作で特別に指摘するつもりはない。 本作の最大の問題点は、伏線のまったくない強引なストーリー展開であろう。 特に最後は無理に終わらせすぎ。 衝撃のラストとも取れなくもないが、ちょっと無茶苦茶過ぎるかな。 [DVD(字幕)] 6点(2009-04-17 00:01:30) |
2109. OK牧場の決斗
《ネタバレ》 最後の決斗は盛り上がるにしても、それまでがダラダラと長すぎる。 「退屈極まりないのは最後に決斗があるから我慢しろ」、と言わんばかりの長たらしさ。 それに加え、最後の決斗で6対4と頭数で不利であるにも関わらず、メイン二人は生き残り、残り二人も軽症、だけど相手は全滅という、あっけにとられるような都合の良さが決定的マイナス。 映像も綺麗だし、音楽も味があってよいが、やっぱりアメリカ映画はなぁ・・・という印象。 ただし、それとは別に、主演二人の演技は素晴らしい。 男としての魅力も存分に出ていた。 [DVD(字幕)] 5点(2009-04-16 23:02:39) |
2110. 大列車強盗(1903)
やっと観れた。 面白くはないが、1903年製作の映画で、違和感なく観れたのは凄い。 [インターネット(字幕)] 3点(2009-04-16 19:41:58) |
2111. イヴの総て
完成度の高い作品。 脚本が実に緻密。 役者陣の演技も巧い。 難を言えば前半のつまらなさ。 終盤の盛り上がりがあるとは言え、早送りしたくなるほどの退屈さ。 それと映像。 技術的な意味では素晴らしい映像だが、芸術的な意味では何もない。 又、女優陣も魅力に欠ける。 マリリン・モンローが端役で出ていたが、やはり彼女が一番輝いていた。 [DVD(字幕)] 7点(2009-04-15 00:52:51) |
2112. 展覧会の絵
手塚治虫があらゆる技法を駆使して、撮りあげた30分ほどの短編アニメーション。 内容はかなり暗く、観た後に気分がダウンした。 [DVD(邦画)] 3点(2009-04-13 20:04:52) |
2113. 詩人の生涯
ジャケツってなんやねん! それを言うならジャケットだろうが!! っていうか、そこまでジャケツ、ジャケツ言うなら、いっそのこと題名を「ジャケツ!」にすればいいのに。 [DVD(邦画)] 0点(2009-04-13 20:03:50) |
2114. 椅子
《ネタバレ》 アニメーション全集に収載されていたので、てっきりアニメーションかと思いきや、そうではなかった。 椅子しかない部屋に人を閉じ込めたら、どんな動きをするか。 それをただフィルムに撮っただけの作品で、面白くも何ともない。 実験的精神は認めるが・・・ [DVD(邦画)] 3点(2009-04-13 20:02:54) |
2115. アオス
グロテスク極まりない、しょーもないアニメ。 [DVD(邦画)] 0点(2009-04-13 20:01:55) |
2116. LOVE
《ネタバレ》 女が男を「ラブ!ラブ!」言いながら、ひたすら追いかける。 これが、単純な絵柄なのに、えらく恐ろしく感じた。 [DVD(邦画)] 1点(2009-04-13 20:01:16) |
2117. 死の十字路
《ネタバレ》 三國連太郎の老け役が凄い。 この作品から50年以上経つ現在においても、三國連太郎が現役であるというのが信じられない老け役ぶり。 前半の、風がざわざわと吹く山あいで、二人の人間を古井戸に沈めるシーンは、本作においては一番の見所ではないだろうか。 あの不気味さの演出は素晴らしい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-04-13 00:14:04) |
2118. セブン
《ネタバレ》 七つの大罪が全て実行され、しかもそれを実行した者に裁きが落ちる。 全て完璧。 そして、ラスト数十分の緊迫感。 ハリウッド映画ならではの演出の巧さを感じた。 ただ、七つの大罪とやらに関心のない私にとって、結局、そんなのどうでもいいじゃん、という気持ちになった。 [DVD(字幕)] 7点(2009-04-12 20:45:23) |
2119. さびしんぼう
---愛することはさびしいから、だから私はさびしんぼう--- 失恋が生む寂しさ、それを美しく言葉に現した素敵な言葉だ。 誰もが一度は経験する青春時代の失恋。 失恋の後に残るものは虚しさだけか? いや、違う。 寂しいというオーラに包まれたセピア色の想い出だ。 それは大人になっても、心の奥底に大切にしまわれているのだ。 失恋というものを、ただただ哀しいこととし、心の傷の様に思ってしまっている人には是非観てもらいたい作品だ。 もしかしたら、この作品を観たことがきっかけで、辛いというだけの想い出でしかなかった失恋が、ぐっと味のあるいいものに変わるかもしれない。 ねずみ色だった失恋の記憶が、セピア色に輝く失恋の記憶に。 タン、タン、タヌキの金玉は~♪ か~ぜもないのにブ~ラブラ♪ [ビデオ(邦画)] 7点(2009-04-10 00:09:29) |
2120. 偽牧師
相変わらずチャップリンの初期作品は肩の力を抜いて楽しめる。 ただ、本作は特別にチャップリンの動きの凄さ、面白さ、泣き所などが突出してはおらず、普通に楽しめるレベルであった。 それにしても、子供をあそこまで巧く動かすチャップリンの演出力は凄すぎる。 チャンプリンの子供や動物を操って演出する技術は、マジックという他ない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-04-09 00:49:01) |