Menu
 > レビュワー
 > チャーリー さんの口コミ一覧。11ページ目
チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 552

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728
>> カレンダー表示
>> 通常表示
201.  恐怖の報酬(1977)
W・フリードキンの実力がいかんなく発揮された作品。W・フリードキンは続編をやらない主義でもあるのかという程、続編&リメークというのはやらないディレクターですが、数少ないリメーク作。90年代に入ってから「十二人の怒れる男」のリメークもやりましたね。実はW・フリードキン、リメークも凄く巧い。何気に「十二人の怒れる男」のリメークもTV用だったらしいのですが、なかなか面白かった。で、この「恐怖の報酬」もオリジナルに負けじと劣らず面白い。緊張感あるスリルとサスペンス、特に崩壊寸前の桟橋のシーンはオリジナルの転回所のシーンの迫力をも超えた感すら。ですが残念ながらドラマ性ではオリジナルにかなわない。
8点(2002-04-14 01:24:37)
202.  ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
とにかく派手な映画。活劇もホラーも中途半端だった前作に比べれば遥かに面白いけど、後半の背景はほとんどCGによって構成されているので、なんかアニメを観ているような妙な気分になってしまい、チョット好きになれなかった。とりあえずはS・ソマーズの開き直ったかのようなサービス精神旺盛な演出を楽しむべき作品で、この映画に中身を求めちゃいけない。最近じゃ珍しい、愉快なアドベンチャー活劇。
8点(2002-04-11 15:23:26)
203.  喝采の陰で
確かにA・パチーノ版「クレイマー、クレイマー」といった感じですが、映画としては社会派だった「クレイマー、~」と比べればファミリー・ドラマに徹していて好き。劇作家のアーサー・ヒラーが撮った映画だけあって、映画自体も舞台劇みたいだし、主人公の職業も劇作家。ただ映画の組み立てはしっかりしているし、A・パチーノも好演。ですが...やっぱり映画の質は「クレイマー、~」の方が上。
8点(2002-04-10 16:37:28)
204.  昼下りの情事
巨匠ビリー・ワイルダーが珍しくじれったい演出を施した傑作。ラストの駅での2人のやり取りのジラし方が大変巧く、最後の最後まで見逃せない。ヒロインの父親を演じたモーリス・シュバリエの存在感なしにこの映画は語れません。確かにゲーリー・クーパーは年配の役者ですが、その辺は流石に名優と謳われるだけあります。難なくこなしています。若き日のA・ヘップバーンも美しく、誰しも彼女のシャンプーを洗い流してあがたいと思ったはず。
8点(2002-04-09 18:34:36)
205.  イギリスから来た男
私もソダーバーグの映画は好きになれないけど、この映画は別格。凝りに凝った編集スタイルを駆使して、殺伐とした主人公の行動が機敏に描かれている。ストーリー自体は、なんらたいしたものではなく、娘は殺されたのでは?と思っているイギリス男が単身、アメリカで真相を探るだけの話し。でもそんな平坦なストーリーもソダーバーグの語り口の良さが乗り切ってしまう。逆に言えば、ソダーバーグの映画にはそんな複雑なシナリオはいらないような気がします。
8点(2002-04-06 22:49:44)
206.  月の輝く夜に
確かにアカデミー賞云々で観てしまうとイマイチかもしれませんが、一種のイタリア移民のファミリーの大らかな日常を微笑ましく描いているホームドラマなんですよ。そう思って観ると、昨今増えゆく亜流の映画に比べると、クオリティが高いと思う。シェールは私も好きな女優ではありませんが、オペラを観に行くと言ってめかしこんだ時の華やかさは否定できない。一時期不振が続いたノーマン・ジュイソン快心の一作です。
8点(2002-04-04 22:53:24)
207.  ジャスティス(1979)
これだけやってオスカーを獲得できなかったA・パチーノが可哀相なくらい大熱演。基本的にこの映画は脚本とパチーノの芝居だけで見せ続けると言っても過言ではなく、ノーマン・ジュイソン監督の演出も少し大袈裟な気がしてストーリーに乗れなかった。とは言え、積もり積もったフラストレーションを一気に発散させたかのようなラストシーンは、こちらとしてもずっと胸の中でムズムズしてたものを取っ払ってくれたような爽快感があり、作り手の狙いは的を得ている。ジャスティス[=正義]の観念の盲点を鋭くえぐった、なかなかの力作サスペンス。
8点(2002-04-02 19:24:05)
208.  デッドゾーン
鬼才D・クローネンバーグのベストワークというのには賛同します。この映画、数あるサイキック・ホラーの中でも抜群に面白いし、よく出来ている。主演のC・ウォーケンも繊細さや優しさ、正義感の強さがよく表現されていて、彼の熱演によりラストがより切なくなっている。最初から最後まで程よい緊張感が続き、D・クローネンバーグの演出もピンポイントに定まっていて、比較的万人ウケする作品でもある。
8点(2002-03-31 21:14:22)
209.  ナビィの恋
まぁ正直言って、物語自体はとてもスケールの小さなナビィおばぁの恋愛を描いているんですが、本来ならチョットした描写で終わりそうなところを1時間30分強という時間をタップリ使って余すとこなく沖縄の離れ小島の魅力を伝える好編。いい意味でローカル色豊かで、土地の人々の大らかな性格がよく表現されていて、皆、生き生きとしていてたいへん良い。言葉のミックスにも出ている通り、沖縄は72年の領土返還などの問題があったけれども、この映画の登場人物はそんな体験もあまり重く考えずに、今を大切にして生きているというのが十分に伝わってくる。
8点(2002-03-22 09:42:26)
210.  断崖
ヒッチコックの映画としては確かに異色と言えば異色ですが、やはりクライマックスの断崖絶壁を疾走する車中でのヒロインの葛藤の撮り方は巧いと思います。数少ないアングルだけであれだけのスリルを演出できるとは、ヒッチならでは。ケーリー・グラントも熱演してるが、ヒロインのJ・フォンテインがとにかくキレイ。
8点(2002-03-20 15:41:35)
211.  ビクター/ビクトリア
ドタバタミュージカルをブレーク・エドワーズが上手に第一級の映画に昇華させた秀作ですね。中でもゲイのマネージャー(?)を演じたロバート・プレストンのラストの“ビクトリア”は忘れられない熱演です。近年のこういうミュージカル・コメディーは少なくなっていますが、本当に気分のいい心地よい演出で最初から最後まで乗り切ってしまうあたりはお見事。ですが元気の良かった前半に比べ、後半は少し息切れか。
8点(2002-03-19 14:53:36)
212.  地球に落ちて来た男
デビッド・ボウイとニコラス・ローグという“妖しい2人”が組んだ炎の70年代が誇るカルト・ムービーの一作。あまりに話しが難解(?)なため、付いていけなかったというのはあるけど、それでも見どころの多い一編。やたらと脱ぎたがるボウイは正直、嫌だったけど、反面、ボウイ独特のキャラクターがこの映画の最大の魅力だから仕方がない。ただ目玉にピンセットをもっていったり、胸の辺りにメスを入れたりと、何気にショッキングな描写が多いから注意されたし。その意味不明さゆえ、多少嫌味に感じる部分があることは否定できないけれども、全体的にはカルトなムードに満ち溢れたSF映画の佳作だと思います。
8点(2002-03-16 01:10:02)
213.  ロジャー・ラビット
そこそこ面白かった。それ以前にこの映画の場合は、かつてない革新的な映画であることをもっと褒められるべきだったと思う。基本的に撮影できたこと自体、当時のテクニックの集合体そのものであり、スピルバーグ工房には頭が下がる思いだ。主役のボブ・ホスキンスもこの手の映画にはちょうど良い配役だったと思う。だがラストの方は、ワンパターン化してきたので、さすがに飽きてしまった。
8点(2002-03-13 00:37:17)
214.  デリンジャー(1973)
本当に凄まじいまでのバイオレンス描写。ただこの映画、バイオレンスの潔さが無い。だからペキンパーのバイオレンスと凄く似てるんだけど、なんか大味に見えてくるんです。主役のジョン・デリンジャーを演じるのはW・オーツ。他の犯罪者の追従を許さない鬼のような銀行強盗を見事に演じ切っている。しかも感情移入をさせない、つまり悪役に徹した悪役。だが途中からFBI捜査官も悪役に見えてくるという演出の妙。現代じゃ作れない隠れた傑作だ。
8点(2002-03-05 17:56:48)
215.  背徳の囁き
まぁ随分と単純なキャラばかりによって成り立つ映画なんですが、それがR・ギアの存在感が大きいせいか、映画的にはそこそこ面白くなっている。A・ガルシアがR・ギアの思うツボのように操られていくわけなんですが、この構図が何とも上手に描かれていく。裏切りが裏切りを呼ぶダーティーなポリス・サスペンスの佳作だと思う。ですが少し脚本に修正点あり。
8点(2002-03-04 12:01:55)
216.  ミッドナイト・エクスプレス(1978)
自業自得としか言いようがない男が主人公。映画としては一流の出来、だが残念ながら好きな映画とは言えないし、やや一方的な描き方も好きになれない。だが終始スリリングな展開で見せていく演出は秀逸そのもので、心臓の鼓動を応用させた手法も巧い。観終った後は、ドンヨリとした重さが残るが、爽快感に欠けるのが残念。それは演出がまずかったのではなくて、単に主人公が自業自得だと思えてしまう私に問題があるからなのだろう。アラン・パーカーのベストワークと言える出色の出来ではないだろうか?
8点(2002-02-23 12:00:37)
217.  偶然の恋人
あまりに評判は良くないようですが、良いですよ、これは。決して悪くない。派手さもなく、キャスティング的にも“華”が無いと言われそうですが、登場人物自体が“華”なんてありませんから、ある意味賢いキャスティングだと私は思いますけどね。実際にアル中だったって説があるくらいで、B・アフレックの依存症の姿には妙な説得力が(笑)。抑制が効いていて、それとは反面に恋愛映画としてのツボはしっかり押さえています。最近の恋愛映画の中では、スパイスが効いていてお薦めです。
8点(2002-02-21 12:45:21)
218.  ワイルド・アット・ハート
鬼才デビッド・リンチが描く少し病的な世界観。キレまくった映像センスにスタイルはこの映画で正しく爆発している。ニコラス・ケージも、ローラ・ダーンもキレっぷりのいい演技でたいへんよろしい。難を言えば、中盤が少しだけ退屈か。
8点(2002-02-19 16:24:57)
219.  事件を追え
全然期待してなかったせいか、妙に味のあるミステリー・サスペンスといった趣きで面白かった。脚本も良くて、さり気ない演出にも余裕が感じられる。K・マクギリスの美貌も健在(←失礼!)。登場人物が一人一人、しっかりとキャラクターが出来ていて、いい味を出していると思う。強いて言えば、悪役が弱いかな(?)。いかんせん地味過ぎるため、陽の目を浴びることのない作品だとは思う。
8点(2002-02-18 14:35:22)
220.  殺しの分け前/ポイント・ブランク
リー・マーピンの情け容赦ないバイオレントな行動をジョン・ブアマン独特のテイストで迫っていくフィルム・ノワール。しつこいまでのフラッシュ・バック効果によって、不思議な感覚を得るという一種の“体験”映画になっている。だがブアマンの映画は個人的に好きにはなれないので、この点数が限度(ちなみに近作「テイラー・オブ・パナマ」は彼らしくない良作です)。
8点(2002-02-15 22:36:15)
000.00%
110.18%
271.27%
3193.44%
4285.07%
5478.51%
6509.06%
78415.22%
813123.73%
912422.46%
106111.05%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS