201. 戦場のメリークリスマス
理解できない暴力が繰り広げられる。欧米人から見た日本はこんなだったんだろうか。たぶん、そうなんだろうな。俺達はこの映画を見て「過去の過ち」を反省しなけれないけないんだろうか。しかし、脚本が弱く、素人の俳優をつかっているときては、心に訴えてくるものは何もない。映画作品としては失敗作だ。唯一、音楽だけはよかったので、それに2点進呈する。 2点(2004-01-24 10:37:42) |
202. 菊次郎の夏
やる気のないコントを陳列した映画。しかし、売れない芸人みたいに、意味もなく「チン」を陳列するのはやめてくれ。 1点(2004-01-24 10:30:01)(良:1票) |
203. その男、凶暴につき
殺伐とした暴力が陳列されているだけの映画。暴力を振るったり、振るわれたりする人々の心が描かれているわけでもなし、かっこいいわけでもなし、暴力自体に込められた何かがあるわけでもなし。監督の力量が足りないというよりは、監督の内面世界が元々こんなものなのかもしれないと思う。 2点(2004-01-24 10:27:48)(良:2票) |
204. キリング・フィールド
ポルポトの残虐行為は、誰かが描かなきゃならなかったが、しかし、この映画のような形ではない。狂った連中の中で、少しでもまともなところのある奴は英語やフランス語を話す。そして、主人公を助けようとするのは欧米人。こうした構図から伝わってくるメッセージは明確だ。だからアジア人たる私としては、腹立たしさしか感じない。いつか、カンボジア人自身による「キリングフィールド」を見てみたいものだ。 0点(2004-01-23 22:55:39) |
205. ミッドナイト・エクスプレス(1978)
実は、おもしろかったんです、見たときには。冒頭、逮捕されるときの緊張感といい、刑務所内での閉塞感といい、ほとんど満点をあげたくなるくらいでした。しかし、その後、ユルマズ・ギュネイ監督の作品なんぞ見てから、私の心の中でこの映画はすごい悪臭を放ち始めました。私がこの映画を通じて得たトルコ人の印象は、血も涙も、文化も文明もない、ただただ残虐な生き物というものでした。しかし、ギュネイ監督の作品を見れば、そうした印象がいかに事実に反しているかが分かります。ある民族についてステロタイプのレッテルをはりつけるような映画は、胸くそを悪くさせるものでしかありません。 0点(2004-01-23 22:49:52)(良:1票) |
206. ピアノ・レッスン
ダンナがかわいそうすぎ。結婚するまで一度も会ったことがなかったとはいえ、ダンナと一緒にやっていこうという努力のかけらもみせず、ピアノに執着し、○×するなんて。ラストも腹立たしい気分になるだけだった。 4点(2004-01-23 22:33:02) |
207. めぐり逢い(1957)
「めぐり逢えたら」が好きなので、この映画も見てみた。「めぐり逢えたら」では、女はみんなこの映画(めぐり逢い)が好きで涙を流すのに、男はそういう女を見て呆れるやら、驚くやら。で、私の感想なんですが、私は男なもんで、まぁ、そういうことです。 4点(2004-01-23 22:23:37) |
208. ピアニスト
特殊な性的嗜好を持ち、人格に問題のある女が、異常な行動を起こすが、誰にも受け入れられない。あたりまえだ。監督は何を伝えたかったのだろう。異常者の孤独だろうか?とにかく、後味の悪い映画だった。 3点(2004-01-23 22:19:18) |
209. いつか晴れた日に
「巡り逢えたら」のなかで、映画「巡り逢い」を見て女はみんな泣くのだが、男達はそれを呆れて眺めているというのがあったなぁ。この映画もそのタイプかも。見ていて呆れるくらい定型的な展開で、ほとんど呆然としてしまう。ハーレクイィンロマンスってやつもこんな感じなんだろうか。 4点(2004-01-22 23:08:48) |
210. ターン/TURN
あんな世界にいきなり放り込まれて、あんなに平然としていられるんだろうか。誰もいない世界でただ一人という設定のSFはいくつも読んだが、この映画の描写はいまいち。脚本家は「実際どんな気持ちがするだろうか」って、考えてみたのだろうか。最後も、どうしてそうなれたのか、説得力と盛り上がりに欠けていた。 それにしても、男優は他にいなかったのだろうか。なんか、ぶちこわし。 4点(2004-01-21 22:44:01) |
211. ラストシーン
これといって良いところが何もない映画だったなぁ。俳優もぱっとしないし、肝心のジョニー吉長さんも、ちょっとねェ。幽霊も全然「らしく」なかったし、現代の撮影現場のばからしさを誇張したところもあまり面白くない。唯一印象に残ったのは、昔スパナを落として殴られた小道具さん?の男が、ジョニー吉長を睨み付けるところ。ちょっと良かったですよ。 4点(2004-01-21 22:36:34) |
212. 禁断の惑星
今見ると、特殊効果などショボい感じはするが、30年以上前、小学生だった頃に初めて見て感じた、あのワクワクする気分は忘れられない。遠い過去に滅亡した異星人、残された未知の技術、宇宙船の旅。こどもの日の空想は果てしなく、見た日は一日中ぼーっとしていた....最近になってもう一度見たが、どういうわけかミニスカートが気になって、気になって。 8点(2004-01-21 22:25:44) |
213. 悲しみは星影と共に
《ネタバレ》 私がこの映画を見たのは30年以上前のこと。既にストーリーの細部は記憶のかなたにかすんでしまったが、その悲しいラストシーンと美しいテーマ曲は心にしみついて、いまだに忘れられない。この映画は、一言で言ってしまえば、ナチスドイツによるユダヤ人迫害の話なのだが、近年公開された戦場のピアニストやシンドラーリストなどのどの映画よりも涙をさそう。主人公は盲目の弟と二人暮らしの若い女性。弟の目はきちんとした治療を受けられれば治るのだが、そんなことは望み得ない。しかし、姉は弟にいつか必ず治るからといってきかせ、青空や花などの美しさを語ってきかせる。だがその二人の周りでは、戦争とユダヤ人迫害の影が日に日に増していくのだ。 <<ここからネタバレに入ります>> ラストで収容所行きの列車のなかで、姉が弟に語って聞かせる。「これから、お医者さんのところに行くのよ。そこで治してもらえば、目が見えるようになるのよ。」「ねぇ、ねぇ、お姉さん、今何が見えるの?」 窓もない貨物列車のなかで、他の人々の絶望に満ちた目に囲まれながら、彼女は美しい景色を語り始めるのだ。 9点(2004-01-18 21:49:46)(良:1票) |
214. ニュー・シネマ・パラダイス
中年男さえ涙を流すというので、中年男たる私も映画館へ足を運びました。しかし、ストーリー性があるわけでもなく、イタリアの田舎町の日常を淡々と見せられても、退屈なだけでした。これが日本のどこかの田舎町であれば、たぶん心の琴線に触れてくるものもあったかもしれませんが。 4点(2004-01-18 10:36:27) |
215. ベルリン・天使の詩
《ネタバレ》 天使達が苦しむ人間たちを救えず、ただそばにいて見ていることしかできない。それを白黒画面で描いた前半は秀逸でした。しかし、画面がカラーとなり、主人公の天使が人間となってからは、陳腐としかいいようがありません。その理由の一つは彼の「饒舌」かもしれない。天使という過去生をもつ神秘性がかけらも感じられない。 4点(2004-01-18 10:32:22) |
216. ノイズ(1999)
いやー、皆さん酷評されてますね。おもいっきり楽しんで見ちゃった私は、どこかおかしいんだろうか?宇宙からきた未知の何者かが夫のなかに潜んでいて、それに気づいているのが妻ただ一人。ありがちなストーリーではありますが、助けのないなかで一人追いつめられていく妻の恐怖がひしひしと伝わってきました。 それにしても、映画って見る人によってずいぶん感じ方が違うのですね。 7点(2004-01-18 10:24:56) |
217. モナリザ
《ネタバレ》 ジョージ、女なんてそんなもんさ。よそ行きではない顔を見せられたあんたは、つい女に心を寄せたのだろうが、あいつらにとって自分以外の人間は利用するためのものでしかないのさ。唯一の例外が血のつながりかな。あんたの最後の選択は正しいよ。幸せな老後がくることを祈っているよ、ジョージ。男友達も大切に。 6点(2004-01-18 10:16:06) |
218. 耳に残るは君の歌声
主人公の女性が数々の苦難を乗り越えていく物語ですが、よかったのは少女の子役のかわいさくらいかな。ストーリーは平板で、成人した主人公を演ずる女性は、逆境にあるにしては幸せそうな表情をしているなど、どうみても失敗作だなぁ。 3点(2004-01-17 20:27:38) |
219. 羊たちの沈黙
小太りのおっさんが出てきて人を食うなんていわれてもねぇ。白けるだけですよ。 5点(2004-01-17 20:21:47) |
220. 恋におちて
よき妻と子がいながら、街ですれちがった程度の人妻に接近していく男。こんな人って、ちょっとおかしいんじゃないか。幸せな家庭より、新たな刺激の方が大事ということなのだろうか。人生に対して不真面目すぎやしないか。まったくもって、見ていて不愉快になる映画だった。 3点(2004-01-17 18:43:23) |