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すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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241.  ゆきゆきて、神軍 《ネタバレ》 
正直、嫌悪感一杯。目的のためなら暴力肯定するんなら、結局、戦争だって肯定しているのと同じじゃんか。なんだよ、昭和天皇にパチンコって。小心者めが。デカいことやってるように主張してるけど、しょせん、自己顕示欲のカタマリなだけじゃんか。こんなオッサンが正義を口にしているなんて、反吐が出そう。・・・出そうなんだが、どうもそういう一言で片付けられないんだな。こんな奥目の貧相なオッサンの言動なんか、本当はまあ、どーでもいいわけよ。要は、このオッサンを使って、この作品を撮った製作サイドのシタタカさ。でもねえ、戦場のカニバリを扱った手記・小説なんかは既に世に出て有名なのがいくつもあるわけで。狂った奥目のオヤジが戦争の狂気を叫んだって説得力ないって。真っ当な爺さんの壮絶狂気体験話の方が百倍効果的。やっぱり、こういう作品に「それでも価値はある」みたいな評価が罷り通られては納得いかないので、ここは0点だな。
[DVD(邦画)] 0点(2009-05-12 15:03:02)(良:2票)
242.  グーグーだって猫である
時折、小説書く人が、趣味が高じて映画まで撮っちゃった、ってなことがあります。それらの作品を見たことはほとんどないですし、見たいとも思わないのですが、それはなぜかというと「映画をナメとる」気がしてしまうからです。もちろん、そうじゃないかも知れませんし、それが傑作を生まない保証もありませんが、そういう色眼鏡・偏見持ってしまうんです。定年後のオッサンが「これからは農業“でも”やるかー!」なんてほざいたりしますが、こういうセリフは農家の人が聞けば憤慨するんじゃないでしょうかねえ。もちろん心の広い農家の方も大勢おいででしょうが、少なくとも私が農業従事者だったら「ムッとする」でしょうねえ。・・・え? この映画のレビューとどう関係があるんだ? いえ、あまりないかも知れません。ただ、この映画、私には「素人が趣味で撮った映画」にしか見えなかったわけですね。もちろん、この監督も出演者たちも「プロ」なことは百も承知です。そもそも、この監督自身が大島弓子ファンでその独特のワールドを映画で表現したいってのが動機だそうだが、そこがそれ、もうプロじゃないってことです。大島ワールドは、映像化して再現できるもんじゃないことを、プロの映画人なら分かってもらいたいわけね、撮る前に。いや、恐らく分かってて手を出したんだと思います。だからこそ、「そりゃあ趣味でやってんちゃうの?」と言ってやりたいわけですね。だったら鑑賞料取るなよと。「どうぞ見てください、オレの趣味映画」と、動画サイトか何かに投稿すりゃいいのです。そう、図々しいんですよ、発想が。猫の可愛さだけは辛うじて正視に値した、ってことで、この点で。
[DVD(邦画)] 3点(2009-05-11 14:13:30)
243.  マイ・ドッグ・スキップ
犬&子ども。これだけで反則って感じなんだが、まあ、見ちゃうんだよね、犬好きとしては。そもそもポスターが反則だよね、これ。ポスター欲しさに、かなり探し回ってオリジナルのを(結構イイお値段だった)買っちまいましたよ。日焼けするのがもったいなくて、買ってから5年も経っているのにまだ梱包したまま・・・。で、久しぶりに再見いたしました。何度見てもクサイなぁ、と思うし、犬が演技しすぎだし、主人公の少年もちょっと好みじゃないのは変わらない。でも、ケビン・ベーコン&ダイアン・レインの両親は素敵だし、そうは言っても片玉でもやっぱりスキップは可愛いし、BSシネマ堂本舗で山本晋也監督も言っていたけれど、静かな反戦映画でもあるのよね。何となく無下にもできないんだよなぁ。イイ子過ぎるスキップが、どうしても食い足りなさを感じさせるわけで・・・。とにかく、やっぱりこの映画はポスターですよ、ポスター。これで作品価値2割増です!
[映画館(字幕)] 6点(2009-05-08 16:12:48)
244.  オテサーネク 妄想の子供
深刻に不妊の悩みを持つ人が見たら卒倒しそうな内容。こりゃー怖い。豆腐売るみたいに赤ちゃん売ってる屋台があればねえ・・・。オティークはあの奥さんの執着の権化、まさに尽きない欲望ってとこかな。あそこまで行くと、赤ちゃんに執着しているというより、執着していることに執着している(今さら執着を捨てられない)みたいなモンでしょ。せっかくだから、もっとアニメを見せて欲しかったなあ。あの絵本はステキだったけれど。シュワンクマイエルにしては何もかもがえらく真っ当な作りでございました。いえ、不満じゃないんです、グロ全開でとても面白かったので。ちょっとばかし物足りなかっただけです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-05-01 16:16:33)
245.  上海ルージュ 《ネタバレ》 
少年が歌姫の苦悩を知って、次第に心を寄せて行くのと裏腹に、凄惨な上海マフィアの制裁が歌姫に下されるという、悲惨極まりないオハナシ。だが、後味は悪くない。最初は豆腐屋になりたいなんて無邪気な夢を語っていた少年だけれど、きっと、上海に戻ったら、やっぱり敵討ちってことでその道へ入って行くんだろうな。あの可愛い少女の行く末も、歌姫の二の舞かと思うと切ない。逆さ吊りにされた少年の懐から落ちた硬貨は、少年の無邪気な夢が河の藻屑(っていう表現はないかもだけど)と消えたことを物語るようで、また切ない。オリンピックの演出は数で勝負の大味だったが、この映画は小粒ながらピリッと旨い。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-04-30 15:53:50)
246.  ムッソリーニとお茶を
う~ん、イイ映画。まずタイトルが良い。舞台はフィレンツェってのもイイ。ウフィツィのボッティチェリの前でティータイムなんて羨ましい。ロミジュリやブラザーサンがさりげなく入っていたり、何と言っても豪華俳優陣に、さすがはゼッフィレッリ、と堪能。彼の素晴らしい美的センスや感性の背景には、こんな特異な環境があったとは! 彼の作品ではクライバーとのオペラ『カルメン』と甲乙つけ難く好きだなあ。音楽も良いし、衣装、美術もステキ。もう何度も見たけれど、見る度に酔いしれる。まぎれもない名作だと思う。やっぱりゼッフィレッリ、好きだなあ。
[映画館(字幕)] 9点(2009-04-30 11:17:53)
247.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
あまりに評価が高いのでビビッて書き込みできずにいましたが、最近再見したので、勇気振り絞って今さらですが投稿致します。もとは、劇場で見たのですが、そもそも一緒だった相手もイマイチならば、入場したときは既に予告編が始まっており満席&立ち見、途中で気分悪くなって内容どころじゃなくなった、という曰く因縁付きの作品。その後も何度もTVでもBSでも見たのだが、初見時の環境なんかに関係なく、やっぱりこの高評価はナゾだってことを見る度に感じさせられてしまうわけです。この作品を「脱獄モノ」って言うのはちょっとね・・・。だって、脱獄準備の緊迫感ゼロ(所長とのやりとりに『アルカトラズ』のような手に汗握る緊張感は皆無)、脱獄自体スンナリ行き過ぎ(雷鳴にあわせて石で汚水管叩き壊すって、凹んでもいなかったじゃん、あの汚水管)、脱獄後ハッピー過ぎ(横領したお金はまあ冤罪の賠償金ってことで倫理など問う気はありませんけど)。まあ、ヒューマン系でしょう、中途半端な。トミーが死んじゃったのは自分の言動が遠因だと分かっているはずなのにアンディには何の葛藤もないし。しかも、ムショ暮らしはそこそこ自由で楽しそう、シャバで貧困と戦って生きるほうが遥かに過酷。なんかこう「切実感」がないのですね、作品全体に。別に駄作だとは思わないけれど、十分凡作だと思います。というか、私の感性なんて、所詮マイナー路線でございます。ですから、この点数でもお許しください。
[映画館(字幕)] 6点(2009-04-27 17:04:08)(良:1票)
248.  ハード キャンディ(2005)
サイココメディー、ってジャンルがあるとすれば、これはそうかも。緊迫シーンなのに、笑えます。ジェフってホントにヤな男。感傷的な泣かせ文句でヘイリーを思いとどまらせようとして。開き直れとは言わないけど、まだ「すいませんでした! もうしません! だからお願いです、止めてください!」と哀願する方が、嘘だと分かっていても可哀相にと思ってあげるのに。まあ、よろしいんじゃないですか、こういうの。エロオヤジたちへの警鐘にすらならないだろうけど、これを見ている瞬間だけでも痛くて怖い思いしなさいよ、って言ってやりたい気分。もともと私は、性犯罪者には男性機能剥奪の罰を与えるべし、という思想の持ち主なので、過激でゴメンなさい。そうすれば、世の中から性犯罪って激減すると思うんだけど。死刑は抑止力にならなくても、こっちはなると思うのよね~。これ以上書くと暴走しそうなのでこれくらいでやめておきます。
[DVD(字幕)] 7点(2009-04-22 16:23:07)
249.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 
10代の妊娠がクローズアップされているけれど、見てみればそれはむしろサイドストーリー。思いがけない妊娠から出産を通して、一生離れないと信じたい(家族愛とは別の)愛に気付いていく女のコの成長&ラブストーリーってとこですかね。最もミソである、ジュノのポーリーに対する感情の変化がイマイチ分からなかったのだけれど、お腹が大きくなってあんまり見た目にも美しくない格好になっても「君はキレイだよ」という彼の「ジュノ全部受容するゼ」宣言に心動かされた、ってことかしらね~、と、見終わった後にぼんやりと思いました。ピンと来ないけれど、ま、それもアリかな。超音波検査のシーンで、継母が検査技師を喝破するなど、「命の重み」全面に押し出さず説教臭くないところはむしろ好感が持てたのだけれど、アメリカの高校ってのは、生徒が大きなお腹抱えて登校してきてもフツーに受け入れるんですかね。今時はもしかして日本の高校もそーなのかしらん。25年前は高校生だったおばさんにとっては、ややカルチャーショックです。いずれにしても、エレン・ペイジの魅力抜きでは成立しなかった映画でしょうね。
[DVD(字幕)] 6点(2009-04-22 14:30:07)
250.  僕のピアノコンチェルト 《ネタバレ》 
天才児=株を運用しボロ儲け、ってのは、ちょっとありがち過ぎで白ける。でも、その他の部分はとても丁寧に描かれた逸品。まあ、凡才には天才の悩みなど分からないが、でも、この映画を見ると分かった気になる。ブルーノ・ガンツの爺ちゃんがとにかくステキ。あんな爺ちゃんのいる子どもは幸せだ。母親の気持ちもよく分かる。なんたって天才児。そりゃ、凡才の親ならああなりますって。爺ちゃんは天才じゃなかったかも知れないが、非凡な人だったのは間違いない。あの孫に対する姿勢にはただただ頭の下がる思い。そして、キョーレツなのが、ラストのコンサートシーン。もう、あの数分のシーンでこの映画は百倍説得力を持ったと思う。ある意味ズルい気もするが、そんな不満も吹っ飛ぶ圧巻の演奏。何だ、あの巧すぎるシューマンは! 色々なピアニストのシューマンのPコンを聴いたが、ポリーニの次くらいに巧いぞ! しかも、あの小さな手。ただただ唖然。涙する両親を見る前に、涙が出てきてしまった。ライブ以外の演奏で泣くのは、クライバーのブラームス2番を聴いた時だけだったのに。・・・ホンモノの天才を見られる希少映画。
[DVD(字幕)] 8点(2009-04-17 13:54:14)(良:2票)
251.  影のない男
完全無欠の殺し屋が、一瞬、感情を持ってしまったがために、彼の運命は転がり出すわけですね。似たような作品は結構あると思いますが、それらに本作は見劣りしない出来ではないでしょうか。頭部の具合のせいか、どこかブルース・ウイリスとダブるこの主人公ですが、なかなかいい味出していました。セリフも少なめで、淡々と進みますが、追われる身となりながらも本来の目的であったターゲットを見事暗殺する過程は緊張感たっぷりで見応えあります。さらにラストで結構手に汗握る展開が。見た後、何かがキョーレツに残るという種類の映画ではなかったですが、なかなか面白い作品でした。
[DVD(字幕)] 6点(2009-04-09 16:25:57)
252.  レンブラントの夜警
うーむ、グリーナウェイ、相変わらずですな。ついつい見てしまう。グロもエロも(大して)ありませんので、不眠症でお悩みの方にオススメします。
[DVD(字幕)] 4点(2009-04-08 15:17:39)
253.  エンジェル(2007) 《ネタバレ》 
わざとらしい合成画像とか、エンジェルの台詞回しの仰々しさなど、敢えて滑稽さをデフォルメしているあたりは面白いです。が、いかんせん、ロモーラ・ガライ演ずるエンジェルという女性が生理的にダメでした。まあ、それだけ、演技も演出も秀逸だったことの裏返しだと思います。あの豪華だけれど趣味の悪いインテリアとかファッションは、エンジェルの持つ感性の劣悪さをうまく表しています。彼女を嫌うギルブライト夫人にランプリングを配したのは巧いなー、と思いました。エンジェルの知性のなさ、下品さを、ランプリングの上品かつ意地の悪い視線で強調しており、ランプリングは相変わらずの存在感でした。彼女の「小説は認めないけど、大した女性だ」というセリフはパンチがあります。ラストは狂い死にってことで、あまりに予想通りで若干拍子抜けですが、まあ、それが監督のエンジェルに対する思いやりなのかも知れません。
[DVD(字幕)] 6点(2009-04-07 14:15:57)
254.  まぼろし 《ネタバレ》 
シャーロット・ランプリング、好きです。いや、大好きですね。『愛の嵐』も良いですが、歳を重ねた彼女もまた魅力的。これは、まさに、シャーロット・ランプリングの映画。あの憂いを帯びた表情、1箇所だけ声を上げて笑うシーンが印象的。本作は「愛する人を失ったことを受け入れるまでの過程」を描いたと解説されているようですが、彼女は最初から受け入れていたと思います。ただ、その事実に対し、現実のものとして悲しみを感じられるようになるには、ただ受け入れるだけではダメなんだよね。その痛みをまず「実感」できなくては。受け入れられないから夫のまぼろしを見てしまった、のではなく、あまりにリアルなまぼろしが見えてしまうために実感できなかった、のだと思います。まあ、まぼろしを見ること自体、彼女の心理のなせるわざ、と言えますが、どちらが先というより、それほどまでに彼女は夫を愛していた、ということなわけです。最愛の人を亡くすことの痛みは、時間が経つほどにボディブローのように効いてくる。最初は頭と心が連動していなかったのが、次第にきちんと機能して連動してきてしまう。そして言い寄ってくる男には「重み」を感じられない・・・、分かるなぁ。この「重み」を感じないことが、痛みの実感の第一歩なわけですよね。見ていて苦しくなりました。残された者は、答えのない問いをし続けます。「私は彼にとって何だったのか。彼と私の時間は何だったのか」と。その答えは見つからないけれども、砂浜で声を上げて泣くことで、彼女はやっと痛みを感じたのでしょう。ラストシーンは、あのまぼろしを追い越して走り去った、と私は解釈したいです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-04-06 15:55:22)
255.  影の車
よく本作と、やはり加藤剛&岩下志麻の『黒の斜面』がゴッチャになるのです。が、こちらの方が百倍怖いです。子どもの頃、テレビで見てしまって(狭い団地、私の寝ている隣の部屋で親がテレビを見ていて盗み見ていたのです。マセガキでした、ハイ)ドキドキした記憶が・・・。以来、何度も見ましたが、なかなかの秀作だと思います。何となくザラついた画面が最悪な展開を予想させ、加藤剛がじわじわと追い詰められていく様に、見ている方も手に汗握るのです。そしてラストのオチ。うーむ、と唸ります。確か、風間杜夫&原田美枝子でドラマリメイクされていたと思いますが、本作の方がはるかにスリリングでした。同じ監督&清張モノでは『砂の器』よりもずっと好き。
[地上波(邦画)] 7点(2009-04-06 14:38:23)
256.  セックス・チェック 第二の性 《ネタバレ》 
医学的な正確さを問う気はさらさらないのですが、「セックスしまくってオンナにする」っていう発想が笑えます。そういう意味でももちろん、人物設定もストーリーも全てが「トンデモ」映画です。しかし、演じている人々は皆(当たり前だが)大真面目。これがまた笑えます。演出もいかにもこの監督らしい。ただ、世の中には半陰陽で死ぬほど苦しんでいる人々がいるであろうことを考えると、こういう作りで本当にいいのか? という気もします。まあ、そういうのを抜きにすれば、ご都合主義のポルノまがいなバカバカしい三文映画ってとこですね。世の中、もっとバカバカしい映画もたくさんあるので、別に存在意義まで問う気はありませんが。
[DVD(邦画)] 4点(2009-03-26 14:29:49)
257.  この子の七つのお祝いに 《ネタバレ》 
それほど怖くはなかったし、展開もあまりひねりはない。唯一ひっかかった、真弓がマヤを復讐鬼に仕立て上げた理由も、マヤが真弓の実の娘でないというので納得。しかし、全編通して引き込まれるし、見せてくれる。杉浦直樹はホントにラブシーンが似合わない男優だし、志麻さんの演技も芝居がかっていて演出的に??な部分もあるのだが、やっぱり「岸田今日子」と「赤を強調した画」と「音楽」だろうか。それにしても、あの志麻さんのセーラー服姿の写真はヒドかった。一緒に見ていた相方ともども、思わず爆笑してしまった。もうちょっと何とかならなかったのかしらん。カーリーヘアはないでしょ、小道具さん。あれで-1点。
[ビデオ(邦画)] 5点(2009-03-24 14:03:01)
258.  美しすぎる母
どんな背景があるにせよ、子の自立を許さぬ母親ほど、この世に厄介な存在はありません。そんな存在を抹殺したくなる子の心理は、痛いほど分かります。おまけに、抹殺したことに対する罪悪感まで背負わされるこの不条理。どこまでも厄介者が背後霊のように着いてくるのです。母性礼賛などクソ食らえ。母性と言う名の蹂躙があることを知らずに人生を過ごせる幸せを噛み締めよ。主人公の青年を演じた俳優は好みではないが、あの母親の息子という立場にどこまでも同情します。徐々に温度を上げられれば熱いと分からなくなる茹で蛙がごとく、子は苦しみを感じてもそこから逃げられないさらなる苦しさに人生をズタズタにされるのです。ただでさえ好きでないジュリアン・ムーアには何の罪もありませんが、この役どころを演じてくれたせいで、嫌いになりました。おまけにあの老け様。怖いです。どこが「美しすぎる」んでしょうか? 「醜すぎる母」の間違いではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-17 15:29:57)
259.  パフューム/ある人殺しの物語 《ネタバレ》 
おとなのブラックファンタジー、ってとこでしょうか。まあ、猫にとってのマタタビみたいなもんを作っちゃったんですね。あの香水を、今のイスラエル・パレスチナに散布したらどーなるんでしょーか? ・・・などということを考えつつ、かなり呆れつつ、エンドロールを虚しく眺めていたところ、はじめてダスティン・ホフマンが出ていたことを知りびっくりしました。
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-16 10:45:44)
260.  フィオナの海
マイナーだけど、大好きな映画。妖精伝説を下敷きにしたどうってことないストーリーだし、全編アイルランド独特の鉛色なんだけれど、それでも心洗われる。地味だからマイナーなのは仕方ないと思うが、むしろこういう作品はメジャーになって欲しくないとも思う。私だけの(というのはムリなんだが)とっておきの小品にしておきたいのだ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-03-13 15:56:53)
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