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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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261.  オーメン(1976) 《ネタバレ》 
オーメンは心理的に怖いだろうと思っていたのですが、 「サスペリア」と同じようなガックリ感でした。 魔女ではないのですが犬が活躍してその犬と人間から出来た子供というのが、 どうも違和感があり全然怖くはなかったのです。 犬は最初から出てきますのでわかりますし、同じ犬ネタでしたら「遊星からの物体X」の方が優秀。 殺人シーンもどうというものではなく、特に発掘現場での殺人シーンは(あ、人形)とわかる。 あれならばガラスに血ノリだけ流れて死体は映さない方がいい。 そうして肝心なダミアンなのですがかわいすぎる・・ 私がイメージしていたのはもっと無表情な悪魔の子なのでもしかしたら2の方がそれがあるかも。 怖さで言えば主役よりも犬を連れてた従女!あれの方が怖い。 けど「キャリー」や「サスペリア2」の母には及ばない・・ 一番怖いなぁと思ったのが心霊写真(予言写真)を撮る記者。 こいつの立場で見ていたらマジに怖いと思いました。 だってなぜ写真を撮り続けるかといえば、自分の未来が写っていたからなんですよ。 そりゃあ怖いでしょうに・・ 神父さまの最期のシーンがよく撮れていました。 反キリスト映画と言うふれこみだったので違う期待もしてしまいました。 もしかしたら政治的な歴史大作ホラーかもしれないと・・ そんなたいそうなものではなかったんですね。 それと有名なホラーゆえ観る前から十字軍の亡霊や黒ミサを勝手に想像してました(苦笑) 演出としてはダミアンが三輪車でグルグル回るシーンですがこれもよい。 でもこのシーンは「シャイニング」そのものですよね。 あと主役のグレゴリー・ペックは山崎務(外人を日本人に例えるのがクセ)似で渋くてよいです。 この映画でもっとも良かったのは音楽です。 昔グレゴリー・チャットに凝ってて聴いていたんですが、 あれは車でひとり聞くとものすごい怖いんでやめました。 教会音楽って静寂と迫力があり落ち着くし怖くもなる。 効果音で言うと、「JAWS」のような音使いをしてて特典でも言ってました。 (JAWSのような音楽を作ってくれ)と頼まれて作ったとか・・ このころはすごい勢いのある映画が多かったんですね~! 
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-20 12:12:40)
262.  世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す 《ネタバレ》 
中からこちらでは宇宙人が現れるのですが、  よくあるヌメッとしたデザインではなくロボットのような感じでして、  その後殺して捕獲したところ外はダースベーダーのような作りで、  中は干からびた本体が出てきました・・  冒頭からSF映画ではもう昔からのお約束のセリフが流れます。  これは他と違いうまかったです。  この物語のエピローグを語りながら主人公である博士に変わります。  博士もレコーダーに向かい語るのです。  レコーダーに録音された宇宙人のメッセージが後になってわかるのですが、  車を走らせるこれまたお約束の主役夫婦の車上を行き過ぎるUFO、  車すれすれに通り過ぎるさまは「未知との遭遇」  もちろんこちらのほうが元祖なのに怖くないので笑う・・  ふたつめによかったのが誘拐された博士の義父が脳に細工され、  地球人の行動が読まれてしまうところは斬新。  私が最近見たホラー映画のあるヒントに気づき、  お話にでもしようと思っていた脳のスクリーン。  いやぁ・・脳が停止するまでの5分の映像を映画の脚本にできないかと・・  昔のアイデアはすごいなぁと感心。  よかったのはこのふたつだけなのです。  予告でわりと時間をさいてもろ(見せ場)のように建物に突撃するUFOたち、  お約束で世界各地にいるはずのUFOですが逃げ惑う群集はあらゆる言葉ですが、  アメリカ国内しかもある地域しか映りません。    電磁波のようなビームを人類は残された時間で発明し、  攻撃するUFOを落とすのでした。  あら、ユラユラ~ヨロッ・・グワシーン!  と、次々に建物に突撃墜落するさまはレイハリーハウゼンの手作りならでは!  しかし・・脚本がチャチで突っ込みどころ笑いどころ満載。  展開が都合よく速すぎて最後はリゾート地で海水浴はポカーン。  この美しい星はわれわれのものだ!・・みたいなセリフ(最初の声)が流れます(汗)  たいていのSF古典はセリフで始まりセリフで終わるお約束は、  聖書ものの映画と同じですので神がかりだと言いたいのでしょう。  その点SWはセリフでは始まりますがあくまでも読ませるもので、そこがSWのお約束でいいです。  そしてやはり古典の王道を外していなかった「宇宙戦争」の勇気には拍手はあげたい。  
[DVD(字幕)] 4点(2005-08-10 12:39:22)
263.  死霊のえじき 《ネタバレ》 
  これはサバイバルなのか戦争ドラマを観ているみたいだと眠くなりました。  人間ドラマは確かに他のホラーよりしっかり描かれています。  普通のドラマよりしっかり描かれてたかもしれませんが・・  そんなの長々と見せられてもねぇ・・  ちなみにDVDパッケージの壁から伸びるゾンビの手は冒頭の映像で、  ラストへとうまくは繋がっています。  ジャンルは違うけれども、「ロストワールド」を思い出しました。  両方観たことがある人なら思い出して比べてみてください。  対立するグループの人間ドラマとゾンビ(恐竜)たち、  エレベーターや檻の使い方などなど・・  あきらかにロストワールドはホラーパニックアドベンチャーです。  この映画は私には合わず酷評しています(途中で寝たし)  この死霊のえじきにもそういう眠い暗いところがあるのです。  まあそれと真面目すぎるホラーでしかもこわくないところ。  脚本もよくできているし人物もよく描けてるのに何が気に入らないのか、  たぶん前出のロストワールド的なつまらなさだと思うのです。  人物で手放しで褒めたい設定は、最後に十字を切り生贄になる男(スペイン人かな)  あのキャラはジュラシックパークのデブくらい褒めてあげよう(ってどういうたとえだ)  その次が神になりたかったゾンビ救済の博士。  あれも同じくジュラシックパークの博士と同じくらい褒めてあげよう(よけいわからん)  R・アッテンポローかと勘違いしたくらい。同じリチャードという俳優ですが・・  繋がれた元軍人ゾンビはもうキングコングのようで声はチューバッカだし。  主役の女性はレイア姫に似てたのでそうじゃないかと真剣に調べたら違った(笑)  あと一番のキーポイントになる悪い奴だけど共感はできるところもある軍人。  軍役がわからないのでとにかく一番偉い奴、  こいつがキングコングゾンビに廊下で殺されるときに、  プライドを捨てて敬礼さえすれば助かったかもと苦笑。  まあ後ろもゾンビだから救いようがないんだけれども・・  しかし文句を言いながらよくこんなに観た映画を覚えているなぁ・・  それというのも人物描写が特に深く描けていた映画だからでしょう。  ホラーは苦手だけれどもサバイバル人間ドラマは見たい人にお勧めかな。     
[DVD(字幕)] 5点(2005-08-10 12:35:19)
264.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 
DVD特典のサスペンスドラマ第1話のほうが面白かったです。  本作は子供が作った脚本に大人が演出したかと思いきゃ、  この監督って・・脚本も書いてるんですね。  しかも「バイオバザード」の監督さんなんですか・・  あまりにもオリジナリティがない(パロディ映画だから仕方ないけど)  途中から私マジに邦画SFかと思いましたもの。  あらら~最後は未知との遭遇を真似たリターナーかい!とあきれましたが、   プレデターは神だということにまで発展させてど~すんの?  プレデターびいきの人はうれしいかもしれないけど・・  いや、ダークさがなくなって安っぽくなった。  それと最初の方のえらい丁寧な人間ドラマはいらない。  何も意味をなさないしそんなものを観るために借りたんじゃないし、  何よりじいさんの余命を知って背中を向けたプレデターにじいさんのあの態度はない。  たぶんこの映画の監督がよほどプレデターびいきと思う。  けど・・神ねぇ、私は北国の生ハゲか中世の騎士の置物に見える・・  エイリアンのほうが3まで観てるからというのもあるけど、  悪に徹してるから好きです(エイリアン自体のファンではなく)  今回久しぶりにエイリアンを見て思いました。  こいつはキモイけど映像より音がキモイんだなぁと・・  あの粘着系の音はレタスをつぶしたりして作ってるとか聞いたことがある。  慣れてしまえば映像的には爬虫類の怪獣なんだけど、  生まれ方やネバネバしたものが生理的に匂ってきそうで気味が悪い。  そのクチャクチャっていう音がよけいそう思わせます。  エイリアンが苦手な人は音を消して観てください。  全然平気だと気づくはずです(音を最初に考えた人はえらい)  しかし映像がめちゃくちゃ見にくいので途中から電気を消した。  青黒いのはもう最近のSFのお約束といってもこれはひどい。  怪物対決だけ見たかったのにまるでゲームの中の決闘。  またまたロストワールド(あるいはゴジラ)を思い出した。  脚本バツ、人間ドラマもバツ、映像は見にくい、演出もアップと平面が目立ち、  良かったところを仕方なく探せば冒険モノが久しぶりに見えたことくらい。  それもインディシリーズからの明らかな流用がわかるのは少し嬉しい。  インディジョーンズ久しぶりに見てみようかなぁ・・ 
[DVD(字幕)] 3点(2005-08-10 12:33:14)
265.  H.G.ウェルズのS.F.月世界探険 《ネタバレ》 
主人公が博士と婚約者と3人で月へ行くのに説得力なんていらない。   地球の未来とかそんなたいそうなものなどナシ。   娯楽とコメディとごったがえしたSF、これはR・ゼメキス感覚で観てほしい。   宇宙船のデザインが球状というのもコンタクトだし(タイムマシーンでもありました)   主人公と博士の掛け合い漫才のような真剣なやりとりは、   もろバック・トゥ・ザ・フューチャーではないですか!   博士の口調や演技もドクだろう?てな嬉しさです。      月面に着いて外を歩くんだけれど宇宙服に素手っていったい・・   画面に向かって突っ込みながら観ていたら突然、無重力じゃあ~と浮くふたり。   で・・ある基地に到達するのですが、 2001年宇宙の旅そっくりな場面が出てきて苦笑。   あの映画もこれを参考にしていたのか・・    宇宙服のヘルメットを落とし地底深く探検するのですが、   ヘルメットを見つけるもまた変な地底人がわいてきて(弱い)逃げてると、   テレビ画面の横から中のふたりは出てきたのです!!   うそっ!?待て待て!! どこから出てきたんだ・・??  「宇宙船がなくなってるぞ」 それよりあんたらどこから・・??   とポカーンとしていたら別の入り口から入ってゆきました(編集すごすぎ)   地底にはイモ虫のような怪獣が現れたり月星人たちの生活が楽しめます。   翻訳機能を使い月星人のドンと会話する博士。   羽は生えて蜂のデザインですがどう見ても未知との遭遇の異星人。   私はこの普遍的な宇宙人のデザインを見ると安心します。    科学の雑誌などに出てくる異星人はこうじゃなかったですか?   博士とこの異星人は理解しあいやがて博士だけ残ることになります。   冒頭の設定は現在でしてそれからは回想となるのです。   そして博士を残したあとふたりは地球へ帰還。 それからオチにつながります。   ラストは宇宙戦争オチです。   同じ原作者でもあるからでしょうが、 こちらのほうがはっきり言って好き。   ここらもまた突っ込みどころ満載で怒りながら笑いましたが・・   博士が作った世界も見てみたかったなぁ・・ どのくらいの時間を過ごしたんでしょうか。    
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-10 12:31:17)
266.  泳ぐひと 《ネタバレ》 
ストレイトストーリー」の逆であり、「市民ケーン」のラストでもあります・・  そしてシリアスなのに暗くも取れない。  コミカルな異質さはあるのに重い。  やはり変な映画でした・・     ただ・・この時代のと考えれば本当に斬新ですよ。  カメラワークも幻想的でホラーみたいだし。  最初に主人公が登場するプールから昔の我が家までの道のりは、  普通のロードムービーとは考え方を逆にしないといけません。  我が家の現実に近づくにつれ泳ぐプールの環境も変わります。  だんだんわかってきます。  泳ぎ続ける主人公を面白く見ていたのですが、  オチが読めるくらいになると(あと何件泳ぐんだ?)と嫌な気持ちに。  でもいつの間にか観ている自分もプールの住民たちと同じように、  結末を期待してしまいます。  (勘違い男!)と心で唱えながら・・  それぞれ出会う人との会話からこの主人公の過去や近況が・・  この現実から逃げ帰ってきたときの現実は・・  「スケアクロウ」的でもありますが、あれは相棒という救いがあり感動できました。  そして「市民ケーン」もどちらかというと人生のロードムービー的な作りで、  この映画のラストの朽ち果てた我が家のさびた柵はオマージュかと思わせます。  だが・・泳ぐ人はその失くしてしまったものの哀愁があまり感じられません。  おそらくは破産したいきさつや家族もないがしろにしてきた(たぶん仕事で)男の、  当然の報いとしか受け取れないのです。  しかしそれを引いてもこの発想と脚本、重いテーマを逆に突き放して描く演出・・!  私は残念ながら後味の悪さや重さも残らなかったのですが、  人生を比喩した作品でこういう変な描き方もあるんだなぁと感心しました。  音楽がまた変なんで(大袈裟で主役の体育会的なキャラとは違和感)そこがまたいい。  リメイクするならトム・ハンクス(笑)もうちょっとコミカルに仕上げられそう。  
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-10 12:25:40)
267.  サスペリア(1977) 《ネタバレ》 
「決してひとりでは見ないでください」のキャッチコピーで有名なホラーの古典。  この手のオカルト的なホラーは苦手だ・・  けれど最近たくさんホラーを見ているから大丈夫だろう。  と半分怖いもの見たさで(私が見てきたホラーはほとんどゾンビ系だから)  この作品をはじめて観たのです(遅いといえば遅い)  ところが・・最初の殺戮シーン以外は全く怖くはない。  殺戮シーンに「シックスセンス」や「ペットセメタリー」の匂いがしたので期待したのに、  だんだんわかってきだすと実はこの映画は生理的に痛さを感じる映像が売りで、  内容は「エコエコアザラク」の洋画実写版みたいなものだとさめていった。  あれは確か六芒星?五芒星?の中心で儀式をしてたんだっけ?  あまり好きではないので覚えていません(特に絵が苦手)  漫画でいえば「恐怖新聞」のほうが怖かったなぁ・・  魔女ネタになるともう映画をばかにしてしまい怖くはないのです。  私が期待したのは死霊の怨念。  舞台や学園で昔死んだ踊り子が死霊で・・という下りをかなり期待してた。  魔女になるとこう、絶対ありえないとか引いてしまうのです。  死霊ネタいわゆるゾンビはありえるかもしれないと少し思ってますから(笑)  ゾンビはありえなくてもその恨みが描けていればリアリティがあり怖い。  魔女になるなら儀式を映してほしかったり(そうなると魔宮の伝説)ですが・・  映像は赤が強く特にDVDで観賞していないのでにじみが気になりました。  中華映画にたまにある色の使い方です。  それよりも音楽のほうが怖い!  この映画は音楽が一番だと思います。  怖い音楽と聞いていたので大きくして観ました。  邦画ホラーによくあるオルゴールのような曲、  よく聴くと笑い声もミックスされて怖いことといったら!  映像は普通に怖くなく音楽は今までのホラーで一番怖かった。  「サスペリア2」のほうが古く怖いという評判ですのでそれを探してみよう。     
[地上波(字幕)] 5点(2005-08-10 12:23:30)
268.  卒業(1967) 《ネタバレ》 
どう見てもダスティン・ホフマンが21歳には見えないのです・・ 当時はもう30歳でしたがそれでも30歳にも見えません。 同じくらいの年で今トビー・マグワィアがいますが、彼なら大学生役は大丈夫と思う。 そういう違和感があるのもついて行けなかった要因です。 あとまだあります。 音楽が合っていない・・私はサイモン&ガーファンクルの大ファンなのですが、 この映画に合っているようで合っていないと思いました。 爽やかすぎる(爆)歌詞の内容も合っていない(ミセスロビンソンは除いて) (この時代に青春を過ごした人が観れば合ってると思うかもしれませんが・・) でももしリメイクするならS&Gの音楽を使ってほしいです。 ダスティン・ホフマンを嫌いというわけではないんです。 21歳にしてはふけすぎてる(当時のファッションを割り引いても) しかし・・どこにリチャード・ドレイファスが出ていたのだろうか?? ドレイファスもふけ顔なんですが見落としてしまった・・ 配役でよかったのがホフマンのお相手の親子(特に有閑マダム) 逃げる花嫁願望が特に理解できかねます。 ジュリア・ロバーツの例の映画は頭が痛くなった。 ドラマチックなのかもしれないけれども、 式は式であとで別れりゃいいのにとか思うんだなぁ・・ その場だけでも相手のことを考えましょう(って古いんだろうか) 特にメロドラマ系が嫌いな私はコミカルだったのでそれはよかったけど・・ シリアスで普通なホフマンとの違和感が成功したラブコメでしょうか。 カメラワークは賛否両論あるかもしれませんが、 こういうマニアックな撮り方は結構好きです。 古い映画も参考にしているんでしょうね。 最初のほうでミセスロビンソンのヌードのフラッシュバックが出てきますが、 あれはこの年代からしてすごい斬新です。 今でいえば「セブン」に使われていましたが、 シドニー・ルメットのかなり古い映画「質屋」ではひつこいくらい使われていました。 もしかしたら「質屋」が元祖かもしれません(ヒッチコックは裏窓しか見てないのでわからない) 少し傾いた画面は第三の男だし、クローゼットからの見せ方は十二人の怒れる男・・ ニヤニヤしながら観ていたのですが(私は特異なカメラワークだけの映画でも観るかも) 
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-10 12:21:55)
269.  ダリル/秘められた巨大な謎を追って 《ネタバレ》 
  まずこの少年がまあまあかわいいことと、カーアクションの撮り方がうまい映画であること、  それ以外は、  「A.I.」に似てるということですがキューブリックが(監督はスピルバーグですが)原案した「A.I.」より、  「ピノキオ」に近いと思いました。  生みの親(博士)との愛情はよく描けていてやはりピノキオ的なところもあるのですが、  育ての親や友達などとの愛情まで及ぶともう家族ドラマのようで・・  国防庁を絡めてサスペンス仕立てにしたのは面白いのですが、  やはり人間の子という外見(演技はハーレー君と比べるとかわいそう)は違和感アリ、  ラストにいたるまで予定調和で感動はなかったです。  国防庁がまるでE.T.のNASAみたいでした。  まあ私があらすじを聞いていたこともあるのですが、  先に「A.I.」を観てしまってたので(こんなにハッピーでいいのか?)と疑問。   ダリルは優等生のロボなんですがロボとわかっていなくても、  普通この年頃の子供たちはいじめますよ。  それもないし描かれ方が大人の目線が中心です。  博士、育ての親、大人から見た子供。  唯一子供の友達はできるけれども、この子も大人の考え方です。  異質なものはいじめられなければならない・・  という見方は変でしょうか?当たり前と思うのですが・・  いじめを見たいというのではなく特異なものを主人公にするにあたって、  敵はお偉方だけというのは無理があります。  子供同士もじょじょに心を打ち解けあい本当に仲間になれる方が現実的でいいと思うけど。  特にラストががっかり・・  人工知能ものは、エンディングの後味が悪いほうがよい。  後味が悪いといってもかなり悪い重いというのではなく、  考えさせられるという作品であるということです。  それほどこのテーマは重いものと思います。  アンドリューやA.I.のように(そこまでして人間に見られたい)というのがない。  いっそコミカルなアクションコメディーにしたほうが観やすいかも。  そうするとまたラストも許せます。  でもビデオパッケージは失礼です。  エンディングネタをそのまま使ってるんだから・・ 
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-10 12:16:27)
270.  シンバッド七回目の航海 《ネタバレ》 
どうやら私の観る順番が違っていたようです・・  7回目の冒険という題から判断し最後にしてしまった!  実は一番最初で一番古く一番人気がある作品みたいなのです。  が・・見尽くして最後にこれを観たから目新しく感じなかった。  だからこの採点はもうひとつふたつ星を足してあげないといけない・・  けれどもシンドバッド役はアラブ系の顔でないといけないと、  勝手に思いこむ私は他のシリーズのシンドバッドと比べてあまり・・  魔術師が魔女のようにマヌケではなく完璧でよかったんですが、  完璧な二面性の悪(パルパティーンのようだと言えばわかるかな)  この役は個性的でしかもこの年代からしてもしや?  とまでSWへの影響も勘ぐったくらい(ルーカスも観たと思う)  勧善懲悪なストーリーに違う面白さを出していて、  私としてはエンディングで魔術師がかわいそうに思えたのです。  他のシリーズでは悪のほうに肩入れはしないんですが、  いやどう考えてもシンドバッドは魔術師の島を荒らしてるって(笑)  姫が小さくされるのですが、もうピーターパンのティンカーベルの世界。  作られた年代からしたら本当にすごいなぁと感心します。  ファンタジーであるし冒険モノでもあるし、  ただランプの精がイメージと違ってた(老人の方がよかったり)  おなじみのハリーハウゼンの特撮はインディジョーンズのような活劇に、  怪獣映画を絡めたようないい意味での違和感があり、  今回こそ全てのシリーズの最初のキャラたちが登場。  一角獣が人間を捕らえ料理しようとするさまは細かすぎて笑えます。  あの動きがフィギュアのような造型で、  何コマも取り続けた成果というのが信じられないくらいすごい。  怪しい機械的な動きもこの特撮の魅力です(すでにはまってしまった)  ・・でも逆の年代から観たので目新しさがなくこれは自分のせいです。  SWもそうですが製作された順から観たほうが正解ですね。 
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-10 12:13:32)
271.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
        (選ばれた人、君は特別)そのようなセリフ。  そして科学者が手がけてきたのは人間のコピー。  つまり自分は人間の雛形を作る神だと勘違いしているわけで、  主人公の名がリンカーン(アメリカの創世記ともいえて)というのもおもむろに変だけど、  自分の発注者を逆に殺すあたりはケインとアベルに見えたし。  リンカーンが連れだって逃避行した女性と初めてのキス、  これはアダムとイブだなぁと思いながらでは最後はモーゼだろうと読んでいたら、  やはりノアの箱舟を髣髴とさせる小型の船にはラテン語・・  基地から逃亡し帰ってきて仲間を救うモーゼになったリンカーン。   コピー人間たちはまだ与えられた記憶しかありませんが、  彼らの未来は明るくはないと思いました。  なぜなら発注者の潜在意識は消えることはないからです。  罪から生まれた無垢な魂はどれだけの可能性を秘めているのか・・  帰ってきた英雄リンカーンも自分の片割れを殺したのです。  人格も攻撃的に変わりその未来は指導者になるだろうと予測できます。  クローンが本当の人間界と合うはずがなく(同じ人間も多いので)  反体制を強いて滅びることは目に見えている哀しさ。  遅かれ少なかれそういうクローンが現れるのはわかりきっている。  それならばそういうモノを作らなければよかったとまた上のエゴのせいだけにしてよいものか。  このラストの爽やかさには逆に諦めと暗さが残りました。  壮大なSF大作に仕上げられたのに私は疲れただけになってしまったのは、  T3のカーアクションよりひつこい中半からの関係のないシーン。  カーチェイスを映すなら目標を定めてほしいです。  揺れの多いカメラワークと平面的な構図が多くこれは映画館では逆に酔うと思いました。  そこまで描けるのになぜアクションばかりを重視したのか?  もうその時点(あまりに長く力を入れていたので)娯楽SFと思ったほうが楽とガックリ。  その割りにメッセージ性が誰が見てもわかるくらいあるから私には長かった。  どちらかといえばこの映画の内容は万人受けではなくSFの古典のようなメッセージ作品でしょう?  旧約聖書のSF版みたいな重厚なストーリーがアクションSFになってしまい残念。 
[映画館(字幕)] 5点(2005-08-10 12:06:51)
272.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
映画は読むものではなく体感するものというSFの原点、  前に見た地面が裂ける場面との再会、これが見たかったんだ~!ともう嬉しい。  Vの字に裂け視界は左右に広がりやがて後ろから追われる。  スローに丁寧な殺戮シーンが描かれていくのと笑うくらいでかい音響。   気持ちを入れ替えて?ホラー映画だと観ていましたが本当にホラーそのものです。  踏切の音の後火だるまになって走る列車、あの描写はすばらしい。  画面半分以上が炎の列車で主人公たちは線路と車輪の隙間から見ている。  フェリーがなぎ倒される場面もまるでアトラクションでした。  トイレと言って父から離れ茂みに隠れようとする娘(ひとりでそこに行くホラーのお約束)  川に流れる死体が1体、2体、押し寄せる死体の群れ・・  結局オバケ屋敷のアトラクションに入ったようなもので望んで入ったから満足なのです。   ではドラマはどうでもいいのか??いいんですよ。  泣かせてくれるかもしれないとか感動させてほしいとか思ったらつまらないですよ。  ダコタちゃんが真顔になると奴らが来ます。  効果音よりわかりやすい。奴らとは宇宙人だけではなく暴徒もです。  この子供の目線で見ましたらかなりわかりやすい。  地下室のパニックになったティムを閉じ込め抹殺した父のことを忘れていません。  態度が180度変わりエンディングでは振り返ろうとさえしないのです。  最初からうちとけなかったのですがもう完全に娘の心は帰りません。   手にトゲが刺さり父が抜こうとし触るのも嫌がった・・  体が異質なものを押し出すと説明するセリフから宇宙人が地球に適応できないことを暗示。  自業自得というかトムがなぜ子供らに(特に娘)嫌われているのか、  娘の生まれたときにいなかったんですね。  2回目を観たきっかけが映像だったんですがこんなドラマも再見できたわけです。   あちこちで、ヨーロッパではとか大阪ではとか飛ぶセリフ、あれは全て真実ではなく、  パニックになったときに人はどうなるかを描いています。  地下を彫り続ければ特殊部隊が待っているみたいなことを言うのも信用できない。  つまりこの映画で主人公たち以外が語られるセリフは映画の中の虚実です。  もしそれらを全部まともにつなぎ合わせて解釈すれば全く意味がわかりません。  
[映画館(字幕)] 7点(2005-08-10 11:52:48)
273.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
 一番気に入っているのが第2の犠牲者のシーンの映像美。  署長中心にカメラは回りますがどの角度からでも少年のゴムボートが確認できます。  大きい男で海の向こうが見えなくて見ようとする、話しかける女性に愛想をしながら海を見る。   やるせない表情で沖を見る署長の時間が過ぎ行くのが前を行く人の脚でわかります。 惨殺される瞬間の映像はグロくも残酷でもなく怖いほどの映像美です。  久しぶりに見て気づいたこと。  船の羅針盤?には、「ロレンス」  サメ違いの捕獲サメの腹の中から「007」のナンバープレート。   あと、ロバート・ショウが食われる前の夜に流れ星をふたつ発見しましたが・・    特にR・ドレイファスの酔った表情がいいです。  コメディとしても優秀、署長がサメに急接近しておびえているのに、  学者は必死で写真を撮るのです(大きさを測りたい)って!  タルがひとつづつ持っていかれるアイディアはなかなかで、  その後のセリフが「船が小さい」これはもう完璧ですね。  3人が酔いつぶれ酒盛りするシーンもいいです。  漁師と学者が傷の比べあい自慢をしもりあがるも、  おとなしい署長は加われず傷を探す(盲腸の)これはいいです~  漁師の過去の話で広島が出てきますがこんなに前から日本ネタだったんです。    軍の秘密でSOSができない・・そのセリフはその後無線をぶっ壊す行動に。  そして救命胴衣や酸素ボンベネタ、登場人物にその後を語らせる手法です。    終わりはタルに(本当に小道具の使い方がうまい)つかまり泳いでゆくふたり・・    血を見て別のサメが追いかけてきたらどうするんだ?と思いませんか??  スカッとした「地獄に落ちろ化け物」のあとでこのなごやかな意味深なシーン、  これは完璧な映画ですから見飽きたからといって10点以下はありえません。  ジョン・ウィリアムスの単調でいてサメ登場の恐怖を盛り上げる音楽、  これもすばらしいです。  この仕掛けにはトリックがあり、パブロフの犬と化した観客はスコアが流れるとサメと思い込む。  流れたあとにサメが登場しないシーンもあるのです。  逆に流れないから現れないというお約束を作りながら、  急に現れたシーンもありまして(署長がエサをまく後ろ)この後なぜか笑えます。   
[DVD(字幕)] 10点(2005-08-10 11:40:13)(良:3票)
274.  黄金(1948) 《ネタバレ》 
 あらすじを読んでいただくと想像できるのですがだいたい観てても先は読めます。   この話からよくここまで描いたものだと感心します。  映画なんてのは小説ではありませんから難しく考えないでいいのです。  単純な発想から展開していけばいいお手本、想像力はそれからです。  特に気に入ったところはハンフリーボガート役の恐ろしく面白いうまさ。  この俳優さんを観たのが初めてなので比べる人といったら・・  アラン・アーキンという俳優がいるんですが彼を思い出しました。  ヒーロー役と悪人役を使い分けられるボガートなのですが(カサブランカは有名)  この役はもう最高に汚くだらしなく本能で生きている浮浪者のおかしさがあります。  まったくの悪い人でもないので真剣に悩むところは笑えます。  頭がいいのか悪いのかわからない(お金に細かい)ボガートを中心に話が進み、  (でもノミネートすらされていないのはおかしいですよ)  真面目な(まともな)相棒と老人との3人で金塊探しの旅に出ます。   老人役もまたすごく個性的でこのウォルター・ヒューストンという俳優さんは、  監督のジョン・ヒューストンの父なんですね!顔が似てるから監督かと勘違い・・  ちなみに監督は「天地創造」でノアの箱舟のノアをやってます。  単純なのに難しい、それに違和感はありません。  なぜならその難しさとは誰もがその立場に立てば選ばなければならない難しさであり、  誰の立場が一番正統で間違ってはいないなんてのはありません。  それがロードプレイングのようでもあり普遍的な冒険モノの面白さです。  3人が同じ事を考えている場面もあり観客から見るとおかしくてたまらない。  単純でいて設定が面白いそして考えさせられる観客も参加できるドラマ。  全て意味のあるように周到に作られている。  最初の「同じ民族同士恵んでくだせぇ」から始まって、最後の意味のなかった麻布まで。  あの金を包んであった麻布からサボテンが育っているのですが、  この意味がわからないのです。  「天地創造」のヒューストンですから何か意味があるとは思うのですが・・  こういう絵心と創造性のある映画は残りますね。  観られた方で理解できて意味のわかる方いらっしゃるでしょうか・・??  
[DVD(字幕)] 9点(2005-08-10 11:32:33)
275.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 
宇宙人が繁殖する方法が血液からなのですが、  宇宙人に身体が侵略されているか疑心暗鬼のテストが始まります。  隊員たちを主人公が縛り上げ血液検査(採取して焼く)反応が出ればエイリアンなので焼殺。  ある隊員の指先から採取した血を燃やしたところ・・  エイリアン化が始まりますがそのさまはバビル2世のロデム変身!(笑)  縛られて身動きできないからおかしすぎ!!      (こんなアトラクションがあれば参加してみたい)  50人くらい席に詰め込んで10人くらいエキストラ混ぜて、  驚かされる自分も怖いけれどそれを後ろの席とかで見るのも大爆笑かも? このおかしさとテンポの良さに観賞にまた力が入り(やはり娯楽も大切)   これはきっと原作がよいのですね。  南極という発想やいきなりハスキー犬がノルウェー基地のヘリコプターに追われる場面から始まる。  その前にUFOが地球に(おそらくは10万年前のこと)何かを埋めるのですが・・  おっとこのネタは宇宙戦争でもおなじみでしたよね。  ハスキー犬が子役顔負けの演技で2回目を観るほうが面白い。  ヘリに追撃され逃げる犬をかばう隊員たち。  実はこのかよわき犬こそノルウェー基地のヘリ隊員以外の隊員を皆殺しにしたエイリアンだった!     誰がどうやって犠牲になるのか心理サスペンスは本当に2回は観たほうが面白い。  一番の役者は先生役のブレア(どこかの首相みたいな名)でしょう。  この科学者の行動は面白くて内容をまぜているのです。  主役はカート・ラッセルなんですが、バックドラフトと同じように今回も燃やす演技は大活躍。  エイリアンとゾンビを足したような映画で、  エイリアンVSプレデターなどこの内容をそのままぱくっていますね。  オチがだいぶ気にいらなかったので減点かなぁ・・  なぜあのような大惨事(キノコ雲が現れるほどの大爆発)に、  あのふたりは生きて(ススとか傷もなく)いられたのかが大いに不満・・    あとラストの吐く息・・  あれとセリフが真実は?と謎を残しているように見せているのですが、  あまりにわざとらしいので調べたら(監督のミス)だそうで・・  ではミスのままのほうがよかったということは確信犯ですね(ご存知の方いらっしゃいますか)    
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-10 11:27:47)
276.  北北西に進路を取れ 《ネタバレ》 
「オースティンパワーズゴールドメンバー」のOPは、 007なのか北北西なのかわからないパロディですね。 その場所とは・・トラックやヘリに追いかけられるシーン。 あのシーンは結構有名なんでしょうか? わりと気に入っています。  とうもろこし畑のシーンですよ。  これはDVDの表紙にもありますから見せ場ですね。   お約束ネタ(主人公は死なない)とか、 説明するのは登場人物など突っ込みところはありますが、 娯楽もあり観てて飽きません。 一番よかったのはやはり脚本かなぁ・・ タランティーノがすきそうなエンディングですね。 列車の中から時間がすぎてないような感覚で、 もう一回見直そうと思える作りは面白い。  ただ私が恋愛映画不感症!ということもあり輪をかけて、  アクション映画嫌悪症なので・・  お話の面白さで観終えたという感じです。  さてさてでは私の恋愛映画&アクション映画の高得点とはどの作品か??    でもやはりよくはできてはいるもののなにかこじんまりとして、 ロードアドベンチャーの躍動感とかはありませんでした。 やはり配役かなぁ?地味かも・・ 逃げて逃げてというパターンならもうちょっとコミカルな人の方がいいと思う。 ネモ船長やってたギャングはよかった。 カメラワークとかかなり期待したんですが今の映画を見慣れると目新しくはないです。 「第三の男」のほうが目新しく感じました。 ヒッチコック作品を選ぶならもっと怖いのにしたほうが私には合いそうですね。 それと最近2回目の宇宙戦争を観賞し終えたのもこの作品にはマイナスかも。  逃げ方がちょっと中途半端というかやはりスピード感が今みっつくらい!?遅い。  
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-10 11:22:39)
277.  ストレイト・ストーリー 《ネタバレ》 
感動作なのですがあまりに穏やかすぎて合いませんでした・・  いけませんねぇ・・SW3、宇宙戦争と派手なSFを観たので、  テレビ観賞で静かなロードムービーについていけなくなっている・・かも!?  という点を除いてもこれは私にはおとなしすぎでした。  デビッド・リンチといえば偏執的なキモイ映像美を見せる、  カルトな映画を撮る監督さんなのですが・・(ちぎれた耳とか、  あまりに想像させるキモさにホラーより怖くて観るのをやめた)  そのどちらかといえばホラーよりの描写が得意な監督がこの地味な映画を撮ったことに、  フタを開けてみればなんて良質ないい映画なんだと絶賛されました。  が・・題名そのまま筋がわかっているのでサスペンス的な面白さはなく、  出会う人のほとんどがいい人なのはいいんですが、  主役の爺さんがあまり私は好きになれなかったのです。  トラクターで行き着くということにこだわりを見せるんですが、  間に合わなかったらどうするんだ?とは思いつつ、  まあ実話みたいなものだし車で行ったら映画にならないだろうと・・  自分の力でそこに行くことに自分を試すことと兄に勇気を与えること、  色々解釈できますが老人にとってはまさに冒険物語であり、  自分探しの旅なのでしょう。  あまりに長い旅とは裏腹に再開シーンの短いこと・・  この終わり方はヨーロッパ映画のようでもありますが、  「リストランテの夜」のほうが好きで感動しました。  やはり兄弟の回想シーンとかほしかったなぁ・・  シシー・スペイシクの演技がうまいのはわかるのですが、  喋り方がこういううまい役者がやるとちょっと・・  本編ではたいくつでたまらなかったのですが、  予告特典を見るとなかなか感動できるのは・・いったい?? 
[DVD(字幕)] 4点(2005-07-24 12:45:49)
278.  ライフ・イズ・コメディ ! ピーター・セラーズの愛し方 《ネタバレ》 
 実はピーター・セラーズズの出演作品も苦手なほうで観ていないといっていい。  それがこれを観て、観てみようかな?と思いましたから・・  そんな私がなぜこの作品を観たのか?  主役がジェフリー・ラッシュだからです。 舞台俳優で史劇俳優のお手本のような人がコメディなんか合うのだろうか??  しかも共演があのシャーリーズ・セロンときている(両方オスカーです)  はっきりいって、ピーター・セラーズ苦手だった私は揺れています。  これからセラーズの作品を鑑賞する機会があるかもしれません。  セラーズについては全く知らないのでこの作品で判断すると危険なのですが・・    まずオープニングがセンスいいアニメ(ビートルズのイエローサブマリンみたいな)  で、プッシーキャット(子猫チャン)の歌が流れます。  幕が上がりコメディのような人生物語が始まりますが・・  映画の演出も見事で何役もラッシュが演じ分けていて面白い。  現存する役者の中で一番うまい人だと思っていた自分がうれしいです。  これもセラーズという役者がうまかったからうまい役者でないとだめなんですよね。  いや、だからセラーズを誤解して観ていないのもあった。  博士の異常な愛情はリメイクされればこの映像描写で・・  というほど見事な色使いでした。   「チャンス」につながる場面では感動して泣きそうになりました。   空っぽの俳優だから何にでもなれるというのは痛いですよね。  自分がないんだから。  こういう映画を観るとありきたりな言葉が浮かんできます。  人生は自分探しのたび・・セラーズが自分を見つけたのは最後の「チャンス」  あの池を傘をさし歩くシーンがとてもいいですよ。  エンディングが最高にいいのが後味が微妙に残りいいです。  こういう自伝は泣かせ系に走ったほうが感動作として成功しやすいものですが、  逆にこのエンディングは品を感じさせ今でもセラーズが生きているかのような切なさも。    ところで・・「博士の異常な愛情」について大変な誤解をしていました。  私がいかにピーター・セラーズを知らなかったかがわかります。     う~ん・・「ピータ・セラーズの愛し方」この作品に本人はもちろん出てないけれど、  セラーズの人生のメイキングとでもいえるできばえです。 
[DVD(字幕)] 7点(2005-07-24 12:41:37)
279.  ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり 《ネタバレ》 
パッケージの異様さにずっとずっと観るのをためらっていたのですが、  全く怖くないホラーでした。  ただし登場人物の使い方がうまくわりと真面目に撮っている。  奇をてらったカメラワークがないところがちょっとホラー作品としては寂しいですが・・  ホラーはカメラワークが命!  あの病院の長い通路も頻繁に出てくるので工夫してほしい。  古典ホラーを見たことがないのでしらないのですが、  フランケンシュタインのような感じですか・・  ティム・ロビンス似の主役の医学生がなかなかいい。  相まって変質教授と奇妙な対決がおかしい。  惜しい作品かもしれない。  原作が古典だからかストーリー性があり話しは面白いです。  科学ホラーなのですがありそうなきっかけと結構シリアスなラストは優秀。  ただ・・あの生首の教授がどうしてもアル・パチーノに見えてならない。  それはおいといて、これエロいですよ。  どこかに品のある怖いホラーってないのかなぁ・・  まあ少々品がないから笑いもとれるんだけれど。  きれーな女の子の父役はよかった。  カッコーの巣の上でを思い出しました(苦笑)  最近リメイクブームが続いてげっそりしますが、  こんなB級でもストーリーがしっかりしたホラーを、  うまくリメイクしてくれれば面白いのでは?  ゾンビは怖くも気持ち悪くもないのでそこは特撮で、  アクションシーンも入れてくれると楽しめそう。  死霊という名のついたホラーが  多くて迷惑なんですが、  この作品は日本語タイトルが合ってないような気がします。  個人的には手術シーンが得意のサム・ライミ監督にお願いしたい。  まあでもあの18禁?シーンがどう撮れるかだけれど・・  
[DVD(字幕)] 5点(2005-07-24 12:28:51)
280.  オスカーとルシンダ 《ネタバレ》 
かなり魅力のあるあらすじですが・・  全く面白くなかったのです。  主演がレイフ・ファインズ&ケイト・ブランシェットですよ~!  このふたりは(好きな俳優)にも紹介しています。  ふたりの演技も空回りする脚本・・  見ててわかりにくいわ、感情移入できないわで。  正直最初パッケージの説明を見て、「おしゃれ泥棒」のような、  あるいはルパン三世のようなコミカルな恋愛モノを期待したんですが・・  あとまた、映像が最悪。  ガラスの教会ですよ。  こんなに美しくない撮影ってあるのだろうか??  全体に青暗く(爆)とてもセンスがない。  青暗い映像といってもその魅力はあるわけで、  最近ほとんどの監督がこの手法を取り入れていますが、  青暗いのは赤を引き立たせるためというのと、  リアルな映像として見せたいからだと思うんですが・・  まったくこの映画の色は見にくい。  やはり一般評価が今イチだったのがよくわかりました。  レイフ・ファインズ・・赤毛似合わない~!  小室哲也入っているし・・  ケイトも地味で日本人顔です。  ふたりがミスキャストというよりこの映画に出たことがミスです。  でも好きなんでこの役の印象を消すために(笑)  シンドラーのリストでも久しぶりにまた見たくなってきた。      
[ビデオ(字幕)] 3点(2005-07-24 12:25:18)
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