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チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 552

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241.  インサイダー
近年稀に見る硬派な社会派サスペンスの傑作だ。アル・パチーノも素晴らしければ、ラッセル・クロウのワイガンド役への入れ込みようには脱帽。サブキャラクターもしっかりとしていて、観ていて好感が持てる。シナリオ面での評価は低いらしいが、この映画の脚本の巧さには驚いた。話しのプロットがしっかりしていて、一つ一つのエピソードも決して無駄にはしていない。最近にしては珍しく劇場で観ておけば良かったと後悔してしまった。
9点(2001-08-26 13:26:00)
242.  モスキート・コースト
期待しないで観た分だけ、もの凄く考えさせられる映画だった。主人公は狂信的な家族をも自らの思想を押し付けて中南米ホンジュラスへと分け入る男。しかし彼の中にも自己矛盾がある。必要なものは全て揃っていると言いながらも、ジェロニモの村に冷凍技術を伝導したりと彼なりの矛盾がある。徹底的な完全主義を貫き通そうとするが、エゴ丸出しの生き方は難があることを知らしめてくれる映画だと思うし、またそういった人間に対する意思表示についても考えさせられた。そんな中に相反する物質社会への警鐘もしっかりとされているところはなかなか見事である。壮大なスケールで描かれた作品だけど、ピーター・ウィアーの作品にしては比較的異質な作品かな。
9点(2001-08-23 17:43:52)
243.  ベン・ハー(1959)
俺はこの手の作品は好みじゃないがそれだけの要因では批判はできない。個人的な好みではないものの、どれも凄いと思うから。「十戒」、「ベン・ハー」、「スパルタカス」、近年で言うと「グラディエーター」。どれも個人的には甲乙などは付け難い作品の出来ではあるものの、この映画が一番かと聞かれると疑問が残る。スケールの大きさや、当時の映画に関する技術から考えても凄いことなのだが、(↓)でも言われている通り、かの有名なコロシアムでの戦車の競争のシーンが凄すぎたため、序盤のベン・ハーへの災難の描写や競争後のシーンが弱いのは否めない。「グラディエーター」みたく話しのどこかに焦点を定めれば良いのに、この映画ではあっちもこっちも手を付けていて長くなってしまったという印象が拭えないので中だるみを感じてしまう。そこが一本の映画としてのマイナス材料になっている気がする。異論がある人も多いとは思うけれども、私の場合は「グラディエーター」の方が面白かった。
8点(2001-08-22 23:43:24)
244.  セント・エルモス・ファイアー
何か忘れかけた大切な事を思い起こさせてくれるような作品。誰でも通り過ぎる大人への曲がり角、そんな人生の通過点を群像ドラマにして鮮やかに描いている。デミ・ムーアの“私、22にして人生に疲れてしまったのよぉ~~”と嘆くシーンには、胸をうつものがあった。また音楽も印象的な逸品で物語を盛り上げ、ラストも感動的にしている。
9点(2001-08-21 16:09:33)
245.  ローズマリーの赤ちゃん
あらら、ここでは不評だったのね。俺、ポランスキー監督の初期の作品としては上出来のサスペンスだと思いますよ。大都会ニューヨークが舞台にも関わらず、オープニングとエンディングで響き渡るヨーロピアンな音楽。そのアンバランスさが怖い。またミア・ファローの可憐な可愛さも捨て難い逸品だと思いますよ。
8点(2001-08-19 20:16:21)
246.  カリートの道
(↓)そうそうこの映画のショーン・ペンは全然気づかないかも。「スカーフェイス」の姉妹編なんですが、正直言ってこっちの方がかなりマイルドになり、しかも切ないです。切なさが物語の全編に響き渡っていて、デ・パルマが「スカーフェイス」の時にホントにやりたかった事を描いているようで、いろんな意味で切なくなってきました。90年代のデ・パルマのベストだし、私の中では「アンタッチャブル」をも超えてます。
9点(2001-08-19 19:54:48)
247.  ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝
聞きしに勝る「おバカ映画」でした。でも個人的にはたいへん好きなペースで、ノホホンとやってくれたので面白いと思った。オープニングの唐突さに、野菜スープで一緒に煮られて食われるとかそういういい加減な展開がトントン拍子に描かれていて、たいへん好印象。まっ調子に乗って続編も作られたということは目をつぶってやって下さい。
8点(2001-08-19 19:45:56)
248.  サイコ(1960)
精神医学が発達する現代においては“陳腐な映画だ”と言う人もいるかもしれない。ただこの映画が後世にどれだけの影響力を持っているか。ヒッチコックのベストとまでは言わないけれど、オーバーな言い方するとこの映画が無ければ「アンタッチャブル」を撮ったブライアン・デ・パルマも、「死霊のはらわた」のサム・ライミだってデビューしなかったかもしれないぜ。
10点(2001-08-17 17:48:53)
249.  ライトスタッフ
この作品の奥深さは一言では語りきれない。正直言って、全員タイトルの“正しい素質”ではないのかもしれない。だってこの映画を見る限りでは、持ち前の才能や知識、運動能力を基準にして選考していたではないか。元々アメリカ政府がいわゆる“正しい素質”を選んでなかったのだと私は思う。しかしどうだろう? そんな“正しくない素質”の集まりが、自らの才能に過信した連中が、一番飛ぶということに関する想いが強かった者が、「音速」の壁を破り現代宇宙工学の基礎ともなる命懸けの有人飛行にトライし、基を築いたではないか。“正しくない素質”がライトスタッフなのだ。
9点(2001-08-16 21:46:42)
250.  ヒッチャー(1985)
これはある意味映画を観ることに対する勇気を試される映画です。衝撃的なシーンの数々、暗がりの序盤から物語は一気に加速していき一旦話しは終結するかのように見せます。しかしここでこのヒッチャーは終わらない。荒削りな演出、ルトガー・ハウアーのターミネーター的な怪演、これが全て構築した傑作がここにある。
9点(2001-08-15 21:33:02)
251.  パルメット
『ブリキの太鼓』のフォルカー・シュレンドルフのサスペンス映画ということである程度の期待をして観たけど、イマイチの出来でした。共演している女優は魅力的で強烈なキャラクターをそれぞれが持ち合わせているが、その分だけウディ・ハレルソンが活きていなかったのが残念。役柄的に見れば彼はかなかなのハマリ役だとは思うので、もう少し活かして欲しいところだった。
4点(2001-08-15 09:51:19)
252.  ジョンとメリー
互いに名前を名乗らず、素性もわからない。生い立ちも、これまでの経歴も。そんな相手の事を何も知らないまま関係をズルズル、ズルズルと引きずってきた男と女。そんな現代にありがちな関係をユーモアやペーソスたっぷりにしっとりと描かれていて大変好感が持てる。ただ男女が出会いお互いの名前を名乗るまでをじっくりと描いているだけだが、ナレーションや時制の混同といった手法を次々と繰り出してきて、その演出はたいへん見事である。この2人がこの後、「クレイマー、クレイマー」予備軍にならない事を祈るばかりである。
9点(2001-08-14 12:14:33)
253.  セイブ・ザ・ラストダンス
予想に反してなかなかいい映画だった。この夏の大作にうもれてしまいそうな勢いだが、黒人青年と白人女性の青春と恋愛をダンスシーンを絡めて爽やかに謳い上げた佳作である。ただもっとコミカルで明るい映画かと思っていた分だけ、前半は少しあまりにシリアスな展開に戸惑ってしまった。
8点(2001-08-13 17:49:44)
254.  ジュラシック・パークIII
いろいろなサイトで絶賛の声が挙がっていたので、ある程度の期待を胸に観ましたが、「娯楽」の方を期待すればさほど悪い出来ではないと思う。しかし“1”で観られた現代社会へのメッセージ性はもはや影を潜めている。これは感じている人も多いらしいけど、恐竜を見せるだけのイベントになってしまっているのは事実だと思う。“1”は決してそんな映画じゃなかった。それに上映時間が短いせいか、話しの展開が急ぎすぎている感があり、物語の基本プロセスが破られているような気がして残念。
5点(2001-08-12 10:26:30)(良:1票)
255.  レクイエム・フォー・ドリーム
行き場のない人々の業をキチッとしたプロセスで描いていたと思う。ただ前作の「π」に比べ判りやすいメッセージにしてしまったというこの鬼才監督の今後のベクトルを決める上で、非常に重要な面が出ている。それがいいのか、悪いのかはここでは問題ではない。目をそらさずにキチッと見ておくべき作品だ。ただ実はこの作品は真面目な社会派映画であることは認識しておくべきだ。
8点(2001-08-11 18:50:48)
256.  アマデウス
やり場のない悲壮なメッセージ。そしてあまりに皮肉な展開。サリエリという作曲家については本作で初めて深く知ることになったが、神やモーツァルトに対する思い入れや音楽に対する情念がもの凄い。これはフランク・マーリー・エイブラハムという役者をチョイスしたことや、彼の熱演によって表現されたものではあると思うが、それ以上に製作者サイドの熱意も伝わってくる。これはもはや、映画ではなくモーツァルトの壮大なオペラそのものだ。
10点(2001-08-11 12:09:09)
257.  ユージュアル・サスペクツ
スンゲェー!この映画のオチが判ったという人がいたとは結構オドロキ。それでも楽しめるでしょう。初めてにオチが判っても、この映画で重要なのは中盤なのだから。俺なんてしっかり騙されてしまったクチだから、エンディング観ても判らなかった(←鈍感)。でもエンディング5分くらいを2・3回観返してみると段々話しが見えてくる。アカデミー賞で受賞している部門も妥当な線ですね。いいトコ目につけてんじゃん、オスカーも。強いて言うなら、もう少しメリハリのある演出にして欲しかったかな。
9点(2001-08-09 22:00:58)
258.  グレート・ウォリアーズ/欲望の剣
これはコメディなのか?と最初は錯覚してしまった。しかしどうやらそうではないようだ。だってポール・バーホーベンの映画じゃん。バーホーベンの映画としては、この作品は正攻法から勝負した方だとは思いますが、やはりエログロの雰囲気はぬぐえない。この時期までルトガー・ハウアーにポール・バーホーベンってコンビ多かったらしいけど、なんか合ってますね。ちなみに地獄城では冒険なんてなかったです。あっ、あとラストはあれで物語の解決になったのかどうかも疑問です。
7点(2001-08-09 17:40:29)
259.  エクソシスト ディレクターズカット版
基本的には元の「エクソシスト」とはあまり変わった印象は受けなかった。というのもエンディングをちょこっとだけ判りやすくし、例のスパイダーウォークを挿入しただけでこれといって作品が一新したわけではなく、元の作品と大差ないと思う。それにあのスパイダーウォークは入れない方が明らかに正解だったと思う。この作品をウィリアム・フリードキンのキャリアの一つとして数えてしまうのはどうかと思う(というのも正直言ってこれは「ブレードランナー」を完全版と最終版で別々に語り合ってるのと同じことだと思うから)し、さらにはあの“公開延期”も一種の戦略の一つだったとも思えるものの、こんな衝撃をまた劇場で味わうチャンスを与えてくれたフリードキンには感謝しなければならないのである。
8点(2001-08-09 00:00:12)
260.  エクソシスト
言わずと知れた黄金の70年代が輩出したオカルト・ショッカーの金字塔。あまりのストーリーの唐突さと強引さが逆に当時脂の乗り切っていたウィリアム・フリードキン監督の才能を感じさせる演出になっている。また原作は読んでいないが、脚本には原作者のウィリアム・ピーター・ブラッティが参加しているということもあり、おそらく映画の出来自体も原作により近いものになっているだろうと思われる。ただ私が思うのは、この映画は不可解さや不気味さを楽しむものだと思う。元来この映画はオカルト・ホラーではあるけれども、ホラーというよりはオカルト色を思いっきり前面に押し出した作品なのだから。
8点(2001-08-08 23:52:45)
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