Menu
 > レビュワー
 > 鱗歌 さんの口コミ一覧。149ページ目
鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3875
性別 男性
年齢 53歳

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140
141142143144145146147148149150151152153154155156157158159160
161162163164165166167168169170171172173174175176177178179180
181182183184185186187188189190191192193194
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140
141142143144145146147148149150151152153154155156157158159160
161162163164165166167168169170171172173174175176177178179180
181182183184185186187188189190191192193194
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140
141142143144145146147148149150151152153154155156157158159160
161162163164165166167168169170171172173174175176177178179180
181182183184185186187188189190191192193194
>> カレンダー表示
>> 通常表示
2961.  S.W.A.T.
ソニーピクチャーズがお送りする、鉄板リメイクシリーズの一本。これまでもスパイダーマンだのチャリエンだのと過去のソフトを蒸し返した挙句、さすがに『SWAT』の映画化ってのは、きついよね~、とばかりに、かなりやる気の感じられない作品になっています。冒頭いきなりの銃撃戦から、ラストのタイマン勝負にいたるまで、誰と誰が戦っているのやら雑な描写が続き(さらには、それらの戦いに何のドラマ性も裏打ちさせていない、まーはっきり言ってどうでもいい戦いであるところが、何とも弱い)、この投げやり感たるや、ある意味、画期的な気もいたします。オレを助けたら1億ドルやるぞ~ってか。1ドルを置くんちゃいまっせ(←トミーズのネタ)。1億ドルって、日本円に直すと100億まんせんまんえんくらいですかね~。確か仮面ライダーエターナルも100億円出すって言ってたなあ。同レベルですね。と、このあたりから、飛行機のくだりまで、とってもとっても荒唐無稽で、非常によろしかったかと思います。この部分だけ、他の映画に移植したいですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-07 09:41:59)
2962.  ジャーロ
冒頭、字幕が英語で出てきて「おいおいこのDVD不良品か?」と思いつつ、よく聞くと会話がニホンゴで(意外に上手い。変だけど)、ちょっとビックリ。しかし中盤で、我々日本人でも聴き取れないニホンゴをスラスラと聴き取るヤツが出てきて(「オーショク」って言われても、なあ・・・)、もっとビックリ。すしのための魚おいしいです、ハイ。それにしてもこの作品、なんなんでしょ。最初は「さすがアルジェント、雰囲気あるね」と、それなりに作品に対して協力的に(笑)観てる訳ですが、そんな甘っちょろい期待感は見事に粉砕してくれます。変です。ヘンテコです。コレ、ワザとやってるんですかねえ。ワザとやってるんでしょうねえ。ワザとやらないでいいのにねえ。誘拐された女性の姉が警察に捜査を求めに行くが、相手にされず、ただ地下へ行けと言われる。地下にいたのが変人のエイドリアン・ブロディ警部。ここまでは良かった。後はひたすらヘン。暗い過去を抱えたとかいう一匹オオカミの警部もショボければ、猟奇的犯人(Byron Deidraと言うヒト。ヘタなアナグラムもあったもんです)もこれまたショボくて。中途半端にシメっぽく、中途半端にアホらしい、というのがどうにも困ったところ。種々のデタラメさ(あり得ない設定の連続)もさることながら、警部がヒーローでも何でもなく、何も解決しないところ、いわばこの中途半端さが“オチ”でもあるのだけど、だからなんやねん。こんな作品でアルジェントの新境地だの、集大成だのと、JAROに電話しちゃうよ、もう。と言う訳で、なんやかんやと結構楽しめましたです。
[DVD(字幕)] 6点(2012-01-04 09:19:22)
2963.  BALLAD 名もなき恋のうた
草ナギが缶ビールを飲んで「愉快じゃ愉快じゃ」と言っている横顔を見ていると、あの公園で脱いで捕まった時にもきっと愉快な気分だったんだろうな、と。いつまでも犯罪者呼ばわりしてちゃ気の毒になってきますね(すみません、いまだに犯罪者呼ばわりしておりました)。名もなき武士たちは歴史に埋もれ、草ナギはやがて芸能界から消える(大きなお世話だ)かもしれないが、彼らの映像は、ここに残る。戦国時代の合戦の中に、文明の利器の代表である自動車が登場する痛快さ。しかし我々現代の人間が手にした、それ以上に貴重なもの、それは“カメラ”である、ということえでしたとさ。まあそりゃいいんですけど。自動車のタイヤの跡が戦国時代の道に刻まれていく場面など、色々と工夫が凝らされているとは思うんですけど、全体的に演出の薄味な感じがしてしまうのは、「どうせ後で、CGで何とかなるから」というコト、なんですかね。もしも山崎貴演出の“NHK大河ドラマ”ってのがあれば、これはしっくり来そうな気が。
[地上波(邦画)] 6点(2011-12-25 08:48:49)
2964.  アナコンダ2 《ネタバレ》 
先日の金曜ロードショーでの放送で、それなりの高視聴率を上げてしまうのが不思議と言えば不思議だけど、どうもこのテの映画、関東地区より関西地区の方が視聴率が高いらしい、と言えば、何となく納得してしまう。理由は無いけど。で、この第2作目とやら。第1作と同様(とは言っても内容的には何ら関連性が無いが)、ヘビの扱いが非常に悪い。何かにつけ無視されがち。いやこの第2作ではそれなりにヘビとの戦いが内容のメインにはなっているけれど、登場人物たち、密林の中でいつ背後から襲われるか、などと心配している気配が無い。要するに、台本に「今はヘビが襲ってくるシーンではありません」と書いてあるかのごとく(そりゃ書いてるだろうが)、気を抜きまくって、ジャングルの不気味さみたいなものはさっぱり感じられない。実際、密林と呼ぶには妙に明るいし。と言う訳で、ヘビの扱いは悪いし、人間どももちゃんと演技をしない。しっかり活躍しているのはサルだけで、こちらは見事なカット繋ぎを見せたりする。演出側もサルにだけは敬意を払っているらしく、ここぞという場面では必ずサルの表情を挿入。いやホント、サルだけは素晴らしいです、ハイ。あとこの映画、ラストのヘビ退治の方法は、これはなかなか斬新じゃないでしょうか、土砂に埋めて退治するなんて。ヘビなんだからきっと、埋められても出てくるような気がするけど・・・。
[地上波(吹替)] 6点(2011-11-16 22:20:51)(笑:1票)
2965.  裸の島(1960) 《ネタバレ》 
こういう映画が当時外国で評価されてしまったというのは、要するにこれが極東のナントカいう国の“真実”の姿だと思われちゃったのかな、と。映画の中で描かれる「貧しさ」というものは、とかく意味を持って受け止められやすい。ホントはこんな夫婦いないんですけどね、とか言いながら上映しても同じくらいの評価を受けたのかな、と。我々も馴染みの薄い国の映画を観る時には、何でもかんでも真に受け過ぎぬように気をつけましょう。むしろこの映画、今の目で見ると、「この生活、何年やってるんだろう。奥さんまだまだ華奢だけど」とか思っちゃうのだけどダメですかねえ。きっとこの二人、ホントの夫婦じゃなくて、男は妻子持ち、女は元OLで、不倫関係、都会から逃げてきてこの島でひっそり慣れない生活をしているんだろう、とか想像しちゃダメですかねえ。罪滅ぼしに孤児二人を引き取って暮らすも後悔の日々、今や食事中も会話が無い(=やっぱりセリフ無しで家族を描く、という手法自体に無理があるんだよ)。重い水の桶を運ぶ妻。観てて「コケるなよコケるなよ」と念じてしまうのは、ひとつには大変な作業であることがヒシヒシと感じられるから。またひとつには「ここで水をひっくり返すなんて演出、はっきり言ってベタだよね」と思っちゃうから。念じた甲斐もなく、水をひっくり返してしまい、駆け寄る夫に大して今度は、「暴力だけはふるうなよ」と念じるのだけど、理由はふたつ、上に書いたのと同じです、ハイ。で、念じた甲斐もなく、あーあビンタしちゃったよ。この生活何年やってて、どのくらいの頻度でこういう事件が起こるのか。起こるべくして起きた失敗だと思うのだけど、いちいち立腹して、いちいちビンタするのか。ベタな演出で描かれる「部分」は、なかなか「全体」へと繋がらないもんです。麦をまく⇒麦踏みをする⇒収穫、という一直線の描写も安直で、多層性を欠き、かえってこの島の暮らし全体が見えない。ホントの生活ってのはそんな因果関係の明確なもんじゃなくて、いろいろ仕込んで、いろいろ苦労があって、それらを乗り切った先にようやくささやかな幸せがある、そういうもんじゃないですかねえ。とか思っちゃうんですけど。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-13 14:56:44)(良:1票)
2966.  ダークナイト(2008)
2時間半も要らんだろう、と思いつつ、また実際要らんのだけど、とは言え飽きさせないようにアクションシーンを適宜入れ込んで、実際飽きさせない作品になっているのだけど。ただ、作品の意図がピンと来なかったのが、ジョーカーもトゥーフェイスも、怪人ではなく普通の人間として描いていること、いや普通の人間であることをわざわざ強調していること。ジョーカーのピエロ顔は地のものではありませんよ、単に普通のオジサンがペインティングしてるだけですよ、と言わんばかりに、白塗りが部分的にハゲたりするし。トゥーフェイスにいたっては、大怪我をした気の毒な人、にしか見えない(こういう描写をそのまま「顔の片面は悪の象徴」みたいに持っていくのは、ちょっと悪趣味が過ぎないか?)。一線を越えてしまった「怪人」として、異形の哀しみを込めて描いたティム・バートンの方が、真っ当だと思うけどなあ。どうしてこんなアプローチで、バットマン映画をまた作ろうと思ったんだろうか。そりゃまあ、悪が普通の人間に宿る、というのがテーマなのかも知らんが、それを映像にどう翻訳するか? 犯罪者とは言え生身の相手を、金に糸目をつけずハイテク三昧で追いつめようとするバットマン、普通に「卑怯」なだけだと思うぞ “富豪刑事”の爪の垢でも煎じて飲むとよい。って同類か。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-11-06 16:44:54)(良:2票)
2967.  鮮血の美学
製作ショーン・S・カニンガムに、監督がウェス・クレイヴン(しかもエンドクレジットをぼんやり眺めてりゃ、スティーヴ・マイナーなんて名前まで出てくる)、これが80年代だったら、まるでホラー映画界が総力を挙げて作ったような作品か、となりそうな顔ぶれですが、いかんせん製作72年。みな無名。と言う訳で、いかにもグラインドハウスな香りも高い、クズ映画です。でもクズとは言え、この到底隠しおおせないチープさの中で、しばしば現れる確かな構図に、後の才能の開花を見るような見ないような。内容的には、二人のオネーチャンが変態どもにとっつかまって、変態的にいたぶられて・・・という、まあ変態映画ですが、単なる変態映画に終わらないのが、後半の意外な展開(予想外、というより、まさかこんな予想が当たるとは思わなかった、という意外性)。単なる変態映画じゃないとは言っても、要するに二重の変態映画ですね。この映画、元ネタはベルイマンの『処女の泉』だという説がありますが、この後半については、むしろ『ホーム・アローン』を思い出させるものが。全然違うけど。あと、映画冒頭で「実話に基づく」とか言ってるけど、そんな訳あるか!と言いたくなるのは、内容の残酷性とかについてじゃなくて・・・・・・そんな偶然、あるかい!!(どんな偶然かは、観てのお楽しみ)
[DVD(字幕)] 6点(2011-09-25 13:53:24)(良:1票)
2968.  夜霧よ今夜も有難う
この映画、ジャンルとしては“ポリティカル・サスペンス・アクション映画”な訳ですが、そこにあのマッタリとした主題歌「よぎり~よ~ぎり~~」ですから、まあ、観てて眩暈も起こそうというもんです。主演の裕次郎、すでに私の世代に馴染みのある丸々とした顔に近付いてきていて、要するに「裕次郎って、こう見えても昔は男前だったらしいぜ」という顔になってきてます。で、この裕次郎フェイスが、映画の要所要所においてアップで挿入される。これが結構キツイので、油断すると笑ってしまう。油断禁物。でまあ、とにもかくにも“ポリティカル・サスペンス・アクション映画”、裕次郎の表の顔はバーのマスターだけども、実は裏では困っている人たちの密航を手助けしている。しかし、ある外国政治家の密出国に関わろうとしたことから、危機が迫ってくる。しかもそこに、裕次郎の元フィアンセであるリリー松岡ルリ子との再ロマンスも絡んできて・・・という訳で、溝が出来た2人の間が縮まっていくところが見どころ。最初は2人の姿を別カットで、それも遠目に描いていたカメラが、徐々に2人の距離を近づけてゆき、ついに打ち解け合った時、またカメラが引いていく、しっとりとした演出。実にまどろっこしい(笑)。ベタな映画を楽しみたい方には、お勧めです。あとちょっと気になったこと、二谷英明が自室でタイプを打っているシーンで、窓から景色が、どう見ても書割にしか見えなくて(しかし“空気遠近法”が活用されている)、まあそれはいいのだけど、その書割の絵にシワが寄っているように見えるのが、これはもう気になって仕方が無いのです。見間違いだったらゴメンよ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-09-11 08:53:02)
2969.  ハスラー2
トム・クルーズってきっと、若い頃にこういうアンポンタンなキャラばっかし演じてたもんだから、本当に変なヒトになっちゃったのね。まあこういう映画って要するに、トム・クルーズがどれだけビリヤードの曲芸ショット練習してきて、映画の中でそれを(代役無しで)披露してくれるのか、ってことが一番の関心事だったりする訳ですが。せめてマチャアキ以上のことはしてくれないと(これが結構、難しい)。で、オハナシはと言いますと、歳くって視力も体力も衰えてきたハスラーが、若い後継者を育てようと賭けビリヤードの極意を伝授する。いわゆる当時の言葉で言うところの“新人類”なもんで、何かと衝突したりはするものの、何とか伝授していくうちに、ハスラーは自分の“老い”というものを痛切に感じることになる。そうそう、年食って自分が衰えてきていること、頭ではわかっているつもりでも、まだまだそれは認識が甘くって、ある日それが実感として身にしみた時に、ほんとうに愕然とするものなんですよ、これが! で、復活を目指すハスラーと、後継者の若者が、トーナメントへ出場するクライマックスへと向かう訳ですが。試合の緊迫感ある描写は、確かに盛り上がるんですけど、うーん、何だかなあ。「傷ついた」とか言いながら大して傷ついていないのが、そりゃまた随分キザじゃあありませんかね、ぶーぶー、と言いたくなっちゃう。もっととことん、ボロボロになるまで傷つきゃいいんです。その上で「今の自分」に立脚した復活を目指せばいいです。この映画、キレイにまとめ過ぎだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-04 16:14:06)
2970.  ドラえもん のび太と銀河超特急
銀河超特急。外見は普通の列車だけど、内部は圧縮空間になっていて実に広々としている、のだそうな。なーんか、日本人が嬉しくなっちゃう発想ですよね。そもそも「大きい家に住みたいな」なんてことは考えない、こんな狭い土地に大きい家が建つ訳ない。「外からみたら小さくても、中は広かったらいいな」。そうそう。ホントそう思うよね・・・。で、内容はと言うと、うーん、何だよコレ。『ウェストワールド』風テーマパークネタで、西部劇に、忍者に、恐竜に、と何でもアリアリ。これはもう、どっちかというと『ドラえもん のび太とエリミネーター』ってな感じ。出てこい、マンドロイド。音楽はメンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』を使用し、と言うか、この音楽を流すためにシチュエーションをでっちあげてる面もあり(そりゃまあ、無理してでもどっかで結婚行進曲を流さなきゃ、ねえ)。という訳で、なかなか盛り沢山の作品でした。
[DVD(邦画)] 6点(2011-08-30 21:59:40)
2971.  THE JUON/呪怨
最初、「ちょっと作り込み過ぎかな、もっと野暮ったい感じの方が雰囲気出るんだけどな」と、ちょっと心配だったのですが、いや、なかなか楽しませてくれました(映画がコワければコワいほど、自分が怖がるよりも、「アメリカ人もきっとこのシーンで怖がったんだろうなー」と、むしろ楽しい気分になってしまうのが、難点ですな、ははは)。オリジナル作のアイデアを流用するとともに、新しいアイデアもふんだんに追加され、イヤガラセ度はパワーアップ。反復の気持悪さ、反復の面白さ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-06 23:49:38)
2972.  イーオン・フラックス(2005)
映画の世界観そのものより、その世界観にそぐわない、映像の“ほのぼの感”が印象的。妙に明るい。アクションも妙ちきりんで、まあ一種の様式美というやつですか(←そればっかし)。ジャッキー・チェンの映画なら喜んで観るウチの子供たちは、本作のアクションシーンには興味を示さなかったが、その反応は正しいと思う(あ、そう言えば、あのクラゲみたいな飛行船みたいなヤツには1歳児が若干興奮していましたが。これも正しい反応)。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2011-05-25 02:33:30)
2973.  若親分兇状旅
シリーズを追うごとに、「任侠モノ」「海軍魂」とかいうテイストが薄れ(いやもともと薄かったけど、もはや完全に形骸化)、単なる“いいひと”になってしまっていた若親分。今作では、ヤクザ者らしい一面を見せたり、海軍時代のシゴキにまつわる暗い過去が明かされたりと、一応、原点回帰(別に原点なんて無いケド)を見せておりますが・・・そのおかげで作品に深みが加わったかと言えば、やはりまあ、こういう尺の短いアクション映画では、消化不良は否めません。中身が無かった前作までに比べると、どうも野暮ったい印象、なんですよね。海軍時代の友人の自殺の謎を追う若親分、って言えば面白そうですが、真相なんて呼ぶほどの真相も無し(見え透いてて、およそ予想する余地も無い)。こういう作品を、ここではとりあえず無難に「意欲作」と呼んでおきます。  それにしても、都はるみ、キツイなあ。ブサイクすぎて気の毒になってきちゃう。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-18 23:18:45)
2974.  プロジェクト・イーグル
“ゴールデン洋画劇場定番ジャッキー映画”の中では正直、あまり好きではないのです(カンフーがやや控えめで、アクションがもひとつハジケていない感じ)。そういう、あまり好きではない作品であっても、やはりこれだけアイデアがたくさん盛り込まれていると、やっぱり感心してしまいます。クライマックスがナチスの地下基地での戦い、ってのも、陰気な上にアホらしく、パッとしないのですが、ここでもアイデア満載であれやこれやと楽しませてくれます。そもそもそれ以前に、砂漠のシーンで無意味にトカゲが歩いているのを見て、ああ、しょーもないことに手間暇かけて撮影してるな、エライな、と感心する次第。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-01 22:00:18)(笑:1票)
2975.  アイランド(2005)
「問題提起してます」的なテーマを絡めたいかにもSFらしい設定も良いし、アクションシーンにおけるカークラッシュへのコダワリも嬉しい。問題は、その“SFらしさ”と“スピーディで豪快なアクション”という両者を繋ぎ合わせるために、“映画中盤で背景を全部説明してしまう”という安直な方法を取ってしまったこと。中盤でいったんネジを巻き直してしまう。テンションもいったん途切れてしまう。せっかくリキの入ったアクションシーン、謎を謎のまま引っ張っていくのにフル活用しちゃえばよかったんじゃないのかなあ、と。まあ、力を抜いて楽しめる作品、であることには間違いないけれど。
[地上波(吹替)] 6点(2011-02-18 01:54:22)
2976.  サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009)
ダイアリー・オブ・ザ・デッドの姉妹編というか、まあそういう言い方をすればロメロ作品は姉妹作だらけになっちゃうんですが、ダイアリー~から派生したオハナシになっています。しかし内容的にはまるで南北戦争の頃まで時代を逆行しちゃったような感じ。ある島における、反ゾンビ派と親ゾンビ派(まあ、手短に言えば、ですが)の対立が、その島へ辿り着いた兵士たちの視線で描かれる、という趣向。うーむ。どうしてもゾンビでないとダメなんですか、他のモンスターじゃダメなんですか、と仕分け人に仕分けられてしまいそうですが、たぶんロメロ監督なら「はいダメです」ときっぱり返答してくれることでしょう(でも本当にダメなんでしょうか・・・?)。それにしてもこの作品、“ゾンビもの”と言うには人間たちのキャラが立ち過ぎてるというか、要するに作品の骨組みが見え過ぎちゃってるんですかね。ロメロ印のゾンビという免罪符でも効かないほどに。で、いささか緊張感に欠けてしまっているようにも思います(そもそも、ゾンビが人間しか食わないのかそれとも動物も食うのか、なんてこと、正直、どっちでもいいですしね)。ただし、残酷描写の方は、なかなかイイ感じに悪乗りしてて、ブラックな笑いを呼びます。と言う訳で、何だかこの作品、地味ながらも、「やりたいこと全部詰め込んでやったぜ」みたいな感じもあり、もしやこれでロメロゾンビは打ち止めになっちゃったりして?とか思っちゃうのですが・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2011-01-26 23:44:11)(良:1票)
2977.  ニューヨーク 最後の日々
ある種、業界ネタっぽい馴染みのない世界のオハナシ。この、「こういう職業あんねんで知ってたか」的な業界ネタと、「娯楽作ちゃいまっせ地味でっせ」的なシブい作風と、「地味な作品だろうと何だろうと大いに演技しまくってやるぜ」的なアル・パチーノ、という、ややチグハグな三すくみの構造に、ちょっとついていけませんでした、はい。豪華な出演者が、ちょっと重しになっちゃてますかね。ある初老のパブリシストの、最後の仕事。この大仕事だけは成功させたい、という思いを抱きつつ、彼はその最後の仕事に臨むが、周囲の状況は次第に彼を追いつめていく。というより、彼を追いつめるのはむしろ、彼自身の思いであり、彼が背負ってきたパブリシストとしての過去のキャリアそのもの。過去の成功というものは、未来の安泰と引き換えに得たものに過ぎないのか? と言う訳で、特殊な職業を描きつつも一般的な人生の不安に踏み込んだ作品、でもそれにしてはキャスティングが特殊過ぎませんかねえ。
[DVD(字幕)] 6点(2011-01-12 23:55:39)
2978.  ボーダー(2008) 《ネタバレ》 
まあ一言でいえば、映画の出来自体が“ボーダー”ってなところですかね。ちょっと面白い構成で、2人に一人くらいはダマせるかも知れません。もっとも、何だかアクロイドとABCのそれぞれ悪いところを足し合わせたような印象もありますが。ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの“親子”共演再び。いや初共演かもね。確かにふたりを共演させましたよ、とばかりに2人を並べてみる。しかしわざわざ2人を並べるのが何だか安っぽく、印象としては「ジジイが2人」。ブライアン・デネヒーも合わせると、うーんジジイばかり。他にも俳優はナンボでもいるだろうに、何ゆえこんなにジジイばかり集めて犯罪サスペンス映画を作ろうとするのか? この絵ヅラを観てると、まず「アメリカの警察には定年が無いのか?」という感想が最初に来てしまいました。まあ、この映画最大のドンデン返しは、「これだけの俳優集めておいて、これだけ濃い演技させて、なのにまさか、こんなに薄い内容だとは!」ってトコロですかね。いや、驚きました、実際。
[DVD(字幕)] 6点(2010-12-28 01:20:04)(笑:1票)
2979.  ザ・シューター/極大射程 《ネタバレ》 
手元の原作本(新潮文庫)についている帯には「『このミステリーがすごい!』2000年版第1位」と書いてあるのはいいとしても、さらに「キアヌ・リーヴス主演で映画製作迫る!」と書いてあるのは、こりゃどうなんですかね。主人公のボブ役にマーク・ウォールバーグってのはどうも似合わないよなあ、という気持ちも、改めてこの帯を見ると吹き飛んじゃいます(笑)。ついでに言うと、こういう帯付けないで欲しいなあ、内容的にはアクション小説なのに、わざわざ「これはミステリーです」と注意書きを付けるのは、「最後にどんでん返しがありますよ」と教えてるようなもんで、読む方も構えて読んでしまう。先入観無く読みたかったんですけどねえ。その点、この映画は、単なるアクション映画の振りをして、結局やっぱり単なるアクション映画でした、という親切設計。工夫もなくてイマイチ面白くないんですけどね。特に、他の方も書いてますが、最後の裁判の場面(およびヴィンセント弁護士の登場)を端折ってこうもアッサリ物語にケリを付けるというのは、思い切りがよいというか、気がきかないというか。
[地上波(吹替)] 6点(2010-12-02 22:41:55)
2980.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 
確か、モーリス・ルブランの小説にシャーロック・ホームズとかいうとてもマヌケな探偵が出てきていたが、その映画化なのか?と言いたくなるくらい、マヌケなホームズです。大体、容姿もコナン・ドイルの小説でイメージしてたのと何だかかけ離れていて(ワトソン役のジュード・ロウの方がまだしもナンボか近いんじゃないの?などと思って観てると、ちょっと混乱してしまいます)、でも、容姿だけじゃなく中身も全然違うから、ま、いいか~。って、じゃあ何でわざわざシャーロック・ホームズなんていう実在の人物(註、ファンにとっては実在の人物なのです、ハイ。だからワタシはファンではありません、笑)の名前を映画で使うんだよ~。・・・とか言うのはどうでもよくて、一種のパロディ作品と思えばいいんでしょうけど・・・とりあえず残念ながらこの映画、イマイチ面白くない。そもそも映像が、一生懸命にCGで背景を描き足すことにのみ神経を注ぎ、もひとつ面白くない。何かとカッコつける割には大味な印象を受けます。物語も何だか要領を得ず、トリックの解明はすべて「そういう薬品があるんです」と言い切ってしまうだけ、というのが、これまた厚かましいではないですか。ま、これはこれでいいんですかね、演繹的推理の怪物あるいはマシーンとしての名探偵、ではない、ポンコツ・ホームズを撮りたいらしいので。これはアクション映画ですね。頭脳ではなく肉体で戦うホームズ。特に、大男と戦うシーンというのは、いつ見ても楽しい、いわば定番ですね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-10-31 00:04:35)
030.08%
1190.49%
2411.06%
3731.88%
41614.15%
53619.32%
663216.31%
7122331.56%
888722.89%
93749.65%
101012.61%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS