2201. 次郎長三国志 第二部 次郎長初旅
どうも乗り切れない。 しかも、本作はいかにもつなぎのお話といった感じで、次が楽しみといった内容だった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-11-05 21:12:14) |
2202. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/完全版
オリジナルがただでさえ長いのに、更に長いモン観ちまった!しまった!! [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-10-29 19:32:16) |
2203. 警察日記
神保町シアターにて鑑賞。 久松静児監督特集にて。 正直、眠かった。 何故かっていうと、退廃的なものがなく、出ている人々はただ心の温かい人達ばかりで、まっすぐすぎるからだ。 警察官という職業に対する、ただ真面目なだけという個人的なマイナスイメージも手伝った気がする。 世の不条理さを嘆いたものや、一筋縄ではいかない男女の汚れた恋愛など、毒気を好む私には合わなかったのだろう・・・ [映画館(邦画)] 5点(2008-10-19 00:13:41) |
2204. 生きている画像
フィルムセンターにて鑑賞。 期待していたほど面白くもなかったが、かといってつまらないわけでもない。 大河内傳次郎は、本作では特別なオーラを感じなかった。 [映画館(邦画)] 5点(2008-10-15 19:54:30) |
2205. リンダ リンダ リンダ
予定調和すぎる流れと、都合よすぎる本番直前の雨アクシデントがマイナスポイント。 ただし、若々しさあふれる登場人物たちにエネルギーをもらうことはできた。 プールに綺麗な素足を浸らせるシーンが印象的(見所誤り)。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-10-05 18:45:36) |
2206. セックスと嘘とビデオテープ
80年代の日本映画とアメリカ映画は、どうも若い男女がカッコ悪くて仕方ないが、本作もその例にもれない。 どうしてこんなにカッコ悪いのか。 主要人物である男2人と女2人。 この4人のいずれに対しても、私は魅力を感じなかった。 ヨーロッパ映画なんて、50年代でさえも女優がもっとオシャレでかっこいいというのに・・・ セックスを題材にしているが、セックスに対するアメリカ文化の認識が理解できて、その辺は良かった。 しかし、最後がどうも消化不良気味。 そして全編に横たわるソダーバーグ風味の効いたダイアローグの数々がどうもかったるい。 だけど、良い意味で言えば、ソダーバーグのオリジナリティが発揮された作品なのではないか。 ダイアローグに独特のスパイスが効いていて、俳優陣の表情なんかも細かく表現されている。 好みな作品ではないが、それなりに楽しむことはできた。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-27 08:36:58) |
2207. 午後の遺言状
これは評価をするのが難しい作品かなぁ。 なんといっても、見所は往年の名女優、杉村春子が主演をはり、しかも遺作であるところ。 そういう凄いキャリアをもった女優さんなんだ、という認識がないと、ただ単にダラダラと老女同士がしゃべくる映画に感じてしまうことだろう。 でも、本作における杉村春子と乙羽信子の会話って、どうも大したことがない。 何だか、本当にその辺のおばあちゃん女優がしゃべっているかのようだ。 ピークを越した往年の名俳優って、歳をとったらこんなもんなのかな・・・と思ったら、杉村春子、なんと本作の時には90近かったのか!と驚いた。 その歳で主役をはること、それ自体が既に凄いし、伝説の女優の姿を21世紀近くに拝めるわけだから、本作の功績と監督である新藤兼人のチャレンジ精神は特筆すべきだ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-09-21 22:54:23) |
2208. エデンの東(1955)
内容的に魅力を感じられる部分がなかった。 ジェームス・ディーンも、単なるガキといった風情で魅力を感じない。 ただし、映像的には素晴らしいものがある。 これが1954年製作だとは到底思えない素晴らしさ。 しかし、映像技術だけが先行し、内容が全く伴っていない。 まるで、最近の流行りの日本映画のようだ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-16 23:38:06) |
2209. 最後の切り札(1942)
東京・銀座「有楽町朝日ホール」にて、宿願叶っての未見ジャック・ベッケル作品の鑑賞に成功した。 ベッケル作品の鑑賞は、これで8本目。 まだまだベッケル作品を観て見たい! それはそうと、本作だが、どうも期待はずれだった。 犯罪もので、ミステリー色も豊かなので、普通に楽しめる内容になってはいるが、ベッケル作品として期待して観てしまうと、どうも物足りない。 ベッケル作品に、ベッケルファンが期待するもの・・・それは、「傑作」の二文字である。 ベッケル作品には傑作が多いので、普通の出来では、もはや満足がいかないのだ。 [映画館(字幕)] 5点(2008-09-07 00:15:54) |
2210. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
考えてみたら、これがシリーズ第一作なのだから、見ているはず。 [ビデオ(字幕)] 5点(2008-09-04 00:34:18) |
2211. グラマ島の誘惑
《ネタバレ》 フィルムセンターにて鑑賞。 尺の割にとても長く感じた。 近くにいた他のお客からも「長く感じた」の一言が。 川島作品の中でも、こういったワイルドな作品はどうも苦手で、そういった印象は本作でも同じだった。 変に戦争批判や皇族批判、そして原水爆批判などを喜劇の中に織り込んだもんだから、シリアスなのか喜劇なのか分からない中途半端な出来となっている。 つまり、シリアスさと喜劇がうまく融合していないのだ。 笑える部分も、他の川島喜劇に比べて少なかった気がする。 本作を観て、「川島監督の疲れ」のようなものを感じてしまった。 なんか、作り手である監督も疲れているし、そこで演じさせられている森繁やフランキー堺も疲れてしまっているような気がした。 その疲れが、観ているこちらまで伝わってきて、観た後もどこか爽快になれない。 そんな印象が残った作品であった。 [映画館(邦画)] 5点(2008-08-24 16:15:49) |
2212. 生命の冠
《ネタバレ》 シネマヴェーラ渋谷にて、生活弁つき上映で鑑賞しました。 若き頃の原節子出ている、というのがちょっとしたプレミアですが、ほんとチョイ役でした。 でも可愛らしかったですね。 本作は、北方の地で蟹漁を営む会社の、数奇な運命をリアルに追っていきます。 経営者はとても正義感が強い人物なのですが、これがあまりに堅物。 正義感が強いのはいいが、ここまで融通がきかないと、経営者としては失格ですね。 結果として、会社は倒産しましたし。 周りも始めは猛反対していたのに、何故だか経営者のヒューマニズムに巻き込まれ、一緒に倒産。 こりゃダメだ。 都合がよすぎる。 お誂え向きのストーリー展開は、少し嫌気がさした。 [映画館(邦画)] 5点(2008-08-11 19:24:49) |
2213. 虚栄は地獄
おそらく内田吐夢監督作品としては、視聴可能なものの中で一番古い作品なんじゃないでしょうか。 それだけでも観た価値はあったと思っています。 場所は、渋谷の「シネマヴェーラ」という映画館。 なんと、生まれて初めて生活弁を体験しちゃいました。 活弁士の方がとても美人でした。 着ている服も高そうでした。 本作は、コメディ映画で、15分たらずの短篇です。 特別面白くもありませんが、1925年という製作年からすれば、かなり良い方だと思います。 [映画館(邦画)] 5点(2008-08-11 19:18:43) |
2214. 魔術師
《ネタバレ》 ベルイマン作品としては異色作。 まずベルイマン作品に共通するテーマである「苦悩」というものが描かれていない。 しかも、最後はハッピーエンド。 なんか拍子抜けだし、なんだか物足りない。 やはりベルイマン作品には“陰なる刺激”を期待してしまう。 [ビデオ(字幕)] 5点(2008-08-09 10:44:47) |
2215. 足摺岬
とにかく暗い。 決して退屈という作品ではないが、とにかく暗いのだ。 木村功は大根気味だが、ここでもそれなりの存在感を発揮。 津島恵子は、お姉さん的で優しさが滲み出ていて、とても魅力を感じた。 そういや、森川信の若い頃って、本作で初めて観た。 『男はつらいよ』の初代おいちゃん役で有名な俳優だが、この頃から既にオッサンで、しかも同じキャラだった。 [ビデオ(邦画)] 5点(2008-08-08 03:00:33) |
2216. サニーサイド
チャップリン映画は無意味に暴力的な部分が多すぎる。 バイオレンスな映画は嫌いなどころかむしろ好きなのだが、平和な雰囲気をかもしながら、実は暴力的なのが好かないところ。 でも、そのユーモアあふれる暴力描写に思わず笑ってしまうのが正直なところ。 それにしても本作の終り方はあまりに唐突すぎて納得がいかない。 また、本作でも動物の使い方が実にうまい! チャップリンは動物使いの名人だ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-08-03 00:59:26) |
2217. 7月4日に生まれて
前半はドンパチドンパチの典型的なアメリカ戦争映画だったのが、後半は反戦に主題を置いた思想的な話になる。 前半は下世話なセリフが飛び交い、後半は反対に真面目の一点張り。 これが本作の評価を低くたらしめる原因ではないだろうか。 つまり、どっちつかずなのだ。 もちろん、前半部分は反戦というものをうったえる上での敷石になっていて、反戦というテーマは一貫しているともいえるが、いかんせん、娯楽映画と真面目映画が混在してしまっているのが痛い。 ハリウッド映画好きが娯楽作品として期待してみても後半で期待はずれになるし、戦争に関する教訓を得たい者にとっては、前半部分のおふざけが長すぎる。 これは監督の演出と脚本に問題がある。 それにしても、こんだけ悪評が目立つ作品なのに、レビュー数が多い。 アカデミー賞の影響もあるだろうが、これは問題だ。 素晴らしい作品なのにレビュー数が一人とか二人とか、そんなのが非常に多い。 もとい、ハリウッド映画などより、古きよき日本映画やセンスの良いイタリア・フランス映画、そして躍進著しいアジア映画をもっとチョイスすべきだ。 そこが映画好きとして、とても残念に思う部分である。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-07-25 00:29:51) |
2218. イタリア旅行
夫婦の倦怠を常に漂わさせながらストーリーが進行し、題名通り、イタリアを夫婦が車で旅するというロード・ムーヴイ作品・・・と、いえばいかにも私好みのイタリア映画だが、何故か退屈してしまった。 ロッセリーニという監督は、『ドイツ零年』や『無防備都市』『戦火のかなた』などのリアリズムに徹した戦争映画の名作を数多く残しているが、本作のような“愛”をテーマにした作品はイマイチなように思う。 愛の倦怠などはミケランジェロ・アントニオーニこそが真打であり、ロッセリーニはやはり戦争映画を叙事詩的に撮るべき映画監督なのではないか。 ゴダールがロッセリーニに影響を受け、後のヌーヴェルヴァーグを形作っていったというが、それは単に雛形にしたというだけで、本作とヌーヴェル・ヴァーグにおける男女の描かれ方とは、だいぶレベルが違う気がする。 ヌーヴェル・ヴァーグ作品には退屈な作品も多いが、本作よりはそれでも幾分かは面白い。 本作は、ただダラダラと倦怠期を過ぎた夫婦の旅路を映しているだけで、あまり観ていて面白くはない。 最後も唐突で無理矢理だった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-07-20 16:59:31) |
2219. 鉄砲伝来記
何だか全体的にはチンケなお話。 だけど、若尾文子とポルトガル人とのロマンスはなかなか良い。 自分がタイ・バンコクを旅行した際に実体験した、異国の異性とのロマンスを想いだしてしまった。 「若い男女には言葉の壁など存在しない。」 このセリフは、とても的を射ている。 やはり映画というものは、観る者の実体験とオーバラップした時、感動が呼び起こされ、又、それが男女間の話となると、切なくも甘い記憶がよみがえる。 そういう意味では、個人的に楽しめたが、いかんせん話がチンケすぎる。 特に東野英治郎の鉄砲うんぬんのくだりはどうでも良い。 まあ、題名が「鉄砲伝来記」だから仕方ないが。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-07-19 01:44:33) |
2220. 一条さゆり 濡れた欲情
出演女優陣に魅力を感じなかった。 どうして70年代って、こうも化粧やら服装やらがイモっぽいのか。 むしろ、その前時代にあたる50年代、60年代の方が美しくないか? 70年代独特の色は出ているものの、決して良いとは言えないし、面白くもない。 ただし、それだけで終わらないのが本作。 「ストリップショーにおけるワイセツ物陳列」という、社会的出来事を記録したセミドキュメンタリーとしてみると、存在価値は十分にあるといえるかもしれない・・・し、言えないかもしれない。 [ビデオ(邦画)] 5点(2008-07-13 13:57:46) |