261. パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
《ネタバレ》 前回よりは改善されたがそれでも及第点より下。 マシにはなったが相変わらずその場で思いついたようなシーンや設定を作ってから、それらを強引につなぎ合わせている感が強く、『一方その頃』や『その○○時間後』が全ての冒頭シーンに当てはまってしまい全く流れるような運びが出来ていない。無駄なシーン自体はそんな無いと思うが、1つ1つが微妙に長ったらしく『カスも積もればゴミとなる』的な感じで尺を圧迫してしまっている。 結果上記のツギハギ以外にも全然敵親玉の描写が足りず強敵感が皆無。超能力みたいのを使えるが母船内限定で最後の死因はカエルの毒と過去最弱。 細かい所を言うと『序盤ジャックが持っていた地図の存在意義がゼロでコンパスで代用可能、強いて言えばバルボッサがジャックの後を追跡するのに使った程度』『序盤突然現れてヒントを喋って消え、本編には絡まなかったジャックの父。たぶんお助け妖精みたいなもんなのだが、物語への介入のさせ方が下手』『人魚の住む海域に恐怖し、海のど真ん中で船から泳いで脱出したモブ船員、ギャグと見ても寒い』等々。 ただ新キャラのアンジェリカや人魚や牧師さんは描写不足やパンチの弱さは拭い切れないが、どこぞの『自己中KY野郎』や『痛々棚ぼた海賊王女』みたいな不快感を感じなかったので減点対象外。 話の不出来は覚悟していたがアクションもショボイ。例えば『トランスフォーマーの変形』や『スパイダーマンの摩天楼あ~ああ~!!』みたいに大抵の映画には記憶に残るようなシーンがあるが、これにはそれが一切無い、てか過去最低かも。剣技は見飽きたし、周りのギミックを使ったアクションも無理クリ過ぎて『普通に戦えば?』と言うモノばかり、なのにそんなアホな攻撃に引っかかる敵、なんか『空気を読んで攻撃を受けてあげてる』様に見えた。せめて海戦シーンでも入れればいいのだが・・・・あ、なかったですよ。たぶん衣装やらセットに金掛けちゃってるんでしょうが、後半のジャングルばっかり等所々から『台所事情』がにじみ出ていた・・・そんなの視聴者に見せるなよ。 とまぁこんなありさまな内容なのに続編作る気バリバリ、まぁ『海賊モノ』って対抗馬がいないから売れちゃうのかな? 良い所は無く悪い所だらけだが、ジョニーファンや旧作が好きだった方なら観に行って損はないと思います。 [映画館(字幕)] 3点(2011-05-22 03:44:35) |
262. ボーダー(2008)
《ネタバレ》 アメリカの『ビッグスター共演』的な作品て大抵演者にストーリーや演出が喰われてしまいがちだが、本作に至っては喰われる以前に単純にストーリーが陳腐。 捜査に関しても何も手掛かりをつかめずただあっちへフラフラこっちへフラフラ。冒頭の『犯人の証言』も胡散臭さバリバリ、で事件の真相もカビが生えたような平凡オチ。脚本的にヒントも入れたつもりだろうが『俺はあいつが犯人で無いと思います(だって犯人俺だもん)』とかただのとんち、『推理』の『す』の字も無い素人以下な出来。 確かに二人の熱演は良かったが他の要素が完全におんぶに抱っこで見れたもんじゃない。あのさぁ『映画』って『プロモーション映像』とは違うんだよ? 後で評価者さんが紹介していたヒートを見てみたがあっちの方がまだ良かった。 [DVD(吹替)] 3点(2010-10-11 21:26:30) |
263. バイオハザードIV アフターライフ
《ネタバレ》 過去作品及び原作(ゲーム)は全て体験済み。 ご周知だと思いますがゲームとは全く繋がりありませんし設定補完する気もさらさらありません。 前作で『ゾンビは永久機関搭載』『T-ウィルスで超能力発動(確かに発火能力みたいなのはあったがやりすぎ)』『何故かウィルスで地球砂漠化&海が消える』等もはや高製作費のB級映画として確固たる地位を築いたが、今作に至っては作品としての出来の悪さはもちろんネタとしても弱く楽しめなかった。 ざっと箇条書きで、『銃撃戦時、壁に隠れた状態から反撃する時全身をわざわざ晒す(腕や上半身だけで良くない?)、グレネード投げる時も同じことした時は流石に引いた、だってダサイじゃん?』『この時敵は棒立ち、さっきのグレネードをを投げるシーンでも退避しない&凝視、今日びのザコはもうちょい頑張るぜ』『ウェスカーを脅そうと背後から銃を突き付けたら腕を決められ反撃を受ける、それザコ敵が食らうもんでしょ?』『ウェスカーも操縦していたヘリのコクピットから離れアリスを痛めつけるが、そんなことしている間にヘリが富士山に激突(原因は操縦放棄)』『第一感染者が開始5分位に登場してその後は登場しなかった、ポスターにはでかでかと出てたのに』等。 ここらヘンまではネタとして見れるがこっからは普通に駄目。『アクション部分でおおっと唸るようなシーンが無くどれも平凡、おまけにスローモーションが多すぎ、別に大した場面で無いのにいちいち遅くするからスピード感なんて皆無』『登場人物の死亡理由が振り向く→目の前でばー!!→食べられるのみ、もうチョイ色々考えろよ』『そもそも私はミラジョボビッチが好きではない。アクションは微妙だし(全力疾走してるシーンは完全おばさん走り)、終始お口をあけているので間抜けっぽい。同年代のアクション女優としてはアンジェリーナジョリーの方が格好良いし男性ホルモンをビンビン刺激される』『もう三角飛びはいいよ!!』。 序盤にネタが出尽くしてしまい、代わりにスロー満載アクションが続く(ジョン・ウーなんて比じゃない位)ので後半がただ詰らない。もうそろそろ作品として限界っぽそうだがまだ続くんですか? [映画館(字幕)] 3点(2010-09-05 09:23:04)(良:1票) |
264. シャッター アイランド
《ネタバレ》 『絶海の孤島に存在する精神病院から患者が脱走』『犯人逮捕のために捜査官が派遣』『何かを隠している病院関係者』『捜査官にはトラウマがある』『やがて幻覚を見始める主人公』『なにが現実でなにが虚像なのか疑心暗鬼に』。 以上の設定から思い浮かぶ結末・・・・そんなところです。少なくてもそれ以上に驚ける程のものではありません。私はあまり先の展開を考えて観たりしないので純粋に楽しめましたが、先を読みながら観賞して予想を超える結末を楽しみにしている方には合いません。 そしてとにかく終始うるさい。『突然大きな物音』『暗闇から突然飛び出してくる人間』等ホラー映画じゃないんだから・・・・。 まぁ作品自体にそれほど文句ありませんがそれ以上に問題が。 本作の広報担当した人間馬鹿ですね。あんな無意味にハードル上げてどうするの?結局ハードルを遥かに下回る出来だったし(二度目ですが決して作品自体はそれほど悪くはありません)。『観に来させればこっちのもの!!』みたいな下種な考えじゃこの先しんどいですよ。てか社会人として恥ずかしくないの? 作品の出来としては5~6点ですが、配給会社の対応が最悪でマイナス。 『謎が解けるまでこの島を出ることは出来ない』だっけ?解けても島出られなかったじゃない。お前らちゃんと観たの? [映画館(字幕)] 3点(2010-04-18 21:29:22)(笑:2票) |
265. シャーロック・ホームズ(2009)
《ネタバレ》 シャーロックホームズに関する知識は『推理モノの元祖』位しかなく、興味もそれほどあるわけではありません。 一言で表わすなら『キャラゲー』ならぬ『キャラ映画』。『シャーロック・ホームズの世界観を使えばファンは必ず観てくれるから構成とか脚本は適当で・・・』と言う知名度に依存し過ぎている作品。とは言え、たま~にキャラゲーでも当りはあるが、コレに関しては『バン○ム』製の如くキャラ以外がアウトな出来。序盤に逮捕した犯人が死刑になったが、その後蘇生(もちろんトリックですが)して犯行を再開、主人公達も犯人を追いかけると言った内容なのですが、やっぱ詰らない。 『犯人を追いかける』と言っても、途中で行き詰まり結局敵の方から仕掛けてきた所を返り討ちにって感じであんま格好良くなかった。犯人も影で色々動くがそれを見せすぎてしまっている(しかもその間は主人公とニアミスすらない)。コナン君風に例えると『犯人が真っクロクロではなくガッツリ姿が見えてる』『犯人の笑みをアップで見せて手元でゴソゴソしてる所を引いてしまって何してるかわかっちゃう』みたいな感じで『これで何を楽しめって言うの?』と思った。 アクションも所々入るがモッサリしていて面白くない。ラストの犯人とのバトルより序盤の賭けボクシングの方が格好良いと構成に救いよう無し。 肝心のトリックもほとんどが、推理はおろかアクション映画ですらもはや使われない古典的なものばかり(グーニーズ冒頭で首吊りと見せかけたあんな感じ)。確かに『当時』は革新的だったとは思うがそれを今更やられても、かと言って他の所で補い切れているとも思えない。 正直『こんな内容な作品がなんで今も人気あるんだ?』と思ったが、どうやら『原作を読んで感動した方が描いた漫画を映画化した』らしく納得、きっとその漫画家と映画スタッフに実力が無くてこんなことになっているんでしょう。 後半数回、合計5分くらいは眠気に勝てずウトウトしてしまいました。 [映画館(字幕)] 3点(2010-03-14 04:08:12)(良:2票) |
266. ヤッターマン(2008)
ストーリーやCGなんて二の次。ドロンジョ様が杉本彩でないのが不満。確かに深田さんも頑張っています。しかし、アニメ再放送時、まだ幼稚園児だった私に『女』の素晴らしさを教えてくださったドロンジョ様の実写版としてはやはりバディにインパクトがイマイチ・・・何度も言いますが深田さんも頑張ってます。しかし・・・もっとこう(中略)。 後は蛇足で中身の評価を。ストーリーは単純明快突っ込み満載、所々くすりとしてしまう演出もあり、往年のファンとしてラストは満足。 CGも全体的に力入っていると思いますし、出撃シーンは見もの。子供向けと思いきや、結構エグイ演出(ビックリドッキリメカがオイルを撒き散らし、叫び声をあげながらプレスされるとか・・・)もあり逆にそれが○だった。 ただ、鬼太郎なんかもそうですが何故かこういった邦画のエンタメ作品は記憶に残らないのですが、やはり演者の演技に難があると考える。主演は下手ではないが、唸るほど上手いわけでもなし。ゲストの岡本なんたらに至ってはアウト。お前ちゃんと演技の勉強したの?洋画なら字幕やら吹き替え(声優がプロ限定として)で下手と感じることもないですし、気にならない。あと、何故か友情やら家族愛といったPTAが喜びそうな要素を詰め込みすぎるのも宜しくない。アニメ(最近のドラえもん)もそうですがくど過ぎる。せめて一つに絞れ。 だからいつまでたっても海外のエンタメ作品に負けてしまってる(私の中でですが)と考える。 あと尺が長い。ぎっちり2時間ではなく、無理に2時間にした感じがして、スピード感がなかった。 アクションの演出も下手。この前見た『ウルヴァリン』と比べてもとにかく光らない。本当にただCGを使っただけのつまらないアクション。 若干邦画全体に対しての批判になってしまったが、『暇な時』『邦画が見たい』『ヤッターマンか桜井君のファン』。この三つの要素が揃って観る価値が少しはある作品。3日も経てば内容すっかり忘れてますね。 [DVD(邦画)] 3点(2009-09-27 00:15:11) |
267. 地球が静止する日
《ネタバレ》 所々興味ある設定(宇宙人が監察のため地球人に化ける、地球を救うために宇宙人が来る)はあるがそれは昔の人が作ったもの。 今の人間がやったことと言えば、『白人の主人公と黒人の義息子との稚拙で幼稚な人種和解描写』『そこそこなCG、あくまでそこそこです』といった改悪処置のみ。 はっきり言って、非敵性宇宙人との交流(未知との遭遇等)を描ける方は今のアメリカにそんないないでしょう。 『人間は危機的状況に陥ると変われる』と言うキアヌの台詞は自分のことを言っているのかもしれませんが、そう思える描写が少なすぎる。あの夫婦を見ただけで70年生きたスペースじじいの意見を覆そうとするだろうか?具体案を提示せず『私たちは変われる』を連呼する主人公に嫌悪感、必死すぎて逆に見苦しい。あの生物博士の爺さんを主人公にした方が面白かったのでは? せめてキアヌが「地球人を救いたい」と思える描写がもっとあればまだマシだったんですが、とにもかくにも技量不足。あなたたちにこういうタイプの映画は作れません。できてマシンガン片手に大暴れする傭兵軍団の映画ぐらいでしょう。 ちなみにリメイク前の映画は観ていないので、それが関係する不快コメントがございましたら申し訳ありません。 [DVD(吹替)] 3点(2009-05-05 18:45:54) |
268. デジモンアドベンチャー02 前編 デジモンハリケーン上陸!! 後編 超絶進化!!黄金のデジメンタル
《ネタバレ》 『60分と言う尺に合わせるために無理やり付けたようなシーンがある』『そのくせ細かい設定が分かりにくい(視聴者の想像に任せたのかもしれませんが)』『セラフィモン瞬殺(登場1分で退場)』『綺麗だが作画が合わない』『ストーリー、戦闘描写に新しいものが無い』『時期を考えればしょうがないが、賢がいないジョグレス進化なしは見ていて寂しい』『これを見る前にウォーゲームを見てしまった(これが一番デカイ)』『ドコにいるんだよゴマモン!?』以上、3点で。 [DVD(邦画)] 3点(2009-04-17 12:45:54) |
269. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 ブレアウィッチの怪獣版と言えばいいのでしょうか?ただ、恐怖の対象が物理的に確認されているものなので恐怖はブレアより圧倒的に下。 ただ『追いかけてるのかよ』と言わんばかりに主人公たちの前に現れる怪獣から逃げ惑いながら彼女を救出に向かい、結局全滅すると言ったアメリカンストーリーの一王道を突っ切った作品。 リアリティーのつもりかどうか知れないが、手振れも観客を酔って不快にさせると言う映画製作者としての姿勢を疑わざるをえない演出だった。 今後『何故あの怪獣は生まれたのか?』『軍隊の視覚共有カメラから見た怪獣との戦闘』等、別視点の作品を作り物語を完結させてくれるのなら構わないが、コレ一本では何もわからない、監督がこの作品になにを込めたかったもわからない。空っぽの作品でしかない(インディやバックトゥーザフューチャーみたいに、頭空っぽにして楽しめる作品でもないし、新しい映像表現をしたかったのなら、ブレアウィッチを見ろと言いたい)。 ここまで気持ち悪く、何も感じることが出来なかった作品は悪い意味で稀です。 [映画館(字幕)] 3点(2008-05-04 00:29:43) |
270. G.I.ジョー バック2リベンジ
《ネタバレ》 もう『登場人物(味方)は一新され前の伏線や多少あった個性も放棄、全員勘違いオシャレ系スカシ野郎になり魅力消滅』とか『パワードスーツ等SF的ギミックも無くなり普通の銃撃戦のみのアクション』とか『弱過ぎる精鋭部隊G.Iジョー』とか霞む程脚本が・・・。 前回はある程度の整合性やドラマ性があったが、本作では登場人物の行動がことごとく奇怪(しかも面白くもない)なのに物語が進んでしまうと言う『This isご都合主義』連発と言うかそれしかない。ドラマ性?っぽいシーンはあるがやはり『This is 陳腐』。 ストーリー 偽大統領『証拠は無いがG.Iジョーが裏切ったからいつの間にか組織したコブラチームで攻撃だ!』→G『きっとあんな大部隊(そうは見えなかったが)を動かせる大統領が裏切ったんだ!』→前の敵ボス救出作戦(本作のピーク)→G『大統領の口調や組む指の方向が昔と違ってる!偽物だ!(旧作で長期間変装相手の癖等勉強したのに)』→白忍者捕獲大作戦、眠らせてお持ち帰り→意味不明な偽大統領証拠集め→白忍者『俺が前作敵で正義の脇役を嬉々として殺したのは、組織内にいる俺に師匠殺しの濡れ衣を着せた奴を倒すため、前作でできた?知らん!』→サミットにて偽大『核兵器を捨てよう、嫌なら各国にミサイル発射』→各国偉人『なにぃ?ならこっちも核発射!』→偽『嘘だよミサイル自爆』→偉『ならこっちも自爆だ』→偽『これで核兵器は世界から消滅、弾頭の回収?コトバワカリマセン!。あ、ちなみにいつの間にか打ち上げていた衛星兵器で君達狙ってるから降伏して』→ここ(かなり終盤)で敵ボス登場→10分も経たずに忍者乱入でヘリで逃亡(これで出番終了)→何故か大事な衛星兵器制御機を陸路で運ぶ敵幹部(ボスはヘリで逃亡)→劣化ガンカタの末倒され野望阻止→主人公『全ての脅威を排除』(できてないよ)→終→絶句。 私だって洋画はおろか物語に完璧な整合性を求める気は無いが、それにしたってもう突っ込むとかそれ以前に、この脚本を見たスタッフは『ヤバい!』と思わなかったのか? 加えて、製作者のエゴや主張、こだわり等を入れることに夢中で話が崩壊するとかあるが、本作はそう言った要素は無く、純粋に低レベル。 総評 話以外の要素も万遍無く旧作に劣っており見る影もない。 ただただ眠気を誘う詰まらなさに圧倒された。 『3』は是非監督と脚本を代えるか『1』に戻して欲しい。 [映画館(字幕)] 2点(2013-06-08 00:10:01)(笑:1票) (良:1票) |
271. 宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
《ネタバレ》 世代的にはジャンパーソンからカブタックまで、好き具合は右の作品をリアルタイムで見てた程度です。 丁寧に説明してくれたり空気を読んでくれる敵幹部を筆頭に、まぁ突っ込み所こそあるが『味』と見れなくもないし、約100分で宇宙刑事任命から敵組織壊滅までと言う展開をやった割にはそれなりに話も出来ていた。 アクションは東映特撮っぽさが出ているし、動きながらボディがキラキラ光ったり甲冑の様なSEがかかったり格好良かった。 メカ戦闘が短いのが残念だが、ロボットではなく盛り上げ難いとも思うので仕方が無いかな。 ・・・・と、話やアクションに関してはそこまで良くはないが悪くはない・・のだが、とにかく出演者の演技が問題。『半人前』とまではいかないが、せいぜい『0.7人前』で物語に入れなかった。 主人公は感情の起伏がある場所での演技に少し難があるもののソコ以外はまぁまぁだが、パートナーとヒロインの二人が相当キツく、感情の演技は勿論だが、台詞の前や間での大きな息継ぎによる肺活量不足や滑舌の悪さなど基礎からできていない。 演出の関係でやたら顔のアップシーンがあるが、やはり表情も微妙なので、ラストは我慢できず吹いてしまった。 特に中盤から登場する大場健二の上手さ(若干オーバー気味だがそこは下手とかではなく『ノリ』でやっているのが分かる)もあり、キャリアを差し引いても他の下手さが際立って見えた。 総評 言い方は悪いが、特撮ヒーローモノとかはちょっと離れて見てしまうとどうしてもガキっぽく見えてしまう。それを格好良いデザインや燃えるアクション、そして何よりキャストの熱演により、そのガキっぽい世界を本気で生きている人を見せ、視聴者を物語に引き込むことが大事だと思う。 だが、残念ながら本作はその一番重要な部分に欠点があり、てか特撮で比較すれば今のライダーや戦隊モノに出ている演者どころか、エイトレンジャーの関ジャニの方がよっぽど上手かった。 [映画館(邦画)] 2点(2012-10-21 08:07:28) |
272. ウィッカーマン(2006)
《ネタバレ》 ジャンル『サスペンス』の棚にあったので前情報一切見ずに視聴・・・・ひでぇ。 ラストのニコラス・ケイジが火あぶりになってる時に女共が歓声を上げるシーンが唯一褒められそうな所。 とりあえずコレ作ったやつら『プロット』って言うモノの作り方をイチから学ぶべき。 様は豊作を願うために島の外にいる男を生贄にするという儀式のため偽の手紙で誘き寄せられたのもまぁわかる(設定としては全然面白みは無いが)、だが着いた瞬間袋叩きにすれば良いじゃん。 例えば儀式の男に特定の『前準備』みたいなことをする必要があり、娘の捜査をさせながらその準備を仕込むとかなら分かるがそんな描写も無かったと思う。 主人公の幻覚も『夢オチ』と言う結末へのミスリード的演出だと思うが、それにしたって結局本当に主人公が病気だっただけで本筋との絡みゼロ。少しは絡ませろ、てえか、それが出来なきゃ出すな下手クソ。 上述したラストのオチも最後の最後でババァがベラベラ喋って終わり。かなり無理な展開だと思っていたが、その中に十分そう言ったオチを匂わせられそうな場所あったのにそれすらしない。 BDですが、チャプター3まで見たら一気にチャプター13まで飛ばして見ても全く問題ない、ある意味斬新な作品でした。 仕事を選ばない姿勢は立派だが、もう『主演:ニコラス・ケイジ』だけで無条件視聴が出来ませんよ。 [ブルーレイ(吹替)] 2点(2011-06-06 21:06:02)(良:1票) |
273. 機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛
《ネタバレ》 TV版は再放送で視聴しましたが、重要部分以外は忘れていました。 パッと見た感じまとまってるように見えるが、キリマンジェロはもちろん、本作の中でも個人的にかなりの魅せ場であるダカールの演説を丸々カットしたのは残念すぎる。 作画の新旧入り混じり具合も悪く、ラスト部分くらいは全部新規にして欲しかった。 そして何より、無印ガンダムやグレンラガンの劇場版みたく多少のズレはあっても結果がほぼ同じであったり、憶測ですが某新劇場版や某男の世界劇場みたく時間軸が一緒で非パラレルワールド的な設定なら構わないが、既に世に出ているその後の物語(ZZ)を『無かったことにする』的演出が個人的に大嫌い。 いかに本人がその作品に嫌悪感を抱こうが、既に世に出ており、それを見てガンダムを好きになり育った人もいると言うのに、それを平気で塗りつぶそうとするなんて大人の考える事かよ。 もし今自分自身が伝えたいことがあるんなら新作出せば良いだけの話だし、大人の事情でそれが出来ないなら頑張るべきで、今回の様な手段を取るべきではないと考える。 仲間や敵も含め大勢の人間が死に、それを悲しむことも無く事態の中心にいる、そんな過酷な状況に置かれた人間の末路を、『ニュータイプ』と『少年』と言う設定で描いた。だからこそTV版のラストは感動に近い悲壮感を覚えると同時に、殺し合いの醜さを感じることができ、また今回は悪い方向には垂らしてしまったが、逆説的に『他人を理解できるからこそ優しくすることもできるはず』と言うニュータイプの可能性も感じれた。 つくづく思うが、作品に込めていあるメッセージ性的なものは、視聴者がその作品を見て、考えて初めて心に残るのであって、最近の、特に日本の作品(実写アニメ問わず)に多い、誇張され過ぎた『メッセージの押し付け』演出はよろしくないと感じる。 残念ながら本作の結末の場合も、TV版にあったそれらのメッセージ性がストレートに伝わり過ぎてしまい視聴者に『考えさせる』と言う行動を放棄させてしまってる。さらに改変された結末では、『結局主人公は何やっても無敵(ハッピーエンド)』と言う洋画程度の出来に落ちてしまっている。 [DVD(邦画)] 2点(2011-01-16 11:26:54) |
274. べクシル 2077 日本鎖国
《ネタバレ》 日本が鎖国状態に入り、輸出品や不法に外国にやってくる『日本人』からも内部事情が一切分からない。そしてついに主人公の所属するチームは情報が一切不明な日本への潜入を試みる。 ・・・・・・・と、ざっと書いたあらすじだけ見るとそこそこ面白そうだが、残念ながら本編が全くその期待に応えられる出来ではなかった噛ませ犬作品。 CGに関しては確かに綺麗だが、スピード感が皆無。個人的にフルCGは、実写やアニメ以上に躍動感や迫力を表現するのが難しいジャンルと考えており、そしてその壁を見事に超えられずにいる。そう考えるとピクサー作品って本当に凄いと思う。 ストーリーも侵入→発見される→レジスタンスと共闘→危険な作戦を決行→成功→ボスと色々→終了と教科書に載ってるようなテンプレ。 レジスタンスの子供が死んだり、ヒロインの葛藤とか所々シリアス(笑)なシーンもあるが、スタッフが『ここできっと客は感動するだろう!!』と言う思惑が画面からにじみ出てきて気持ち悪かった。百歩譲って出来が良ければ気にならないが、これまたパッチワークのように挿入した感がバリバリ&お粗末脚本のためNG。 設定も『新薬を打たれ、しばらくすると敵の意思に忠実に動く人形になる』『変なお巨大芋虫形ロボットがいる』『東京(?)以外の土地は資源取り尽くされ砂漠化(山すらない)』等、キラリと光りそうなものもあるが、使い方が下手だったりそもそも面白くない物だったりと残念な出来。特に最後のやつに関しては松本零士氏の『ワダチ』ともろカブりな上あっちの方が面白い。 正直金だけ無駄に掛けた素人映画と言っても過言ではない。確かこの監督『俺の才能が世界に認められるには、海外で浸透しているアニメの方が相応しい』とか言っていたが・・・・・・実写に戻りな。 [映画館(邦画)] 2点(2010-12-29 13:27:16) |
275. アバター(2009)
《ネタバレ》 消されてしまったので再投稿。 ストーリー、設定、映像等。『まんま○○のパクリ』みたいな部分を除いても褒められる場所は無い。 主人公が原住民に扮して立ち退くよう説得するが、気付けば星の自然に感動し、原住民の女性に惚れ人間と敵対・・みたいな構図は古臭いがまぁいい。だがその感動した自然の中で戦いを選ぶ(しかもこの時点で人類は目標を達成してるので『防衛』でなく『復讐』)と言う考えが本末転倒。自然の素晴らしさに気付けたなら命の大切さにも気付こうよ。 じゃあ敵側の人類が最低最悪のクズ野郎と言えば、正直そこまででも無い。先住民の住む家の下の財宝が欲しいのだが、最初はちゃんと交渉で何とかしようとした(主人公の最初の目的もコレ)し、いざ実力行使で何とかしようとしてもちゃんと最終警告は出しているのでイマイチ『悪』過ぎないのもよろしくない。リアルっちゃあリアルなのかもしれないが、主人公がリアルからかけ離れた『人類をぶち殺し俺たちに立て付いた子ことを後悔させてやるぜ』みたいなことを言っちゃう、脳筋アメリカンヒーローで全然好感を持てない。 バトルシーンを入れたいのであれば部族の中で交戦派と交渉派に分かれさせ(主人公は交渉派)、交戦派が全滅した後、星の超パワーで人類に自然の素晴らしさを気付かせる(それくらいできそうな演出もあるし)みたいな流れにした方が良い。『戦いで全て解決』と言う洋画に蔓延している構図(これ自体は悪くないが、作品的に合わない)から脱せなかったことからこの監督の底が見えてしまう。最後に主人公が人間の体を『捨ててしまう』のも大マイナス、それなら人間の体とアバターを融合させるみたいな演出にしてほしかった。 映像もそこそこ凄いと思うが、アクション部分は寄りが多すぎで分からなくて気持ち悪く、異星の特殊な生態みたいなのも別にどっかで見たことある奴ばかりでスターウォーズの方が面白い。映像演出も個人的にイノセンスの方が全然良かった。 『俺こんな凄い映像と設定思いつたぜ』と言う監督の自慰を延々見させられた感じで気分が悪くなった。 メイキングを見るとあの映像に凄い技術を使ってるらしいが、見た結果感動できなかったんだからそんなの知るか。 映像を見せたいのなら90分位の尺にしてもっと単純な、『謎の惑星に眠る財宝を原住民の相棒とレッツアドベンチャー!』的アクション映画にすればよかった。 [映画館(字幕)] 2点(2010-09-07 12:33:09)(良:4票) |
276. 映画ドラえもん のび太の人魚大海戦
《ネタバレ》 2010年現在27歳。日本誕生から創世日記まで劇場に観に行き(他はビデオ)、ドラえもんと共に育ったと言っても過言では無いと思います。 子供向けではなく子供騙しな作品。 スネ夫の自慢話を聞いたのび太がおねだりで道具を要求、そしてそれがきっかけで大事件に巻き込まれる・・・と言うお約束部分は惹き付け十分。 素人をメインのゲストキャラにキャスティングする愚行を控えた(芸人起用はあるが下手でないし脇なので問題なし、ドラミは諦めました)のも良し。 でも面白くは無い。そして最大の問題はスタッフ(特に脚本関係)の技量不足と制作姿勢にあると考える。 ストーリーは単純明快だが、穴は多いしご都合主義の乱発、おまけにシーンの1つ1つが微妙に長くテンポが悪い(これのシワ寄せが後半一気に来てすげー早足になってる)。そしてこれらの全てを『どうせ子供向けの映画だから』と言うなめた感覚で作られている印象を受けてしまう。 シーンの長さにとっても、子供はジェットコースターのように動きまわる映画が好きなのだから(個人的意見ですが)、もっとテンポを上げて場面を詰め込まないと駄目。同じ『海底』を取り扱った『海底鬼岩城』と見比べてもその情報量の多さとそれらを上手につなぎ合わせる構成技術からいかに芝山監督と藤子先生が凄かったか、そして今のスタッフがいかにショボイかが分かる。思い出補正抜きでも昔の作品は出来が良かった。 昔あるアニメの監督(名前忘れた)が『大抵子供を連れてきたお父さんは映画中寝てしまうが、私は引率で来たお父さん方にも楽しめる作品を作りたい』と言っていたが、とてもコイツらからはそれほどのガッツを感じられない。 次は遂に鉄人兵団に手を出してしまう様だが、頼むから30年以上愛されている偉大な作品を取り扱っている責任を持って真剣に取り組んでほしい・・・・・・と危惧していたが全然大丈夫でしたのでもうこのスタッフは使わないで欲しい(2011年3月5日追記)。 [DVD(邦画)] 2点(2010-08-10 16:31:30)(良:2票) |
277. ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島
《ネタバレ》 細田さんの作品は『電獣2作』『時』『夏』を観てますが、群を抜いて詰まらなかった。 話的には、リゾート島を訪れたルフィ達だったがそれは罠でゲーム(罰則や得点は説明無)を強要され仲間割れを起こし各個撃破されセルみたいな植物にみんな吸収されルフィがゲストキャラと共闘して男爵を倒し仲間が戻ってハッピーエンド。 王道(ゲームの部分がフォクシー戦と被ってるけど)ではあるが、そこはスタッフの手腕で何とか面白い作品に化けそう・・・・と思ったがそんなことなかったぜ!! まずゲーム中にゾロとサンジ、ウソップとナミが険悪な雰囲気になるが、正直原作ではもっと酷い誤解や見捨てられ方でも笑い程度で終わっていたので、あそこまで不仲になるのに違和感を覚えた(別に敵が仲を悪くする催眠を掛けてるわけでもない)。 そしてゲストキャラも『男爵に仲間を殺され復讐に燃える船長』と『家族海賊』が出てくるが、前者はいいとして、後者は一度娘のためチョッパーを見捨てたのに、10分後は危険を犯しルフィに加勢すると信念ブレ過ぎ(仲間を連呼するルフィの演説はあったが、あれで心は動かない)。 ラスボスの男爵も、過去失った仲間の幻(?)を見るため、花みたいのを飼っているが、すごく大事なものなのに『この花があれば幸せだ!!』的な発言して見せびらかしている間に、前述したブレまくり海賊の船長に花を破壊されると近年稀に見る迂闊ぶり。 そして何より戦闘シーンが恐ろしく少ない。ゲーム部分を除けば、ルフィが男爵に手も足も出ず敗北するシーンと、花を破壊され混乱しているうちにワンパン食らわせて終わりのシーンのみ。ゾロとサンジはジジババ相手にして終わり。他は無し。 キャラや設定の掘り下げが浅いとか言うレベルでなく掘り下げてすらいない。子供が小っちゃい水溜りでバシャバシャ遊んでいるのを延々見させられた感じ。 『実は私ワンピースの映画作りたくなかったんです。だから適当なの作って二度と呼ばれないようにしました』みたいな理由がなければ納得できない位お粗末な出来。 強いて見所を言えば、家族海賊の末っ子の棒っぷり、『キャー』と言う悲鳴をあれだけ感情を込めず叫べるのはある意味才能? 以上、『俺は細田(ワンピース)作品を制覇しなければ気が済まない』と言う決意有る方以外にはお勧めしません。細田作品に興味があれば、上述した4作品を観ましょう。 [DVD(邦画)] 2点(2010-06-17 12:31:38) |
278. トランスポーター3 アンリミテッド
《ネタバレ》 車、人間共に『良く思い付いたなぁ』と大笑いさせてくれた前作(2)に比べるとアクション部分のパワーダウンは隠しきれない印象でした。 確かに走っている電車の上に車で着地したり自転車で車を猛追したり等『えぇ!』と思わせてくれる箇所はありましたが、やはり前作の『爆弾取り外し』と比べると・・・・。 敵もやってることがただの少女誘拐で登場キャラ共々ショボイ。 フランクの変わり様もマイナス。『主人公が自分に課せたルールに従い、スタイリッシュに突っ込み満載の事件を解決』と言うのが本作の売りと考えている私としては、ルールを破りまくり丸くなってしまった彼に余り魅力を感じなかった。 そして本作最大のマイナス点はヒロインの女。これまで1000人以上の映画ヒロインを見てきたが群を抜いてブサイク!!顔は腫れたようにパンパンでシミだらけ。化粧も盛り過ぎ(前作にも似たような化粧したマシンガンネーチャンは出ていたがあっちは素がまだ良かった)で後半の泣いてメイクが垂れるシーンはそんじょそこらのホラーより怖い。最初見た瞬間『この容姿ならさっさと死んで消えるだろう』と思ったら最後までガッツリ出る上にフランクと『チョメチョメ』しちゃった・・・・嗚呼フランク。 度々映し出される彼女オンリーのカットは眼球への後遺症を考え早送りで鑑賞しました。せめてヒロインが美人(最低1のヒロイン)だったらもうチョイ評価上がった。 我が人生で初の『ヒロインのビジュアル』による減点評価。 以上のことから2点。ヒロインの容姿を抜けば4点かな? [DVD(吹替)] 2点(2010-03-01 12:25:30)(笑:1票) |
279. 相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン
《ネタバレ》 TV未視聴で恐縮ですが、映画館まで足を運んで高い金払ってつまらない映画を見せられた場合、メタクソに批判する事にしているのであしからず。 TVで当った作品をでかく(映画化)したが、スタッフに能力が無くて失敗した良い例。 日本政府が昔しでかした過ちを世間に発表したいがための犯行だったのだが、最初に殺された三人の殺害動機は『TVでムカツク発言をしたから』と最低の理由。水谷さんとも謎解き合戦をするが、理由が不明。自責の念があるわけでもなく、そのせいで警備を強化させて結局犯行失敗に、馬鹿としか言えない(この愚行を西田敏行にやらせた事が余計腹が立つ)。犯人の潜伏場所も、犯人の友人の妹の『昔兄と一緒にアルバイトをしていた倉庫があるので・・・』と、伏線もクソもあったものではないし、ソコに行く女の子の行動理由も、実際ソコに潜伏する犯人の迂闊さも理解不能。犯人は自決して自爆しようとするが、なんでそんな事をするのか、自分達の犯行目的から日本政府の陰謀を暴露しようと思うのなら証拠が多いほうがマスコミも注目するのでは?しかも、爆発で警察の注意を引けた(そうしようとしたのか不明)ワケでもなく、理解不能。水谷さんは古畑任三郎みたいなキャラかと思っていましたが、会話の半分近く無駄に絶叫しており、むしろ担当の相方より騒がしく(やはり映画ということでアガッているのだろうか?)、『え~こんなキャラだったの?』とゲンメツ。肝心の相方も、女の子を爆発して崩れる可能性もあるビルに置き去りに、オイ!外まで連れてけ!!まだありますが容量の関係で割愛、そんな感じでテンションを地下うん百メートルまで沈められた状態から長々と続くお涙頂戴話。セリフに人間味も皆無で、歯の浮く薄っぺらいセリフを並べられもはや喜劇。しかも、こんな大事(?)を起こしても結局日本政府の陰謀を暴いたのは、金の力で情報を手に入れた女性議員。なんじゃそりゃ、だったらこの議員の話映画にしろよ。 マスコミも、ゲリラに拉致された日本人の迂闊さを責めていたが、いざ殺されたらパッタリと報道を中止してるが、何故日本政府を問い詰めない?西田さんもアホな(色んな意味で)犯行する前に、マスコミに日本政府の陰謀を話せば食いついてくれたんじゃないの? とまぁ、とにかくお粗末極まりない駄作映画。TV未視聴と言う負い目もあるので1点のところ2点にしました。 [映画館(邦画)] 2点(2008-05-03 23:56:00)(良:3票) |
280. クワイエット・プレイス
《ネタバレ》 シチュエーションありきで整合性も考えずに作っちゃった駄目映画の典型。 この手の駄目映画に出てくるエイリアンの例に漏れず何の超能力も超科学も持たないただのフィジカル野郎『こんな弱いやつに地球負けないだろ?』でもうげんなり(しかも数も少ない) 金が無くてエイリアンしょぼくするしかないなら、トレマーズ見たく陸の孤島みたいなところを舞台にすればいいのに馬鹿すぎる。 音に反応するって設定も結局製作者側の都合の良い音にしか反応せず、この際くしゃみやら生活音は突っ込まないにしても、心音や血流等自身には制御できない音に反応しないのは悟都合過ぎるし、『川みたいな音は無視する上に川の音より小さい音には反応しない』ってじゃあそこに住めばいいじゃん(それこそ声出して会話した滝の裏とか)? 結局補聴器のハウリング(?)音に弱くて主婦のショットガンにあっさり倒されるエイリアンもダサ過ぎるっていうか、そもそもそんな事米軍やらが研究しないワケ無いじゃん? 釘で足を刺すところもはだしで生活してるならまず気をつけなければいけない事を1年以上生活していてできていなかったり、音にはんのうするならゾンビゲームによくある音を出してゾンビが集まってきたところで爆発する発音爆弾とかつくれよとかもう突っ込みどころしかない。 総評 制作側の『音を出してはいけない緊張感の映画』を作りたい熱意はわかるが、頭に浮かんだいくつかのシーンを取ることだけに注力してそれいがいの部分はとにかく雑な扱いをしている典型的な能無しの作った映画 [インターネット(吹替)] 1点(2024-03-03 09:41:20) |