261. インヒアレント・ヴァイス
おもしろいです・・・・けど、あとには何も残らない。そういう感じを狙っている映画です。当時のLAの雰囲気に、個性的なキャラクターを演じる俳優たちが見事にマッチ。ゼア・ウィル・ビー・ブラッド、ザ・マスターと、真面目で窮屈な映画を作ってきたPTアンダーソン。一転、少し力の抜けた今作に続く次回作がとても楽しみです。 [映画館(字幕)] 6点(2015-06-20 22:48:53) |
262. ウォルト・ディズニーの約束
思ったより楽しめました。ねちっこい嫌味なオバサンを、エマ・トンプソンがうまく人間味をもたせて演じているからでしょう。物語はもっと深堀りできたのでしょうけど、もう一人の主役であるディズニーを描くことで明るく仕上がっています。 [DVD(字幕)] 6点(2015-06-20 22:35:48) |
263. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 ストーリー全体に強引さは否めないのですが、航空ものサスペンスとしては合格点。飽きずに楽しめました。伏線はいろいろ用意されていたのかもしれませんが、「あぁ、あれが!」っていうカタルシスが得られなかったので、脚本としてはもっと練ればおもしろかったのに、といったところです。 [映画館(字幕)] 6点(2014-09-30 20:02:58) |
264. REDリターンズ
《ネタバレ》 1作目は記憶にないので、期待はずれだったのでしょう。2作目はキャストがすごく豪華で楽しめました。中でも、ヘレン・ミレンの最強さがケタ外れでカッコイイ。さらに、A・ホプキンスも単なる偏屈博士で終わりかと思ったら、悪役の本領発揮で見ごたえあり。マルコヴィッチの安定感もいいですね。短い出番ながら、D・シューリスやB・コックスのネチッこさも存在感あります。ヒロイン度がアップのM・R・パーカーも輝いている! この俳優陣の中では、B・ウィリスの存在感はとても薄く感じてしまいました。ラストも活躍したようで、アクションでなく機転でシメているのがなんかせこい。 [映画館(字幕)] 6点(2014-07-03 20:09:14)(良:1票) |
265. エージェント:ライアン
《ネタバレ》 平凡な仕上がり。これまでのライアン映画ではセリフでしか出てこなかった、兵士時代の大怪我とリハビリが描かれているのが興味深いくらいです。少々残念で、改めて傑作「レッド・オクトーバーを追え!」を見直してしまいました。 [映画館(字幕)] 6点(2014-03-13 07:53:00) |
266. キャビン
同じような内容の映画が多い中、斬新な(?)アイデアを映像化した映画だと思います。もっと丁寧な作り方や、工夫の仕様はあったと思いますが、少しでも新しい部分があるとおもしろいですね。シガニー・ウィーヴァーの登場も核ですね。 [DVD(字幕)] 6点(2013-10-07 21:19:04) |
267. クラウド アトラス
長い映画ですが、飽きることなく見れました。個々のエピソードは単独で始まり、単独のまま終わるのでストーリーはみやすかったです。配役もよかった。映像もキレイですね。ただし、1人の俳優がいろんな世代の人物を演じる輪廻を感じる映画……自分は、「愛と哀しみのボレロ」がやはり傑作と言わざるを得ません。繰り返し調の代表曲であるボレロを引用したのも際立ってますしね。クラウド・アトラスの曲には傑作性を感じなかったので。 [DVD(字幕)] 6点(2013-10-07 21:13:03) |
268. フライト
デンゼル・ワシントンがいい。ストーリーは前半おもしろいが、後半はどっちつかずな方向に収束していって物足りない気がします。 [映画館(字幕)] 6点(2013-03-28 21:58:44) |
269. LOOPER/ルーパー
《ネタバレ》 期待ほどではなかった、という感想です。世界観が広そうで、実は狭い。ルーパーの背景にある組織は簡単に壊滅してしまうし、超能力者をもってる子供が一番強いし。ブルース・ウィリスが出ているから大作のようですが、B級SFとして見ればそれなりに楽しめるかな。アクションは期待しないでください。 [映画館(字幕)] 6点(2013-01-20 15:29:42) |
270. フェア・ゲーム(2010)
《ネタバレ》 CIAの妻が中東で情報収集活動し、元大使の夫が妻を支える前半は、ロケーションも次々に切り替わって見入ります。ですが、妻の正体がマスコミに漏洩してからの後半は肩透かしな展開です。政府に見放され利用された夫妻が、どうホワイトハウスに立ち向かうかが焦点であるはずなのに、夫婦間の絆の方に話が収束する。ホワイトハウス側の人間は副大統領の補佐官をメインとして俳優が演じ、ブッシュ大統領などは実際の映像を使っているからムリがあるのでしょう。いっそのこと、ホワイトハウス側の人間もそれなりの役者を立てれば、映画としてはとてもおもしろくなったと思います。ただ、イラク戦争の元になった大量破壊兵器の問題を正面から描いている点で、興味深いです。 [DVD(字幕)] 6点(2012-07-18 16:51:25) |
271. ゴーストライター
《ネタバレ》 最初乗り気でなかったゴーストライターの仕事につきながら、前任者の死の謎とその裏にある陰謀を暴くことにのめりこんでいく過程が丁寧に描かれていて楽しめた。元英国首相役のピアース・プロスナンがハマッていました。 [DVD(字幕)] 6点(2012-07-18 16:31:27) |
272. モンスター上司
上司を殺そうとする3人組よりも、その上司たちに大物俳優を配しているのがこの映画の成功ですね。ケビン・スペイシーは嫌味な役がとても合ってます。お話としては殺そうとしてアタフタするのが中心なので、上司に復讐するカタルシスはあまりないかな。続編作るなら、復讐するスッキリ感があった方が共感得られやすいですね。 [DVD(字幕)] 6点(2012-06-16 20:37:20) |
273. メン・イン・ブラック3
主演3人のキャラクターは活かされていておもしろいです。前2作が好きなら楽しめます。肝心のストーリーは物足りず、もうちょっとなんとかなったのでは・・・・ [映画館(字幕)] 6点(2012-06-11 21:10:51) |
274. かもめ食堂
主人公3人がとてもいいですね。心が落ち着く映画です。シナモンロール食べたくなります。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-21 09:25:51) |
275. エレクトリック・ミスト 霧の捜査線
《ネタバレ》 殺人の謎解きを楽しむ映画ではなく、映画の雰囲気を楽しむ映画です。過去の殺人と現在の殺人に執着するタフな刑事役のトミー・リー・ジョーンズと、沼地の多い田舎町の雰囲気がよいです。過去のトラウマに悩む主人公の前には亡霊なども現れて、結局殺人犯はあっさり分かってしまいます。盛り上がりがないなと思ったら監督はフランス人らしい。楽しめるかどうかは人それぞれですが、ハードボイルドとノスタルジックなこの雰囲気は好きです。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-16 21:33:50)(良:1票) |
276. シリアスマン
《ネタバレ》 コーエン兄弟の映画は好きです。しかし、この「シリアスマン」はなかなか難しい。主人公にどんどん振り掛かる不幸、悪夢も見ます。事態は悪化する一方です。いろいろなラビに相談します。ストーリー展開はスムーズなので飽きることはありません。そしてラスト、唐突に終わります。果たしておもしろかったのかどうか…。シニカルなコメディタッチの「赤ちゃん泥棒」や「ビッグ・リボウスキ」にしろ、ニコラス・ケイジやジェフ・ブリッジスといった主人公が、カッコよくないけど魅力的でした。しかし、この「シリアスマン」の主人公に魅力は全く感じなかった。そこが、この映画をおもしろいと言い切れない要因かもしれません。 [映画館(字幕)] 6点(2011-03-27 21:45:17) |
277. ヒア アフター
飽きさせない展開でおもしろかったです。3人の主要人物がどう関わり合うのかも楽しめました。イーストウッド映画の雰囲気もよく出ている。けれど、これというポイントがなく、また見たいとは思わなかったです。 [映画館(字幕)] 6点(2011-03-04 18:01:20) |
278. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 題材はとてもおもしろい。英国王と言語障害を治す専門家との交流が主軸になっている。最後のスピーチはとても感動的だ。 けれど、よくできた映画なのにどこか物足りなさを感じた。なぜか。「エリザベス」や「クイーン」では、皇室に反発する側と主人公との対立が主人公の苦悩となって映画のおもしろさを際立たせていた。けれど、「英国王のスピーチ」に出てくる人たちは皆いい人なのだ。常に夫を支える王妃、物分かりのよい娘たち、いつも皇室に忠実な首相。唯一主人公を苦しめるのは自分勝手な兄くらいで、吃音以外に英国王に差し迫った問題が描かれていないのだ。 それだけに、主人公の兄を演じたガイ・ピアースが印象深い。ジェフリー・ラッシュと同じくオーストラリア出身のピアースだが、オーストラリア人役のラッシュと違い、声のトーンを変えてアクセントの強いイギリス英語で話しエドワード8世を見事に演じていた。ピアースは「ハート・ロッカー」でも冒頭で死ぬ印象的な役を演じており、オスカー作品に2年連続で出たことになる。作品選びがうまい俳優ですね。 [映画館(字幕)] 6点(2011-03-04 17:52:18) |
279. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
《ネタバレ》 この映画の成功は、記憶をなくして右往左往する主演3人のキャラクターがしっかり練られていることでしょう。みんな頼りなくていい加減なんだけど憎めない、観る人の気持ちをガッチリ掴んでました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-20 15:49:31) |
280. マチェーテ
適度なグロさに、適度なバイオレンス。ストーリーも単純ながらヒネリを効かせてあります。なんといっても俳優人の豪華さと、彼らの弾けぶりが映画の魅力。楽しめました。 [映画館(字幕)] 6点(2010-12-13 12:49:49) |