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マイカルシネマさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 258
性別 男性
年齢 35歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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201.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
イラク戦争を起こしたアメリカにとってはまさにタイムリーな映画。この映画を見て不快感を持たなかった人にはこの映画は何の価値もなくなるでしょう。暴力に継ぐ暴力、そして力のあるものに対する嫌悪感を抱かせる事がこの映画の真の目的なのです。ジミーは典型的な「アメリカの男」を体現しており、デイブはその逆なのもそういった皮肉によるものです。結局、ジミーに家族を幸せにするために罪の意識にさいなまれながらも生きていかねばならないという重荷を背負わせる事で単純なバッドエンドともいえない微妙なラストに持って行っているところがまた素晴らしいです。ジミーの奥さんの「あなたにはあと二人娘がいるのよ」という言葉に、彼女がジミーに前妻のことを忘れさせようとする独占欲の強さを感じたりもしました。それと、デイブを中心にこの映画をもう一度見直してみてください。彼は誘拐されて以来、死人のようでした。そして、彼は少年に対して性的関心を持つ人間になってしまい死んでしまうのです。ラストでデイブ以外の夫婦はそろっているという構図をこれで理解できる人もいるのではないでしょうか。劇中で本当に3人が再会できたシーンがないのも興味深かったです。
[映画館(字幕)] 9点(2005-03-31 17:31:37)(良:1票)
202.  プレデター2
1作目とは対照的なつくりですが、こっちはプレデターの能力や小道具が大いに活用されていてそういったところは面白かったです。ストーリーは1作目より凡庸で盛り上がりに欠け、ハリガンを主役にしたことが緊張感をとことん削いでしまっていました。しかし、ロサンゼルスというとっておきの舞台はプレデターにあっていましたし、もうちょっとストーリーをしっかり作ればいい映画になったと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2005-03-31 17:31:06)
203.  8人の女たち
最初から最後まで画面に惹きつけられっぱなしでした。なんと言うか、監督のセンスの良さに感心させられるところが多かったです。役者一人一人の個性を浮き彫りにしたような配役の妙(ピエレットとオーギュスティーヌは特にハマリ役)、最初は極めて一般的なイメージを持たせておきながら、後半でその真相が暴かれていくのですが、役者たちの熱演も手伝って全く違和感を感じさせないところがすごいです。こういった役者たちの力を最大限まで利用しきれるところがオゾン監督の持ち味でしょう。さらに、それに影響されるファッションセンスも非常によく、とくにルイーズの服装が前半は似合わないのに、後半で崩れていくと似合ってしまうところがうまいと思いました。ミュージカルとミステリはあくまでもこの映画の色付けでしかないでしょう。そういうところに期待して見ていてはこの映画を楽しめないと思います。
[地上波(吹替)] 8点(2005-03-31 17:30:52)
204.  ターミネーター3 《ネタバレ》 
出来としてはそこそこ面白かった方です。一晩の出来事に終わった1作目に対し、日中の出来事になっていますね。アクションの出来は2作目に比べT-850は重い、などSF色の濃い戦いになりましたが、無駄が多く、特徴をあまりうまく活かしきれた戦いになっていません(T-850のプログラムの設定もそう)。ラストがあっさりしすぎた印象を受けるのも、脚本の弱さからくるのでしょう。しかし、1本のアクション映画としてみれば結構面白く、1,2作からの雰囲気はしっかりと受け継いでいるし、1,2作目のオマージュともいえるシーンが連続するのは見ていて楽しかったです。T-850がヘリコプターで登場するシーンなどの見せ場を抑えた演出もよかったです。ストーリー的には少々説明的になりすぎているのが痛いですが、現在と未来のエピソードが交差していてなかなか良いと思いました。なによりも、2作目のラストで生じる矛盾をどう解決するか、という点では「12モンキーズ」のようなラストがやっぱり一番だったのでしょう。ジョン・コナーのキャラにはがっかりさせられた人も多いですが、私にとっては彼の人間的なところが逆に魅力でした。ジャッジメント・デイが起こらなかったことでただの犯罪者に成り下がり、T-850の出現で再び人類救済のリーダーとなる重荷を背負わされる事になった彼の心情を理解できた人はいたのでしょうか。そんなコナーに対し、T-800とは明らかに異なるT-850が「君は私の探していた人物ではない」というシーンが辛辣でした。こういった一連の出来事が逆に彼を成長させたのでしょう。T-850のキャラは乾いた雰囲気を作り出していてよかったと思います。「命令を聞くようにプログラムされていない」というエピソードをもうちょっと工夫すれば、ジョンの指導者としての成長過程を描く事も可能だったんではないでしょうか。それでも、ラストで人気のないシェルターで終末観を漂わせる演出は悪くないと思いました。ただ、劇中で未来で起こる事もいくつか言ってしまっているので(ジョン・コナーは暗殺される、など)、あまり4作目には期待し切れません。
[映画館(字幕)] 7点(2005-03-31 17:29:45)
205.  ペイ・フォワード/可能の王国
ドラマとしては微妙な映画でした。もともと私は原作もあまり好きな方ではないのですが、この映画は「世界中に広める」という、重要な点が弱くなっているような気がします。レポーターが自分にされた行為の根源を探る、という展開が全てになった事によって世界中に広まった実感がかなり薄れた印象でした。ラストでやってくる車の数々も原作同様、メディアに先導された「いい子ぶってる」人たちにしか見えないし・・・。原作との相違点で一番まずいのは犯人を少年にしたことでしょう。犯罪の象徴として捉えるにはリアリティがなさ過ぎて。ラストまでやるせない気分で見てしまいました。
[ビデオ(吹替)] 4点(2005-03-31 17:29:32)
206.  ターミネーター2
私は特別編の方を先に見ましたが、こっちはやはり「不完全版」というしかないほど足りな過ぎです。キャラ説明における重要なシーンをいくつか省いているため、サラが警備員を半殺しにしたり、T-800が学習したり、ラストのジョンの一連の行動に説得力がなさ過ぎます。というわけで、特別編の評価から-2させていただきます(「真」のT-2の評価は特別編のレビューを見てください)。
[地上波(吹替)] 8点(2005-03-31 17:28:29)
207.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
話全体のまとまりとしては3作目のほうが面白いと思います。前半部と後半部のつながりに欠け、考古学者の立場が一番無視されているような気がするので。なによりも、ウィリーとのやり取りが見ていてうんざりする出来でした。ただ、後半部の舞台の独特の世界作りや、アクションシーンの連続はさすがによく出来ていて楽しめました。アトラクションの一番作りやすい映画だ、ということも再確認しました。
[地上波(吹替)] 7点(2005-03-31 17:28:06)
208.  ゴッドファーザー PART Ⅱ 《ネタバレ》 
若きドンであるビトーとマイケルの対比が彼らのキャラだけではなく、二人の生きた時代の差にもある事に注目したいです。ビトーがドンになれたのは彼が街の人々と信頼関係を築き上げたことにあるのでしょう。しかし、亡き父の後を継いだマイケルは逆にドンとしての地位を確立するうちに親類たちが自分から離れていってしまうのです。この違いは家庭をないがしろにする現代の社会人の様子を反映しているのではないでしょうか。マイケルは皮肉にも孤独な状況になる一方でドンとしての仕事は成功していったのですから。ラストで彼を待ち構えるのは逮捕でも死でもなく、社会人としての哀愁をたたえた姿でした。さすがに、娯楽映画としての見方では1作目より低くつけざるを得ませんが、一般的な続編映画とは違い、1作目と合わせてマフィア映画の最高峰といえる映画でしょう。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-03-31 17:27:29)
209.  ミッション:インポッシブル
導入部のミッション失敗はディテールの作りこみや緊張感からいってなかなかいい出来なのに、後半部でやたら突っ込みどころの多いストーリーになっていった気がします。言ってみれば、良くも悪くもトム・クルーズの映画になってしまっていました。なによりも、TVシリーズのファンを無視した「反則」的なオチがまずかったのではないでしょうか。まぁ、キャスティングの時点でオチは読めてましたけど。しかし、ラストのヘリコプター追跡のシーンなど、娯楽映画としてのレベルはなかなか高いと思いました。もうちょっとベアールに存在感ある役をやって欲しかった気もしますが。
[地上波(吹替)] 6点(2005-03-31 17:27:14)
210.  フィフス・エレメント
ベッソンのコミカル・アクションの先駆けとなる記念碑的な作品、この映画は頭を空っぽの状態にして観るに限ります。ストーリーは妙にテンポの良すぎる展開、ご都合主義、とってつけたようなコーベンの経歴とカンフー、メッセージなど突っ込みどころを上げていたらきりがありません。ベッソンもこれだけ面白そうなSFセットを使いながらどうしてこんなありきたりなストーリーにしてしまったのでしょう。前半部をコメディにしてしまったのが後半のシリアスな展開にほとんど説得力を持たせないのです。前半でただ馬鹿なだけだったエイリアンが後半で急に強くなってるし、ゲーリー・オールドマンも今回はイマイチでした。ただ、こういったストーリーとドラマの部分さえ無視すれば楽しめるシーンは結構あるわけで、裏ブレードランナーのような都市デザインや、迫力あるアクションシーンは理屈抜きに引き込まれました。特にオペラはすごかったです。M・ジョボヴィッチも演技下手で最初はなじめなかったですが、結構なはまり役だったと思います。海外でそこそこの評価を受けるのも少しはわかるような気はしました。
[地上波(吹替)] 6点(2005-03-31 17:25:43)
211.  アモーレス・ペロス
個人的に気に入ったエピソードは3つ目だけでした。オクタビオのキャラとストーリーには感情移入できず、2つ目のエピソードも消化不良な感じでした。この時点で見るのをやめようかとも思いましたが、3つ目は全体的に寂しい雰囲気とエルの境遇がツボにはまり、好印象でした。荒野を旅立っていくラストシーンも好きです。話のまとめ方はといえば、あまりうまい演出とは思えませんでした。3つのエピソードが交錯するシーン以外は印象に残らず、効果的とはいえません。音楽も前半部はその場のノリでつけたような曲で後半部でやっと画面になじんでくる、という次第。ただ、3人が事故によってどうなったかの対照はいいですね。ある者はわずかな希望すらも失い、ある者は絶頂からどん底まで落ち、ある者は人生を見つめなおす機会を得る。それぞれのエピソードに絡む犬も象徴的に用いられており、テーマを作り出しています。そんなわけで、踏みとどまって7点です。
[ビデオ(吹替)] 7点(2005-03-31 17:24:10)
212.  ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 
緩急自在の演出が素晴らしいですね。最初の30分は笑いっぱなしでしたが、ジャックが別れた妻に会うくだりから話にシリアスな雰囲気が混じり、無口なマデューカスとの交流が始まり、話はゆったりとしたロードムービーに変化します。全体的に寂しい荒涼とした風景でのロードムービーとしても私は気に入りました。FBIになりすましてバーの店主をだますマデューカスはクールでかっこよかったです(笑)。ラストで別れを告げる二人の表情の演技が素晴らしいです。それまで硬い表情だったマデューカスが本当の笑顔を見せたところが印象に残りました。ただ、退屈ではありませんでしたが、ちょっと長すぎの感じはしました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-03-31 17:23:55)
213.  エンド・オブ・デイズ
監督の演出が見事に空回りしているような印象を受けました。設定はなかなか良さそうなので、前半で期待はしたのですが、後半部で脚本の弱さが露呈してきて興ざめしました。サタンの存在が思ったほど恐怖の存在にならなかったのが最大の失敗でしょう。「オーメン」、「エクソシスト」に比べるとやはり設定を誤った感じがあります。ただ、P・ハイアムズの演出は独特の雰囲気を作り出す事に奮闘しているようでちょっと哀しいものがあります。監督も作品選びにもっとこだわるべきでした。G・バーンの起用も本当にもったいないです。
[地上波(吹替)] 4点(2005-03-31 17:23:29)
214.  エド・ウッド
見たときは素直に面白いと思いましたが、同時にあらゆる意味でバートンの映画への愛を感じる作品でした。エド・ウッドは残念な事に才能はなかったけれども、映画への情熱と底抜けの楽観的な性格がベラ・ルゴシなどの映画仲間(制作会社以外)を惹きつけたのでしょう。しかし、物事を明るく捉える一方で落ち込んでしまうところもあるのには本当に同情してしまいます。どうせ、彼が自信作だ、と言ってもこっちには駄作だとわかっているわけだから。ルゴシの哀愁に満ちた生き様も印象的でした。「フランケンシュタインの話は私にも来ていた。」というシーンは心に響きます。映画がどんな結果になろうとも彼は親友としてエドを信頼し、励ましたのでしょう。マーティン・ランドーの演技は本当に素晴らしかったです。オーソン・ウェルズとの共演シーンも内容はどうあれ苦労人の共通する悩み、という点で非常に興味深かったです。当時のオーソン・ウェルズもある意味では本当にエドと似たもの同士だったのかもしれません。ラストで観衆を映さなかったのもムードを壊されず、好印象でした。
[DVD(字幕)] 9点(2005-03-31 17:23:08)
215.  マルコヴィッチの穴 《ネタバレ》 
なんか前半と後半で話が別物みたいになってました。前半部は奇妙な舞台と登場人物たちが独特の世界を作ってていい感じでしたが、後半の愛憎劇にあまり感情移入できなかったのが痛い。後半部も潜在意識の世界の描写とかはすばらしいのですが、同情すべき被害者である2人を逆に憎らしく思ってしまうのが最大の失敗でした。結局、いちども入っていないマキシンのほうが最悪の「ヴィッチ」でした。しかし、カウフマンの脚本には破錠がなく、体面ばかり気にする人間のおろかさをうまく表現できていたと思います。後半部が暗い内容になったのはそういった人間批判に話をもっていったからでしょう。それだけに皮肉なラストは重く響きます。伏線も重要なところに張られているのでそれらの点は評価したいです。前半部だけか、後半部のドラマをもうちょっと感情移入しやすく出来てたら9点でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-03-31 17:22:54)
216.  真実の行方 《ネタバレ》 
二重人格物はよくテレビで特集するのでラストの予想は大体付いていましたが、それでもシリアスな雰囲気を壊さずバッドエンドに持っていく演出はうまいと思います。先の読めない法廷シーンは緊張感に満ちていて引き込まれました。エドワート・ノートンの演技は言うまでもありませんが、リチャード・ギアの演技にも私は注目しました。名声ばかり気にしているかと思えば、アーロンの弁護を勤めるうちに本来の自分に戻ってくるあたりが実に魅力的で、それでいてラストで「人間の本質は善だ」という自分の哲学を否定された彼の切ない表情がとても印象に残りました。名声に背を向ける彼の変化の見せ方もよかったです。2人が始めて打ち合わせをしたときにアーロンが笑ったのもラストの伏線の一つとなっていると思います。これも信用の置けない人間社会に対する批判映画の貴重な一本でしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2005-03-31 17:22:40)
217.  ニューヨーク1997
スネークを演じるK・ラッセルの無骨さや、荒廃したビル街などのハードボイルドな雰囲気は好きです。ただ、全体的に地味な作りが気に入りませんでした。さきほどあげたビル街もゾンビ映画に使って欲しかった気はしますが、犯罪者立ちの巣窟としてはイマイチ感が強かったです。スネークの強さを実感できるシーンも少ないし、畳み掛けるようなストーリー展開でなかったのが痛かったです。はっきり言うとアクション映画としての要素はかなり薄い感じでした。ラストシーンはカッコいいですけどね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-03-31 17:21:38)
218.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 
見始めたときは豪華客船にしては乗客が少ないなぁとか、転覆時に乗客が落ち着きを取り戻すのが早すぎるぞとかツッコミばっかり入れていたのですが、終わる頃にはあっという間だったなぁ、と思ってしまいました。この映画はパニック物というより、アドベンチャー映画としての出来が素晴らしいです。主要登場人物を前半部でうまい事減らしているし、話の山場で一人ずつ死んでいく緊張感はその後のパニック映画に多大な影響を及ぼしていると思います。転覆、ということで所々の舞台設定が非常に秀逸ですね(トイレまで逆さなのには笑ってしまった)。なによりも、牧師役のジーン・ハックマンがとてもかっこよかったです。リーダーだからといってクリーンすぎる人物でもなく、彼のいうとおり乗客は奇跡に頼らず、自分たちの力だけで脱出してみせたのです。最後のハックマンの勇姿も彼にふさわしく、余韻を残してくれました(スーザンの片思いはちょっとかわいそうだったけど)。ワイルド・バンチのアーネスト・ボーグナインも好演でした。ラストで後ろを振り返って悔しそうな顔をするシーンが印象的でした。ただ、足手まといの役と反抗的な役とがはっきり分かれてたのは痛かったです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-03-31 17:21:22)
219.  12モンキーズ 《ネタバレ》 
始めてみた頃はまだ、テリー・ギリアム監督の事も知らず、題名と表紙の胡散臭さからあまり期待せずに見始めたのですが、本当にこの映画を見てよかったです。古今のタイムトラベル物に矛盾を感じる事の多かった私にとってこの映画のオチは文句なしに気に入りました。全体的に伏線の張られたストーリー自体もいいですし、正直言ってここまで手の込んだタイムトラベルのストーリーはドラえもん以来でした(あまりすごそうなイメージはないが)。ラストはたしかにハッピーエンドではありませんが、虚無な未来に生きていた囚人のコールにとって20世紀で過ごしたことが最高の幸せであったのではないでしょうか。テリー・ギリアムということで近未来のデザインと多少怪しげな機械もツボにハマリました。
[DVD(字幕)] 8点(2005-03-31 17:21:06)
220.  ソウ
これは久々の掘り出し物でした。とにかく、ドンドン意外な事実が判明したり、回想シーンを入れたりと話の展開が非常にうまいです。登場人物たちの人間関係が少人数ながら工夫されていて一番のお気に入りです。もちろん、詰め込みすぎたストーリーでもあるのでいくつか突っ込みどころはありますが、それを感じさせないぐらい説得力を持たせているのもいいです。全体によく伏線が張られているし、終盤で冷静だったゴードン医師が狂っていってしまうところなんかはよく出来ていますね。惜しむらくはラストの判明シーンに「アイデンティティー」ほどの恐怖感が薄い事、それと時間が余り重視されていない事です。題名ももうちょっとかっこよくして欲しかったなぁ。まぁ、それはいいとして、劇場でのショックを考えれば9点を上げてもよかったんだけど・・・「セブン」ほどのテーマの重苦しさがなかったのでこの点数です。 できれば、監督(初監督!)と脚本家の2人には「キューブ」の二の舞にならないような次回作を期待しています。
[映画館(字幕)] 8点(2005-03-31 17:20:47)
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