201. ドライブイン殺人事件
《ネタバレ》 冒頭での首がスパッと落ちるのに力がはいったのですが。画質が恐ろしく悪く夜のシーンの見辛さに肩が凝る。犯人を見届けようと我慢を重ねたのをせせら笑うかのような舐めた結末に絶句。鑑賞後IMDBのTrivia欄にある脚本7日、撮影4日、(意味不明だった)倉庫シーンは尺を伸ばすため土壇場で追加・・・等々、大人とは思えない舐めきった製作過程に-1点。 [DVD(字幕)] 0点(2023-06-23 02:44:53) |
202. 野獣暁に死す
お目当ての仲代達矢は悪の親玉として誰よりも目立っておりました。出演するからには! 心意気が流石日本一の男優。(重低音のイタリア語を聞けなかったのは残念) しかしながら、ダリオ・アルジェントによる(驚)脚本、監督の演出がどうにもこうにもお粗末で全く盛り上がるところが無い珍品にして愚作でありました。 [DVD(字幕)] 3点(2023-06-21 16:50:48) |
203. きっと忘れない
《ネタバレ》 ブレンダン・フレイザー、ジョー・ペシ共演に食いついてしまった。 ペシの台詞回しと眼力は何時もながら惚れ惚れします。孫を目の前にした自業自得感にホロリと。キレて無くても名演ぶりが流石。 フレイザーの好演にも好感。 世間に出る君へのお話として捻りに欠けるものの一気に完走出来た良作。 [DVD(字幕)] 6点(2023-06-20 16:40:05) |
204. チケット・トゥ・パラダイス
バリ島ってこんなにも美しいのか!(鑑賞後、ロケ地がオーストラリア クイーンズラン州と知る) 景色、セット装飾、衣装の素晴らしさにウットリ。さらにジョージ・クルーニーのイケオジぶりにメロメロ。ストーリーは当たり障り無いものでしたが、眼福のひとときに満足であります。 [DVD(字幕)] 6点(2023-06-20 00:16:43) |
205. 聖なる狂気
ブレンダン・フレイザー、ヴィゴ・モーテンセン、アシュレイ・ジャッド共演というのに食いついて期待してしまった。 アシュレイ・ジャッドの役柄の下劣さに吐き気がする。観るに堪えないキャラに舌打ち。 ブレンダン・フレイザーは生真面目に狂気を演じておりましたが、脚本演出がお粗末なだけに痛々しい仕事ぶりに萎える。 ヴィゴ・モーテンセンも見どころ無く。 ポカーンと眺めていた結末の大立ち回りでの「愛してる」に血圧計が振り切れる「アホか!」 とどめの象さんとお靴にハズレ感を嫌と言う程味わう事に。 [DVD(字幕)] 2点(2023-06-18 20:22:54) |
206. 間違えられた男
《ネタバレ》 冒頭で監督が語る「これは実話です」が納得のドンパチも追いかけっこも無い地味~~~な作りです。 普通の男性がある日突然誤認逮捕される理不尽さが音楽効果もあって胃に堪えます。ヘンリー・フォンダが一貫して淡々としているのに、濡れ衣を晴らすシーンを待ちわびる。苦手な彼を初めて魅力的に思えた名演でした。更なる名演が奥さん役のヴェラ・マイルズ。予想もしてなかった驚きの展開での真に迫る壊れ模様が哀れであり、淡々と彼女を守ろうとするご主人にホロリとすると共に、間違えた奴等に怒り心頭。誰一人として一家に謝罪する者が居なかったのに血管ぶち切れ。 2年の月日を思うとめでたさも中くらいではありますが一家の後ろ姿にホッとするところです。 巨匠にしては異色作ながら印象深い良作でした。 [DVD(字幕)] 8点(2023-06-17 02:18:17) |
207. 潜水艦クルスクの生存者たち
《ネタバレ》 事故は当時テレビで取り上げられていて確か全員死亡だったはず。 救助を待ち続けた20数名と生還を待ち続けたその家族の物語。 原子力潜水艦は最新鋭なので軍事機密の観点から他国の協力拒否は分からんでもないのですが、危機管理能力が貧相で救助に向かう(端から見殺しかと思ったので意外)潜水艇がとんだポンコツというのがもの悲しい。 とどのつまりに救助を依頼して事故から9日後にノルウェー民間人ダイバー!が脱出ハッチを開け完全浸水を確認したという。 マックス・フォン・シドー演じる責任者は実際はプーチンだったとか。その彼が今も大統領とは・・・・ お目当てコリン・ファースはピッタリの役どころを淡々とこなしていました。 [DVD(字幕)] 6点(2023-06-14 00:52:55) |
208. 悪人と美女
《ネタバレ》 この題名でカーク・ダグラスとなれば灰汁の強い悪人の想像通りの人物。ハリウッド内幕もので敏腕プロデューサーにに手酷く裏切られた監督、女優、脚本家の回想録。それぞれが昔も今も業界のあちこちである話なのでしょう。超一流になった三人に仕事依頼する落ち目の敏腕がすげなく断られるのもあったりまえか。というかお願いするど厚かましさがカーク・ダグラスのキャラに重なる(ゴメン) 含みを持たせたラストショットですが私的に情けをかけたらまた裏切られるでと思うところです。 鑑賞後に知った腐れ敏腕のモデルがデヴィッド・O・セルズニックというのになるほど納得であります。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-06-13 00:17:01) |
209. 四十二番街
お目当てバズビー・バークレイによるミュージカルシーンはフットライトパレード、ゴールド・ディガーズには劣るものの、人間万華鏡の美しさ、パカッと開いて列車になる斬新さは流石の一言。完成するまでどれだけの時間を要したのか。 初日の幕が下りるまでを描いたドラマパートでラストショットの舞台監督のやりきった感が沁みるものでした。 ジンジャー・ロジャースを初めとする200人の青春ドラマを堪能出来ました。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-06-12 13:08:07) |
210. アラビアのロレンス 完全版
アカバの砲台が海に向かっているショットのみが、成せば成るのだという思いと共に子供心に焼き付いていました。観直してみて、後の苦渋がこの爽快感を掻き消しています。ロレンスの抱いた大望は、彼の優れた戦術と、国王の老練さ、アリの胆力、アウダの磊落さが一体となってこそ果たせるもので、一人のナルシストの限界を見せつけられました。「どんな血も直ぐに乾かしてしまう」砂漠。何事も無かったかのような佇まいの美しさ、静けさに比例した非情さを痛感させられます。 【2023.6.12追記】 劇場鑑賞叶いました。 お目当ての一つドライデン顧問(架空の人物)演じる最晩年クロード・レインズ。少ない出番ながら三枚舌外交をが透けて見える存在感で大満足。 腹に響く音楽、目を瞠る湯水のような出費が窺える壮大な映像での冗長に過ぎる演出はデヴィッド・リーン印。 純白の民族衣装が血と泥で薄汚くなるロレンスの青春物語にも思えた名作を堪能しました。 [DVD(字幕)] 7点(2023-06-12 09:49:55)(良:1票) |
211. 地球最後の男
予備知識ゼロ、ヴィンセント・プライス出演と言うことで鑑賞。冒頭、地球に独り生き残りになって3年という終末模様に、何でこうなった? 何で彼は感染しない? 生活は出来るの? この疑問に丁寧に答えてくれる律儀な作りに好感。 ワラワラと現われるゾンビ達は見た目は怖いのにする事が単純単調なのが残念。 結末が分からない。新たな世界にとって彼は邪魔だったのか? ヴィンセント・プライスは可もなく不可もなしでした。 リメイク作があるというのに1へぇです。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-06-09 23:24:39) |
212. 光に叛く者
《ネタバレ》 ウォルター・ヒューストンとボリス・カーロフの眼力が凄い迫力。気弱な好青年ではあるものの、あの状況で犯人の名前を吐かないのは二人に劣らない迫力でありました。哀れな青年に悔し涙を流すのかと思ったのですが・・・脱力の結末に唖然となりました。 92年前の刑務所ものはなかなかの見応えだった良作です。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-06-09 00:08:14) |
213. ジェントルメン(2019)
欲の皮が突っ張った男達のクライムアクション。今風というのか映像も台詞もスタイリッシュ。ヒュー・グラントがらしさを存分に発揮しての狂言回し役でのこれ以上無いゲスさが特筆もの。辛抱強く相手をしているチャーリー・ハナムの胸中「このゲスが」が透けて見える落ち着き振りが見応えあり。展開がめまぐるし過ぎて感慨湧かず。まぁ、感慨を求める作品ではないのでしょうね。 その昔アル様と共演した男前コリン・ファレルがうちの町内会で見かけるオッチャンと同じ様な姿なのが何か寂しい。ヘアメイク、スタイリストは一体何を(怒) [インターネット(字幕)] 5点(2023-06-07 15:30:31)(良:1票) |
214. ガーディアン24
強盗グループが使う道具は結構ハイテクなのに全員揃いも揃ってアホばかり。全編に亘ってギャアギャアわめき散らかすのにウンザリ。地獄の門番のような警備員がチャッチャと解決するのに1ミリの見応え無く。 [インターネット(字幕)] 3点(2023-06-06 12:43:04) |
215. 愛は霧のかなたに
《ネタバレ》 ダイアン・フォッシーのマウンテンゴリラ絶滅阻止の尽力を描いた実話もの。群れを守ろうとして殺され、その手で作られた灰皿で喫煙するクズに天罰が下らんことを。フォッシーが学者の立場を超えて憎しみで暴走するのを静かに諫めるセンバガーレ。彼女の最期まで常に寄り添い見守り味方であった姿が忘れ難いところです。程なくしてルワンダ虐殺が始まったのを思うと沈んでしまいます。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-06-06 12:33:19) |
216. 救命艇
救命艇の限られた舞台男女の漂流劇。退屈さを感じないものの、話にそれほど奥行き無く、プロパガンダ臭プンプンのドイツ人の扱いに、リアルタイムで観てない身には呆気にとられたところです。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-06-05 10:59:43) |
217. 暗殺者の家
知りすぎていた男の元作なのですね。銃撃戦がくどかったかな。ピーター・ローレはパンチに欠けるもののなかなかの存在感でありました。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-06-03 01:35:26) |
218. フェイズIV/戦慄!昆虫パニック
《ネタバレ》 恥ずかしながら、10年位前、白いノートパソコンに蟻が1匹歩いていて「あらま」始末して1分も経たないうちにキーボードからワラワラと現われて「ウワァァァ!」以来我が家は万全の蟻除け対策を。 トンデモ作品なのですが、ソウル・バス監督、ナイジェル・ダヴェンポート出演に釣られて怖々鑑賞。 超どアップ及び大群ウジャウジャは閉口しましたが、蟻と専門家2人の対等な対決模様は見応え満点。 女王蟻の元へ薬品を運ぶ際のリレーには嫌いなヤツなのに胸熱に。 お目当て二人も良い仕事をしており、蟻は大丈夫な方にはお薦めの逸品です。 [DVD(字幕)] 8点(2023-06-03 01:20:30) |
219. 去年の夏 突然に
《ネタバレ》 序盤、キャサリン・ヘプバーンがモンゴメリー・クリフト相手に戯言を喋り散らかすシーンの長いことといったら。寝落ち寸前でやっとこさエリザベス・テイラーが登場してセバスチャンは何故死んだかに向かって話が動き出す。近親相姦、同性愛はあり得るものの、子供達の襲撃は意味不明。タブーに切り込んでみたけれど空回り感の強い凡作。 モンゴメリー・クリフト老けたなぁ、覇気無いなぁ。アルコール依存と薬物濫用で降板させられるところを、親友のエリザベス・テイラーが彼無しなら私も降りるとごり押ししたそうで1へぇ。 [DVD(字幕)] 4点(2023-06-03 00:42:31) |
220. 文化果つるところ
舞台は何処なのだろうか。監督の蔑視を感じる住民達に嫌悪感を感じたところ。男優三人の熱演ですが見ていて嫌気がさしました。念願叶っての鑑賞だったので残念です。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-05-31 16:53:49) |