2701. 曖昧な未来、黒沢清
映画『アカルイミライ』のメイキング・ドキュメンタリー。 しかしながら、監督である黒沢清の理屈くさいお話が延々と続く。 黒沢監督、その人に興味でもない限り、全くもって面白くはないはずです。 残念ながら浅野忠信はほとんど出てこないです。 [ビデオ(邦画)] 3点(2007-10-29 16:23:43) |
2702. 芝居道
長谷川一夫も山田五十鈴も、外見的に好みではない。 話としても、うまく出来すぎ。 芸道モノとして、溝口健二の『残菊物語』があるが、あの作品で見られた様な終盤の盛り上がりがあれば良かったのだが・・・ 戦時中に作られた作品には良いものが無い気がする。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-10-27 08:14:30) |
2703. 忍びの者
現代劇の雷蔵、時代劇の雷蔵と色々見てきたが、忍者の雷蔵はまずまずといったところ。 女優陣にイマイチ魅力が感じられず、そこが残念。 伊藤雄之助が凄い動きをしていたのが、個人的には最大のインパクト、、と思っていたら、老けメイクで当時40代前半だったんですね。 [DVD(邦画)] 7点(2007-10-26 20:31:05)(良:1票) |
2704. 深海 Blue Cha-Cha
暖かい映像と優しい空気、そしてゆっくりとした時間の経過。 「なんかホウ・シャオシェン的だなぁ・・・」と思ったら、やっぱり同じ台湾の監督さんの作品だったのですね。 どうりで似ていたわけです。 主人公の女性は特別かわいいわけでもないが、儚い美しさを持った不思議な女優さん でした。 この不思議な雰囲気と魅力が、見事ツボにはまっていて、かなり見応えのある演技をみせていました。 台湾が生んだ隠れた傑作。 アジア映画好きの方には是非オススメしたい作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-26 16:39:32) |
2705. 幸福(1964)
《ネタバレ》 前半部分は、まさに“画に描いた様な幸せな家庭”を実写で見せている。 モーツァルトの調べにのってつむぎ出される暖かな映像は、観る者を夢見心地にさせる。 しかしながら、夫に愛人ができてからは雲行きが急変。 それに対する妻の対応は、まったく不満のかけらもみせない慎ましやかなものだったが、自殺という形で激しく抵抗してみせた。 ソフトな雰囲気を漂わせながらも、強い衝撃を与えてくる作品だった。 これが女性監督により撮られたというところに、価値を感じる。 男の独善的な愛を、隠喩めいたストーリーの内に表現し、批判してみせた。 アニエス・ヴァルダの、その痛烈なまでの見事な手腕に脱帽する他ない。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-26 16:28:17)(良:1票) |
2706. 怪談(1964)
第一話が一番良かった。 後は全体的に冗長気味。 特に『耳無し芳一』は退屈であった。 しかしながら色彩美と空前のスケールで造られたセットは見事だった。 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-26 00:05:15) |
2707. 恋恋風塵
《ネタバレ》 ホウ・シャオシェン作品の中では『珈琲時光』に次いで好き。 ホウ・シャオシェン監督といえば、『非情城市』などの歴史モノが有名である。 しかしこの監督は、本作の様なラブストーリーを撮らせると、特に強い輝きを発する。 台湾の田舎に咲いた小さな青春の花。 その散り様が素晴らしく美しく、そして質素に描かれた名編。 撮影担当であるリー・ピンビンによる映像は、相変わらず暖かみがあって美しい。 ホウ監督の作品はどれも物語性は薄いが、美しい映像と相まって暖かみと瑞々しさが同居する超自然体な雰囲気を作り出す。 美しすぎて中毒になりそうな作品ばかり作るホウ監督。 これからも彼の作品はできる限り多く観ていきたい。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-25 17:42:10) |
2708. 少林寺への道2
パート1に匹敵するチープな出来の少林寺映画。 しかもパート1と直接的にストーリーがつながっていないというオマケつき。 そして十八銅人との対決(修行)シーンは、更にショボくなり、スケールダウン。 これが石井輝男作品の様に、狙った面白さ、狙ったチープさなら良いのだが、普通にショボいので、フォローのしようがない。 少林寺映画の駄作! です(笑)。 [DVD(字幕)] 2点(2007-10-25 10:58:23) |
2709. 少林寺への道
「十八銅人」とかタイトルにあったので、てっきり「少林寺三十六房」バリの傑作少林寺映画かと思ったら・・・ 見事、というより豪快に期待を裏切られました! 凄い駄作です! [DVD(字幕)] 2点(2007-10-25 10:55:32) |
2710. バタフライ・マン
イギリス人の男性バック・パッカーと、タイ人の女性マッサージ師との愛の交流を描いた作品。 ロード・ムーヴィーな雰囲気を漂わせながらも、サスペンス的要素やロマンス要素も併せもった作品で、かなりの出来。 間違いなく傑作の部類に入るアジアン・ムーヴィーである。 こういう傑作アジア映画に出会う度に、これからもアジア各国で人気を博した作品を発掘し続けたいと思う次第である。 [DVD(字幕)] 8点(2007-10-25 10:51:26) |
2711. 永遠<とわ>の語らい
テオ・アンゲロプロスと似た感じなんですね、オリヴェイラって。 いや、テオがオリヴェイラ的なのかな? とにかく苦手な作風で、何を言っても批判じみたレビューになってしまいそうなので、短めにしておきます。 ただし、少女はとても可愛らしかった。 そして話題のラストも凄い。 とても悲しいラストだ。 [DVD(字幕)] 3点(2007-10-25 10:36:20) |
2712. イル・ポスティーノ
あまりにヒューマン臭が強く、乗り切れず。 最後はハッとさせられたが、それまでがやや退屈した。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-25 10:28:34) |
2713. ビッグ・スウィンドル!
『オールド・ボーイ』以来の韓国映画。 自身としては韓国映画は二本目(多分)。 本作は評判通りの傑作であった! 少し、というか、かなりハリウッド映画を意識した作りになっているのがネックではあるが、面白いので許容範囲。 韓国映画アレルギーの方に敢えてオススメしたい作品! [DVD(字幕)] 7点(2007-10-22 16:16:40) |
2714. 河(1951)
ジャン・ルノワールの代表作をやっと鑑賞できた。 インドが舞台だが、とても美しく撮られている。 ストーリーの本筋は、少女が大人になっていく過程における喜びと苦しみだ。 子猫から雌猫(本作からの引用)へ、さなぎから蝶へ、美しく立派な女性になる上での、心の葛藤を描いた本作。 恋というものへの「憧れ」が「現実」となってしまった時の喪失感も巧く表現されていた。 娯楽性は低いが、何とも心にしみいる作品であった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-20 10:29:31) |
2715. 落第はしたけれど
この頃の田中絹代は可憐で可愛らしいですね! 落第しても、あんなコに支えられていたならば報われると思います。 前半は面白くなかったですが、後半になるにつれ面白さが増しました。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-10-20 10:24:05) |
2716. 突撃(1957)
今まで観たキューブリック作品の中では最上位。 カーク・ダグラスが端整で素晴らしくかっこ良かった。 そして、カーク・ダグラスが砲撃の降る濠の中を、顔一つゆがめずに歩く姿に痺れた。 シャープなモノクロ映像も印象的。 [DVD(字幕)] 8点(2007-10-19 12:47:07) |
2717. シャンパーニュ
サイレント期のヒッチコック作品を全制覇しようと躍起になって鑑賞中。 本作はその貴重なサイレント作品の一つ。 ヒッチコックのサイレント作品ものとしては、比較的つまらない、というか分かりづらいかも。 船酔いを表現するシーンやシャンパングラスからのぞく船内などにヒッチコックらしさがうかがえる。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-10-18 19:42:15) |
2718. 磯の源太 抱寝の長脇差
『河内山宗俊』のDVDに『怪盗白頭巾』と共に“断片”が収録されている。 あまりに断片すぎるので、点数をつけようがない。 したがって、こちらも同様、無難に5点を献上したい。 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-17 16:34:42) |
2719. 怪盗白頭巾 後篇
前篇と同じく、『河内山宗俊』のDVDに“断片”が収録されている。 こちらもあまりに断片すぎるので、点数をつけようがない。 したがってこちらも無難に5点を献上したい。 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-16 18:13:50) |
2720. 怪盗白頭巾 前篇
『河内山宗俊』のDVDに“断片”が収録されている。 あまりに断片すぎるので、点数をつけようがない。 したがって無難に5点を献上したい。 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-16 18:12:45) |