2141. 月下の銃声
人間関係がイマイチ分かり辛く、ジメジメした辛気くさい展開結末に目を開けているのがやっとの状態。ロバート・ミッチャムのサイコパスを思わせる顔つきが辛気臭さに輪を掛ける。とりあえず入れときましょうかのようなロマンス描写は全削除でよかったかと。本作が傑作「罠」の前年に作られているという「へぇ」に+1点。 [DVD(字幕)] 4点(2021-12-30 16:21:23) |
2142. 007/ダイヤモンドは永遠に
シャーリー・バッシーによる主題歌が大好きな本作。コケ具合が甚だしい。ブロフェルドの陰謀が曖昧で攻防にハラハラ出来ず、カセットテープの件にどうでもよくなりました。シリーズ出演を辞めるにしても辞めかたが大事。良いものを作ろう≠儲けよう 残念な作品でガックリです。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-12-01 16:31:45) |
2143. 007は二度死ぬ
初見。舞台の殆どが日本なのは嬉しいところなのですが、ツッコミどころで埋め尽くされた脚本でのショーン・コネリーが痛々しくて楽しめず、まさかの怪作珍作愚作に呆然状態です。ケン・アダム流石の仕事ぶりに+1点。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-11-22 03:46:16) |
2144. ティエリー・トグルドーの憂鬱
ステファヌ・ブリゼ監督、ヴァンサン・ランドン主演、カンヌ男優賞受賞、フランス100万人動員。期待特大でしたがダメでした。集団解雇されたアラフィフ男の求職模様、並びに、万引Gメンとして摘発した客やレジ係の不正模様は結構に生々しいものの、辛気臭いだけのハナシを延々と見せられてウンザリです。社会が悪いから自分も悪いことしてしまうのだ、とでも言いたいのでしょうか。負け組と負け犬は別物だと言いたいところです。 [DVD(字幕)] 4点(2021-11-02 03:14:02) |
2145. 砲艦サンパブロ
あんな事こんな事のエピソードがダラダラと語られ先行きが見えずグッタリ。宣教師救出に向かうあたりからようやく画面に集中出来はしましたが結末もパッとせず。戦争の虚しさもさることながら本作の虚しさにガックリするところです。 [DVD(字幕)] 4点(2021-10-31 23:51:53) |
2146. たたり(1963)
お化け映画でお化けを見せない演出に監督のこだわりが見えるところで、館の外観がモノクロ映像効果でお化け映画の雰囲気を感じさせます。好感はそれだけ。脚本・演技とも一本調子で退屈な上に心の内をペラペラ喋りまくるジュリー・ハリスの鬱陶しさに辟易。結末にも「あ、そうですか」ENDマークに「終了、解散」あっという間に忘れてしまうであろう作品。 [DVD(字幕)] 4点(2021-10-26 15:17:59) |
2147. トロイのヘレン
エキストラ大物量戦闘シーンもやっさもっさしているだけで迫力を感じられず、脳天気なパリス王子にも白けっぱなし。生身の人間とは思えないロッサナ・ポデスタの彫刻美な姿に点数の全てを。 [DVD(字幕)] 4点(2021-10-24 23:53:31) |
2148. 影なき声
3年前の殺人事件の声の主に遭遇するところがピークで(宍戸錠(25歳)の不気味なオーラに惹き込まれたのですが)後は垂直落下のつまらなさ。二谷英明(28歳)と南田洋子(25歳)の硬直した棒な台詞回しにも嫌気がさす。ラストでおさらいのように顛末を説明されても腑に落ちないのですが考える気にもならないハズレ作品です。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-10-09 01:15:57) |
2149. 紙の月
《ネタバレ》 「使い込み」という言葉が流行った昭和48年滋賀銀行9億円横領事件が思い浮かぶ内容。 本作の梅澤は少女時代から「施してやっている(アタシって偉い)」自己承認欲求が強く尚且つ手癖が悪い。 アラサー? アラフォー? になってそこそこの暮らしを送りながら、欲求不満で大学生に手を出して転落してしまう。 普通が一番という事が分からない年頃なのでしょうか。 裕福なお年寄りから巻き上げる手口が胸糞の極みでコソ泥・かっぱらい行為を紙の月とかなんとか飾り立てているのには白けます。 本作MIP小林聡美が梅澤を演じるとふてぶてしさが前面に出てしまうので宮沢りえのキャスティングはナイスであり、彼女が高揚感に包まれてどんどん綺麗になってゆく姿は印象深いものがあります。 ブタ箱で臭いメシを食べる(死語ですか?)姿を敢えて見せなかったのでしょうか。モヤモヤが残ります。 [DVD(邦画)] 4点(2021-09-27 15:39:45) |
2150. mid90s ミッドナインティーズ
野暮な事を言います。子供達が言うところの自由は、1円も稼いでいない何の責任も伴わない者のイキリであって白けます。ただ、彼等が全員陰険でない気の良い子達で、尺の短さもあって完走できました。 [DVD(字幕)] 4点(2021-09-18 00:41:06) |
2151. 嘘をつく男
《ネタバレ》 お目当てトランティニャンは率直に言えば与えられた台詞を発しているだけなのですが、贔屓目で言えばこの無機質で淡々としたキャラクターに当てはまっています。自分は村の英雄ジャン・ロバンだと言ったかと思えばジャンの親友ボリス・ヴァリサだとも言う。ゲージュツ的な描写で描かれるジャンの帰還を待つ妻、妹、家政婦(三人とも微妙なお顔・・ゴメン)との絡みに辟易。嘘をつくというか矛盾まみれなオハナシが延々と続き、メチャクチャな時系列と併せて寝落ち寸前。当時のチェコスロバキアに於ける人間の本質、英雄か裏切り者かを問うたようにも思えるのですが、ついてゆけなかった作品です。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-08-31 11:37:43) |
2152. バンビ、ゴジラに会う
《ネタバレ》 ウィリアムテル序曲が流れる中でのバンビは幼稚園児が描いたよう。原作・脚本・振り付け・衣装・製作 marv newland のクレジットが笑える。そして、アレ。「あらまぁ」声が出ましたわ。こんな出会い方をするとはねぇ。映画とは呼べないシロモノではありますが、笑えたのと「あらまぁ」と話のタネになるのと引き合わせてもらった本サイトへの感謝に1点ずつ。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-08-06 03:02:47) |
2153. 戦慄の狼男<TVM>
《ネタバレ》 ジャケットからデヴィッド・ジャンセン=狼男と思ったのですが。中盤まで誰なのか分かりません。すぐに分かる演出から「あぁ、アンタか」分かってからは気が抜けて盛り上がりもなくお開きに。74分作とは言え、それより短い70分作の1941年「狼男」に比べてご贔屓俳優出演を差し引いても戦慄の「せ」字も哀愁の「あ」の字もない脚本はお粗末です。TV映画でも良作は沢山ありますが本作は凡作でした。 [DVD(字幕)] 4点(2021-08-05 23:14:53) |
2154. ザ・スクワッド
加齢が著しいジャン・レノ(67歳)のこういう役どころは観ていて痛々しい。かといって人間的な深みも本作では見受けられず。彼に取って代わってアルバン・ルノワールの活躍が目立っていました。手抜きの基礎工事(脚本)のせいで、派手な建物あっという間に崩壊な安い作品です。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-08-04 16:16:05) |
2155. エンド・オブ・キングダム
ロンドンを舞台にマイク・バニング、アッシャー大統領コンビの大立ち回り一大絵巻。リアリティのカケラもないストーリーでの害虫駆除のように殺しまくる姿はサイコパスそのもの。守られるべき大統領も逞しい身体能力で乱射するのが何ともはや。絶対安全緊迫感ゼロの二人を半笑いで眺めていました。何一つ考えないぶんにはストレス発散になるかも。トランプ前大統領がお好きそうな作品ですかね。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-08-02 12:03:22) |
2156. 古城の亡霊
《ネタバレ》 若き(26歳!)ジャック・ニコルソン出演の本作。観たいと思ってから40数年、prime 無料配信に出ているのに小躍りすると共にprime 恐るべし! ひれ伏します。 更に本サイトに登録されているというのに10000へぇ。 開始直後に登場したニコルソンのナポレオン軍中尉アンドレという後のキャリアからは考えられない役柄でのコスチュームに笑ってしまう。古城の謎に迫るホラーもので主演ボリス・カーロフ御大に劣らぬ存在感は流石ではあるものの、薄味な演技で物足りなさがありました。というか、脚本が辻褄があわないちぐはぐさで、荒れて見づらい映像も併せて全く興に乗れない怖くないホラーでした。 鑑賞後に分かった御大コーマン監督が古城(他作の使い回し)でのカーロフ(契約残り3日)のシーンを2日間で撮り終えて、あとは弟子達が代わる代わる9ヶ月かけて完成させたという、何ともはやな珍作です。 とは言っても中学時代に出会ってのめり込んだニコルソンの貴重な姿に観た甲斐は大いにありました。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-08-02 00:26:36) |
2157. 赤い闇 スターリンの冷たい大地で
《ネタバレ》 スターリンによるウクライナ人大虐殺。死んだ兄の肉を口にしている幼い子供達の虚ろな姿は、外貨獲得目的で食糧を取り上げる手口の鬼畜ぶりが極まるものでした。現地潜入し惨状を伝えようとする青年記者(報復により29歳で死亡)とピュリツァー賞受賞者でありながらスターリンの御用記者(天寿を全う)の姿に、真実を正しく伝える尊さと難しさを見せつけられます。ジョージ・オーウェル、エイダとのロマンスなど詰め込む事で展開がモタついて集中できなかったのが残念なところです。 [DVD(字幕)] 4点(2021-07-24 01:52:45) |
2158. 何がなんでも首ったけ
オープニングでの行き交う車の「ありえへん」模様に大笑い(+1点)で期待が高まったのですが。そこで終わってしまった作品です。他愛ないにも程があるストーリーでBBに魅力を全く感じられないとなると、どうしようもありません。 [DVD(字幕)] 4点(2021-07-14 15:42:08) |
2159. ウソから始まる恋と仕事の成功術
嘘が無い世界とは如何なるものか。興味を惹いたのですが、脚本家の役柄と全く同じな冴えない脚本で何一つ盛り上がる事無く終了した邦題同様に滑っている感満載の作品。 本サイトでのフィリップ・シーモア・ホフマンに即再見で発見「へぇ~」に+1点。 他の生物には出来ない嘘つき行為は他の生物に出来ない礼儀・思いやりが伴ってこそで、損得絡みではできる限り慎むべきと思うところです。 [DVD(字幕)] 4点(2021-07-11 14:04:33) |
2160. 我等の町
トーマス・ミッチェル&ガイ・ギビー、それぞれらしからぬ落ち着いた善人ぶりを見せるほのぼのホームドラマ。ウィリアム・ホールデン(22歳)良く言えば初々しい悪く言えば青臭い演技は観てるこちらが気恥ずかしい。進行役ナレーションは全削除でよろしいかと。頻繁にしゃしゃり出てくるのにイライラ。「観たら分かりますから」 [インターネット(字幕)] 4点(2021-07-06 12:09:06) |