221. ダイ・ハード4.0
ここ最近のアクション映画の中では、アクションの見せ方もマクレーンというキャラクターもやはり抜きん出ておもしろい。ダイ・ハードとしては、「1」のはりつめた緊張感が失われているのが悲しいです…悪役が前3作に比べて薄いというのも大きいでしょうか。 [映画館(字幕)] 7点(2007-07-25 14:31:09) |
222. あるスキャンダルの覚え書き
内容は重たいが、教師と生徒のスキャンダルよりも、一人の老女の歪んだ感情(愛情?)に焦点が当たっており、胸をえぐられる展開ではなかった。やはりこれは、デンチとブランシェットの演技を堪能し、舞台を鑑賞しているかのような迫力を楽しむ映画です。 [映画館(字幕)] 7点(2007-07-25 11:07:24) |
223. この茫漠たる荒野で
《ネタバレ》 南北戦争で心に傷を負い、旅をしながらニュースの読み聞かせをしている主人公が一人の少女に出会う。少女もまた、家族を2度失う辛い過去を背負っている。話は王道で、2人が旅をする過程で困難を乗り越えて、心を通わせていく。荒野の美しさや西部劇の魅力が詰まっていて、トム・ハンクスの存在感も効いている。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-28 14:54:09) |
224. ザ・レポート
《ネタバレ》 9.11の後、CIAが捕虜に行った拷問による尋問。前半はこの事実を明らかにしようと報告書を作成する様が、後半はその報告書を公にしまいとするCIAとの攻防が描かれる。内容については学ぶことが多かった。一方、映画としては淡々としすぎていて、めりはりがなくて物足りない。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-01-20 11:54:17) |
225. リベンジ・リスト
《ネタバレ》 妻を殺された男が犯人に復讐する。シンプルな内容ながら、小粒な作品が続くものの、未だにスターオーラの衰えないトラボルタが悪を倒す姿をみるだけで楽しめる。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-12-30 09:19:15) |
226. ジョーカー
《ネタバレ》 ジョーカーというキャラクター構築を深堀りして、そこに貧困社会の闇が生む狂気を結びつけた展開はおもしろいです。全体のストーリー展開はゴールありきなので意外性には乏しく、映画全体としては物足りない印象です。ホアキン・フェニックスの演技と画づくりがしっかりしているので、飽きることはないですが。ジョーカーというアイコンがあってこそ成り立つ映画なので、バットマンを知らなかったり、思い入れがないと、近寄れない作品です。 [映画館(字幕)] 6点(2019-11-05 08:36:18) |
227. クワイエット・プレイス
《ネタバレ》 ホラーというよりはSFサスペンス。家族の絆が軸になっている。音を出してはいけないため、悲鳴を出せないのが緊張感を増す。異星人の弱点って、「マーズ・アタック!」見てればすぐに分かったのに。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-07-16 08:51:11) |
228. ホテル・エルロワイヤル
《ネタバレ》 マジックミラーで客室が覗ける怪しいホテルが舞台。そのホテルに居合わせた、ワケありの客たちのあるひと晩が描かれる。ベトナム戦争が泥沼化したニクソン政権時代が背景にあるのがミソなのだろうけど、捜査官の男性があっさり殺されてしまい、盗撮云々のくだりは伏線がうまく回収できていないような。登場人物一人ひとりの背景を過去に遡る展開も、意外性に乏しい。人物紹介が後半まで続くことで物語のメリハリがなくなってしまい、冗長な印象になる。後半に期待したドンデン返しはなく、配役がいいだけに少しもったいない仕上がりの作品。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-07-16 08:45:48) |
229. ROMA/ローマ
《ネタバレ》 家が主な舞台。そこに、祖母、両親、子供たちの3世代で住む一家と、住み込みで働く家政婦の日常が淡々と描かれる。その家政婦の一人が主役で、妊娠と死産を経験しながら、家族にとってかけがえのない存在である様子が語られるのだけど。。。さすがに、最後の海で溺れかけるシーンは感動するが、そのラストに辿り着くまでが冗長で途中は中だるみした。モノクロの映像は美しいのだけど、物語の起伏がなさすぎて、色があっても良かったのでは。夫に出て行かれる奥さん役の女優さんの巧さが勝って、主役の家政婦に感情移入できる魅力が途中まで見つからなかったのも残念。とりあえず、この映画に出てくるメキシコの男どもは最低です。 [映画館(字幕)] 6点(2019-03-22 08:48:06) |
230. グリーンブック
《ネタバレ》 ハリウッドが何度も描いてきた定番のバディロードムービー。人種も育ちも異なる二人がお互いを知り、自分を見直していく過程を笑いを巧く交えて描く。目新しさはないが、嫌みのない誰でも楽しめる作品。過去のアカデミー作品賞作を並べた中で特筆すべき作品には全くならないだろうが、保守的で王道を好むアカデミー賞的作品だなぁと思う。 [映画館(字幕)] 6点(2019-03-17 20:26:52) |
231. 海底47m
《ネタバレ》 B級テイスト満載なのだが、リアルなサメやマシュー・モディーンの出演もあり、案外しっかりした作り。減圧症を経験した者としては、潜水病の恐さが盛り込まれているのも、ダイビングの恐怖を実感させる。ボロボロな檻の割に、高価であろう無線通話可能なマスクやデジタルの水圧ゲージを使っている点など、演出上の違和感は感じる。それでも海底に落ちてからは、どう脱出するかに徹した演出で楽しめた。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-03-14 08:59:10) |
232. ブラッド・ファーザー
《ネタバレ》 テンポがよくなく、期待ほどのバイオレンスやアクションもないが、メル・ギブソンが好きな人は楽しめる。荒野をバイクで疾走するシーンなんかは、なかなかカッコイイ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-02-12 10:39:08) |
233. ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
《ネタバレ》 G・オールドマンが彼本人に見えないのは、いいのか悪いのか。キレやすい性格のチャーチルと、最近は怒鳴ってばかりの役が目立つオールドマンの振る舞いが合致した仕上がりにはなっている。終始、チャーチルのアップと彼の攻撃的なセリフ回しで、英国のヒトラー侵略に対する苦悩が語られる。アルコールと葉巻をひたすら愛する頑固な男の独りよがりを、ある程度説得力のある域に感じさせたのは、オールドマンの巧さか。反面、映画全体の作りは甘い。妻役のスコット=トーマスは主軸となる物語の蚊帳の外だし、ダンケルクの結末も文字で示される程度で、ドラマ部分は希薄。一見重要そうな秘書の役回りは、一体なんだったんだという肩透かし。とりあえず、オールドマンの強引さが作品の魅力か。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-02-10 00:53:34) |
234. ミッドナイト・スペシャル
《ネタバレ》 サスペンスから始まり、家族愛を絡めて、未知との遭遇になっていく奇妙な展開。見せ方がうまい、かつ役者が揃っているのでそれなりに楽しめる。しかし、同監督の「テイク・シェルター」や「MUD」のような純粋な感動は得られなかった。SF的な展開が映像化されると、チープさを感じるからだろうか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-02-06 22:14:08) |
235. 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
《ネタバレ》 事故で突然に妻を失った男が、自分の感情と向き合うドラマ。いろいろな物を「解体」する行為と、自分を見つ直すことをリンクさせているような展開。淡々とした語り口だが、J・ギレンホールが主人公を丁寧に演じているので飽きない。自販機の故障を通じて出会った女性と少年との触れ合いが、どう主人公の解体に影響したのかは、分かりづらかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-01-22 12:50:38) |
236. ドリーム
《ネタバレ》 黒人差別と、有人宇宙飛行へのNASAの挑戦が、並行して描かれている。主人公が白人のトレイを使えずに、遠く離れたトイレに毎回行かなければいけない場面など、差別を象徴する場面が丁寧に語られる。一方、宇宙開発の展開はさらっと過ぎていき、主人公たちがどのように貢献したのかは曖昧なままの部分も多い。「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のようにメリハリのある映画というよりは、淡々と進む。ケビン・コスナーが全体を引き締める役回りで、印象に残る。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-01-21 09:19:02) |
237. ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
《ネタバレ》 役者と演出が揃っているので、飽きずに見ることができる。一方、政府(ニクソン大統領)からの圧力がいまひとつ伝わってこないのが残念でもある。新聞の印刷機を丁寧に見せているのが良かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-01-07 12:08:29) |
238. アリー/スター誕生
《ネタバレ》 景色やライブ風景のワイドなカメラワークがほとんどなく、ずっとガガとクーパーのアップばかり。2人の歌唱パフォーマンスはすばらしいけれども、映画としてのメリハリや奥行きがなくて疲れる。弟に「崇めていたのは兄貴だ」と言われた後の表情が印象的なサム・エリオットが映画のキーになっていただけに、彼のエピソードをもう少し広げても良かったかもしれない。3人の抑制した演技はとてもよいだけに、映画のスクリーンで舞台劇を見たようなもったいなさを感じる。 [映画館(字幕)] 6点(2019-01-05 14:29:04) |
239. ムーンライト
《ネタバレ》 3つの時代に分れて物語は進む。幼児期には父親代わりになる麻薬ディーラーとの出会いが、青年期には貧困とイジメと暴力が、大人期には恋焦がれた相手との再会が描かれる。各時代のエピソードは大きくなく、それぞれじっくりと語られることでドラマとしての魅力的。現代のアメリカが抱える社会的背景を反映した恋愛映画として評価されたのだろうけれど、日本人にとってはそれほど胸には響かないかもしれない。 [DVD(字幕)] 6点(2019-01-04 10:40:08) |
240. 30年後の同窓会
《ネタバレ》 ロードムービーだけど、行く先々で何か起こるわけではない。30年ぶりに会ったかつての戦友たちが、旅の中で語り合い、自分の人生と生きた時間を振り返る物語。3人のキャラクターがしっかりしているので、飽きることはない。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-12-27 18:11:59) |