301. ガンパウダー・ミルクシェイク
《ネタバレ》 書籍の中の武器に高原由紀を思い出したのは私だけでしょうか。 監督はひょっとしてコミックを読んだのでは・・・ 他愛ないお話でしたが切れ目無いアクションを楽しめました。男性陣がスタンフィールドっぽい奴以外軒並み雑魚キャラなのが残念ですが、ミシェル・ヨー&アンジェラ・バセットの活躍がオバチャンの目には輝いて見えました。 三味線屋勇次のような荒技はリプレイタイムでありました。 [DVD(字幕)] 7点(2023-03-03 16:46:51) |
302. ホット・ロック
ゼロ・モステル繋がりでの鑑賞。美味しい役どころで確かな存在感でした。 泥棒モノとしてぬる~いお話でコメディに振り切れるでもなく。 「このオバサン誰??・・・」から結末まで、目くじら立てなくてもよいものの、「これで良いの? ホントにいいの?」脱力状態です。ルパン三世が思い浮かんだ不思議な作品。 [DVD(字幕)] 5点(2023-03-03 01:55:05) |
303. カットスロート・アイランド
《ネタバレ》 主演の男女、悪の親玉それぞれが華に欠けていて、島もお宝もアッサリ見つかる展開も相まって盛り上がれない。ドッカンドッカンを気楽に眺めているぶんにはまずまずかなといったところ。ギネス認定大赤字作品というのは意外でお金の使いどころを誤ったのでしょうか。こき下ろす程ではない作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2023-02-28 23:38:56) |
304. 知らなすぎた男
スティーヴ・マーティン、ローワン・アトキンソンとは違う二枚目と三枚目の塩梅が絶妙なビル・マーレイ。彼が何時気づくかの興味が尽きること無く画面に釘付けでありました。弟を初めとした脇役陣も生き生きとしており好感。彼の真骨頂とでも言えるコサックダンス with マトリョーシカは爆笑迷シーンでありました。 恥を知らん人間同様に真実を知らない人間が最強であるのを魅せてくれた快作。 オープニングタイトルロールの素晴らしく小粋なところに+1点。 [DVD(字幕)] 9点(2023-02-28 19:42:21) |
305. おもいで写眞
身につまされるお話でした。 世渡り下手のゆうこチャンと彼女を支える一郎君 水を得た花のようなお爺さんお婆さん達 皆に幸多かれと素直に思えるエンディングでありました。 良作です。 [DVD(邦画)] 7点(2023-02-27 16:44:49) |
306. ジェノサイド ナチスの虐殺 ホロコーストの真実
ナチスもの、ヒトラーものは一昨日観た何じゃこりゃなのも含めて山ほどあり、それらの元となった史実を示すドキュメンタリー作品。脚色演出演技に感情を揺さぶられる作品に対して、やる側もやられる側も淡々としており、観る側も感覚が麻痺したように眺めているのに他人事として捉えている怖さを思いました。唯一血管ブチ切れそうになった無罪を主張する幹部達に、上から下まで皆が命令通りにしただけやし、知らんし、思ってるであろうところにも怖さがありました。 [DVD(字幕)] 6点(2023-02-27 16:35:01)(良:1票) |
307. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 アラン・アーキン&グレッグ・ギニア目当ての鑑賞。ウジウジ辛気くさい家族再生ロードムービーとしてそれなりの作りを淡々と眺めておりました。お目当て二人は可も無く不可も無し(これでオスカー受賞???唖然) 目を背けたくなったゲスなミスコンながらも一家揃って舞台での馬鹿騒ぎで場をぶち壊したのには反吐が出ます。まぁ、辛気くさいままお開きになるよりマシと言えばマシなのかもしれませんが・・・ 爺さんの負け犬論に点数の全てを。やらずに後悔するのならやって後悔したほうがマシなのでしょうね。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-26 00:02:52) |
308. プロデューサーズ(1968)
メル・ブルックス監督デビュー作と言うことで鑑賞。冒頭のゼロ・モステル&ジーン・ワイルダーのけたたましさにリモコンを持ったままでの鑑賞に。監督特有の生理的に汚いシーンが無いのは好感でしたが、ナチス、ヒトラーおちょくりモノとしてやり過ぎ感に口アングリながらも、肝心のヒトラー役が今一つだったのが物足りない。絶体絶命どう凌ぐか期待したのですが、やっつけ仕事のような結末が残念なところです。 [DVD(字幕)] 5点(2023-02-25 23:47:45) |
309. 自由を我等に
《ネタバレ》 不当な弾圧と闘い自由を勝ち取る話かとの予想は嬉しい大ハズレ。しっかりとした起承転結でカラリと明るく、時に大笑いさせられ、自由に対する風刺に考えさせられる秀作です。 モダン・タイムス製作時に本作を参考にしたというのに無限へぇであると共に言われてみれば納得できます。 [DVD(字幕)] 8点(2023-02-24 02:18:38) |
310. 大人は判ってくれない
子供時分は親に、6年続いた反抗期の長男に、どうして判ってくれないのか、絶望で身悶えた事が思い起こされました。 相手を少しだけでも判ろうとせず、自分だけ被害者ヅラしていたのが今になって分かります。 何かして稼ごうとする事無く自立をうそぶくドワネルくん、行く末を考えさせられるラストショットが印象的。 [DVD(字幕)] 5点(2023-02-23 14:16:23) |
311. あこがれ (1958)
ペラペラ喋るナレーションが憎悪や復讐を連呼するのが鬱陶しい。男の子が抱くあこがれは理解出来るものの、徒党を組んでるところに悪質さを感じてしまいました。知識無しだったのであっという間のお開きに驚くやら、これ以上血圧が上がらずに済んでヤレヤレやら。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-22 01:41:25) |
312. ときめきに死す
沢田研二目当ての鑑賞でしたが。寡黙な中にもキラリと光るものが何も無く、芝居の体を成していない姿には呆れるばかり。思わせぶりな暗殺陰謀もショボさに苦笑するばかりで結末に開いた口がふさがらず。主役に見えた杉浦直樹のおかげでリタイアは免れましたが、私的に撃沈大ハズレ作品でした。(呆然) [DVD(邦画)] 2点(2023-02-21 00:58:20) |
313. レイジング・ブル
40年程前に劇場鑑賞しているのですが、ブヨブヨの腹以外はきれいさっぱり忘れています。ジェイク・ラモッタの栄光と挫折が描かれていますが、知性良識のカケラもない下劣でチッチャイ男のつまらない話に監督の独り善がりを感じました。ファイトシーンも皆一緒で作戦戦略何も無しで単にどつきあってるだけで盛り上がらない。デ・ニーロのオスカー受賞理由は腹以外で何かあったのか? プッツン不足のジョー・ペシも歯痒い。 驚く程の期待はずれ作品でした。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-19 00:17:49) |
314. ブルベイカー
《ネタバレ》 看守の人手不足を補う為に囚人に銃を携帯させて自治運営をしている刑務所というのは初耳。 所長として腐りきった刑務所の改善改革を目指すブルベイカー。孤立無援でも信念を曲げない姿もロバート・レッドフォードなので、荒ぶるでも無く優等生で迫力に欠けて今一つ。ラストでのやりきれなかった無念さを感じた姿に、こんなの観るんじゃ無かった、萎えたのですが。エンドロールで示されたテロップに仰天。そこを観たかったんだけどなぁ、実話の異色刑務所モノで作りに異議ありの作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2023-02-17 01:30:00) |
315. その手に触れるまで
《ネタバレ》 示される宗教観が空恐ろしい。自分が怪我を負い死にそうになって、殺そうとした教師に助けを求める子供。自分に害が及びそうになると梯子を外して保身に走る大人。言葉もありません。監督はこれらの姿に何を示そうとしたのか。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-15 00:12:06) |
316. 9時から5時まで
猛女全盛期ジェーン・フォンダ大暴れを想像したのですが、女性三位一体で出しゃばりすぎず良い感じだったのが意外です。パワハラ・セクハラ、モラルも能力もカケラもないド腐れカス上司を演じるお目当てダブニー・コールマン。陰湿さと幼稚っぽい塩梅が絶妙の演技に「役者やねぇ」感心。会長を前にしたヘタレっぷりがザマミロというかカワイソウというか。無理筋があるにはあるものの、後味爽快なカラリとしたコメディに大いに楽しませて貰えた作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2023-02-14 01:35:14)(良:1票) |
317. ラ・ブーム
《ネタバレ》 初見。お国柄なのかどうか知りませんが、13歳やそこらでチュッチュチュッチュしてるのには、今は勿論、当時田舎で部活に明け暮れている身にとっては「何やってんだか・・・」両親それぞれも浮気していて、一家揃って「何やってんだか・・・」他愛の無い恋バナを気楽に眺めておりました。ラストの男の子に「アンタ誰?」一時停止して誰だったか思い返してみても結局分かりません。エンドロールに彼女と同じようなポケーッとした顔で「誰だっけ・・・・」募るモヤモヤ 分からなかったのが当然だったという結末にアホらしくもあり腹立たしくもあるところです。 [DVD(字幕)] 6点(2023-02-13 03:09:17) |
318. パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画
いやぁ、面白かった!! 松本清張「わるいやつら」が思い浮かぶ、見事な脚本、テンポ良くハラハラさせられる展開、いけ好かないミッキー演ずるグレッグ・ギニアの名演ぶり。お薦めの快作です。 [DVD(字幕)] 8点(2023-02-12 01:44:03) |
319. プライベート・ベンジャミン
レンタル理由を忘れてしまって(恒例)の鑑賞。 親離れする際のアホアホ顔が覚悟を決めた顔に変わるのがクライマックスでした。 何処まで上り詰めるのかへの期待が脚本の迷走でペシャンコになったのは何とも残念。 ただ、「何度でもやり直したるで!」力強いラストショット後ろ姿は余韻を残します。 [DVD(字幕)] 5点(2023-02-11 20:26:29) |
320. リトル・ロマンス
今作でオスカー受賞したジョルジュ・ドルリュー以外の知識無く鑑賞。素敵ではありましたが受賞は微妙に思えました。 トップクレジットのローレンス・オリヴィエに、当たりかもの期待以上の大当たり作品でした。 少年少女の甘酸っぱいロマンスの胸キュンもの以上に、二人の一途さに感化触発されたようなローレンス・オリヴィエ&アーサー・ヒルの佇まいが絶品でありました。 [DVD(字幕)] 9点(2023-02-11 20:16:37) |