201. こちらブルームーン探偵社<TVM>
おばちゃんさんのおっしゃる通り。シリーズものなので、評価方法もむずかしいし。このシリーズは当たりはずれが大きかった印象がある。とはいえ、しゃれた雰囲気に内輪ネタたっぷりで全体としては7点はあげられる出来。って・・・レビューしてしまった^^;。 7点(2003-11-26 17:18:08) |
202. コーンヘッズ
《ネタバレ》 宇宙人が「不法滞在移民」というやましんさんの指摘に賛同。後発の『MIB』に、ブラックコメディとしての出来では抜かれたが、こちらもなかなかのもの。アメリカのTVコントは馬鹿馬鹿しい中にも強烈な批判精神が宿っているものが多い。このあたり、日本のお笑い番組にも見習ってもらいたい。 7点(2003-11-26 12:13:39) |
203. 交渉人(1998)
《ネタバレ》 元々主演にスタローンを想定していただけあって、決して頭脳戦ではない。また、ラストも手垢にまみれたサプライズであり、それほどのものではない。しかし、緊張感にあふれた雰囲気には見所があり、飽きずに楽しめる。惜しむらくはジャクソンが演じるとドラマ感が強くなりすぎること。やはり、スタローン主演で大作感あふれるダイナミズムを感じたかった。 7点(2003-11-26 12:00:16) |
204. ゴーストバスターズ2
《ネタバレ》 念願の続編で少々浮き足だち、演技にやりすぎ感が漂う。特に1と2の間ですっかり大物となったR・モラリスがでしゃばりすぎてしまった。また、ラストも、1のマシュマロマンに対抗するのではなく、逆にとっても小さいものを出すなどひねりを加えたほうがよかったのかもしれない。とはいえ、やっぱり久しぶりに3が観たい作品。でも、みんな今太りすぎだからなぁ。 7点(2003-11-26 11:54:43) |
205. 恋人までの距離(ディスタンス)
一般的には商業的でないとの理由でばっさりと却下されそうな設定。にも関わらず、映像化が実現するあたりにハリウッドの懐の深さを感じる。小品ではあるが、二人の微妙な心理状態が丁寧に描かれていて、とても好感がもてた。 7点(2003-11-26 11:10:19) |
206. 恋におちたシェイクスピア
シェークスピア好きが作ったエセ伝記といった趣きで、どの場面にも「こんな夢の映画を撮れて幸せだ」といった喜びが満ちあふれていて、観ていて一緒に幸福感を味わえる。俺はシェークスピアをあまり好きではないが、それでも随所に偉大な作家への愛を感じられた。できれば、前半の作家としての苦悩をもっと深く描いてほしかった。 7点(2003-11-26 10:44:07) |
207. ケインとアベル/権力と復讐にかけた男の情熱<TVM>
二人の男の皮肉な人生を壮大なスケールで上手く映像化している。テレビで本作を観た後原作小説を読んだが、原作をうまく刈り込んでまとまっていてよい。キャストも主演二人は役にはまっている。 7点(2003-11-24 21:56:22) |
208. ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer
《ネタバレ》 サブタイトルにあるように本作は『うる星やつら2』を下敷きにしている。ここに注目すれば本作は至って明瞭。全ては死に際に真山の腕の中で見た柴田の夢なのだ。恋に不器用な柴田は現実の恋というものを知らない。その結果、仮想的な恋の対象として真山を選び、その邪魔となる存在を次々と消していく。エゴイスティックでいて美しく痛々しい。なかなかいい締めくくりだと思う。 7点(2003-11-24 21:51:48) |
209. クロウ/飛翔伝説
脚本の出来としては決していいとは思えない。しかし、どうしても本作にはブランドン・リーの死がちらついてしまうわけで、大して彼に思い入れのない俺でも、観ていて涙が止まらなくなってきた。ダークな雰囲気を演出しつつ、主演スターの死に立ち向かった監督並びにスタッフの方々には拍手したい思いだ。 7点(2003-11-24 21:21:44) |
210. グラディエーター
R・スコット渾身の力作で最後までひきこまれる。しかし、R・クロウに主役としてのオーラはなく、プロットに上積みできなかった感が画面に漂っている、当初予定されていたM・ギブソン、S・スタローンといったオーラを持ちつつも観客に共闘精神を持たせられるスター俳優が出演していたらもっと説得力を増したことだろう。演技力とスター性が異なることを証明した作品。 7点(2003-11-24 18:48:22) |
211. 恐怖の岬
俺もどちらかといえばオリジナル派。シンプルにぐいぐい押すパワーはこちらの方が上。R・ミッチャムの悪役ぶりもいい。スコセッシ版も好きだが、哲学的な装飾がつきすぎていて、また別物という印象すらある。考えてみれば、オリジナルを凌駕しようと上乗せしていくことこそが本来のリメイクの姿勢だと思う。そういう意味では、とても理想的な両者の関係である。 [映画館(字幕)] 7点(2003-11-24 12:24:05)(良:1票) |
212. キャノンボール
中身なんてまるでないのだが、キャストの豪華さで最後まで突っ走る映画。なんかこういうタイプの映画には細々と批評するのはナンセンスかな。甘いけど7点。 7点(2003-11-24 11:33:59) |
213. 北の国から '92巣立ち 前編・後編<TVM>
純くんがたまちゃんと『南極物語』を観ていたころ、俺は彼女とエロビデオを至って普通に観ていた。俺は汚れてしまったのだろうか? それとも純くんが天然記念物なのか? 7点(2003-11-24 03:59:58) |
214. カンパニー・マン
《ネタバレ》 複雑に構築したプロットに困惑しつつも、中盤からはオチまでが一気にわかる一本道。独特の映像美が鼻につき、途中だれてしまったのも事実。そう考えると決して高い点数を与えられる完成度ではない。にも関わらず、愛する女のために身の危険を冒してまでも闘った主人公を見せられるとパブロフの犬状態で感動してしまう。眼力王さんの例えにのっかると現代版『トータルリコール』か?! 主人公を演じた俳優の豹変ぶりも見物の一つ。 7点(2003-11-23 21:05:33) |
215. トータル・リコール(1990)
《ネタバレ》 ディックファンとしては、やはりアクション大作としてではなく、クローネンバーグに不条理な世界を描いてほしかった。とはいえ、『ロボコップ』の成功で上昇気流に乗っていたバーホーベン監督のパワフルな演出にもそれなりの魅力があり、飽きることなく最後まで楽しむことができた。また、モニターでのみ登場のスパイ役もシュワが意外と好演していたのが印象的。 7点(2003-11-23 09:30:22) |
216. ターミネーター3
本来ならばキャメロンが演出をするのがベストなのは当然だが、J・モストゥのアクション演出も決して悪くはなかった。不評のN・スタールも父親カイルを彷彿とさせるルックスで目的を失った青年の成長を上手く演じている。中盤のプロットの停滞が不満だが、負け戦必至の勝負に挑み、ラストでは深く観客を悩ますテーマを突きつけたモストゥに何はともあれ拍手を送りたい。 7点(2003-11-23 08:52:32) |
217. ガメラ 大怪獣空中決戦
ギャオスを生物と捉えた脚本が素晴らしい。特撮マニアではないが、夕陽に映えるギャオスは確かに美しかった。残念なのは、演技が稚拙なキャストが多かったこと。金子修介監督も残念ながらギャオスと違って人間は上手くコントロールできなかったようだ。 7点(2003-11-23 05:27:40) |
218. 蒲田行進曲
《ネタバレ》 文句なしに面白い快作。男同士の狂おしい愛が涙と笑いを誘う。(「同性愛」という意味ではない・・・念のため)とここまでは満点なのだが・・・個人的にはあのラストはいかがなものか。映画が虚構であることは重々承知しているが、何も監督自ら観客の夢を唐突にさめさせる必要はないだろう。観客にとって映画だけが自ら選択し、自ら覚めることのできる夢なのだから・・・。 7点(2003-11-23 05:20:10) |
219. カフス!
今観るとどうかは疑問だが、まだ若かった公開当時には、スレイターのはじけっぷりが面白く感じたものだ。それで友人にすすめるとみんながこぞって『カフス!』ファンになったのも懐かしい思い出。T・ゴールドウィンやミラが出ていたが、そちらの印象はあまりない。採点はきっとかなり甘め。 7点(2003-11-23 05:10:16) |
220. 顔のない天使
ニック・スタールの独特な雰囲気が素晴らしい。これで主演がJ・アイアンズやD・D・ルイスのような深みある俳優であったならばもっとよかっただろう。ラストの抑えた演出といい、監督としてはM・ギブソンは充分合格点。 7点(2003-11-23 01:33:38) |