2401. 人間の証明
《ネタバレ》 原作未読。「砂の器」二番煎じな物語で、脚本及び演出のハリボテ感が痛々しい。唯一心に残ったシーンがジョニー・ヘイワードの「僕がそんなに憎いかい」自ら深く刺し入れる姿。余計なエピソードを取り払って母と息子2人に絞って貰いたかったところです。 埋め尽くされた酷い演出で超絶だったのが、ラストのジョージ・ケネディ、岡田茉莉子のスピーチと聴衆の反応、「逮捕しましょか」に首を振る鶴田浩二、崖下に去る岡田茉莉子を見守る刑事2人・・・・これくらいにしておきます。 原作への忠実度がどれくらいなのか分かりませんが、本作は「見てから読む」のが正解だと思います。 [DVD(邦画)] 3点(2021-06-19 01:56:16) |
2402. 悲しみよこんにちは
原作未読、デヴィット・ニーヴン、デボラ・カー目当ての鑑賞。こましゃくれたガキと見てくれだけ爽やかな下衆の極みオヤジが鉋屑が燃える如きのペラッペラなやりとりを延々と繰り広げているのに、野暮を承知で「因果応報」の四字熟語を贈りたい。オットー・プレミンジャー独り善がりの愚作にデボラ・カーが出演した理由を知りたいところであり、デヴィット・ニーヴンも仕事選んでと言いたいです。 [DVD(字幕)] 3点(2021-05-21 01:46:10) |
2403. 危険な場所で
どこが危険な場所だったのか。呆れる脚本ではロバート・ライアンをもってしても感情の高ぶり皆無な驚きの凡作。 [DVD(字幕)] 3点(2021-05-13 23:56:16) |
2404. あの胸にもういちど
お目当てアラン・ドロンは「顔だけ」の存在でガックリ。冒頭から30分間程ずっとバイク疾走シーンで What is this movie ? 何となくストーリーらしきものが見えてきても相変わらずレベッカが疾走しています。多分そうなるのだろうという予感通りでのお開きにやはり What is this movie ? feel disappointed 宮崎あおい似のマリアンヌ・フェイスフル全裸レザーライダースーツが峰不~二子ちゃんのモデルだったという「へぇ」に1点。 劇中ドロンの what is love ? 学生相手の講釈に1点。このシーン以降 Haddaway の what is love が駆け巡ったところに1点。 [DVD(字幕)] 3点(2021-05-09 23:55:17) |
2405. テルアビブ・オン・ファイア
劇中劇のテルアビブオンファイアが超絶つまらない。こんなのを面白がって見ているユダヤ&パレスチナの人々も意味不明。 作品作りに多くの人々の思惑が絡んでいる事を思わされたところ 意外と素敵であった音楽 クスリとも笑えなかった本作がコメディ作品だったという事に心底仰天したところ それぞれ1点ずつ。 [DVD(字幕)] 3点(2021-04-29 02:11:16) |
2406. カルメン(1948)
原作未読、オペラ未鑑賞。「ギルダ」の両人出演と言うことで気乗りしないままでの鑑賞。グレン・フォードは哀れとしか言いようのない男を好演しており嬉しい見込み違い。 情欲が甚だしく 常軌を逸した行動をとる人=色〇狂、並びに、品行が悪く厚かましく卑しい女=アバ〇レ 以外の何者でもないカルメンを演ずるリタ・ヘイワースは「魔性の女を見てね」と力演しているのでしょうが、唾吐きまくりの観るに堪えない姿にウンザリでした。製作にも名を連ねているのならもう少し何とか出来なかったものかと言いたいです。 [DVD(字幕)] 3点(2021-04-17 02:20:44) |
2407. アンナ・カレニナ(1948)
1935年版鑑賞済ですが粗方忘れています。グレタ・ガルボとは違ってヴィヴィアン・リーのアンナは華に欠け身勝手にも程がある不倫女のイヤな部分のみ強調されて萎えます。アンナの浅はかさを浮かび上がらせるカレーニンとキティの描写に加点。 [DVD(字幕)] 3点(2021-04-13 04:18:34)(良:1票) |
2408. ヨランダと盗賊
基本、アステア作品に脚本の質は求めないのですが、ファンタジーであっても守護天使を絡めた設定展開の幼稚さに白け返る代物です。それを補う筈のダンスシーンも、間引運転・徐行運転状態で萎えるばかり。興行収入惨敗でアステアが引退宣言をした(後に復帰)というのも頷ける残念な作品です。 [DVD(字幕)] 3点(2021-04-05 13:42:29) |
2409. ハイネケン誘拐の代償
《ネタバレ》 詐欺的な広報戦略に引っかかりました。客寄せアンソニー・ホプキンスにガックリ。被害者側&捜査当局側の描写皆無での展開結末に「ああ、そうですか」としか思えません。ハイネケン・グリーンボトルはさっぱりとした美味しさなのですが、本作はサッパリでした。 [DVD(字幕)] 3点(2021-04-05 09:37:17) |
2410. ナイト・アンド・ザ・シティ
《ネタバレ》 1950年版が未見状態で本編だけを観ればペラペラ喋り倒すデ・ニーロの持ち味が良く出た可もなく不可もなくと言ったところ。しかしながら、エンドロール冒頭での「ジュールズ・ダッシンに捧ぐ」にこんなのを捧げないで欲しいと言いたいです。とりわけラストでのデ・ニーロのテヘペロ感が腹に据えかねます。 [DVD(字幕)] 3点(2021-03-28 03:39:42) |
2411. ハーレム
現時点で「この世にこんな美しい人がいてるのか!」ランキング4位のナスターシャ・キンスキーは絵的に掃き溜めに鶴状態で点数の全て。悲しいかな脚本と演出も掃き溜めで演技のしようが無いのでしょう。かなりなコケ具合。残念無念(泣)超絶駄作であり、ベン・キングズレー共々出演理由を知りたいところです。 [DVD(字幕)] 3点(2021-02-08 02:21:54) |
2412. 地獄のアパッチ
《ネタバレ》 当たりはずれの落差が大きいフィリップ・ヨーダン脚本で大ハズレ(泣)な本作。「バラのつぼみ」もとい「四月の朝」の謎に迫る物語ですが、筋が追えない(疲)、結末は口アングリ(呆) お目当てリー・ヴァン・クリーフは髭無し、髪有り(カツラ)、パンツ一丁の裸体(結構ムキムキ)、オープニング&エンディングにおけるラップのような歌唱(微妙)、ベッドシーン(ぎこちない)と激レアなお姿で、先住民で北軍大尉という役柄にも哀愁が微塵も感じられなくガックリ(憔) 本サイトの基準にピタリと当てはまる作品でした。 [DVD(字幕)] 3点(2021-01-25 02:38:18) |
2413. ゴスフォード・パーク
高貴なのは生まれた家柄で中身はゲスな貴族達と人の悪口しか話題の無いゲスな使用人達のくだらないハナシを延々と聞かされて、グッタリ。「いつまでやっとんじゃい!」降ってわいたような殺人事件も何のインパクトも感じず。豪華俳優陣でありながらの体たらくの責任は誰にあるのだろうか。再見してみたいとは露ほども思えない愚作。 [DVD(字幕)] 3点(2021-01-02 02:25:24) |
2414. 上海から来た女
お話が箸にも棒にも掛からぬ酷さです。展開が何の話なのかサッパリ分からないダラダラ模様。中途から分かったあとも「何でそうなるの?」オンパレード。鑑賞後に1時間カットされている事を知りました。全て観たとしても登場人物全員が内面の葛藤皆無なので面白くなるとは到底思えません。監督の画作りの才能と作品の出来のアンバランスさが際立つ一品。 [DVD(字幕)] 3点(2020-12-29 02:25:43) |
2415. キャビン・イン・ザ・ウッズ
《ネタバレ》 お金がかかっていない作りに比例した安い物語。不穏な気配は単に思わせぶりなだけだった結末。好評を得ている「キャビン」(未見)の原題を邦題にしているあざとさにに見合った愚作。 [インターネット(字幕)] 3点(2020-10-05 12:07:35) |
2416. ニューヨーク・ニューヨーク
冒頭シーンのお祭り騒ぎが理屈抜きで胸糞悪い。「何時までやっとんじゃい!」辟易したナンパシーン、某作品同様のド腐れ屑キャラぶりがデ・ニーロの名演相まって我慢の限界を超えリタイア(し・つ・こ・い・death 怒怒怒怒怒) ライザ・ミネリのパフォーマンス見たさに数週間経って続きを。 ありがちなストーリーでジミー・ドイルはカスのまま。監督ならではのダラダラ展開。もう、へとへと、何度も一時停止。 母の遺伝子を受け継いでいるのがありありと分かるラストのライザ・ミネリの華やかさに我慢に我慢を重ねた鑑賞が報われた作品。 [DVD(字幕)] 3点(2020-10-04 02:40:22) |
2417. グッバイ・ゴダール!
若くして人間の出来たアンヌのお陰(+1点)で完走出来た作品。全ての他人がバカだと思っているゴダールの言動に、ウ・ン・ザ・リ です。 [DVD(字幕)] 3点(2020-09-08 00:54:22) |
2418. ガープの世界
ガープの母親への胸糞悪さが最後まで付いてまわり、ハナシの展開に付いてゆけない。「何でそうなるの?」 ロビン・ウィリアムズの持ち味が感じられない点も併せて観ていてグッタリさせられた作品。 [DVD(字幕)] 3点(2020-07-20 16:11:57) |
2419. 西部悪人伝
リー・ヴァン・クリーフのPVとしてならギリギリ観るに耐えるけれど、ハナシにならない安易なストーリーの中では何一つとして響いてこないばかりか、無敵ぶりが嫌みに感じてしまった残念至極な作品。 [DVD(字幕)] 3点(2020-06-11 15:57:20) |
2420. ゲット・アウト
《ネタバレ》 予備知識ゼロ。「招かれざる客」(傑作)「スケルトン・キー」(秀作)のいいとこ取りを狙ったかのような本作。中途半端感で萎えてしまいます。脱出劇に至っては馬鹿馬鹿しくてポカーンと眺めておりました。一生懸命伏線を張り巡らしているものの、それだけでアカデミー脚本賞というのが驚きです。どことなくふてぶてしさを感じるダニエル・カルーヤ。彼が悪役として白人の体を乗っ取る筋立てのほうが盛り上がった気がします。 [DVD(字幕)] 3点(2020-05-21 00:54:33) |