221. 七年目の浮気
1950年代版アメリカのホームコメディっぽい雰囲気がいいですね。『逢びき』では切なく映画を濡らしたラフマニノフのピアノ協奏曲第二番が、この映画のお陰で台無しになっているのが楽しい。 そしてモンローが良いも悪いも、そのイメージを決定的にしたかのような印象があり、この映画の全てのシーンに、そこにモンローがいる!という輝きがあり眩いくらいです。しかし、どうしてもテンポの悪さが響いてダレてしまうのでワイルダー監督作の中でも傑作の部類には入らないでしょうけど。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-08 21:30:05) |
222. マルクス一番乗り
いろんな事情があったんでしょうけど、これはダンスや歌のシーンを全部カットして1時間強にまとめたら、もう少し面白い映画になったと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2007-03-11 23:29:59) |
223. 犯人は誰だ
《ネタバレ》 有名絵画や宝石が素人泥棒によって次々と盗まれていくその手口、笑いものになるロンドン警視庁。そりゃそうでしょう何というのどかな犯罪劇。しかしですね、しかしですよ、これ結構面白くワクワク観せてしまうんです。屋敷での心理戦、ドアのノブが動く場面とか、ラッフルズが戻った家でのパイプと葉巻の攻防とか、やっぱり巧いんでしょうね!デヴィッド・ニーヴンのすっとぼけたキャラと美しき!オリビア・デ・ハベラントのキャストもよく、ラストではいい味出しまくりの警部が"人を信用しない人生は味気ない"なんてええとこどりの台詞で締めくくるんです。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-03-11 16:16:15) |
224. 掠奪された七人の花嫁
この映画の前半はめっちゃ好き!後半なんて無くったっていいくらい! [DVD(字幕)] 5点(2007-02-25 20:24:03) |
225. 自由を我等に
発想とアイデァはスゴい、風刺も効いててギャグもいいし(あまり笑えないけど)音楽もいい、見所の多い作品。だけど全体としてあまり面白くなかったのは、登場人物に魅力を感じなかったからだろうか? [ビデオ(字幕)] 5点(2006-09-03 00:36:56) |
226. 潜行者
《ネタバレ》 妻殺しの濡れ衣で逮捕されて脱獄した男と、それを支える女の逃走劇で、カメラ視点と終盤まで主役(ボギー)が顔を見せない演出など、ある意味実験的とも言える作品。しかしながらボギーとローレン・バコールへの思い入れを差し引いても、内容的には至って平凡です。 [DVD(字幕)] 5点(2006-07-23 10:04:45) |
227. 恐竜100万年
《ネタバレ》 いろんな意味で男のロマンを結集させたような本作、自分も結構ワクワクしながら楽しめました。台詞が無いうえに、言葉も無い。ある意味サイレント以上にサイレントな、吃驚仰天の本作ですが一気に鑑賞させてしまうのは力技とも言えるでしょう。 [DVD(字幕)] 5点(2006-07-23 06:10:06) |
228. 青春一座
落ち目のボードビル一家と、その子供たちによる泣き笑いのミュージカル仕立て。まさにアメリカ臭バシバシで案外楽しめます。冒頭からミッキー・ルーニーには苦笑してしまいますが、ゲイブル&バリモアの物真似あたりから水を得た魚のようにググッと良くなります。それにしても『オズの魔法使』と同年製作の本作ですが、ジュディ・ガーランドが放つオーラには、ちょっと凄いモンがありますね。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-01 20:37:21) |
229. 芝生は緑
豪華4大スター競演にも関わらず、あの執事くん(と何故かくん付けしてしまう)が一番印象に残ってしまった。確かに台詞はオシャレな感じでTVドラマ風なトコも嫌いじゃないんですが。何よりも折角のコメディ作品なのに、僕にとっての最高のキャラクター、ケイリー・グラントの魅力が全然活かされてなくて消化不良。あのカッコー時計の "ポッポー" に送る彼の視線を見よ!これですよ、これ!ニヤリとしたのは、そこだけですよ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-05-20 09:12:11) |
230. 西部の男
ゲイリー・クーパーとウォルター・ブレナンっつーだけで鑑賞意欲をそそりますが、このほのぼのとした展開をせめて味わいとも感じられなかったのが残念。と言うのも色んなもの詰め込みすぎ、登場人物もくっきり描かれてないように感じた。どうしたんだい、へヘイ、ワイラー♪と替え歌でも歌わずにおれなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2007-02-04 07:37:16) |