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 > 鱗歌 さんの口コミ一覧。153ページ目
鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3878
性別 男性
年齢 53歳

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3041.  花咲ける騎士道(2003)
騎士道のキの字も感じられない、軽~いノリのアクション映画。思わぬ展開が次々に繰り広げられるストーリーも、あんましコダワリっちゅうもんが無いので、サラサラとお茶漬けのように進行していきます。この手ごたえの無さ。映像にもまるでコダワリ無し、実におおらか。連続したシーンなのに、背景にうつる青空が、雲ひとつなかったり、雲だらけだったりと、別々に撮影してツギハギしたのがモロバレ。いや、こんなことは、別に私が迷惑被るような話じゃないんですけどね、ただ、監督さんは、こういうデタラメさが気にならないのかねえ(ブツブツ)。さらには演出にもコダワリ無し、まったくおおらかですなあ。ヒロインが敵にさらわれる(さらわれ過ぎ)→追跡する主人公→ヒロインは目印となるものをこっそり置いておく。なんていうシーン。「ヒロインが目印を置いたことを我々が目撃した段階」から「主人公がそれに気づく段階」までが、いわゆる“伏線”として機能する時間帯であって、サスペンスもここから産まれたりするわけだから、当然ここにはある程度のタイムラグがあってしかるべきなのだが・・・・・・気の利かない主人公は、すぐに目印に気が付いちゃう。サスペンスもへったくれもない、ワカリヤスサ第一主義。ヒロインが目印を落とす場面を見せないとか、主人公が気づく場面を見せないとか、他にも選択肢がありそうなもんだが・・・・・・というわけで、「細かい話は抜きにしてとりあえずドタバタを楽しみたい」という時(のみ)に、お勧めの映画と言えましょう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-24 14:04:23)(笑:1票)
3042.  スーパーマン リターンズ 《ネタバレ》 
冒頭に鳴り響くアノ懐かしいテーマ曲! もうこれだけで少しウルウルしちゃう。ところが映画の内容はといいますと、ドロドロの男女関係、だったりするからもう大変。ようするにこういうことらしい → 5年前、スーパーマンはロイスをハラませた挙句、これはヤバイと逃走(透視能力で受胎はお見通しなのだ)。それでも男か! そろそろホトボリもさめたかと帰って来たスーパーマンの前に立ちふさがるはレックス・ルーサー、ジーン・ハックマン時代に比べると俄然、貫禄が無くなったが、やる時はやる男。とはいっても、やってることは第1作と大差ないけどねえ。それはともかく、中身が無いのは昔のシリーズも同じ、とにかくスペクタクってるシーンを見せてくれりゃあ満足できるんですが・・・どうもCGが裏目に出てますかねえ。ペラッペラで質感が感じられないシーンがあり、イマイチ面白くない。ミニチュア模型撮影の方がナンボ楽しいか。とか何とか文句いいつつ、それでも、おそらく今回のスーパーマンの帰還を一番喜んでいるのはきっと、あの世にいるクリストファー・リーブじゃないかなあ、そうであって欲しいなあ、なんてセンチなことも思っちゃうのでした。
[DVD(字幕)] 6点(2007-01-30 23:02:34)
3043.  男はつらいよ 拝啓車寅次郎様
前作に続き、御前様の死(?)をひたすら隠し続けるレギュラー達。笠智衆の他界によって、もやは御前様は登場しないのだが、会話の中で御前様の健在を示唆し続ける。ここで、本作で気になってしまうのが、もはや寅さんまでもが「会話中の人物」になりかけている事。寅さんの喧嘩や家出は、劇中で描かれることなく、他の登場人物の会話の中で描写されるのみ。映画における満男の存在がますます大きくなり、寅さんの影が薄くなっていく。このままあと10作くらいシリーズが続いたら、渥美清が一度も画面に登場することなく、人々の会話の中だけで寅さんが語られる映画になってしまいそう。今回の寅さんは、満男に対し商売の極意を伝授するシーンで、往年の勢いの片鱗をわずかに見せてくれるが、この場面でも、周囲が無闇に寅さんの話術について感心するのが、腫れ物にさわるようで、逆に湿っぽい感じがする。ああ、寅さんもすでに「伝説上の人物」なのか。神の領域なのか。映画から、御前様が去り、寅さんが去り、その他のメンバーも去り、やがて記念すべきシリーズ100本目に登場するのは、満男とサンペーちゃんだけ・・・。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-01-24 22:41:17)
3044.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
小学生が考えたオハナシのごとく、まるで中身なし、行き当たりばったり、無意味にドタバタ。しかしこんなデタラメを本当に映像化しちゃうことに、何となく感心してしまう。ジョニー・デップのユーモラスな仕草も相変わらず可笑しさ満点。しかししかし。ええい、「次回に続く」ってのはもう、禁止にして欲しいよなあ。禁止にします。
[DVD(字幕)] 6点(2007-01-24 22:19:00)
3045.  男はつらいよ 寅次郎の縁談 《ネタバレ》 
寅さんがマフラーをしているのが悲しい。演じるのもかなりきついのでしょう。メイクで若く見せているものの、時に渥美清の実年齢よりも「老人」っぽく思えてしまう瞬間も・・・。さて、何故か泉ちゃんへの想いを振り切って真人間(?)になった満男、就職活動に励むがうまくいかず、大学進学を勧めた博にもあたり散らす。そうなんだね、大学にいる間にバブルがはじけてしまい、就職が極端に難しくなっちゃった時代なのよね。案の定、家出する満男。彼を連れ戻そうと駆けつける寅さんを待ち受ける、松坂慶子の魔の手。結局、W恋愛&W失恋というお決まりのパターンだけど、何故か寅さんと満男はお互いに足をひっぱりあっている??? 明らかに松坂慶子側としては明らかに脈ありなのに、寅さんに対し「おじさんが振られた」と言い切る満男。満男も相思相愛なのに、「男はアキラメが肝心」と二人を別れさせる寅さん。互いに邪魔しあう、不思議なコンビだなあ(それとも、合コンなんかではよくある光景か?)。それにしても今回、満男の思考パターンが明らかになった。彼は「チュー」をすると、納得するらしい。泉ちゃんのことも前回でひとまずはアキラメたらしいし、今回の彼女とも、「チュー」さえすれば、憑き物が落ちたように東京へ帰っていく・・・。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-01-21 08:45:25)
3046.  Mr.&Mrs. スミス
我が家の夫婦喧嘩の方がもっとスゴイけどね(←ウソですウソ)。犬も食わない夫婦喧嘩を、犬も食わないストーリーで、どうにもまとめきれなかった迷走映画。冒頭の「5~6年前」“だけ”が面白かったデス。
[DVD(字幕)] 6点(2007-01-16 23:51:59)
3047.  ボーン・スプレマシー
臨場感を重視した映画、と言えば聞こえはいいけど、「見せる」という映画の基本を放棄した、粗雑な印象を受けてしまいます。映像が極度に断片的だったり、無闇に揺れたり、確かに「慌しく何かをしている」ということだけは伝わりますが、肝心の「何をしているのか」「カメラは何を写しているのか」がサッパリ伝わらない。我々の職場でも忙しそうな素振りで「忙しい忙しい」とボヤいてばかりの人に限って、大して成果をあげていないのに似てるぞ(笑)。これはこれで一つの手法かもしれないけど、好きになれない・・・。いや、臨場感を感じさせてくれる映画自体は全然嫌いじゃないんだけど、その根本にはやはり「映画を観る者=傍観者」という大前提があって、あくまでそこから派生した臨場感であって欲しい。カメラを通して観る、という限界を、可能性に変えて欲しい。本作ほどまでに「見せる」ということを諦めて、臨場感を重要するんなら、映画じゃなくて、ユニヴァーサル・スタジオにアトラクション作ったらいいやんか、と思ってしまう。クライマックスのカーチェイスは確かに凄かった、凄かったけど、それをどうカメラで捉えるか。車内にカメラを積んで撮影すること自体は、技術的にはともかく発想的には何も難しいことはない。問題は、それでなお「カメラで何を捉えるか」「何を我々に見せるか」という表現的な問題、だと思うんですが。
[DVD(字幕)] 6点(2007-01-08 11:28:09)(良:2票)
3048.  男はつらいよ 寅次郎の休日
とりあえずゴクミ出しとけ、という感じの映画。久しぶりに夢のシーンから始まったと思ったら、それもそのはず、冒頭で一度寅さんを目立たせておかないと、これが『男はつらいよ』シリーズの一本だと気づかない恐れすら出そうなまでの、寅さんの影の薄さ。前作で満男を中心に持ってきたのはよかったが、今回もまたゴクミを出して一騒動、ってのに無理がある。夏木マリのキャラまで映画に合わせて変えちゃったようで、何ともご都合主義のニオイが。そもそも、ゴクミの演技は、観てて、疲れるのですが、これはこれで良いのだ(←甘いなあ)。それでも、宿で寅さんと満男が交わす会話は、やっぱりトボけていて、何とも楽しいのでありました。  ※ところでどうでもいいことなのかもしれないけど・・・窓の外で祭りをやっている場面。「観に行ってみよう」と窓を閉める。⇒窓閉めたら、やっぱり外の祭りの「音」は小さくなるべきではないのかい?と思ってしまう。次にカメラが外の光景となった段階で、再び「音」が大きくなれば、もっと臨場感・立体感が表現できたのではないか(というより、「音そのものの楽しみ」が出たのではないか)、と思ってしまう。些細なことかもしれないけど・・・・。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-12-20 23:45:37)
3049.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
襲い掛かる津波の下を平然と走って逃げる人々の姿に、CG合成の威力を見た(←どういうシーンを撮るのか出演者に事前に徹底しといて欲しい)。内容的には、スペシャルゲストを多数集めたはいいが、これといった企画の無い、番組改編時の特番のような作品でした。
[地上波(吹替)] 6点(2006-12-08 12:16:23)
3050.  男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日
筒井康隆の『カラダ記念日』を元にした作品。違うっての。しかし何がどう『サラダ記念日』なのか。それは観ればわかる。マドンナの名前がタワラマチならぬ、ハラダマチコ(←頭使ってるか?)。そして劇中に挿入される、ミソヒト文字のタワゴトの数々。果てはわざわざ寅さんにサラダを食わせるために、失恋までさせる(←いや、そこまでひどくはないけど)。しかも何がワケワカランと言って、『サラダ記念日』と言いながら、実際には早稲田大学のプロモーション映画になっていること。ワセダ恐るべし。早稲田のキャンパスライフはメチャ楽しい!ということをアピールするためなら、昔々の中村ワット雅俊の恥ずかしい話まで蒸し返しちゃう(授業中でしょ)。いやー楽しそうな大学だなあ。みんなサワヤカ。幸せの青いハンカチ、ってやつですかね。なんのこっちゃ。そーいやワセダと言えばその昔、クワタを入学させるためならわざわざ新しい学科の創設までした、とかいうウワサもあったっけ(ホンマかよ?)。いやスミマセン、早稲田に恨みがあるワケでも何でもないんです、ペコペコ。どっちかっつーと、すぐに「東大」を出したがる山田監督、たまにはこういうのもイイんでないの?とも思ったり。 ところで本作には、進学か就職かに悩む満男の姿が。当時はバブル経済、就職は引く手あまた(なので実際私の幼馴染もほとんど高卒で就職しました)。ちょっとこの時期にこういうテーマを描くのは違和感が無いでも無い。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-11-30 23:31:11)
3051.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
「特別版」は、こちらに書けばよいのかな? いやあ、長かった。クライマックスの戦闘が近づく一方で、「さすがにそろそろ映画終わるんじゃないの?」という気がしてしょうがなく、いっそこのまま戦闘シーン直前で映画が終了し「次作に続く、乞うご期待」とかテロップが出たら、大笑いしながら暴れまわろうと思ったが。さすが長い映画は違う、これだけ長い上にさらにちゃんと戦闘まで描かれてた。しかししかし、前作で離れ離れになった一行、本作で何か展開があるのかと思ったら、うーむ、何もないやんけ。その意味では物語はほとんど平行線のまま終了。たとえ3部作の一本に過ぎないとは言え、ひとつの作品であると言うのなら、物語の中に、何でもいいからとにかく何らかの「転機」(=典型的には、「主人公が何らかの“決断”を行う」等)があってしかるべき、という気がするが・・・。それはともかく、相変わらず、視野の狭い映画、との印象を拭えない。スペクタクル映画のハズなのにどこか圧迫感を感じてしまう。効果音みたいに多用される音楽で、その場その場を何とか盛り上げた挙句、結局これといって印象に残るシーンが乏しい(主人公一行が離れ離れになったせいで、大きいヒトと小さいヒトを同時に見せるあのスバラシイ特撮もほとんど見られなかったしなあ)。印象的なシーンが乏しい中で、ダムの決壊シーンは、こりゃなかなかナイスでしたよ。うん、これは良かった(笑)。というわけで、いささか緊張感を持続させづらい映画で、このあまりの長尺にはどうにも納得いかなかったもんで、続けて“通常版”も観てみた(←意味不明の行動)。うん、確かに少しだけ短かったネ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-12 23:48:47)
3052.  男はつらいよ 知床慕情
寅さんと三船敏郎を同時に見られるという、まあ何と言いますか、何とも言いようのない映画ですね(←なんじゃそりゃ)。このシリーズには、博の父とか、歌子の父とかも、すでに出演しているわけだから、ミフネが出ててもいいんでしょうけど、それにしてもこのインパクト。北海道の大自然よりも迫力があります。豪快にセリフをがなり立てるその姿は、まさに獣医というよりは、いや、人間というよりは、ほとんど怪獣ですよ、これは。まー映画の内容的には、ベタなセリフで綴ったベタベタな展開になっており、限りなく予定調和なチープさが漂ってます。が、こんな役でもミフネだから何となく許されちゃう。というかむしろ、「要するにテメーらの観たいミフネ像は、コレだろっ!」という、我々の図星を突いた、解りやすいメッセージの映画、ですかね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-11-12 22:35:46)(笑:1票)
3053.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 
要するにこの映画が言いたかったのは、クライマックスの部分、つまり、ヴォルデモート卿が復活しちゃったよ、ということ「だけ」らしい。そこに至るまで、延々と要領を得ないイベントを見せられるこのつらさ。たった一点だけ言いたいことのためにドタバタで間を持たせるのは、スターウォーズ方式と言って言えなくはないけど。課題が進むに従い、だんだん難易度が下がっていってるように見えちゃうのが、また盛り上がらないところ。説明不足で解りにくい点も多々。詳しくは原作を読んでくれ、ってか? なるほど、そういう商法か、考えたな。
[DVD(字幕)] 6点(2006-11-05 00:01:26)(笑:1票)
3054.  男はつらいよ 幸福の青い鳥
いや~さすがにこりゃワケがワカラン。何から何まで強引な展開、ほとんど支離滅裂。シアワセの青い鳥を追い求めた志穂美悦子は、シアワセの青いトンボこと、長渕剛にとっつかまっちまったとさ。それにしても気の毒なのは石野真子。ま、そりゃどうでもいいんだけどね。長渕演じる画家志望の青年、子供の頃にジンマシンに悩まされ、ジンマ君なるアダ名まで頂戴したと言うが、長淵&志穂美のイモっぽいイチャイチャぶりには、観てるだけで背中がムズ痒くなり、私の方こそジンマ君。果ては、超絶的なる偶然によって、二人がとらやで再会しちゃったり、「サア、サア、寅さんもさくらさんも、今この映画を観てる皆さんも、どうかよくよく見てチョーダイ」と言わんばかりに、喧嘩第2ラウンドを始めちゃったりするワカリヤスサ。もう正視できませーん。ここまでワカリヤスイと、チト安っぽくないかい? しかも、どう考えても事情が飲み込めているとは到底思えない寅さんが、ナゼか分別臭い顔で話をまとめてしまう、まさに強引さの波状攻撃。そりゃ無責任過ぎまっせ。わたしゃ、もー知らん。みんな不幸になっちゃえ。という訳で、どうにも納得のいかない本作ですが、「長渕と寅さん」という、どうにもミスマッチな絵ヅラを楽しめば、それはそれでいいのではないかと。噛み合わない異種格闘技戦を見て、「しゃあない、こういう事もあるわな」と割り切るかのごとく。それにしてもラストシーン、「当然『キネマの天地』は皆、観てくれたよネ」と言わんばかりの、限りなく内輪ネタに近いサービスですね。でも何だかホッとしてしまったではないか。にこにこ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-11-04 23:38:08)(笑:1票) (良:1票)
3055.  男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎
まず面白いなーと思った点、冒頭の主題歌の部分。主題歌が流れる中、映像は旅先の寅さんを映し出す。主題歌が流れているわけだから、普通ならこの主題歌の映像は「効果音」の無いパントマイムとなる。しかし今回、映像がお祭りのシーンとなったところで、珍しいことに、祭囃子の音が主題歌に重ねて流れ出す。この音の重なり方自体には、何の計算も何の調和も感じられない、およそデタラメなカオス状態。しかしゲテモノ音楽に多少なりとも関心があると、こういう瞬間に、つい興奮してしまう(笑)。主題歌という言わば「恒例行事」に、思わぬ音が交じり合い、両方の音は反発し合いつつも、背景の祭りの映像が両者をギリギリ接着している、という、このスリル。ああ、楽しい(←バカ)。さて、次に本作で面白いと思った点はというと・・・何かあったっけ?(笑) この映画、基調はどうにも暗い。主題は要するに「女心は謎」、まさに単純な男にとって最大のミステリー。この壮大なる謎だけでも充分に映画全体に暗雲を立ち込めさせ、空気を重くする。このジメジメ感をどう映画的に処理するかが腕の見せ所だろうけど、これがあまり上手くいったようには感じられませんなあ。充分に重苦しいクライマックスの背景に、わざわざ嵐の効果音だなんて、ナントモ工夫が無い。結局、テーマを丸投げしたような強引な展開となりますが、劇中の二度の結婚式シーンが、唐突ながらも華やかさを見せ、かろうじて映画のバランスを取ろうとした、と言うところでしょうか。ラストも飛び切りおバカなドタバタ。あのクマはスゴい。CGですかね(笑)。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-11-03 23:03:00)
3056.  老人と海(1958)
『老人と海』、中学の頃に初めて読んだ際には、ハマリ過ぎて、「気が付いたら読み終わってた」という数少ない作品のひとつ。何度も読み返したなあ。で、これを映像化するとどうなるか。⇒ジジイの一人芝居がどこまでも続くぞ~。しかも、スタジオ度満点、プール度満点、ハリボテ度満点の映像が続く。水シブキの描写だって、「チャプン」ってな感じだぞ。ううむ、小説を読んだときのあの興奮は、いずこへ。しかも、連続したシーンなのに天候がバラバラだったりするから、さらにずっこける(スタジオ撮影と海上撮影のシーンの繋ぎが無神経)。さらには、映像を見て判る事(あるいは、映像で判らせることができる事)を、わざわざナレーションで説明するから、ナントモ味気無い・・・・・・いや、これに関しては、必ずしもそうとは言えない気がしてくる。この淡々としたナレーションのために、サンチャゴ老人が、感情移入の対象ではなく、景色の一部というか、自然の一部のように見えてくる(「海」に対し戦いを挑んでいるようで、実は彼もまた「海」に属した存在であるかのような・・・)。実は、コレはコレで、ヘミングウェイらしい世界が表現されているのかもしれない。もうちょっと手抜きしないで、ちゃんと撮影してくれてさえいれば・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-21 22:10:49)
3057.  ブラックマスク2
アメリカ人の好みそうなジャンクフードを中華鍋にブッ込んで、オイスターソースと鶏ガラスープで軽く味付けしたような映画。うわー脂っこそう。だけど、ジャンクフードを食べ慣れていれば、結構イケなくもない。プロレスラーに特殊な処置を施して動物化させ、強~くしてやろう、という、“逆・ドクターモローの島”方式のおバカな内容。バカバカしさに怒るもよし、また私のように「おい、プロレスをナメとんのか」と怒るもよし。いずれにしろ、CG+カンフーというこの定番映像には、違和感も60%くらいに抑えられ、怒りも次第に静まることでしょう。内容はカラッポで、安心して気を抜いて鑑賞できるし。ロブ・ヴァン・ダムがこっそり(?)出演してたりするし(笑)。それにしても、主役の“ブラックマスク”とか言うやつ、黒いキャップに黒いマスク姿で、どうしても、レイザーラモンHGを思い出してしまう。
[地上波(字幕)] 6点(2006-08-19 10:43:49)
3058.  新・ドラゴン危機一発
黒田アーサーと雛形あきこを足し合わせて、市川雷蔵をちょびっと加えて、さらに隠し味としてゴージャス松野を少し混ぜ合わせたような、ビミョーに甘いマスクの主人公、ドニー・イェン。いやホントにこれがビミョーなんですな。しかし体のキレは最高。素晴らしいアクションを見せてくれます。でもちょっと出し惜しみし過ぎかも。映画の内容自体、何だかヘロヘロだしなあ。 ○村人に突然襲いかかるフータウ団!「大変だ、皆が襲われて血だらけだ!」「かかわるんじゃない」「僕らは医者なんだ、助けないと!」 ⇒ いきなりナゼか乱闘に参加!おいおい、医者ならまず怪我人の保護と治療が先ではないのか ○テーブルを囲んでうどんをすする団欒シーン、画面手前にはうどんを茹でる鍋が配置される。暖かい雰囲気が深く印象付けられる和やかな場面である ⇒ と思いきや、手前のうどん鍋から、湯気が出すぎで、肝心の団欒がよく見えません。 ○フータウ団が集団で闊歩するシーンは、基本的にスローモーション! 確かにワルそうだ!・・・・・・こんな感じで、艱難辛苦の映画の進行。ドニー・イェン監督、頑張れ! しかし、この後、思いもかけない予想通りの展開(笑)で、映画は結構盛り上がる。そして、ついにフータウ団と主人公の全面対決か!? ○枯れ葉舞う中、フータウ団の襲撃! 枯れ葉舞い過ぎ(笑)。しかもこの周囲だけピンポイントで枯れ葉が降ってる! ○突然流れる歌と歌詞!画面はカラオケ仕様に! ○なーんだ、あれだけ盛り上げて、クライマックスはスケール縮小、1対1の対決か。でもカッコいいんだまたこれが。
[地上波(字幕)] 6点(2006-08-16 13:14:04)
3059.  友情の翼
一応「中立国」という立場のアイルランドで捕虜となった連合軍兵士とドイツ軍兵士、という、ちょっと変わった設定。もうちょっと映画の作りが丁寧なら良かったとは思うのですが、それでも、こういう独特の視点から戦争の矛盾を描くことが、本作の存在感を高めています。製作陣に名を連ねるガブリエル・バーンが、ナントモ掴み所の無い収容所長役で脇を固めてますが、捕らえられる前の逃走中の主人公がバッタリ彼と出くわすシーンが効果的、このシーンのお陰で、この所長さんがなかなか印象的な役になってます。やはりガブリエル・バーンという人、こういうフツーの人の役がとても似合ってて印象を残しますね。間違っても悪魔の役なんてのは、似合いませんね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-29 22:19:36)
3060.  青い山脈(1963)
昨日、国民の休日の昼下がり、BS2にて「おかあさんといっしょ」~アニメ「アルプスの少女ハイジ」~映画「青い山脈」という絶妙のラインナップで放送されていたので、違和感なく観ることができました(笑)。つまり、そういう、のほほ~んとした映画です。城下町を舞台に、ロッテンマイヤーさんを彷彿とさせるイジワル女子高生軍団と対立しつつ、旧態依然の保守的な町の雰囲気に風穴をあけるスーパーカブライダー・小百合さんの大活躍!というほどではありませんが。コメディタッチのノリにもそれなりに楽しく、笑い3割・苦笑7割ってとこですかね。しかし今の目から見ると、イジワル女子高生の方になんとなく肩入れしてしまう。彼女たちは奥床しい日本の美徳を守る最後の砦。その美徳が失われ、今のオゲレツな日本の社会へと移り変わり始めたのは、まさにこの頃、なんですかなあ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-05-05 10:35:07)(良:1票)
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