281. ホッタラケの島 遥と魔法の鏡
《ネタバレ》 『プロダクションIGによって描かれたCG女子高生のパ○チラ目的』という犯罪的でゲスなスメルをまき散らしながら映画館へ。 ガッツシは少々ですが、際どいシーンが沢山。このカメラワークを考えた方は天才だ!!『今のはアウト!いや、セーフか』。おかげでスクリーンにかぶりつく様に観させていただきました。 ん、ストーリー?う~~~ん・・・・普通。 母親の形見の鏡を探して異世界を探検。途中裏切られながらも、種族を超えた友情を芽生えさせながらの大冒険。後半のヒロイン救出大作戦もベタながら(ただヒロインの拘束具合が異常にエロかった)スピード感もあり『当初の目的』を忘れて魅入ってしまいました。 CGに関しましては、背景はトゥーン調の3Dと2Dを織り交ぜ(キャラの周りは3Dで遠方の背景は2Dとか)、細かさも相まってなかなかの出来ですが、キャラのモデリンに関しては若干荒くピクサーに軍配。よく見るとキャラが背景から浮き出しているように見えるところも残念。ただ、ただし。衣服(特にスカート)のヒラヒラ具合に関してはもはや完勝(まぁピクサーにスカートヒラヒラなんてシーンありませんが・・・)!!さすが日本国民!力の入れるところが変だ!!ただし、髪の揺れ具合がイマイチだったのでがマイナス。 演技に関しては、主人公以外は軒並みプロですし、綾瀬さんもかなり検討されていました(予告編の映画レントンたちに比べれば月スッポン)。 尺に比べて山場が多いため全体的に駆け足気味+キャラの掘り下げができないなど欠点も、2時間でも良かったかな。 ただ、いじめっ子集団や、人間嫌いな住民達を救出作戦に参加させるために用いたのが『友情や説得』ではなく『金の力』と言うのが斬新。まぁ最後はみんな仲良くなりましたしきっかけなんてそんなもんでいいのでは、いきなり仲良しよりは無理なくていいですし、なので+1点。 『日本のCG技術の確認』『異世界冒険記』を見たいと思う方にはまぁまぁ満足できると思いますし、『同志』の方には満足いただけるかと。 [映画館(邦画)] 7点(2009-08-30 09:53:55)(良:1票) |
282. DRAGONBALL EVOLUTION
《ネタバレ》 かつて似た様なタイトルとキャラが活躍する、20代男子のバイブルと言っても過言ではない漫画がありましたが、どうやらそれとは別物のようです。 マトリックス3部作を見終えて『これだけスゲェ映像撮れるならDBもイケルんじゃないの!?』と夢見ていた昔の僕よさらば! 『ドラゴンボール実写化!』このタイトルを聞いて、ほとんどの原作、映画ファンは戦慄(悪い意味の)を感じ、「きっとこんな感じになるだろう」と簡単にあらすじを作った方もいるかもしれません・・・・・うん、だいたいそんなもんかそれ以下です。 唯一の救いは尺が90分台なので早めに帰れます。 おかげでマッハの如き速度で起承転結が巻き起こり、観終わった瞬間「どんな内容だったっけ?」とすぐ脳内から落胆の感情とともに消えてくれます。 少しだけまじめに酷評。まず冒頭の学園パートが長すぎ、おかげでその後の冒険やピッコロとの戦闘(全部足して10分無い)がとんでもなく短くなっている。無駄にキャラを登場させるので掘り下げが全然できていない。「悪が好き」という理由で自分を落とし穴に落としたヤムチャに惚れるブルマ。もう怒る気も失せていますし、この際悟空♡ブルマで良かったのでは? 戦闘シーンも全然無く、格闘はドラゴンキングダム、CGはマトリックスそれぞれの足元にも及ばない出来。 『真面目にバカな映画』ではなく『真面目につまらない映画』なので、B級映画のように『許す』楽しみ方もできない。映画としても実写化としても全く評価する作品ではありません。 それでも観に行きたい方は上記のほかに、『ディープキスする悟空』『部下の大猿に完敗するピッコロ』『原作以上に空気なヤムチャ』『悟空vsピッコロが交えた拳10発以下』『かめはめ波がザオリクの能力を持つ』『筋斗雲出てきません』『如意棒伸びません』『クリリン出てきません』『かめはめ波がサイコクラッシャーにしか見えません』等に気をつけて頑張って観てください。 ネタ以外の目的で観にいくことは激しくオススメしません。自分も0点を付けるつもりで観に行きましたので・・・・・ ただブルマとマイ(ピッコロの部下)のふたりは可愛いです。それだけは唯一思い出になりました。 [映画館(字幕)] 0点(2009-08-20 12:39:31)(良:3票) |
283. G.I.ジョー(2009)
《ネタバレ》 完成度の高いエンターテイメント作品。主要キャラの性格も良く(個人的に相棒の黒人がナイス)、邪魔にならない程度に掘り下げもされています。 ストーリーは穴だらけですが、これはアクションを見る映画なのでそこは目をつぶりましょう。 特筆すべきは中盤のカーチェイス。追い掛けっこ系はもはや完全にマンネリ化した感がありますが、ヒーローサイドがパワードスーツで車(悪役)を追いかけるシーンがすんげぇ新鮮で面白かった。車を飛び越え、電車の窓を突き破り、ミサイルを超アクロバチックに避けながら(CMのところですね)爆走するメタルヒーローはムチャムチャカッコイイ(ここでも相棒の黒人が光る!車にひかれた瞬間吹いてしまった)!! ヒーロースーツの出番が少なかったのが少し残念ですが、スカッと楽しめる映画としてはかなり良い出来です。 ただ、続編への引っ張り方が露骨で嫌。個人的には『そう言えばあいつどうなったのかな?』的な感じで続編を臭わせてほしいのですが、思いっきりそのシーンを主張して本作ではスルーするので観終わった後のスッキリ感がイマイチなので-1点。 続編早く作ってほしいですし、また劇場に行きます。 暇つぶしに観ようかな考えている方には十分進められる作品です。 [映画館(字幕)] 7点(2009-08-18 10:57:12)(良:1票) |
284. ナイト ミュージアム2
《ネタバレ》 残念ながら全てが前作以下だった。 個人的には新旧キャラがゴチャ混ぜになりながらドタバタを繰り広げると思っていたが、前作キャラはほぼ出番なし。ミクロ・ガイ二人は結構出番ありますが、お気に入りの大統領、モアイ、T-REX、アクメンラーが軒並みお留守番を食らい、最初と最後にチラッと出ただけだったのがマイナス点。 新キャラははっきり言って微妙。しかも出ずっぱりなのはアメリアさんなる女性のみ。確かにタイトなフライトスーツの上から見えるボディラインは素晴らしいですが、それだけで旧キャラの代役には無理あり、キャラも弱いし。 基本的に今作は敵キャラと主人公の追いかけっこのみで、前作みたいな主人公の四苦八苦+石板奪還大作戦みたいな二段構えになっておらず、『ナショナルトレジャー』みたな感じになってしまった。あれが悪いとは思わないが、ナイトミュージアムの醍醐味はそこじゃないでしょ? 『みんな動きだす』と言ってるが、ナポレオンやアル・カポネなど人型ばっかでこれまた前作ほどのインパクトは無し。 内容的には『仲間を助けるために侵入した博物館で繰り広げられる鬼ごっこ』で、この作品の肝である「動き出す」部分が非常に希薄になってしまった非常に残念な作品。 ただ、これは私の期待が非常に大きかったこともあっての点数であり、前作を観ても過度の期待を抱かない人が見ればソコソコの作品ではあると思います。 もう一言、このシリーズディズニーランドでアトラクション化してくれないかな・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2009-08-13 11:23:24)(良:1票) |
285. デジモンアドベンチャー02 前編 デジモンハリケーン上陸!! 後編 超絶進化!!黄金のデジメンタル
《ネタバレ》 『60分と言う尺に合わせるために無理やり付けたようなシーンがある』『そのくせ細かい設定が分かりにくい(視聴者の想像に任せたのかもしれませんが)』『セラフィモン瞬殺(登場1分で退場)』『綺麗だが作画が合わない』『ストーリー、戦闘描写に新しいものが無い』『時期を考えればしょうがないが、賢がいないジョグレス進化なしは見ていて寂しい』『これを見る前にウォーゲームを見てしまった(これが一番デカイ)』『ドコにいるんだよゴマモン!?』以上、3点で。 [DVD(邦画)] 3点(2009-07-24 18:03:04) |
286. バイオハザード ディジェネレーション
《ネタバレ》 最初の飛行機事件のところまでは面白かった。 空港にゾンビ出現&飛行機墜落(この中にもゾンビが!)に巻き込まれたクレアと『ソッチ』系の事件のエキスパートとなったレオンが登場。片や空港に取り残され脱出を図り、片や逃げ遅れた民間人の救出のため潜入。この二人の視点から物語が進行するのかと思いきや、あっさり合流、そしてあっさり脱出に成功・・・・あれ? その後は事件の首謀者の実家(首謀者は何とレオンの仲間の兄とご都合全開!)に向かうレオンと、色々あってウィルスのワクチンを取りに製薬会社に向かうクレア→社内で首謀者発見→連絡を受け急行するレオン→停電した社内を警戒しながら進むレオンと相棒(首謀者の妹)→結局敵は出ず→ええっ!?→クレアと合流→クレアのウインク→首謀者G化(バイオ2参照)→色々→ハッピーエンド。 ちなみにこの間ゾンビやハンターは一切出てきません。なんか相棒と首謀者との思い出を延々聞かされたり、敵が出てこない通路を進んだりとか。全然バイオりません。 なんか中途半端なB級アクション(若干パニックモノ)を見ている感じ。空港でガッツリ尺を取ってくれると思っていたコチラとしては肩透かしだし、その後のストーリーはつまらないの一言。CGもFFに比べると・・・・・ あと、レオンはその道のプロなのに装備はハンドガン一丁で、同行者にもマシンガンを持たせたり(ゲーム経験者としてはショットガンのほうがオススめ)と抜け気味。 『バイオじゃないじゃん!』と言う怒りは計算に入れず、内容としては4点だが、特典映像『俺のギャラは破格だ』と、クレアのウインクがたまらなかったので+1。 [DVD(邦画)] 5点(2009-07-10 00:22:01)(良:1票) |
287. 宮本武蔵 ―双剣に馳せる夢―
《ネタバレ》 作品の内容に関してはほぼノーチェックで観に行きました。 『まったく新しい宮本武蔵』と言うキャッチフレーズから、新約宮本武蔵の活劇映画かと思っていましたが、実際は『二刀流は馬上戦闘を想定して開発された』『武蔵があまり小次郎との戦いを公言していない理由』等、製作者が思い描く宮本武蔵の『本当の解説』でした(+武士道と言う言葉や精神は1900年代になって広まったなどのマメ知識)。 上記の内容をCGのジジィが写真や資料をもとに説明し、NHKの歴史番組を見ているみたいでした。ちなみに吉岡や宍戸戦など一部戦闘アニメはありますが、ほぼ上記の説明解説に終始しています。 まぁ冷静に考えれば1時間20分程度で武蔵の活劇映画ができるわけもありませんし、バガボンド程度の知識しかない私には『へぇ~』と思える説明もありました・・・・が、これ映画でやる必要ある?てか、これ『映画』って言っていいの? 途中入る『騎馬兵の起源』の説明をカットし、1時間程度にしてDVD販売が限界。映画館に行ってまで見に行く価値も意味もありません。 内容のみ(映画館に足を運んでしまった不快感や映画と呼べるか等を無視)を評価すれば6点(今まで評価した4点以下の作品よりかは集中して見れた。と言う消去法で)ですが、『解説用の文字が小さい』『解説が早い』と映画観賞者に優しくない仕様だったのでマイナス1点。 『押井さんは宮本武蔵をどう思っているのか』と言うただ一点のみ見る意味がある作品。アニメーション、ストーリー、演出などを期待する方は観ても意味ないでしょう。 [映画館(邦画)] 5点(2009-06-27 18:05:45) |
288. ターミネーター4
《ネタバレ》 全然期待しないで観に行ったせいか、かなり楽しめました。 確かに2には遠く及ばないですが、3よりは面白かった(順番付けるなら2>>>>>1>>4>>>>>3大体こんな感じでしょうか?) 今までみたいに超ツヨなターミネーターVSスペック負けしてるガードマンみたいな構図ではない(敵は今まで出てきた非人型兵器とシュワちゃんよりロートルなターミネーター)がこれはこれで楽しめました。 ストーリーは単純明快で『謎』的な部分もモロバレだが、過去作品へのオマージュやつじつま合わせはかなり頑張っていたので好印象。 ただ、人間も機械も馬鹿すぎ。人間軍は機械軍団を機能停止にできると思い込まされていた信号を逆探知され司令部破壊。機械も、部下のターミネーターに裏切られ暗殺作戦失敗(ブレーカーぐらい遠隔操作できるようにしとけなかったの?)、カイルは『エサ』にしたんでしょうが、生かしておく必要はなかったのでは?。 ここからは完全な妄想です。 できれば、敵に操られたターミネーターが人間の心を取り戻し、最後骨格だけになって子供を抱きしめたあと死んでゆく(2へのオマージュも込めて)みたいだったら泣けたんですが、けっして本編のラストも悪くはないのですが・・・・。 タイトルだけ借りたドンパチものと思っていましたが、意外と戦闘も少なく、でも楽しめましスタッフの過去作品に負けないモノを作ろうとしたガッツは見受けられました(それが報われたかは別として)。 本シリーズのファンで、3よりは良いものを作ってくれたということで、少し甘めの7点。 最後に、『彼』も出ますのでお楽しみに。 [映画館(字幕)] 7点(2009-06-07 10:30:50) |
289. GOEMON
《ネタバレ》 個人的に前作で悪かったところ(独りよがりなストーリー、戦闘の派手さが尻すぼみ等)がおおむね改善されています。 ストーリーは単純明快(なのでキャラの支離滅裂、設定の矛盾もほぼ無し)、戦闘シーンも話が進むごとにド派手になっていきますし、やはり魅せ方やカメラワークには前作同様非常にセンスを感じました。 惜しむべきはキャラクターの少なさ。大半は非戦闘員で、敵側で唯一目立っていた才蔵も途中退場。ラストバトルの相手がチェ・ホンマンじゃちょっと・・・・。 ストーリーもわかりやすいが、逆に目新しい物も無し。ラストのオチも弱すぎ、ゴリの使い方は良かったのですが。 前作に比べれば観てよかったと思える作品で、娯楽映画としても映像作品としても非常に完成度は高かったです。このままいけば次回作にも大いに期待できます。 独断と偏見ですが、この人は総監督よりは演出やCG、撮影などの担当で活躍した方がより伸びるような気がします。 作品の評価としては6点ですが、作品から視聴者の意見を聞き、前作から学んだ感が伝わってきてとても好印象だったので+1点。コチラの希望無視で「オレ様最高作品」を作る関係者に是非見習ってほしいです。 [映画館(邦画)] 7点(2009-05-09 19:33:42)(良:2票) |
290. 地球が静止する日
《ネタバレ》 所々興味ある設定(宇宙人が監察のため地球人に化ける、地球を救うために宇宙人が来る)はあるがそれは昔の人が作ったもの。 今の人間がやったことと言えば、『白人の主人公と黒人の義息子との稚拙で幼稚な人種和解描写』『そこそこなCG、あくまでそこそこです』といった改悪処置のみ。 はっきり言って、非敵性宇宙人との交流(未知との遭遇等)を描ける方は今のアメリカにそんないないでしょう。 『人間は危機的状況に陥ると変われる』と言うキアヌの台詞は自分のことを言っているのかもしれませんが、そう思える描写が少なすぎる。あの夫婦を見ただけで70年生きたスペースじじいの意見を覆そうとするだろうか?具体案を提示せず『私たちは変われる』を連呼する主人公に嫌悪感、必死すぎて逆に見苦しい。あの生物博士の爺さんを主人公にした方が面白かったのでは? せめてキアヌが「地球人を救いたい」と思える描写がもっとあればまだマシだったんですが、とにもかくにも技量不足。あなたたちにこういうタイプの映画は作れません。できてマシンガン片手に大暴れする傭兵軍団の映画ぐらいでしょう。 ちなみにリメイク前の映画は観ていないので、それが関係する不快コメントがございましたら申し訳ありません。 [DVD(吹替)] 3点(2009-05-05 18:48:50) |
291. デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲
《ネタバレ》 知る人ぞ知る『ウォーゲーム』の続編。 残念ながら前作(本文ではウォーゲームの事)には及ばないが、それでも続編の名に恥じない作品にしようという努力は非常に評価できます。 ストーリーの運び、戦闘描写等も十分及第点ですし、今回も『データ量を小さくして送信する』みたいなパソコン絡みの設定は面白かったです。 ただいかんせん30分と言う尺は短く物足りなく感じてしまいまして。 ここで総合7点から-1点ですが、アーマゲモンがかなりボス的なデザインで+1点。そして今作でも出なかったゴマモンに-1点。 ウォーゲームの続編としては十分役割を果たしたと思いますので見て損はないかと。 [DVD(邦画)] 6点(2009-04-18 17:27:07) |
292. デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!
《ネタバレ》 『同時上映のワンピースを喰った』『数多の映像関係者(非アニメ含む)が絶賛』『これを見てデジモン(TV版)も見るようになった』等の伝説を残した作品ですが、十分うなずける内容でした。 抜群の戦闘描写、ストーリー構成、『デジタル』と言うキーワードを使った設定(大量のメール受信でデジモンのレスポンスが低下するとか)とそれを利用した戦略。 あれだけの内容を僅か40分に収め起承転結(おまけに時間軸を現実(視聴者)世界とリンクさせる芸の細かさ)を作り出した、まさに神懸り的な才能を見せ付けられました。 ただし、気になる点もちらほら。 まず、ボスのディアボロモンに魅力が無い。最終的に核ミサイルを発射させたり、数万体でリンチをかけたりと、『存在』は凄いのですが、究極体のデザインが微妙。 進化途中に攻撃するのは悪くないのですが、2回も同じ失敗をする光子郎(一番頭良さそうなのに)。 上に書きましたが、相当濃い内容を短い尺に収めているので『無駄』は極力省くべきなのは分かります。レギュラーの出番が少なくなるのも分かります。しかし、それでも出て来て欲しかった・・・・・・・・・ゴマモン。 総合すると7点ですが、細田監督の才能に感動して+1点。別のレビューでも書きましたが、TV版のその後的な内容が大好きなのでさらに+1点。 TV版も個人的にはお勧めですので本作とセットで御視聴ください。 [DVD(邦画)] 9点(2009-04-17 12:39:31) |
293. 魔法にかけられて
《ネタバレ》 王子の出番が少ない! 最初はハイテンションでお姫様を探し回るが、いざ出会ってからはお姫様に相手にされないし、最後の竜退治でも全く活躍しませんでした(倒したのはリス、しかも敗因は不注意)。 イメージとしては、竜退治でカッコいい所を見せながらも最後はお姫様をあきらめる言う二枚目半を期待していましたが、竜退治もピンチのお姫様を見ているだけだし、明らかに後半は影になっており三枚目に成り下がってしまった。 王子にそれほど関心がなければ、他の皆さまが書いている通りの内容で楽しめます。 ちなみに最初に入っているアニメパートはかなり必見。お姫様の髪の毛や馬のたてがみの動きが半端ではない。その部分だけで+1、ディズニーの底力を見せてもらいました。 捕捉:この映画に『笑い』を求めている方がいるなら、予告編で7割出てしまいますのでご注意を。 [映画館(字幕)] 6点(2009-04-07 12:37:57) |
294. さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
《ネタバレ》 どこかで見たことあるような設定に、ご都合主義満載、おまけに『このシーン必要か?』と、後半部分は確かに酷いです。 ただ、導入部分の前半20分はかなり良い出来。 すいません、少し酔います。 廃墟と化した地球で絶望する哲郎に届くメーテルからのメッセージ。そのメッセージを信じ、敵が占拠する駅に向かう哲郎。戦局が決した今、最後の意地とばかりに獅子奮迅の活躍をして死んでいく仲間たちのおかげで999に乗れるが、最後の最後までピンチの連続。ここまでは本当に手に汗握る展開です。 崩れる発射台から間一髪飛び立つ999を見送った老人の語り。濃雲をバックに上昇する999。そしてその間流れるBGMは本当に、この先待ち受ける大冒険を期待させてくれるのですが・・・・・・。 そんな感じでプラスマイナスで5点、思い出補正に+1、999を知るきっかけになったということで感謝の1点の合計7点で。 [ビデオ(邦画)] 7点(2009-03-31 08:26:39) |
295. ゲット スマート
《ネタバレ》 多少ご都合主義な設定や、『現場に憧れる諜報部分析官がある事件をきっかけに一流美人エージェントとタッグを組むことに』と言うありきたりなストーリーと際立ったものはありませんが、主人公のキャラが逸材です。 体力と運動神経は『中の上(ザコ敵一人位は頑張れば倒せる)』だが頭脳明晰で、特定の状況下では相棒以上の大活躍、でも天然だから間抜けな失敗も多々。そんなアクションをすごく真面目に真顔でやっており、細かなネタも含めれば10分に一度は笑えます。 かと言って笑いのみに走るわけでもなく、アクションもそれなりに頑張ってますし、ストーリーもよくまとめてありますので、ポップコーン片手に観るには非常に最適な映画です。 個人的には吹き替え推奨です。 [DVD(吹替)] 8点(2009-03-20 09:01:33) |
296. スパイダーウィックの謎
《ネタバレ》 原作は未読です。 結構期待して観に行きましたが、十分満足できる内容でした。 強制的に引越しさせられた短気な少年が、偶然隠し部屋で見つけた『開けてはいけない本』を開けてしまい、その本を欲しがる悪者と戦うといった内容。 最初信じていなかった弟や姉と協力したりと設定に目新しいものは残念ながらありませんでした(ただ、ストーリーに関係ありませんが長女とその下に双子の弟と言う構成は珍しかったです)が、逆に今はその王道的な設定の映画が少なかったり、あってもロクな出来でないものばかりなので、『冒険』『ファンタジー』『子供達が大活躍』の設定にグッと来る方なら観て損はないと思います。あと仲間の妖精二人がなかなかコミカルで笑わせてくれました。また『ファンタジー色を強めたグレムリン2』と聞いて興味を持った方にもお勧めだと思います(出てくる敵が太ったグレムリン(一応言っておきますが、ギズモ(カワイイ方)ではありません)な感じでしたし、内容も私的には似ていると思いました)。 CGも違和感なく十分及第点でした(グリフォンに乗って飛ぶシーンはかなり気合が入っており、『ネバーエンディングストーリー』で主人公が始めてファルコンに乗った時みたいにワクワクさせてくれました♪) ただ、都合の良い様に脳内補完しなければ話的におかしい部分が少しあった(本は封印されたままだと妖精たちは読めなかったので、封印中はおとなしくしていた。敵のボスはあらゆるものに変身できるが、変身するとその生き物と同等の能力になる(人間に化けると弱くなるとは言ってましたが、訳ミスでしょうか?)ので、最後アッサリやられてしまった等)のが残念でした。 あと、敵は本に書いてある内容が喉から手が出る程欲しいので、逆にその本の情報を武器に戦うと言うシーンが若干少なかったのも非常に惜しいです。 もう少し敵の種類を増やして、上記のような戦闘シーンをあと1つ足せば(尺的には+20分)もっと面白かったと思います。 若干悪い部分もあったので点数は6点ですが、『指輪』や『ハリー』とは違う、『ネバーエンディングストーリー』や『ピーターパン』の様な胸躍るファンタジーを久々に見せてもらったことに対する感謝の意も込めて+1点にしました。 何となく公開時期が短そうなので、吹き替えもド下手俳優さんはいませんでしたし観に行くなら速めに行きましょう。。 [映画館(吹替)] 7点(2008-09-26 11:50:48)(良:1票) |
297. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 ブレアウィッチの怪獣版と言えばいいのでしょうか?ただ、恐怖の対象が物理的に確認されているものなので恐怖はブレアより圧倒的に下。 ただ『追いかけてるのかよ』と言わんばかりに主人公たちの前に現れる怪獣から逃げ惑いながら彼女を救出に向かい、結局全滅すると言ったアメリカンストーリーの一王道を突っ切った作品。 リアリティーのつもりかどうか知れないが、手振れも観客を酔って不快にさせると言う映画製作者としての姿勢を疑わざるをえない演出だった。 今後『何故あの怪獣は生まれたのか?』『軍隊の視覚共有カメラから見た怪獣との戦闘』等、別視点の作品を作り物語を完結させてくれるのなら構わないが、コレ一本では何もわからない、監督がこの作品になにを込めたかったもわからない。空っぽの作品でしかない(インディやバックトゥーザフューチャーみたいに、頭空っぽにして楽しめる作品でもないし、新しい映像表現をしたかったのなら、ブレアウィッチを見ろと言いたい)。 ここまで気持ち悪く、何も感じることが出来なかった作品は悪い意味で稀です。 [映画館(字幕)] 3点(2008-05-04 00:35:34) |
298. 相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン
《ネタバレ》 TV未視聴で恐縮ですが、映画館まで足を運んで高い金払ってつまらない映画を見せられた場合、メタクソに批判する事にしているのであしからず。 TVで当った作品をでかく(映画化)したが、スタッフに能力が無くて失敗した良い例。 日本政府が昔しでかした過ちを世間に発表したいがための犯行だったのだが、最初に殺された三人の殺害動機は『TVでムカツク発言をしたから』と最低の理由。水谷さんとも謎解き合戦をするが、理由が不明。自責の念があるわけでもなく、そのせいで警備を強化させて結局犯行失敗に、馬鹿としか言えない(この愚行を西田敏行にやらせた事が余計腹が立つ)。犯人の潜伏場所も、犯人の友人の妹の『昔兄と一緒にアルバイトをしていた倉庫があるので・・・』と、伏線もクソもあったものではないし、ソコに行く女の子の行動理由も、実際ソコに潜伏する犯人の迂闊さも理解不能。犯人は自決して自爆しようとするが、なんでそんな事をするのか、自分達の犯行目的から日本政府の陰謀を暴露しようと思うのなら証拠が多いほうがマスコミも注目するのでは?しかも、爆発で警察の注意を引けた(そうしようとしたのか不明)ワケでもなく、理解不能。水谷さんは古畑任三郎みたいなキャラかと思っていましたが、会話の半分近く無駄に絶叫しており、むしろ担当の相方より騒がしく(やはり映画ということでアガッているのだろうか?)、『え~こんなキャラだったの?』とゲンメツ。肝心の相方も、女の子を爆発して崩れる可能性もあるビルに置き去りに、オイ!外まで連れてけ!!まだありますが容量の関係で割愛、そんな感じでテンションを地下うん百メートルまで沈められた状態から長々と続くお涙頂戴話。セリフに人間味も皆無で、歯の浮く薄っぺらいセリフを並べられもはや喜劇。しかも、こんな大事(?)を起こしても結局日本政府の陰謀を暴いたのは、金の力で情報を手に入れた女性議員。なんじゃそりゃ、だったらこの議員の話映画にしろよ。 マスコミも、ゲリラに拉致された日本人の迂闊さを責めていたが、いざ殺されたらパッタリと報道を中止してるが、何故日本政府を問い詰めない?西田さんもアホな(色んな意味で)犯行する前に、マスコミに日本政府の陰謀を話せば食いついてくれたんじゃないの? とまぁ、とにかくお粗末極まりない駄作映画。TV未視聴と言う負い目もあるので1点のところ2点にしました。 [映画館(邦画)] 2点(2008-05-04 00:15:08)(良:3票) |
299. ジャンパー
《ネタバレ》 チケット代1000円でよかったです。 見てる途中眠くなった、エンディングが始まった瞬間帰宅、続編(出そうですけど)出ても良くてDVD鑑賞と見事に3拍子そろった駄作品。 内容も薄っぺらく、B級映画に見られる真面目なお馬鹿設定もないので誰も楽しめません。。 能力を使って銀行強盗をした主人公を殺そうとするジャクソン君(ちなみにこの時主人公との面識は無し)。8年後、電話で『手がかりを見つけました!』と仲間から一言。次の瞬間主人公の部屋にいるジャクソン君・・・・ん?『手がかり』って何だったの? 作中でジャクソン君はジャンパーを強敵と認識しているんですが、何故か主人公宅へは一人で向かいあっさり逃げられてます。 失踪した母親がいますが、『苦労したよ』の一言でアッサリ発見。手がかりゼロから見つけるなんて、よほどの名探偵を雇ったのでしょうか? ヒロインも、異能力者で銀行強盗をした主人公を軽蔑しますが、5分後『さっきはごめんなさい』とアッサリ謝罪。ちなみにその5分間はほぼ気絶していました。彼女の心境を一遍させてしまうような良い夢を見たんでしょうか? 基本ジャクソン君達はアンカーを発射できる電気棍棒で敵を動けなくして専用のナイフで刺し殺す(この行為は儀式で、宗教団体らしいので銃を使わない部分は一応納得しました)んですが、電撃食らった主人公は数十秒後には復活。オイオイ・・・・主人公はタフガイではないので、常時バッテリー切れだったんでしょうか? ストーリーも見事なヒーローモノの王道、異能力に目覚めはっぴーに暮らす主人公→追われる主人公に仲間ができる→彼女が敵の手に→彼女ごと敵を殺そうとする仲間と対立→能力がパワーアップし敵撃破→銀行強盗でいまだ罪を償っていない主人公と仲良くジャンプするヒロイン→ハッピーエンド(?)。 この情報から内容を想像してください。それより酷いです。尺80分前後と短いのでただでさえ早足なのに彼女との旅行シーンがムダに長い。8年ぶりに会ったと言うのに、ローマに連れて行ってもらっただけでアッサリ主人公とベッドへ・・・・尻軽女め。 CGも『エックスメン2』よりショボイと救いようがありません。旅費で制作費を使い過ぎたのでしょうか? 長文で申し訳ありません。最後に一言『早まるな、他にも良い映画はいっぱいある、アメリカンギャングスターがまだやってたらそっちに行こう!』 [映画館(字幕)] 1点(2008-03-02 00:39:19)(良:2票) |
300. 劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
《ネタバレ》 TV版は全部見ていませんが、一応内容はわかる程度の予備知識は持っていました。 CCさくらやガンダムW・エンドレワルツのように後日談的な作品は大変好きなので見てみました。 確かに画や音楽は素晴らしくも、肝心の中身がさっぱりな上、わかった部分もあまり面白くありませんでした。 最初の導入部分は楽しかったのですがそこに尺をかけすぎたのか、アクション部分のつまらなさと短さ、後半はめまぐるしい(悪い意味で)展開とラストバトルのあっけなさに拍子抜けしました。 おまけに、全体的に暗い雰囲気が続くため見ていても『楽しい』と思えることが無く、終始憂鬱な気持ちになってきます(昔のエヴァ映画ほど凄くありませんが)。 オリジナルのヒロイン(?)は後半完全に空気(と言うか話に絡んでこない)になる。確かに兄弟が一緒になれたのはいいが『あっちの世界』に行ってしまった(しかももう戻れない?)ので、ウィンリィは半未亡人状態に。原作のヒロインに対してこの扱いはあんまりな気が・・・・・エド達もその事を気にしているように見えませんでしたし(白状者め!)。 やはりラストのラストなんで、『全員ハッピーエンド♪』で綺麗に終わらせて欲しかったです。 そんな感じで、ちょっと辛めの5点、そこから個人的にアノ血の表現はいただけなかった(全く流さないのも問題だが、あそこまでグロくやられても気分悪い)ので-1の4点です。 [DVD(邦画)] 4点(2008-01-13 01:11:27) |