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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3876
性別 男性
年齢 53歳

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2301.  ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS
小泉博の登場に一部のマニアが狂喜したという本作(職場の先輩にも約1名)。小泉博と小美人の対面シーンさえ観れば、あとはお釣りみたいなもの。いやそれは言い過ぎ。本作のテーマは、機龍と整備士の、生物非生物の境界を越えた禁断の愛! 子供に見せていいのか~(勿論)。本当の見所は、ゴジラ vs モスラ親子&機龍の、丸一夜にわたるハンディキャップマッチ!(モスラの幼虫、あんな速度で泳いで、よく間に合ったなあ)。出てくる怪獣もお馴染みなら、戦いの舞台も例によって東京、という一種の正攻法で勝負、しかしその一方で、地下鉄構内をバイクで疾走するアクションなども挿み、飽きさせません。ただ、ほとんど大したパニックが起こらないところと、怪獣のバトルにイマイチ盛り上がりが無いところが、物足りない気もしますが。そうそう、怪獣「カメーバ」、今回初めてそのお姿を拝見することができました。ラッキー(笑)。
[地上波(字幕)] 7点(2005-09-23 13:10:54)
2302.  ボウリング・フォー・コロンバイン
多彩な映像をテンポよくまとめているのと、監督本人の行動力によって、エネルギッシュな作品になってますもんで、面白いのは確かだし、少なくとも、乱射事件の被害者の「今」の姿を見れば、いろいろ考えさせられもします。しかしもしも、銃所持肯定派の人で、この映画を観た「だけ」で否定派になった人がいたとしたら?・・・そんな人は多分、また何かのキッカケでやすやすと肯定派に戻っちゃうだろうね。そう思わせる踏み込みの甘さが、この作品には、ある。
[地上波(吹替)] 7点(2005-09-16 23:56:08)
2303.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 
密室劇、ってのはありますが、こりゃほとんど卓上劇、ですね。正直、オチは見え見えで、結局、意外だったのは、「実は本当の親子じゃなかった」という点、くらいですかね。そのくせやたら話をひっぱる。ポーカー親父ども、はっきり言って、オマイらうるさいねん。しかしそれでもついつい見てしまうのは、予想した通りのオチかどうか気になるから?いやそれだけではなく、見せ方のうまさ、ユーモア感覚が絶妙だから。何と言っても、ポーカーの勝負を前に禁断症状を起こすヘンリー・フォンダの表情!(この表情はジャック・レモンあたりでないと到底出せないと思っていたが、そうではなかった) ヘンリー・フォンダというと、どうもあの偽善的な顔立ちが、いかにも信用できなさそうなのだが(笑)、その彼がこんな表情を見せるのは、「演技」とは言え、実にいい気味だ・・・。じゃなくて、実にいい役者だ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-15 23:00:27)(良:1票)
2304.  めし
この映画が大好きな人はきっとこう叫ぶであろう、「わしゃ、三度のメシより『めし』が好きだあ」。←意味はわからんが、どうやらかなり好きらしいということは、わかる。さて、昔の梅田~中ノ島~道頓堀の光景にのけぞってしまった本作。家庭ドラマなのにちょっとサスペンス、それは、「そろそろ原節子がブチ切れてヒステリー起こすんじゃないか」というドキドキ感。⇒つまり実は家庭こそがサスペンス、なんだな。⇒しかし時代が時代なので柔らかく描かれており、彼女の心境と彼女をとりまく人たちとの関わりが、物語の推進力。⇒しかししかし、いくら時代とは云え、こんな終わり方でいいのか~、とは思ってしまいました。多分、何の解決にもなってない(笑)。ま、人生、そんなもんなので、解決しなくてもいいんですけどね。とにかく、このラストについては、広く女性の皆さんの意見を伺ってみたいところ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-14 23:07:58)
2305.  ビルとテッドの地獄旅行
あらゆる物事に対し批判能力が圧倒的に欠けている2人の、「え~くせれ~んと」な作品。ロボットに襲われて死ぬ⇒地獄に落ちる⇒死神とゲームをやって勝利⇒蘇ってロボットと戦う。おおっ、内容をこうやってまとめると、なんか見通しがいいぞ! 何が言いたい映画なのかはわからんが(あはは)。ビルとテッド、本人もアホなら、ロボットもアホ、ただしロボット第2号は優秀である(多分)。なかなか本人にそっくりに作られてる(?)ので必見。というわけで、ものすごーくバカな映画ですが、「見終わったら、なぜか、昔懐かしいゲームを久しぶりにやってみたくなっちゃう映画」、であります。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-12 22:56:25)
2306.  チャイナタウン 《ネタバレ》 
ダム建設の裏に隠された陰謀、そして哀しみ。真相が明らかになるまでに物語は二転三転し、先が読めないが、これって、事件が複雑なんじゃなくてニコルソン探偵がイマイチしっかりしてないからややこしくなってるんじゃないのか~。まあ、ミステリたるもの、謎さえ解き明かしてくれれば作り手の最低限の義務は果たしちょるわけで、とりあえずOK、結末がハッピーエンドである必要はない。コノ映画、ラストは後味が悪いが、そもそも映画の冒頭からして、青姦写真のドアップ→ジャック・ニコルソンとバート・ヤングが登場、という品の無さ(笑)。実に容赦がない。考えようによっては、暗いラストが予告されているようでもある。そもそも、理想的なヒーローが活躍する小気味良い世界、ではないんだな。ただ、個人的には、映画の哀感を高めるにはちょっと物語の展開を複雑にしすぎた気もするんだけどね。ゴールドスミス御大の音楽、あの哀愁あふれるメロディもよいのだけど、やはりサスペンスシーンで流れる尖鋭的な音楽が、やはり御大らしくて、よろしおますな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-10 14:52:58)
2307.  ピアニストを撃て
不条理劇のようなサスペンスのような音楽劇のような恋愛ドラマ(しかも若干アキバ系?)のような。当然計算して作られるべき所を時々メチャクチャやっっちゃってる一方、普通は計算しないような所をしっかり計算して作っている、といった感じの作品、一見散漫でパッチワーク的、なのにどこかミョーなまとまりがあります。名セリフの一歩半くらい手前の微妙な会話と、耳に残る(いやでも残っちゃう)ピアノの音色が、ちょっとした毒消しになってて、イヤミのない作品に仕上がっております。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-08 23:48:07)
2308.  シマロン(1960)
まさに超大作。荒野を再現した巨大なスタジオセットも無駄にスゴいけど、なんと言っても、土地争奪大レースのこの非常識なまでの規模。圧巻です。大作たるもの、細かいことにはこだわらない。例えばソールがならず者に瓶を持たされ銃の的にされるシーン、撃たれる直前まで空は曇っているが、撃たれた後のシーンはカンカン照りで影の向きも逆。このくらいのおおらかさは他の映画も見習って欲し・・・くはないけど。さてさて、何も無い荒野に築きあげられていくオーセイジの町、そこで新聞社を開く正義の男、ヤンシー・クラバット。しかし彼が先住民になぜそこまで肩入れするのやら、少々ピンと来ません。これが「アメリカ人らしい正義感」だと言うのなら、まさに絵に描いた餅・・・ところでどうでもいいことだけど、中盤で先住民の少女が小学校を追い出されるシーン、おさげ髪に結った彼女の後ろの校舎には“OSAGE SCHOOL”との文字が。これは言動不一致だ(←本当にどうでもいい)。それはともかく、この映画は、夢と実行力にあふれ(過ぎ)た男と結婚しちゃった女性の、喜びとユーウツを描いた映画、とでも言った方がよいかもしれません。私の個人的な意見としては、奥さんがこんな女性では疲れるなあ、まさに悪妻は百年の不作!と思わないでもないのですが、まあ、そういうスッタモンダが大河ドラマとしての本作に厚みを加えているわけで、ラストの静かに手紙を読むシーンにも味わいを加えているのだなあ、と。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-06 23:23:00)
2309.  レッド・サン
「男は黙って、うーんマンダム」という凸凹コンビの珍道中。西部劇にサムライを出したらさぞ面白かろう、と思ったのかどうか。やはり映画始まって早々、「意外と盛り上がってない・・・こりゃ企画倒れか?」という予感がムラムラ。オネーチャンがコマンチに誘拐されるくだりも、「まあ無理矢理盛り上げるためにこういう意味のないシーンを入れてるんだろうなあ」などと思えてしまう。が!実は後の展開に、ほどほどに重要な伏線となっているのでありました。これは驚き、でもそんな当然のことで驚くのもどうかと思うぞ。この映画、アクションシーンはなかなかキマっております。特にアラン・ドロンのガンさばき、「ホラホラ、撮影前にめっちゃ練習してんでェ。しっかり見たってや」という気持ちがよく伝わってきます(そういえば彼自身もまた『サムライ』であったのダ)。さて一方、モーリス・ジャールの音楽、これがまたなかなかの聴きモノ。前半の珍道中での、何とも表現しがたいような、のんびりほんわか超マヌケな音楽から、後半は一転、特殊奏法フル回転のアヴァンギャルド系。いや、実際には、どうもこのテの音楽作りが得意ではないのか、どうにも不器用な感じが否めないヘンテコな音楽なのですが、これが不思議と、この映画にマッチしちゃったりしております。映画音楽、実に深い世界だなあ。あっはっは。
[地上波(吹替)] 7点(2005-08-31 23:33:30)
2310.  逃走迷路 《ネタバレ》 
とにかく冒頭からやたらテンポがいいです。開始早々、あっという間に主人公は濡れ衣を着せられ警察に追われる身に。ここまでテンポがよいと、ちょっとイヤな予感がしてくるのですが、案の定で、大した伏線を張ることもなく、スイスイとお話が進んで行く。テンポが良すぎて、シーン前後の繋がりの悪い、説明不足の部分も散見されます。それにこの映画における主人公の立場が曖昧なのがどうにもイタい点、テロ組織は彼をどうしたいのやら、よくワカランし(ロクな確認も行わないヌルい組織だ)、主人公自身も脚本家も、警察に追われているという立場を後半忘れてしまったんじゃないか?という迷走ぶり(「警察と組織の両方から狙われる」というルールを提示した以上、最後まで通してもらわないと・・・)。ビルの窓からメッセージを落とすシーンも、さほど有効に機能しておらず、場当たり的との印象を強める。「サービス過剰は必ずしも大サービスならず」と言ったところでしょうか(我ながら名言だ・・・?)。さてしかし、やはり数々の見所はやっぱり忘れ難いものがあるわけで、例えば冒頭の火災シーン、なかなかにスタイリッシュ。あるいは中盤、ダンスしつつイチャイチャする二人に、しっかり追随していくカメラ。そしてお馴染み、ラストの自由の女神。実に迫力あるシーンに仕上がっています。フライが落ちて行くときの悲鳴、文字では何とも書き表せないような絶叫で、なかなか心がこもっておりました。ははは。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-27 22:41:13)(良:1票)
2311.  猫の恩返し
ハイ、先程の金ロー、ワタシもつい観ちゃいました。いや~いいじゃないですか。イマドキの女子高生なんて、もし猫がしゃべるのを目撃したら、「なにこれ~超キモーイ」とか言ってオシマイでしょう。しかしそんな事は言わないハルちゃん。実に爽やか。おいおい、もっと驚けよ、とは思うけど、これはこれで話が早くてよいです、うふふ。ストーリーは、特に後半、シッチャカメッチャカでしたが、不思議で楽しい世界でありました。最後の落下シーンなんて、本家宮崎アニメに負けないほどの鮮やかさ、まことに天晴れ。あと、丹波哲郎は、明らかに地で演じてましたね。
[地上波(字幕)] 7点(2005-08-27 00:50:17)(良:1票)
2312.  続・少林寺三十六房
あの噂に聞いていた、名作『少林寺三十六房』の続編がコレ! なのか? まあ、このタイトルだし、チャーフィ師匠は出てるし・・・と半信半疑に思いつつ観てみると。あはは。なんじゃこりゃ。この作品のテーマは「門前の小僧 習わぬ経を読む」ですかね。いや、いい話です。主人公の向上心の無さにイライラさせられつつも結構夢中になって観てしまいました。イヤ恐るべし、少林寺映画。「1年経った」だの「3年経った」だのと軽々しく言う、このリアリティの無さ。時間感覚を完璧に破壊してくれます。しかし、この映画の根底には、搾取される労働者の身悶えするような怒りが、沸々と滾っている。まさにプロレタリアート映画と呼ぶに相応しい傑作である。ってどこがやねん。ま、ケチな雇い主をトッチめるだけの、何ともスケール感に乏しい映画ですが、クライマックスの大立ち回りは見ごたえあり、です。ではどうぞ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-24 23:55:48)
2313.  青春残酷物語
この時代の日本を見ていると、みんな原始人みたいに見えてくるわけですが(笑)。ま、そういう、「上り調子なんだけどどこに上っていっているのか判らない」、という、いわば戦後日本の青春時代、ですかね(今の日本は、良し悪しは別にして、もう老年期でしょう)。さて、その一見、原始時代(?)にも、時代ならではの、人々の断絶がある。戦争を知る大人の世代を別にしても、「自由」のために逆に学生運動に自らを束縛した世代、そして、あらゆる束縛を拒絶して「自由」を求める世代。襖越しの2組の男女の会話がそれを象徴します。しかし「自由」って何でしょうね?普通に言われる「自由」なんて、結局は束縛からの自由、いわば相対的な自由に過ぎない。人はナゼ自由を求めるのか、それはもしかしたら、「自由を求める行為」に自分を「束縛」する行為、かもしれないのに(恋愛ですら、一種「束縛」の面があることも事実でしょう)。逮捕された二人が釈放されたそのとき、二人は自由を手にしたのではなく、いよいよ拠り所を失ったのでしょう・・・映画には、「残酷」なシーンはありませんが、その視線はどこまでも冷徹で残酷であります。迷走する現代社会も、実はこういった数々の、自由の屍の上、に成り立っているのだなあ、というわけで、やっぱり本作で描かれた時代、これは、現在とは無関係の原始時代、などでは、ないのであります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-13 12:05:41)
2314.  ロスト・イン・ラ・マンチャ
このドキュメンタリーのスゴイところは、撮影済みのフィルムを見ても何が何やら、傑作をサッパリ予感させない点。それから、テリー・ギリアム監督、疲弊し切ってはいるものの、どーもあんまり懲りてなさそうな点、ですかね。人の不幸は蜜の味、とは申しますが、これは不幸とは一味違った味わいですな。構想10年、制作費50億、最後まで完成させるのがよかったのか、ここでポシャったほうが小さい傷口で済んだのか。まあでも、コレを壮大なムダと呼ぶのは結構ですが、実はコレをはるかに超えるムダが日本にはゴロゴロしてるわけで・・・たとえば私が以前関わった国家プロジェクト、100億円かけて研究設備作って、なーんも成果出なかったし、成果が出るわけもない体制だったし、まー要するに、お役人さんが天下り先確保のために作った外郭団体に過ぎなかったもんなー。こういう税金の無駄使いも、せめてドキュメンタリーとして残せば、日本以外の皆さんにはそれなりに楽しんでもらえるかもしれない・・・。
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-01 22:53:09)
2315.  クライ・ベイビー
青春ミュージカルの形を借りていますが、正体は、ブサイクの饗宴、魑魅魍魎の地獄図です。そりゃまあ、ウンコ食ったりしない分、マトモと言えばマトモですが、でもほとんどすべてのシーンが何かヘン。この映画は、一体何が言いたい作品なのか? それはただ、「ジョン・ウォーターズここに在り」というただ一点。という、自家発電的な要素しかないんだけど、芸術とは自己表現そのものである。他人への迎合は不要であり、世間に受け入れられるかどうかは付随的なものだ。そういう意味ではこれはきわめて真っ当な芸術作品と言えるだろう。とかいうレビューは、他の映画で書くべきだったなあ。
[地上波(字幕)] 7点(2005-06-07 21:39:05)
2316.  ゴースト&ダークネス
なんともまあアッサリした展開に拍子抜けの部分もあり、もうちょっと勿体をつけて盛り上げてくれたってバチ当たらんだろうに。「えっ今ので死んじゃったの?」みたいなツッコミを何度も入れてしまうこのアッサリ感・・・。しかしそれを差し引いても、なかなか面白かったと思いますよ。自然の猛威との闘いというテーマそのものに、シートン動物記でも読んでるようなワクワク感があります。ちょっとシャレたセリフなどもあり、脚本がなかなか魅力的。最初の方でパターソンと助手が木の上でライオンを待ち伏せするシーン、助手が腹痛を訴えるのはこりゃ明らかに仮病なんだけど、わざわざセリフではっきり示したりはしない(セリフで説明しちゃうと映画がどんどん薄っぺらくなる)。こういうのも「観る」楽しみだったりする訳で、割とこの映画は楽しめましたよ(まだ足りないという声はあるかもしれませんが)。しっかし結局、観ててどうしても、「何でヴァル・キルマーやねん!」「何でマイケル・ダグラスやねん!」という根源的な疑問(というかツッコミ)は払拭されませんでした。ミスキャストと呼ぶだけでは済まされない何か異様なものがありますな、わっはっは。マイケル・ダグラスのキャラにはもう少しアクがあってもよかったですかね。
[地上波(字幕)] 7点(2005-05-22 01:52:33)
2317.  動く標的
ハードボイルドってのも、どういうストーリーが理想的かと言うとなかなか難しいですな。最後に謎がすべて明らかになり、点と点が線としてつながった瞬間、爽快感を感じるか、あるいは「なんだか都合いいなあ」と感じるか。裏に隠されていた人間関係がいざ明らかになってみれば、まるで主人公の探偵以外の人々がみんな裏でつるんでいたかのごとく、エラクご丁寧に張り巡らされた人間関係だったりするわけで、リアリティを大事にするが故に、ストーリーの人工的な部分が目立ってしまう。でもコレが無いと、謎解きのカタルシスも無いわけで。このあたり、初めからリアリティに重きを置かないトリック中心のミステリの方が違和感を感じなかったりするのが皮肉。この映画のオチに関しても、正直「出来過ぎ」の印象をもってしまいました。ま、しかし、例によってノリの軽いポール・ニューマン、彼を見ているだけでなんとなくホッとしてしまうわけで(人によってはイライラさせられるだけかも?)、一種、キャラ勝負の映画っちゅう感じです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-19 22:44:31)
2318.  蘇える金狼(1979)
学生時代に友人宅に集まってビデオで鑑賞、優作サンのハッタリ臭い台詞とハッタリ臭い立ち居振舞いに、いちいち大盛り上がり。「どうしてこの図体でこんなに速く動けるんだ~」などと感心しきり。あるいはカッチョいい台詞を真似して口にしてみたり。果てはラストシーンが実にすばらしいと絶賛の嵐。いや~若かったです。よい時代でした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-18 23:46:14)
2319.  ハタリ!
仔象の行進、どうやったらこんなメロディ思いつくんでしょうね、わたしゃここ数年、ケータイの着メロにこの曲使ってますよ(とは言え万年マナーモードなので鳴ったためしがない。ははは)。『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』にほぼ引用された(パクられた)捕獲シーンがまさに見所、これで久米明のナレーションが付いたら、まるで「すばらしき世界旅行」ですな。しかし、ジョン・ウェインの登場シーンはスタジオ撮影と思しきものが多く、「彼は本当にアフリカロケに参加したのだろうか?」との疑惑が・・・・(なんちゃって)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-18 23:18:21)
2320.  M:I-2
ミッション:インポッシブルというタイトルをつけておきながら一体どこまで「スパイ大作戦」とは無関係の映画を白々しく作ることができるか、というこの挑戦、これこそが真の「ミッション・インポッシブル」と言えましょう。まさに堂々たる白々しさ。唯一のキーワードは「トム・クルーズであそぼ」、コレだけであります。が、その意味ではイジリ方が甘く、ちとカッコつけすぎなのが、恥ずかしいやらうれしいやら。ジョン・ウーのなんとなく胡散臭い美学が、例によって例のごとく展開してますが、バイクのアクションなどは良いとしても(良いのか?)、クライマックスの格闘シーンは、こりゃどうなんでしょうね。あはは。ところで話は変わりますが、プロレスラー・SUWA選手の必殺技に、「ジョンウー」というワザがあります。これは言わば一種のドロップ・キックみたいな感じなんですが、このワザは、相手の懐に足元から思いっきり飛び込み、キックの瞬間に、足を思い切り伸ばして相手選手を両足で突き飛ばすことで、相手選手が某映画のワンシーンのように空中を弾き飛ばされて行く、そんな強烈なワザなのです。本作のトム・クルーズも、あんなキザな格闘シーンをやるくらいなら、是非この「ジョンウー」をやって欲しかったなあ、と思います。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-12 23:31:42)
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