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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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281.  東京マダムと大阪夫人 《ネタバレ》 
コメディなんですが、今笑えるかというと、それほどでもない。しかし、おしゃべりな奥様方や会社でのご亭主たちは「さもありなん」という感じで、楽しめました。お隣同士仲良くしつつ対抗意識を持っているという、微妙な線がよく出ていました。社員のアメリカ行きに八郎君をめぐる三角関係がからむのですが、この組み合わせ方もなかなかうまい。こういう題材って、やり方によってはかなり陰湿でとげとげしいものにもなりますが、そこをコメディ仕立てでカラッと描いているところが、大変よかったです。出演者では、最後に八郎君を譲っちゃう北原三枝がなかなか。おとなしい芦川いづみとの対比もよかったです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-15 21:21:15)
282.  婚期 《ネタバレ》 
小姑姉妹がなぜ兄嫁をあれほど嫌うのかいまいちよくわからないので、意地悪な行動に説得力がありません。とはいえ、動機づけは映画的には重要ではないのでしょうが(あれこれ言っているけど、本人たちもちゃんとわかっているか疑問)。本作では言葉のやりとりと、そこから来るおかしみがポイントでしょうから。それにしても、いちいち面倒くさい人たちですなぁ。途中で嫌気がさししてきました。しかしその頃には次女の結婚話が持ち上がり、うまく話の方向が変わってうまく最後まで持って行っています。  それにしても最後になると、結局小姑姉妹が同居していたことがすべての元凶のように思えるのですが、それでいいのでしょうか。愛人問題も片付いたのかどうかわかりませんし。どちらにせよ、バカな人間たちがバカやっているのを笑う映画ですが、観ているこちらは笑いながらもだんだんとバカバカしくなってきました。面白いんですが、どうでもいいと言えばどうでもいい。ワイドショーでの芸能ネタがどうでもいいのと同じです。北林谷栄の婆やが一番まともに見えるというのは、皮肉が利いています。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-10 14:50:45)
283.  股旅 三人やくざ
うーん、たしかに3作目がいちばん見どころがあったように思います。そもそも股旅もののパロディというか、『七人の侍』に対するアンチテーゼというか、しかしそれも、正統派とも言うべき前の2作があるから、よけい効果が上がっているわけで。1作目はちょっと暗すぎるかとも思いましたが、2作目は若い松方弘樹が元気に暴れていて、志村喬との対比が出てこれもなかなかよかったです。ただ前半2作、女優さんの顔が妙にテカっていたのはどうかと思いますが……。あと、入江若葉は『宮本武蔵』に比べると、かなりよくっなていました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-07 18:07:45)
284.  戦う幌馬車 《ネタバレ》 
精鋭のメンバーを集めて大仕事をするというパターンはいろいろあります。この場合、メンバー全員の個性が重要になる場合もありますが、常にそうとは限らない。本作の場合、ジョン・ウェインとカーク・ダグラスがいるだけで十分。特にカーク・ダグラスの、軟派でとぼけたところのあるキャラクターがユーモアをかもし出して、観ているこちらも気楽な気分になれます。これは娯楽映画としては大切なところでしょう。馬車を襲撃する作戦の面白さ、最後に二転三転するところや金の行方など、ちょっと「ルパン三世」を思わせるところがあります。というか、これ以前に作られた『黄金の七人』の影響でしょうか。そんな映画にジョン・ウェインが出ているというのも面白いです。 そのウェインとダグラスとの楽しいやりとり、颯爽としていたダグラスが最後に馬から落ちるオチなど、最後まで楽しめる作でした。難しいことを考えず、気楽に見られる純娯楽西部劇ですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-04 16:23:10)
285.  昭和残侠伝 死んで貰います
任侠映画というよりは、ホームドラマ。そこに堅気になりきれない男の哀愁がうまい具合にからんで、一編の物語を紡いでいます。最後の殴り込み場面へ導く、途中の流れが巧妙でした。後半登場する長門裕之もいい味だし、藤純子もお竜さんよりこちらの芸者役の方が合っているように思われます。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-03 10:11:54)
286.  緋牡丹博徒 花札勝負
これはもう、加藤監督の演出がすべてでしょう。冒頭、子どもを助けるシーンのカット割りとか、汽車の線路下の使い方とか……。話としては特にどうってことないんですが、そこに引き込む手腕に感服。花岡の存在感もいけてます。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-02 11:25:28)
287.  網走番外地(1965) 《ネタバレ》 
ヤクザだろうが殺人犯だろうが、人の子であり親は恋しいという、単純ながら深い真実を鮮やかに描いた作品。そのための、脱走までの展開(伏線)がとてもうまい。それ以外にも、人としてのやさしさ、人情を感じさせるエピソードがいろいろ。橘も権田も鬼寅も妻木も、観客であるわれわれと同じ人間であると感じさせ、そのことによって感動を生み出す。これは人気が出るはずです。モノクロで撮影されたのは予算の関係でしょうが、それがかえってリアルな味を生み出して、成功していたと思います。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-01 21:38:24)
288.  刑事コロンボ/ロンドンの傘<TVM> 《ネタバレ》 
イギリスを舞台にした特別編。ということで120分枠で製作されたわけですが、パターン通り無駄なシーンがあってダレ気味(空港の場面などまったく不要)。それでもシェイクスピアの「マクベス」をモチーフにしたあたり、工夫が感じられて面白い。殺してしまうのが妻の方だとか、最後におかしくなるのが夫だったり、意図的にずらしているのもご愛敬でしょうか。犯人夫妻の性格の悪さも、最初に登場するあたりでしっかり描かれています。また、犯人が予想外の事態から右往左往するところは最初の『殺人処方箋』を連想させて、シチュエーションとは逆に話としては正統派であるところもいいと思います。最後に罠にはめるのもコロンボらしくてけっこう。長いのが玉にきずですが、このシリーズとしては安心して楽しめるエピソードでした。
[DVD(字幕)] 7点(2015-04-30 20:10:12)
289.  花笠道中 《ネタバレ》 
「ひばり捕物帖」2本よりもよっぽど面白かった。ひばりは気の強い姉さんとヤクザな弟の二役。姉弟だから似ていて当然です(笑)。それ以外にも例によって歌があり、コスプレあり笑いありアクションありで、見ていて楽しめます(里見浩太郎も歌っている)。話もお家乗っ取りの危機を救う勧善懲悪で、わかりにくいところはなし。ただ、近衛十四郎が謎の浪人役で味付けしています。正統派の娯楽作品で、難しいことを考えずに見られます。監督も信長や政宗よりも、こういうものの方が向いているように思いました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-27 19:52:15)
290.  チャーリーズ・エンジェル(2000) 《ネタバレ》 
テレビシリーズは未見(ファラ・フォーセットが嫌いだった)。映画としては、決してつまらないわけではないが、特に面白いわけでもないという困った作。コメディとしてはビル・マーレイが大奮戦で(ちょっとやり過ぎかも)、エンジェルたちも要所要所で笑わせてくれて楽しめました。ヘンテコ日本パーティーは微妙。アクションものとしては、ややキレが悪い。特にキャメロン・ディアスは、ミスキャストではないかと思います。どう見てもアクションは似合いませんよ。アジトに乗り込むときも、ノースリーブを着ることないでしょう。どちらかというと3人のコスプレが見もので、その点は満足。依頼が最初からうさんくさかったり、この手の話としては鉄板の展開で、そこは安心して見ていられました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-23 21:23:34)
291.  戦うパンチョ・ビラ 《ネタバレ》 
メキシコ革命に関してはまったく知らないのですが、とりあえずパンチョ・ビラのユニークな人物像は楽しめます。まあ、どこまで本当かは知りませんが。加えて、副官のフィエロがなかなか面白く、ビラとの対話はまるで漫才のようです。その一方で、捕虜にした敵には容赦ないところなども描かれていて、革命の血なまぐさいところも忘れててはいません。ここに紛れ込んだリーは、観客の代表者として、常識的な面からビラたちをながめています。この配置もよかったと思います。国内での派閥が単純な善玉悪玉になっているような気もしますが、基本的には娯楽作として作っているようなので、その意味では悪くないでしょう。実際の革命を舞台にした映画としては、どうかわかりませんが。あと、ヒロインを演じたマリア・グラツィア・ブッチェラが可憐でかわいく、よかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-21 21:08:14)
292.  弁天小僧 《ネタバレ》 
これも昔の作なので、台詞に聞き取りづらいところがあって残念。また、白浪五人男はすでにおなじみということなのか何の説明もなく出てきますが、現代なら一応説明してもらいたいところでした。中では、日本左衛門役の黒川弥太郎が、貫禄が出ていてよかったです 途中、有名な「知らざぁ言って聞かせやしょう」の場だけ舞台風になるのがすばらしい演出で、ここが一番の見せ場でした。あとは最後、捨てた息子だとわかる場面も、泣かせる展開でいい幕切れでした。 遠山の金さん役で勝新太郎が出ているのですが、出番も多くなくちょっと影が薄い。というか、やはりミスキャストという気がします。別の俳優でもよかったと思いますが、金さん役となると、そうも行かないんでしょうか。雷蔵とのからみは見ていて楽しめますが。 以前見た『切られ与三郎』と同傾向ですが、個人的にはあちらの方が好みかな。しかし、こちらもいい作だと思います。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-19 07:24:14)
293.  怒りの用心棒 《ネタバレ》 
いやぁ、まさかマカロニウェスタンで政治劇が見られるとは思いませんでした。ガーフィールド大統領暗殺事件と思わせておいて、実はケネディ大統領暗殺に材をとり、なかなか渋い政治ドラマを展開しました。 本作の面白い点は、主人公のビルは、あくまで父や友人を殺された復讐として敵を追っています。彼から狙われるピンカートン一派は、伝統的な南部の価値観を遵守しようとする保守派で、州知事や保安官も一枚噛んでいます。そして大統領や側近のマクドナルドは、もちろんアメリカという国の行く末を視野に入れて行動しています。こうした価値観の違い、個と公との視点の違いが、全編にわたって物語を支配しており、そこから生まれてくる齟齬や腹の探り合いが面白い。ある時は対立しまたある時は手を結ぶという展開は、マカロニらしいと言えるでしょう。 もちろんそれだけではなく、アクションも適度に盛り込まれてあります。ただ、主役であるジュリアーノ・ジェンマの見せ場は、意外と多くありません。ここでのジェンマは、あくまで「主要人物のひとり」という立場です。しかしそれが逆に、物語に厚みを持たせています。彼を助ける新聞社の2人もいい味を出していました。なかなか見ごたえのある拾いものです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-03 19:49:17)
294.  素直な悪女 《ネタバレ》 
どこが悪女なんだか。まわりの男が勝手に騒いでいるだけで、それを「女がエロイせいだ」と言うのは、一方的に責任転嫁してるだけ。女が挑発したからレイプしてもいいという理屈と同じですよ。特に長男は、ジュリエットに対して「一晩寝れば十分」と言ったり、あげくの果てには売春婦扱いしたりしてますし。 しかし当のジュリエットは、長男に対する思慕を捨てきれず、ミシェルと結婚しても悶々として過ごす日々。そんな迷える娘の心情をブリジット・バルドーが繊細に演じていて、私としてはそちらの方に魅せられました。まあこれに関してはミシェルがいまいち覇気がない、ということがあるようで。鬱屈を吹き飛ばすかのように踊り狂ったあと、ミシェルに平手打ちされてやっと平静に戻るわけですが、これはミシェルが夫としての「力強さ」を示したことが原因でしょう。つまりこの映画は、とことん男目線のマッチョな思想で作られています。そのあたりがどうしようもなく古いというか、かび臭い時代遅れなわけですが、先にも書いたような、自分でもどうしようもない思いに悩むジュリエットには、青春ドラマとして現代にも通ずるところがあって、そのあたりを高く評価しておきます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-22 20:39:32)
295.  ロミオとジュリエット(1954)
68年版だと思って録画したら、こっちでした。しかし古典らしく落ち着いた雰囲気で楽しめました。カラーもどぎつくなく美しい。地味ですが正統派という感じで、いいんじゃないでしょうか。今の観客は、テンポが遅すぎると感じるかもしれませんが。ジョン・ギールグッドが案内役で登場するのも面白い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-15 10:15:24)
296.  バベットの晩餐会 《ネタバレ》 
途中までは「おいしい食べ物は人の心を温かくする」とかなんとかいう話だろうと思っていて、実際そういう要素もありました。しかし、バベットが「芸術家は貧しくありません」というところに来て、膝を叩いたわけです。 お断りしておきますが、私は食べ物というのは栄養をとるためのものであり、味はよほどまずくなければ平気だし、料理が芸術なんてアホらしいというか、ある種の驕りだとしか考えていません。だから芸術云々はどうでもよくて、「貧しいか否か」がポイント。もちろん金銭的な貧富ではなく、精神的なものです。その点からいえば、主人公姉妹や彼女たちを取り巻く村人も、「貧しくはない」人々です。それが年を経るうちに貧しさが忍び寄ってくる。それがバベットの料理でふたたび心の豊かさを取り戻す、という結末でした。この「心の豊かさ」を描くために宗教が使われているわけですが、それはヨーロッパ人にとってわかりやすいからでしょう。信仰心が厚くても心の貧しい人はいるようで、宗教だからどうこう言うのはあまり適切とは思えません。また、姉妹に心惹かれながら去っていく男性が軍人とオペラ歌手(しかも得意なのがモーツァルトの『ドン・ジョバンニ』)というあたりも暗示的で、うまく対比させていたと思います。 まあ、芸術というか、料理を作る過程もいかにもおいしそうに描いており、グルメ映画としても成功の部類でしょう。しかしそれ以上に、「清貧の高貴な魂」を慎み深く描いていたという点に引きつけられました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-28 20:13:30)
297.  スタンピード 《ネタバレ》 
ユーモアあふれる西部劇で楽しめました。イギリスからヘレフォード種の牛を繁殖させるため、アメリカにやってきた母娘が中心。当然、イギリスとアメリカの違いがあちこちで披露され、そのちぐはぐさが笑いを誘います。これがなかなかうまいと思ったら、マクラグレン監督はイギリス出身だったのですね。これは納得。ブライアン・キース演ずる無頼な牧場主が、母親に感化されて英国風になっちゃうあたりも、かなりおかしい(実はスコットランド出身だったらしい)。あと、連れてこられた種牛が"God save the Queen"を口笛で吹くということをきくというのも、とぼけた味わいがあります。途中でアクション場面はありますが、全体としてはドラマ主体で、それも牛の繁殖を巡るものという渋い展開ですが、「新しいものに挑戦する」という点では、なかなか見せるところがありました。ただ、序盤の人間関係があまりよくわからず、なぜジェームズ・スチュワートが牛の輸送を買って出たのか、そのあたりも不思議でした。とはいえ、旅に出てからはアクションありロマンスありで楽しめました。主要キャストはそれぞれ適材適所ですが、特に娘役のジュリエット・ミルズがよかったと思います。なかなかの拾いもの。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-03 19:33:32)
298.  ニュージーランドの若大将 《ネタバレ》 
これもなかなか面白かった。設定は前作を受け継いでいるのに、話は微妙につながっていないというのは、最初の「大学」と「銀座」の関係に似ています。そこまで意識したのかどうかはわかりませんが。 今回もとにかく、有島一郎の久太郎が面白い。特にマトンの肉を「うまくない、口に合わない」とか言いつつ独占して食べまくるところは、爆笑もの。今回はうつみみどりに振られるのですが、やはり若大将に慰められて飲みに行くシーンも、いい味を出しています。田能久では江口夫妻はさすがに落ち着きましたが、江口が若大将と共にオーストラリアに行って、節子さんや青大将とのからみもあるなど、出番がさらに増えて嬉しいかぎり。酒井和歌子はちょっと大人っぽくなって、けっこう焼きもち焼きに。このあたりは大学生時代に戻ったようです。 風俗面では「モーレツ」が流行語になっていて、デートにいくのはゴーゴー喫茶、女性にはミニスカートが流行というのが見て取れます(節子さんもけっこう短い)。そういえば、「モーレツ」はテレビのコマーシャルから生まれたわけですが、それが映画でも使われているというあたりにも、時代の流れを感じさせます。ただしテレビ自体は、ほとんど画面に現れないのですが。 不満点は、青大将の扱いが悪いこと。節子さんにしつこく迫ってうっとうしいし、女の子のお尻を触るなどエロおやじ化しています。また、自動車メーカーが協賛しているためか国産車に乗っているのですが、青大将といえば学生時代には決まって外車に乗っていましたから、違和感があります。それと、オハラ氏のエピソードが、消化不良でした。 これ以外は、かなり楽しめる作になっていました。スポーツの要素がなくなりましたが、それが幸いしたのか恋愛・会社・田能久がバランスよく配分されています。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-01-17 20:47:20)
299.  フレッシュマン若大将 《ネタバレ》 
社会人編第1作ですが、驚くほど「サラリーマン映画」してます。後半での、ライバル企業による策略など、若大将シリーズとは思えないくらい。副社長になった青大将にこびへつらう課長も、いかにも。これまで大きな部分を占めていたスポーツの存在感がなく、終盤にスケートがちょっと出てくるだけというのも大きな変化です。社会人にはスポーツを楽しむ余裕もないということでしょうか。全体としては、サラリーマンものとして定番ですが、それだけに安心して楽しめました。 また、これまではあまり描かれなかった若大将と父久太郎との交流がよかった。父と息子らしい哀愁が感じられます。それと関連していますが、新婚江口夫妻のバカップルぶりも笑えました。こういうものは時代と関係ありませんから、今見ても違和感がありません。おばあちゃんも含め、田能久のセクションもかなりよかったです。 新ヒロインの酒井和歌子は、さすがに若々しくてかわいい。正直加山雄三と並ぶと、高校生に見えてしまいます。並んでいるといえば、若大将の同期入社組は、どう見てもおじさんばかり。本当に若い俳優を使うと、加山雄三とバランスがとれなくて配慮したのかと思えました。そんなこともあって、よけいに節子さんの若々しさが目立ちます。本作で真にフレッシュなのは、彼女でした。クルンとカールした毛先がとってもキュートです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-01-14 19:37:59)
300.  ガメラ2  レギオン襲来 《ネタバレ》 
だいたいガメラシリーズというのは、敵怪獣に特徴があって、その特徴をうまくフィーチャーした時良作になるという伝統があるようです。本作のレギオンもそのパターンで、レギオンの特質が物語の牽引役を果たしています。それは怪獣対策にも生かされ、終盤小型レギオンを送信所におびき寄せるあたり、かなり嬉しくなりました。ガメラも、炎をエネルギーとする、一度は敵に敗れるなど、昔ながらのパターンを踏襲していてよいです。小型レギオンは、前年の小型デストロイアよりはよほどそれらしくて○。巨大レギオンも、宇宙生物らしく異質なデザインがよかったと思います。怪獣同士の戦いでは、終盤よりも霞目飛行場の方が、シチュエーションやカット割りのよさも目立って見ごたえがありました。出演者では、吹越満さんがなかなかいい役回りでしたね。 逆にまずかった点としては、あいかわらず女性キャストにまずさが目立つところと、最後に陳腐すぎる「環境問題」を持ってきたところでしょうか。あと、途中報道番組の映像が続くところがありましたが、ちょっと長くて飽きてしまいました。あの辺はもっと短く切り上げてほしかったところです。 前作も含め、日本のお家芸である「ミニチュアワーク」がまだ生きており、アナログな作りのよさを感じさせるところは、個人的にはポイントが高いです。それと特記すべきはタイトル。従来の「○○対××」というパターンから脱却した斬新なもので、ポケモンの映画にも影響を与えていそうです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-12-27 20:57:53)
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