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ムランさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

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221.  LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》 
 ラストのオチに関してはコレまで見た時間ものの中では1番良かった。しかし、それ以外は駄目。  今の自分が未来の自分と違う行動をとる等のタイムパラドックス的説明を『話すと長い』の一言で放棄してしまっており、折角大事な記憶が少しずつ塗り替えられてしまう事に対する未来主人公の葛藤にも感情移入し難い。  そもそもタイムトラベルの設定も『未来だと殺した人間は追跡され絶対隠ぺいできないので、犯罪組織が証拠隠滅のため過去に送って殺す』的な内容だが、その犯罪組織自体みらいでは悪名が轟いてるのだから別に殺人の一件や二件隠す必要無いんじゃない?  二人の主人公も接点がなく、中盤は全然違う事をして絡まずどっちもあんまり面白味のないドラマを繰り広げられ退屈。  上述したがラストは悪くない・・・だが、視聴者が『なるほど!』と簡単に予想できる結末に対して現在主人公の独り言でナレーションするのが凄く寒くて雰囲気ブチ壊された。    総評  珍しく広報が嘘付かなかったし頑張った。確かにラスト20分『だけ』は凄かった。
[映画館(字幕)] 4点(2013-01-18 19:52:06)
222.  パトリオット・ゲーム 《ネタバレ》 
『偶然居合わせた元CIA職員がテロを未然に防ぐが、脱走した生き残りから復讐され復讐しのシーソーゲーム』と言う大筋は悪くない、しかし話のテンポが悪かったり進展のし方があまりに雑。  無駄だったり長すぎるシーンが多く(そのくせ説明が必要な人物やシーンの説明を省いていたり組みたてが下手)、犯人の手掛かりに気付くのもちょっとした言動や他人の仕草だったり探偵の推理もの(しかも低級の)みたいだった。CIA職員なんだから、そこは得ている情報をパズルのピースみたく組み合わせて手掛かりを掴むとかにして欲しかった。  アクションも微妙過ぎ。同じハリソンでしかも本作より後に出たエアフォースワンの方が動きに切れがあった。現役を退いた局員としては間違っていないのかもしれないが、だったら他の所や演出で迫力を持たせるべき。  総評  アクションの少なさは基が小説と言う事を考えると正しい選択だが、それを映画で丸々再現していては『何のために映像化したの?』と言いたくなる。  ただそれを差し引いてもご都合的ストーリー展開の多さが気になった。
[ブルーレイ(吹替)] 4点(2012-12-31 17:38:03)(良:1票)
223.  ロックアウト(2012) 《ネタバレ》 
衛星軌道上に存在する極悪犯専用刑務所で暴動発生、たまたま視察に来ていた大統領娘を助けるべく単身乗り込む主人公・・・とあらすじは普通なのだが。 『主人公は当初投獄される予定だったので、囚人に扮するかと思ったら普通に浸入』『浸入方法が囮のネゴシエイターが乗ったシャトルからのダイブ・・・宇宙空間だよ?』『しかも浸入してるところを見つかり浸入後初登場のシーンでいきなり敵にボコられピンチとなさけない』『個室に篭城する大統領娘と護衛→室内の窒素濃度上昇→ピンチ→空気節約のため護衛自決→酸素濃度上昇→ん???』『刑務所の軌道修正は『人』が管理、コンピュータだけだと衛星と衝突し地球に落下しちゃう』『遂に軍(?)による刑務所への攻撃、スターウォーズバリに対空砲火をかいくぐりコアブロックに時限爆弾を仕掛け木っ端微塵に・・・・普通に遠距離からミサイル攻撃とかじゃ駄目?』『その爆発に巻き込まれて敵ボス死亡、主人公とのラストバトル無し』『宇宙服で大気圏突入』etc・・・  ・・・と、正直突っ込みどころは満載。  しかし、巻き起こるアクシデントこそ間抜けだがそれがしっかり話を進める材料になっていたりテンポも悪くない。登場人物の行動や思考にも上記演出に突っ込みこそしないがそれなりにムチャやこじ付けは感じられなかったので不快感は無かった。  そういう意味では流石A級B級映画クリエイターのリュック・ベッソンと言った所か。  あと主人公の印象も一言で表せば『若干ヘタレ、コメディ成分が増したバイオ4のレオン』みたいで結構好き。オチに関してもご都合主義ではなく、戦力の質や量の差を考えれば『最低限』の結果した得られなかったのも変にリアルで面白かった。  総評  突っ込み部分こそ多いが、何でそうなるの(笑)と笑える内容なので、本当良く出来たB級映画だった。  逆にCGやアクションは普通で、話の配分やバランス、テンポはむしろ良いので変な部分をなくせば普通に見れるアクション映画になれたかもしれないと考えると少し残念。まぁいまさらリュックに真面目な映画撮れと言うのは酷かな。
[映画館(字幕)] 4点(2012-11-27 12:46:54)
224.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 《ネタバレ》 
コレまでの近未来的なギミックと異なる飛行戦艦と言うファンタジー演出でいきなりゲンナリ、その後も空飛んだりケーブル無しでファンネル飛ばすエヴァに超違和感。ATフィールドが推進利用されたりもうミノフスキー粒子状態。 その後もたら抽象的だったりふくみを持たせた会話が多く全容が見えない。TV版でも似た演出はあったが、『使従との戦闘』と言う囮が機能しており気にならなかったが、謎部分を前面に出す『エヴァの演出を真似てるアニメの駄目な所』をしてる。最悪ミサトは前回背中を押したんだし、説明する義務があるはずなのにまたダメ大人に戻ってしまった。 他に再び鬱るシンジや笑わないアスカ、『今度こそ・・』と意気込んでたら騙され退場するカヲル等破で築いた人間関係や伏線が意味を成していない。 話は完全オリジナル展開なため次回へ向けての状況展開がメインだが、上述したような不明瞭な演出が続くため退屈で意味不明&説明不足。画は綺麗だがアクション演出は普通、終盤のエヴァ戦も今までの見上げ型ではなく、人間同士が戦っているみたいで迫力が無い。 今回は起承転結の『転』らしいが、SWやBTFの様に各章で完結する起承転結が無く丸々『転』なので、本作一本でも楽しめるように作られていない。TVやOVAならまだしも映画と言う媒体でこの構成は嫌い。やったからにはマトリックスみたく間を空けないで欲しい(元々Qと次は同時公開だったらしいので、監督も気にはしてただろうか)。
[映画館(邦画)] 4点(2012-11-18 00:34:26)(良:1票)
225.  デンジャラス・ラン 《ネタバレ》 
『裏切り者の元CIAを確保中敵に襲われ新人スパイ1人で護衛を担当したが次第に打ち解け最後は彼の遺志を受け継ぎスパイ界の汚職を暴露する』と言う桃太郎級の定番ストーリーを何の捻りも無くやったのは潔いと言えばいいのか脚本無能過ぎと言えばいいのか。  それでも演出やアクションがしっかりしていれば観れるのだが全てが3流以下。  物語もそれなりに順序立てて進むのだがその切っ掛け(見失ったデンゼルの追跡方法等)が唐突且つ強引過ぎで場面場面の接着能力が弱く、場面が切り替わる度に『え~!?』と冷めてしまい没入できない。  アクションも出演者は一応戦闘のプロなのだが、私自身素人なので詳しくはないがそれにしたって迂闊な行動が多すぎで、『ボーンシリーズ』の様な説得力のある動きではなかった。  カメラワーク等細々した演出もほとんどどっかで見たことあるかそれの劣化版。  終盤のデンゼルと新人の会話はそれなりに良いのに、『無関係な人間を巻き込むな』とか言ってるんだが、コイツ序盤金で雇った赤の他人身代りにして殺してるので茶番・・・てかそれくらい話に整合性持たせろよ。  デンゼルワシントンも久しぶりに見たが激痩せしていてビックリ。役作りなのかもしれないが、過去作で感じられた迫力や威圧感はゼロで、『全く光を発しないモーガン・フリーマン』みたいでショックだった。  総評  観る『価値』が無いとは言わないが観る『必要』は無い。   ラスト、危険だからと別れた彼女とよりを戻さなかったのは偉いが、そこで姿を見せずにメッセージを渡した時点で立ち去っていれば+1だったのに残念。
[映画館(字幕)] 4点(2012-09-07 23:51:09)
226.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 
ドラマチック『風味』をかもし出しているがただ長ったらしいだけの駄アクション映画。  敵の目的が分かり難い上にジョーカーの様な『狂気』も無いただの小悪党。なのに気付けば爆弾で政府と市民を脅してシティを占拠し無法地帯化、たぶん『劇場版パトレイバ-2』っぽい事をやろうとしていると思うのだが、キャラや展開の描写がお粗末且ついい加減且つぶつ切りなので、そのシーン1つ1つに説得力が無い。 『数千人の警察官は下水道に閉じ込められる、マンホール?無いんじゃないの?』『たぶんこの監督『核融合』と『核分裂』の違いが分かっていない』『中東っぽい所に監禁されていた無一文ウェイン、一瞬でゴッサムに到着』『敵の戦力がシーンによって変わり過ぎ』等。細かい事かもしれないが、そう言った細かい所に気を使えない人間にドラマチックな映画は作れないよ。  せっかく『恐怖の対象』となったバットマンも、今作でそこら中にいる『みんなに愛されるただの英雄』に成り下がる、死んだ恋人を何年もズルズル引きずっていると思ったらロクに面識すら無い女とイチャイチャ等と監督自身が前作を冒涜する様な演出をしている。  アクションも全然大した事無い。CGは極力使わないようにしたらしいが、だったら演出や演者のアクションなどもっと気合入れないと観ていてもつまらない。  『トランスフォーマーからド派手なCGを抜いた』と言っても過言ではない。いや、もっといろいろ批判したいんだけど無駄に長かったから全然内容思い出せないんだよね。  総評  伝えたいことはなんとなく分かるが、それを短く且つ面白く且つ物語として筋を追って表現する能力が下手。  上述したパトと比較してもあちらが『目的』としていた行為を本作では『手段』としているが、じゃあ『目的』が良いかと言えば否だし、その目的を描くために余計長ったらしくなっている二重苦。  ドラマチックなアクション映画を見たければ個人的に『ウォッチメン』をお薦めします。
[映画館(字幕)] 4点(2012-07-28 01:35:28)(良:3票)
227.  顔のないスパイ 《ネタバレ》 
結論としては決して面白くないが怒り狂う程酷くもない「普通に詰まらない」作品だった。まぁサスペンスっぽいアクションなのに尺は100分以下なので予想はしてましたが。 ぶっちゃけ本作最大の功労は広報の方達だろう。「リチャード=スパイ」と言うのは予告の時点でバレていたが、本編でも序盤でわかちゃうので、むしろネタバレ予告を見せ「100%予測不可能」と言うコピーを用いることで「ひょっとしてスパイはリチャードではないのかも」と言う、真のネタバレを隠すためのミスリードとして機能しており素直に上手い演出と言えるだろう。惜しむべきは肝心のオチが「リチャードの相棒であるFBIはロシアのスパイでした」と言うしょうもないことだったことだ。そりゃあ伏線もなけりゃ予想はできないよ。てかFBI警官のロシアスパイなら台詞にあった『二重スパイ』じゃなくてただのスパイでは? 細かいところでは敵役のロシアスパイを見つける方法が巷の情報屋に聞く、しかも何度も。なので尺を使った捜査や推理で場面が進展することは無く(用は無駄)、リチャードがスパイとバレるのも本人の「本当にスパイかよ?」と疑いたくなるような迂闊過ぎる行動が原因。そもそも整形した描写すらないのになんで抹殺しようとしているロシアがリチャードを発見できないかが不明・・・・・等々。とにかく各キャラや場面の説明が無く話がどんどん進んでいき(ただぶつ切りと言う程酷くなく一応脳内補完できる程度には出来ている)、アクションもそこそこに終了。と、あえて書く程駄目な部分も無いと言う感じ。 ラストも息絶え絶えなリチャードが『お前はスパイじゃなく一人の父親として生きろ』と言って亡くなるが、その死に様もス---ッと息を引き取るのではなくコントなんかで突然ガクッと死ぬ感じなので思わず笑ってしまった。 広報の方の努力も考慮し且つ、3点付ける程酷い所も無かったので消去法の4点で。
[映画館(字幕)] 4点(2012-03-01 20:00:14)(良:1票)
228.  とある飛空士への追憶 《ネタバレ》 
原作は未読です。 致命傷的な欠点は無く全体的に良くまとまっているが、それ以上に面白みの無さが目立つ。 『お姫様を飛行機に乗せ単機で敵領地を突っ切り婚約者の王子に届ける』そして巻き起こる『アクシデント』『ロマンス』『アクション』『別れ』・・・その全てが予想通りでしかなかった。 そもそも原作は『ラピュタ+ローマの休日』をイメージしてるらしく、それを媒体の違う小説で表現するならまだわかるが、同じ媒体の映画(しかも尺が短い)でやればラピュタよりもしょぼく、休日より恋愛描写がスカスカになるのは当然の帰結。 王道と言うとピクサーだが、あちらは『ユニークな世界観や設定』『シリアスとギャグの絶妙なあんばい』『圧倒的映像美』そしてそれらをまとめる高い構成能力を活かし、視聴者に先読みさせる余裕すら与えずに画面に釘付けにさせているからこそ面白いのであって、その余裕を与えてしまえば凡作になる・・・・まぁALL『60点』と『90点』の差が如実に出ただけ。もっと言えば同社作品でも10点、20点の部分はあれど120点級の一転突破的魅力のあった『REDLINE』の方が遥かに面白かった。 せめて機体と主人公が傷付き不時着した際、敵パイロットと遭遇し、主人公の境遇(敵味方それぞれのハーフ)を考え、姫の命の保障込みで投降を促すみたいなシーンを入れれば、敵の魅力UP、主人公のその後の可能性が広がる、敵も人間であると知ったため姫のその後の行動にも説得力が増す等かなり質が増したと思うのだが、てかそれいれても2時間切れるでしょ。 あとジブリぶって大根俳優起用するの止めて、チョイで出た浪川さん使ってよ。 内容的には5点くらいだが、『置きに来た』製作体制にマイナス1点。
[映画館(邦画)] 4点(2011-11-02 12:32:42)
229.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 
 まずタイトルからしてB級映画匂を隠さない所は正直でよろしい。  内容は記憶を失った男と町を支配するチョイ悪おやじをトップに、えいりあん(なんか『エイリアン』と表記したくない)に連れ去られた家族を取り戻すべく町人が立ち上がるお話・・なのだが。  ・えいりあんの目的が金塊探しと地味、人間誘拐は生態調査程度。  ・ヒロインをミステリアスに描きたかったのだろうが『あなた(主人公)が必要なの、理由は言えない』『記憶が無い?それでも貴方は貴方』等ただの電波女にしか見えない。  ・↑の理由でウザいと思っていたので中盤えいりあんにブン殴られて昇天『やっと退場か』と思ったら、す巻きにされて火にくべられたら復活した。そして『私も宇宙人なの』意味が分かりません。  ・敵基地の所在を知るため主人公の記憶を呼び覚ますが、方法が『先住民伝統の儀式』イミガワカリマセン。  ・えいりあんの基地に到着、『敵に見つからないか?』『大丈夫!彼らは日の光に弱いの』いや、光に弱くても監視装置くらい・・・。  ・↑で光がどうこういっているが、終盤迫りくるカウボーイ軍団に対し宇宙服も着ずに全裸で迎撃に出てくるえいりあん。しかも腕の光線銃ブレスレッド使わずやたら格闘したがる。  ・『だいなまいと』と言う名の高性能爆薬。  ・空気を読んで上下するえいりあんの戦闘力。ライフルすら弾いたと思ったら木の槍でまさかの『貫通』。  ・光線ブレスも多機能なのだが、腕から外さないといけないと不親切設計。  ・↑はたぶん主人公からブレスを外す口実なのだが、じゃあその外し方は『キスをして頭が空っぽになると外れる』イミガ・・  ・採掘した金は溶けて宇宙船内を巡っているが、保護カバーが無く危ない、そして案の定『何故か』診療室を通っている金に浸かっちゃうお間抜けえいりあん。  ・そもそもカウボーイ対えいりあんって・・・・。  とまぁ突っ込むのもアホらしくなる展開なのだが、それを結構金掛けてる所が笑える。  タイトルからして覚悟はしてたのでまぁ予想通りの出来。ただ一発ギャグ的映画にしては長めな尺が欠点。  ただラスト、愛していた者も愛し始めていた者失った主人公が一人寂しく我が家を訪れるシーンは、その前にあった再会を喜んでいた脇キャラとのギャップとアコギ調のBGMと合わさり普通に良かった。
[映画館(字幕)] 4点(2011-10-22 23:20:05)(良:1票)
230.  ミュータント・タートルズ(1990) 《ネタバレ》 
 釵(サイ)と言う、マイナーながらイカす武器の存在を知れただけでも4点の価値あり。  あと『ノロマな亀が素早い忍者で大活躍』と言う設定は出オチに近いが中々秀逸。
[ビデオ(吹替)] 4点(2011-09-04 18:11:47)
231.  ザ・タウン 《ネタバレ》 
 正直5点位の作品だろうと思ってみたのでそこまで損した気分にはならなかった。  主人公が銀行強盗をした時人質にした女を監視してるうちに恋に・・・と言うベタベタな展開。  案の定足を洗おうとした後半彼女にバレて強盗して撃ち合いして仲間は死に(捕まり)自分だけ生き残りと、アクション映画にドラマ性や恋愛要素を入れたかったのだろうが、正直『凡才なアメリカ人が考えられる限界』を出しきれない展開で目新しさは無くほとんど記憶に残らなかった。主人公の葛藤や板挟み展開も終始ウジウジ優柔不断なだけで男仲間と会話してる時の様なメリハリがなく終始イライラした。  むしろ恩がある義理の兄との確執なんかをもう少し掘り下げた男臭い作品に方が面白かった気がする。この作品に女は邪魔。  とまぁ凡作ながら酷いと思う様な所は無かったので5点でも良かったのだが、ラスト別れた恋人が務める孤児院(みたいな所)に寄付をするが、百歩譲って物を送るならまだしも『汚れた金』を寄付しようとする主人公の気がしれない。とまぁここも平均的アメリカ人が考えうる演出。序盤で孤児院がアイススケート場で『お金が無くて氷が張れないけど・・・』的な台詞があったのに、本当こう言う伏線活かすの下手。  ベンアフレックのファンか、ダラダラ時間をつぶしたい人以外にはお勧めしません。  あと映画が好きじゃない人に広報をやらせない方が良いですよ。『映画史に残る大迫力の銃撃戦がなんたらかんたら・・・・』ってアクション映画的推し方してるが、この作品はアクション部分よりも主人公の葛藤のといったドラマ性がメインになってるってなんで分かんないのかな?ちなみに銃撃戦も言う程のモノではありません。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-08-08 23:01:15)(良:1票)
232.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
 『前作は最低だ』と監督自身が言っていたので少しはマシになるかと思ったが、流石アメリカ人『学習する』事が嫌いなようだ。 ・『大活躍した次のシーンでいきなり捕虜になってるバンブルビー』『サイバトロンの選ばれた者にしか動かせない装置を操作する人間』『コンテナを破壊され飛べないはずのコンボイが数分後優雅に空を舞う』等脚本家が一人なのに相変わらず話が支離滅裂(これで金もらえるんだから楽な商売だ)。 ・ヒロインが異常にケバくて気持ち悪く、素朴顔な主人公にミスマッチ且つそれに対し劣等感を感じるとかにすれば面白かったのにそんなこと無しで激ラブ状態。あと何かある度に『サム!』『サム!!』五月蝿い。 ・メガトロンの扱いが酷く、前回の怪我で衰弱してる上裏取引していたサイバトロンにあっさり全権を掌握され落ち込んでいるとケバヒロインに『惨めね、復讐位しなさいよ』とけしかけられあっさり従い(何故かヒロインは殺さない)、邪魔者を消し宿命の対決と思いきや、満身創痍のコンボイの一撃を受けものの五秒で死亡とヘタレ街道爆進。 ・そのコンボイも終盤クレーンのワイヤーに引っかかりずっと悶えていた。 ・人間サイドが、世界征服されたのに戦車も戦闘機もほとんど出ず歩兵による陸戦とミサイル攻撃のみと地味。てか前作のレールガン使いなよ。 ・皆勤のアーミー兄さんも出るが、何をするにしても一般人の主人公に後れをとり見せ場が全然なかった。 ・CGもまぁ凄いとは思うが、3作目の割には目新しさも無く正直飽きた。 ・満載な不要シーンに加え、必要なシーンに関してもコンパクトにまとめる気は無くミルフィーユの如く薄く長く引き延ばすのでテンポなど微塵もない。やっぱアクションで2時間超えるのは論外。 とまぁ、全2作を客観的かつ生温かい目で評価していた私にとっては良くも悪くも予想通りの出来。 詰らなさと尺の長さのせいで相当疲れるので、一応最後まで見ようと頑張っていると『つまらなさに対する怒り』も『CGの出来に対する感動』も何もなく、後半は『悟り』を開いたような奇妙な感覚で無心に(夢中ではない)画面を見つめていた。  とりあえずこの監督は演出や構成以前に『自分はアクション映画にドラマ性(特に青春や恋愛)を持たせる才能がある』と言う勘違いに気付くところからはじめるべき。ザ・ロック?あれは何かの間違い(若しくは奇跡)。
[映画館(字幕)] 4点(2011-07-28 23:47:59)(良:2票)
233.  鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 《ネタバレ》 
ボンズって本当原作にオリジナル要素を加えるのが下手。 まず構成として設定や登場人物が多すぎで、その説明やら各人の心境やらを大して出ない脇役まで語らせるので詰まらない上長過ぎ。しかも戦闘や他場所シーンのBGM代わりでは無く延々突っ立ったまま話されるので、演出能力か製作費の問題か知らないがただただ苦痛。 メインは未知の錬金術と民族間抗争を軸にした兄妹の話なのだが、ぶっちゃけると兄が実は舞台となる町を使った賢者の石製造法を探るため本物の兄を殺し変装してた別人。そこまでは良いが、コイツ結局外道で終わるのでその前に沢山あった兄妹二人の会話が全部ぶち壊しで、『妹は楽しそうに思い出話ししてるけどコイツ偽物なんだよな』と見返そうとする気を極端に削ぎ後味最悪。おまけに兄も実は生きていたがこいつも外道(動機はあるがそう言う大事な所は描写不足)。エドや妹の説得も聞かず最後まで他人を見下す姿勢はブレなかったのに人体練成で復活した途端関心と、心境変化の表現が雑過ぎ。偉そうなこと言うが話的に『兄貴に成り代わり妹を利用としたが次第に良心に目覚めその後生きてた外道兄を倒し色々あった後彼女の兄として生きていく』の方が良くない? 細かい所でもエドが妹に『人命救助でも賢者の石を使ったお前を認めない』とか言うが、死んだ者の命の為に今生きてる人間を見捨てようとするコイツの考えを私は認めない。百歩譲って思うのは良いが、代案も浮かばなかったんだから偉そうに言う必要はないだろ。他にも終盤身を呈して守ってくれたアルに対し妹がほの字なら納得するのに、何故かアルの方からアタックと意味不明な展開。 作画は綺麗だがアクション演出は無難。しかもオリキャラが荒川キャラとデザイン違い過ぎ、極端に言えば『ドラえもん作画世界にエヴァの綾波が紛れてる』的違和感。 折角入れた伏線や演出をその後の展開に活かそうとせず、各場面に掛ける尺のバランスも悪く(特に序盤の演出肥大)結果後半大事そうな場面や演出を削って駆け足終了と、ドラえもん人魚(脚本同じ人)の頃から全く進歩してない。 『民族弾圧』と言う重いテーマも含まれてるが、それに対する各人の演説も全部無難で面白味ゼロ、それでやたら芝居掛かった台詞を吐き、結局最後は武力で解決と誰でも思いつける三流レベル。 はっきり言ってこいつに脚本書く才能はないので大人しく本だけ書いててほしい。
[映画館(邦画)] 4点(2011-07-28 06:19:28)
234.  コクリコ坂から 《ネタバレ》 
 『トゲが無くなった耳をすませば』若しくは『無難な青春映画』。  話の主軸は学生恋愛と溜まり場の建物が取り壊されると言う二つだが、両方パンチ不足。  恋愛は中盤までは悪くなく、ヒロインの想い人は昔経済的理由で養子に出された兄と言う展開も、『それでも好きです』と言い切ったヒロインの潔さと、『アニメ等が色々大変』なこのご時世にあのジブリが軽度ながら近親モノをやってくれた男義に惚れ・・・と思ったら告白した夜に『実は血は繋がっていない』と全てをぶち壊し、そして『コレまでの演出良かったでしょ?兄妹と言う部分に引っかかっていた人もコレで安心だね♪』と言う八方美人な演出にガックリ。  隠れ家騒動もボロいから壊す→綺麗にします→でもダメby校長→じゃあ理事長に直談判→取り壊しは止めましょうby理事長と面白味無。どうせなら理事長が来る間学生達と先生+業者が7日間戦争的戦いをした方がアクションも入り良かったと思う。  結局隠れ家事件は感動すら無い無味無臭な決着、恋愛もウヤムヤ終了と締め悪過ぎ。  作画に関しては及第だが相変わらずクセも面白味も無い。確かにガン萌え作画よりは一般受けするし、だからこそ監督の才能(脚本や演出)で勝負できる。だが正直シャフトや京都アニメ等が気合入れて作ったシーンと比較した場合差はほとんど無い(むしろ勝ってる)ので、中身スカスカな今回は裏目(吾朗には荷重)。  『ゲド』があまりにアレだったので『将来を託す監督が2作連続コケはまずい』と言う気持ちは理解できるが、それにしたって天下のジブリ様がこんなメッセージ性も目新しい設定も無いものを作って世間にお伺いを立てようとする姿勢が気に入らない。  それに実際そこまで関与していないだろうが、やはりあのビッグネームがスタッフロールに入ると『父親の補助有で何とかこの出来』と言う印象を受ける。  王道モノで言えば、ストーリーは『トイ』や『空家』、アクション演出なら『車達』、設定で言えば『を探せ』と今やピクサーのお家芸なので、『豚』や『天空』クラスは無理でもそれ相応のものを持ってこないと勝負にすらならない。   てか確かジブリって駿監督の作品を作るためだけに設立したスタジオなんですから、年齢的に引退もありえそうだし、こんなの作って『ジブリ』の質落としてる暇あったら、『ジブリ』自体は綺麗に終わらせてスタッフは身の振り方考えた方が良くない?
[映画館(邦画)] 4点(2011-07-17 02:41:53)(良:2票)
235.  宇宙ショーへようこそ 《ネタバレ》 
 押井監督が『どんなに長くても作品は120分以内に収めないと駄目』と言っていたが、本作を見て凄く納得できた。  中盤までの月や宇宙を旅するシーンはオリジナリティや視覚効果も良く作画も綺麗で楽しめたが、後半のシリアス展開がてんで駄目。  『主人公サイドの宇宙犬と袂を分かった友人との因縁』『その友人が見つけた隠された伝説の遺跡』等が唐突過ぎで全然掘り下げられていない。折角序盤で1時間近く旅行してるんだから伏線張れよ。  しかもその友との確執も『超科学を持つ者』の正義観やらそれを悪だと否定するがどうだのどっちにも共感できず気持ち悪い。てかじゃあその正義観に従い作ったのは後述するザコモンスターって全然ストーリーに絡まない。  メンドイので箇条書き『敵側が女の子をさらった『目的』はわかったがその『目的』を行おうとする『理由』が不鮮明』『宇宙(真空=超低温)で生きれる強い生物を作ったはずなのに『放水攻撃による低体温症』でやられるって・・・・(笑)』『敵(友)のやられ方がアッサリし過ぎ、てか気付いてたらやられてた』『超新星って星の誕生じゃなくて死だから『ハッピーバースデー♪』は変じゃ・・・』『結局ワサビをなんで必要だったのかわからない』『宇宙人は全員バリバリの声優起用だが人間は子役(しかも俳優)。まぁ結果は悪い意味で裏切られませんでした』等々・・・・・はっは(笑)。  とにかくシリアス部分の出来が悪過ぎる。これなら敵側に変に壮大な目的を持たせず『宇宙生物学的にめっちゃ珍しいワサビを奪おうとするお馬鹿小悪党から逃げながら宇宙を旅する』とか簡単な内容にした方が、尺もかなり短くなって良かったんじゃないかなぁ。ちなみに個人的にこの内容の作品でベストと思う尺は100分。30分オーバーは許容範囲外。   たぶん監督さんは序盤の旅行部分を描きたかっただけで、他は予定調和で作ったんだろう・・・と思わないとやってられない程酷い(『酷い』連呼してすみません)。
[DVD(邦画)] 4点(2011-02-11 18:37:17)
236.  機動戦士ZガンダムII 恋人たち 《ネタバレ》 
 TV版は再放送で視聴しましたが、重要部分以外は結構忘れてる。  時系列的に分かんない部分はⅢ部の感想に書きます。  正直三部作の中では一番分かりにくく、総集編と割り切って見てもちょっと辛い。なので一見さんはお断り状態。  フォウに関してはカミーユとの関係もしっかり描かれており、旧作に比べると地味ながらしっかり結末まで描いてくれていた。  しかし、ロザミアに関しては原作の1割程度しか消化できていない上、ギャプランから脱出した時点でフェードアウト。第三部でMk-Ⅱ話やるかと思ったらいつの間にか死んでいたりとかなり可哀そう。  サラとベルトーチカに関してはまぁ可もなく不可も無く。  作画のギャップに関してはⅠ部より酷い。アッシマー戦みたいな完全新規は無、フォウとのやり取り部分なんて新旧作画が入り乱れ二人とも別人レベル、新規なら新規、旧版なら旧版しっかり分けてほしい。  また、フォウとあれだけガッツリ分かり合おうとしたのに、宇宙に上がった途端(少なくても劇場版ではそう見えた)ファとキスしようとするカミーユに軽薄感を感じた。  折角初登場のZガンダムも、カミーユ初搭乗&初出撃でいきなり大苦戦、その後もヤザンブラビにやられたりとMk-Ⅱ乗ってた時より弱く感じた。なのでZ一番の見せ場はアポリーが乗ってた時と寂しすぎ。
[DVD(邦画)] 4点(2011-01-16 10:34:56)
237.  コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら 《ネタバレ》 
 『超小規模(内容的にも製作費的にも)なバッドボーイズ』と『エディ・マーフィーみたいな魅力的なキャラのいない48時間』と『気難しい話が無いラストボーイスカウト』を10で割ったような内容。  『囮に使った容疑者を殺されてしまい停職処分を食らったブルース・ウィリスと相棒が、金策目的でレアカードを売ろうとしたら運悪く強盗に奪われ、しかも更に運悪くそのカードが野球好きの麻薬の売人に奪われ、返す代わりに彼らが捜しているアルモノを探しすことに・・・・・』と、まぁ冒頭部分だけ書いたが脚本にこだわろうとする気は一切無し。  じゃあド派手なアクションやポップでファンキーな掛け合いがあると言えばそれも無い。  捜査手順や話の展開も超強引かつご都合主義な上、どれも目新しさどころかカビすら生えてそうなものばかり。  結構見ているが、個人的にはブルース・ウィリス主演作の中ではかなり下位に入る作品。  だがダメダメな割にテンポ自体はそこまで悪くなく、いつもワン・マン・ヒーローなウィリスが相棒(しかも刑事)をつれているというのが結構珍しいので、『暇を持て余しているウィリスファン』が見る分には・・・・ギリギリでイけると思う。  また、私の場合は『DVDは吹き替え』派なので、内田さん(野沢さん以外で聞くのはアルマゲドン以来でしたが、メチャメチャ上手ですし違和感はありませんでした)と高木さんの掛け合いが見れたという点も若干加点しています。   ただ上のポイントに一切引っかからない方にとっては『アクションの無いアメリカ&劣化版あぶない刑事』なので見ない方が良いでしょう。
[DVD(吹替)] 4点(2011-01-10 20:49:00)
238.  エクリプス/トワイライト・サーガ 《ネタバレ》 
 全く知らずに観に行き『三部作の最後』と知り驚愕。でも一応あらすじ的なものは冒頭に入っており内容の把握は出来ました。  ビックリするぐらいの無味無臭映画。魔族を魅了する血を持つヒロイン(とっても良い子)が、吸血鬼の少年(彼女を大事にする高青年)と恋に落ち、その後吸血鬼と敵対する人狼の少年(こちらも負けじと高青年)にも好意を抱き、まぁ敵が出たり協力したりして一応ハッピーエンド。ラストまでコレと言った粗は無いが盛り上がりも一切ない、とてつもなく『無難』に作られています。  三角関係のオチや敵種族との戦いもCG等も含めやはり『無難』。  冒頭の解説も『分かりやすい』が、逆を返せば5分程度で説明できてしまう位『薄い内容』と言うことにもなりますし。  ちょっと画が綺麗なTVドラマを見てる感じでした。  『コレは!』と言う名場面や演出も無く、『何だよこれ!』見たいな罵声を浴びせたい程の箇所も無いという、何とも評価のし甲斐が無い作品でした。
[映画館(字幕)] 4点(2010-12-05 10:52:55)
239.  エクスペンダブルズ 《ネタバレ》 
 『矛盾』『非常識』『設定皆無』『支離滅裂』『ご都合主義』と、見事にアメリカらしいアクション映画の典型。  ガソリンや銃弾が爆弾の如く炸裂し、正義の強さをきわ立たせるため敵の6~7割は発砲もせず突っ立ったまま殺される。主人公達は『戦闘のプロ』なはずなのに、後ろや隣にくっつかれても敵の尾行に気付かなかったり、敵基地を偵察(道のど真ん中に車を止めて仁王立ち)して敵に見つかる等、ストーリーとキャラの技量に全く整合性が取られていない。  いま挙げたの物は良く言えば『古き懐かしアクション映画の演出』だが、悪く言えば『時代遅れの駄演出』。私の感想としては残念ながら後者。  さらに仲間の一人の恋愛シーンや行きつけの店のマスターの悲しい過去と、アクション以外にも作品に『厚み』を持たせようとしているが、どれもこれもキャラの掘り下げが全然できていなかったり構成が雑だったりと全く魅力を感じれず、様は『色んなものに手を出したが脚本が実力不足で結局浅く広くしかできなかった』作品の典型。  さらにさらに、後半の話の崩壊具合が半端ない。簡単に書くと『悪い米人に買収された将軍の娘を救出に向かうが、将軍は愛娘を拷問する悪米と決別、娘を連れてこさせ安全を確認した後スタローン達を殺すよう、テラスに出て部下に指示。だが室内にいた悪米達(ちなみに監視している部下の数は彼らより少ない)に背後から撃たれ、結局部下も命令を聞いた結果全滅させられる』・・・・ん?娘が途中で事情を話して悪米を殺せば、娘を無事と知ったスタローンと将軍は戦う理由なくない?とまぁこんなお粗末な出来。  確かにアクションはそこそこ頑張っていたしスター共演は魅力的だったが、作品としての出来は『特攻野郎Aチーム』以下。戦車で戦闘機と空中戦みたいな面白アイディアも無かったしね。  あとスタローンは『隊長』役似合わない。それとジェットリーが味方役だが白人にボコボコにされるのは結構新鮮だった。   
[映画館(字幕)] 4点(2010-10-17 01:30:12)(良:1票)
240.  機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- 《ネタバレ》 
 TV版は全話視聴しました。  まず『ガンダムに宇宙人出現!』コレがアウトな方は見ない方が良いでしょう。  序盤はまずまず。突如飛来する宇宙船、地球各地を襲う異常現象、突如ルイスの前に現れるリボンズ、アレルヤ達を襲う無人のトラック等不気味な謎をはらみながら物語は進みます・・・・・が、中盤以降が非常に残念な出来。  宇宙人は他者と融合、知識共有することで理解し合おうとしますが、それを人間に攻撃とみなされ反撃、で宇宙人側もそれに逆ギレして戦争(そう考えないと融合したMSに擬態して攻撃する理由が分からない)。で結局刹那が説得、宇宙人も花に化けて、それを見た人類と和解・・・・誤解だろうが何万人も殺しといて『ごめん、戦う意思は無かったんだ仲良くしよう』で納得できるか。視聴者(私)としても、グラハムやアンドレイ(荒熊の息子)を殺した奴を許す気にはなれない。そこら辺の確執は『30年後(だったかな)』の後日談の間に解決してるのか知らないが描写が無いのでノーカウント。ラストの宇宙人と融合した刹那&マリナの『分かり合えた』と言う完了形の発言にも説得力が無い。『分かり合える』にした方が、イノベイターだけでなく異星人とも融合してしまった刹那が、あらゆる垣根を超え旧地球人であるマリナとも理解し合おうとする前向きな姿勢から、明るい未来を予想でき綺麗な終わり方な気がするし、この作品内だけで全てを完了させるには再三言っているるが描写が少なすぎる。  上記の不満点も構成をしっかりさせれば解消されたはずなのに、情報量が多い癖に無駄にアングルがグリグリ動いて見難く詰らない『ガンダムVS大量のファンネル(宇宙人)』と言う戦闘シーンにとんでもない時間を取られてしまっている。  設定を知らないだけかもしれないが『宇宙人は人間と融合して知識共有したのに何故その後友好的な行動を取らなかったのか』『中盤でミスったとはいえ効果のあったトランザム・バーストが最終決戦時機体強化されたのに敵本星中枢に行かないと駄目と言う理由説明が無い』等結構デカイ穴もある。  過多はいけないと思うが、作品に込めたメッセージ性を伝える描写がいい加減かつ少なすぎる。とにかく監督(それとも脚本?)の自己満足止まりでコッチに響かない。  残念ながらこの作品で私はスタッフの皆さんと分かり合うことはできませんでした。 
[映画館(邦画)] 4点(2010-09-29 22:08:30)
082.67%
1134.33%
2103.33%
3237.67%
44013.33%
5299.67%
65117.00%
75418.00%
84314.33%
9165.33%
10134.33%

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