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 > 鱗歌 さんの口コミ一覧。169ページ目
鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3876
性別 男性
年齢 53歳

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3361.  ボーン・アルティメイタム
カッコいい映画、ではあるんでしょう。駅の雑踏の中で携帯電話をつかったコンタクトや、街中で突然展開されるカーチェイス。ただ、正直、ストーリーはもうネタ切れじゃないですか、これは。世界各地を舞台にイロイロやってるけど、オハナシはあまり先へ先へとは繋がっていかず、どうも何を描きたいのかよくわからない。主人公のアクションもそりゃカッコいいけど、建物や自動車のガラスをこうも何度も突き破ってみせられると、他にやることないのかよ、と。 で、どうもこの映画は、ただの追いかけっこ映画であって、これといってストーリーと言えるものがないんじゃないか、と思えてくる。そう思えてきつつも、「自分が誰なのか」というこのシリーズの結末を、最後にはちゃんとつけてくれるんだろう、と思っていたら。 なーんか、とってつけたような結末なのでした、とほほ。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-11-19 16:03:11)(良:1票)
3362.  日本のいちばん長い日(2015)
「日本の」というより、「昭和天皇の」いちばん長い日、といったところでしょうか。 と言っても、昭和天皇のみにスポットを当てる訳でもなく、全体をボヤボヤっと描いて、どうも焦点が定まらない感じ。天皇だって、阿南陸軍大臣だって、みんなひとりの人間として苦悩したんだよ、ってことでしょうか。戦死していった名もなき大勢の人たちだって、そうだろうと思うんですけどね。 宮城事件の描かれるウェイトもあまり大きくない印象で、あっさり終わってしまう。いや、岡本喜八版と本作、どちらの方が実際の事件の雰囲気により近いのかは知りませんけれども、映画のもつ緊迫感、喜八さんの映画とは比べるべくもありません。あの息詰まる焦燥感は、どこへ。 心に残る映画と、残らない映画との、違い。
[地上波(邦画)] 5点(2016-11-19 15:35:34)
3363.  ゲッタウェイ スーパースネーク
平均45秒に1台、大破。とかいう宣伝文句なもんで、観てて、ついつい、「おい、もう45秒以上経ったんだけどさあ」とか、「今のクラッシュ(接触?)も大破として数えるの?」とかいうツマランことを思っちゃうのですが。 「頭から尻尾の先までカーチェイスが詰まった映画」を作ろう、ってことなのか、何とも律儀に、冒頭からとにかく主人公を車に乗せ、走りまくる作品でした。妻を誘拐された主人公に対し、犯人から謎の要求が次々に突きつけられる。この犯人の要求ってのが、要するに走りまくれって言ってるだけで、主人公が達成すべき目標が示されない要求が殆どなので、目標が達成できるか否かのサスペンスも生まれません。これだけでは映画がもたないので、同乗者の少女を登場させたり、事件の真相を少しずつ明らかにしたり、ってなことをやって見せるのですが、別にボクら、「真相を知ること」を目的に観てる訳じゃないしなあ。 カーチェイスもクラッシュも、それはそれは頑張っているのですが、いかんせん、サスペンスに欠いているもんで、同じようなコトが断続的に繰り返されているだけ、といった感じ。これだけの荒っぽい運転だから、車内はさぞかしムチャクチャだろう、と思いきや、結構フツーに会話してたりして、カーチェイスの凄まじさを側面から描いて見せるような工夫も、特に無く。そもそも、車中の描写が、ほとんどまともになされてない。 という訳で、スピード感あふれる映画を目指したんでしょうが、印象としては、何だかモゴモゴと煮え切らない感じがしてしまうのでした。 でもでも。こういうカーチェイス主体の作品って、存在自体がワクワクさせる。また活きのいいのを、待ってますヨ。
[DVD(字幕)] 5点(2016-10-19 11:28:21)(良:1票)
3364.  グッドフェローズ
なんか、うまく映画作ってるな、という感じはするんですけどね。長回ししながらスラスラとカメラと移動させてみたり、対話シーンのやりとりをカメラ切り替えてテンポよく見せたり。後者の方は、ちょっとやり過ぎて、対話の途中で口にくわえてた葉巻が消えちゃったり、持ってた受話器が消えちゃったりと、カットがうまく繋がらなくなってしまったりもするのですが、多分、作り手もそんなことは「些細な事」と、気にしてないんでしょう。 それはいいとしても、作品全般について、どうしてこんな作劇になっちゃうのか、という点については、正直、よくわからないんです。2時間半近い長さがあって、しかもナレーションを多用しつつ描写の省略を多々行ったりしていて。そこまでしてでも、主人公の姿を少年時代から、すべて作品に詰め込む必要があったのか? 唐突に奥さんの独白まで使うにいたっては、すみません、このセンスは理解不能です(逆に言うと、独白を任された割に存在感は強く出ていない)。 肝心の600万ドル強奪という大事件は、まともに作中で描かれないし、それに伴う殺人事件もサラリと流される。あくまで主人公の人生に沿った映画です、とにかく実話なんです、派手なシーンを見世物にする映画じゃないんです、という訳でしょうか。確かにそれも一つのやり方でしょうけど、ちと優等生過ぎるのでは。そしてやっぱりこれも「実話作品」らしく、具体的な年月日をテロップで出し、終盤はそれを時刻表示にまで分解して、うん、確かに緊迫感は出てくる。でもテロップは所詮テロップ。「今何時か」を知りたいんじゃなくて、この先に待つ「何か」まであと何時間何分あるか、こそがサスペンスでしょう。途中から、何のために時刻表示してるのか、サッパリわからなくなってくる。 それもこれも、「実話」に寄りかかり過ぎなんじゃないでしょうか。ラストも主人公の独白任せになってしまい、残念でした
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-18 12:57:37)(良:2票)
3365.  バッド・ガールズ(1994)
ジョナサン・カプランって聞き覚えあるんだけど、誰だっけ誰だっけ。あ、『告発の行方』。 こちらも女性を中心にした映画だけど、びっくりするぐらい「女性映画」になってない。娼婦がひょんなことから客を殺害してしまい、お尋ね者の身に。で、どこでガンさばきを身につけたか、女ガンマンとして活躍する、わりと能天気な西部劇。しかし女優4人並べて、これがちっとも娼婦らしく見えない。だって、彼女らの過去も、現在の境遇も、ろくすっぽ描かれないし、ハダカの描写もかなり抑えまくりの安心印だし。不遇が描かれなければ、そこから抜け出すことの喜びなり興奮なりも感じられません。 もしも、ムズカシイこと抜きで娯楽作品として楽しんでください、ってんだったら、もうちょっとカッコよく描いてくれればいいんだけど、スローモーションの使い方のあまりのダサさ。うう、つらい。 ゴールドスミス御大の音楽も、何だか勝手に盛り上がってる感じ。 女優さん4人は、結構がんばってるんですけどね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-09-26 20:43:54)
3366.  サボタージュ(2014)
それにしてもホント、血糊が好きですねえ、ドバドバと。ここぞという場面ならともかく、あちこちでムダにぶちまけるので、インパクトが十分出せず、ショッキングというよりは何だか不潔感みたいなものが先立ってしまってます。別にいいけど。 シュワ率いる麻薬摘発チームが、摘発ついでに犯人アジトから現金の一部を盗もうとするが、なぜかその現金は行方不明となった上、その後チームの面々が次々に殺害されていく、というミステリ仕立てのバイオレンスアクション。ただし、ミステリ仕立てだからと言って、あまり納得感を求めるなかれ。 シュワだいぶ老けてます。本作でシュワが主演やってる意味あるの? あまりアクションもしない、あまり演技もしない、だからこそ(こんな変なオハナシでも)あまりイヤミもない。やっぱりシュワ主演で正解かもね。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2016-09-18 08:55:42)
3367.  がんばれ!ベアーズ
弱小少年野球チーム、いや弱小なんてもんじゃなく、ポンコツの極みみたいなチームに、吞んべえの監督がやってきて、それはそれはもうどうしようもないハズなんですが、手っ取り早く助っ人を入団させて快進撃。日頃の地道な努力なんて知ったこっちゃない。おいおい、そんなんでいいのか。 まあ、いいんでしょう。スポコンではなく、ホノボノ路線でとどめていることで、多少の能天気さは気にならないし。勝ち負け以前に、まず大事なのはチームワーク、信頼関係だ、というのも悪くない。 ただせっかく、チームの子供たちをそれぞれ個性的に設定したのに、肝心の彼らの表情を、もうちょっとうまくとらえられなかったもんかねえ、というのが何とも残念。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-21 10:25:30)
3368.  バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生
「マジンガーZ対デビルマン」と思って観てたら、最後に突然キューティーハニーが現れて大活躍する、という趣向でしょうか。 冒頭こそ気合の入った破壊シーンを見せてくれますが、あとはグダグダ。とりあえずバットマンもスーパーマンもアタマ悪すぎ。いや、別にヒーローが賢くあって欲しいとは思わないけど、ただ本作の場合、映画がこうも無駄に長くなってしまった一因は、彼らのアタマの悪さにあると思います。 スーパーマンはどうやら、人々に嫌われているらしい。だけどその描写は、デモの光景に簡単に集約されてしまう。こんな説明シーンじゃなく、何か、スーパーマンに代わって我々の心に突き刺さるようなエピソードは無いもんなんでしょうか。 CG垂れ流しの中で、その後、緊張感をはらんだスペクタクルと言えるようなものといったら、撮り直しのきかないラストの「丸刈り」シーンくらいかも知れません。これもCGだったりして。
[DVD(吹替)] 5点(2016-08-13 08:22:39)
3369.  グラマー・エンジェル危機一発
旅行会社がハワイで「映画ロケ地ツアー」なんてのをやってますけど、あれはジュラシック・パークとかがお目当てだから成立する訳で、「グラマー・エンジェル危機一発ロケ地めぐり」などでは客も集まらんでしょうなあ。いや、内容的にはそれなりに充実しそうなんですけどね。「あ、ここって、あのダッチワイフがバズーカで吹き飛ばされた場所じゃない!?」なんて言って盛り上がっていただければ。 さて、ボインで凄腕(?)のオネーチャンふたり。そこに飛んできた謎のラジコンヘリ。中には謎の箱、そして襲い来る暴漢。要するに何ともテキトーなダイヤ密輸取引の現場に居合わせてしまったらしい。という訳で、アクションとオッパイが次から次に展開されていくのですが、さらにポイントが高いのが、毒物に汚染され凶暴化した大蛇(これがまあ、ソフビ感満点、動かないことといったら)が誤って野に放たれてしまった、という、何の関係もない追加設定。ただでも散漫なストーリーなのに、こんな変な設定を付け加えて、もう楽しいったらありゃしない。 で、このヘビ、ストーリーにまともに絡む事なく、とうとう脚本家にも存在を忘れられてしまったのかと思いきや、あっと驚く展開があなたを待ってます。あっと驚いてください。私からもお願いします。 ところでどうでもいいことかも知れないけれど、オネーチャンたちが大蛇の入ったケースを持ち上げる場面で、「ヘビ」と日本語でつぶやいたので驚いたのですが、これは私の勘違い。英語で「重い」って言ってたんですね。ほんとにどうでもよいなあ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-13 07:50:35)
3370.  X-ミッション
もう邦題を考えるの諦めちゃいましたね。X-ミッションだって。ヤケクソですね。 それにしても、予告編が何ともカッチョよかった作品ですが、本編もその拡大バージョンというか、単なるスタントシーンのカタログですね、これは。 いや、冒頭ですでにイヤな予感はしたんです、コレ、アクションをつなぎ合わせただけのコラージュ作品じゃなかろうか、と。 正解でした。 実際、これだけよくやったもんだ、大したもんだ、とは思います、頭が下がります。でも、それだけじゃあ、ねえ。 それに、これがホンモノのアクションだといわんばかりの、スタントが売りの作品で、CGを多用してしまうのは、逆効果でしょう。
[DVD(吹替)] 5点(2016-08-11 20:18:58)(良:1票)
3371.  インデペンデンス・デイ: リサージェンス
エメリッヒの、「みんなでオレのゴジラをバカにしやがって」「怪獣が走って、何が悪いねん」という心の叫びが聞こえるような。 それはともかく、前作よりデカい宇宙船を出しゃあ、いいってもんちゃうやろ、と誰しもが当然思うところ、それでもなお、それ「だけ」を堂々とやってしまうのは、もう、エメリッヒ大将を他において、いないでしょう。 大風呂敷をひろげにひろげまくってナンボの世界、普通なら2時間ほどに収まる訳もなく、「次回に続く」と終わって「3部作の予定」とかいうのが昨今アリガチなパターンですが、大将はそんなセコいことはしない。ちゃんと2時間で完結させてくれます。こんな内容で我々が納得できるかは、また別ですが。 ラストは一応、今後の展望を語って見せ、さらなる続編を匂わせるんですが、「こんな内容の続編、もはや誰も作らせてはくれるまい、はっはっは」という高笑いが聞こえてきそうな。 要するに、むちゃくちゃですわな。 第1作の特殊効果って、結構、ローテクが使われてたんですよね。新旧混合の特撮が、楽しかったんですが。あれから20年経ち、CGで何でもできるようになっちゃって、逆にやることが無くなっちゃった。ハチャメチャ路線だったらマイケル・ベイにお任せあれ。 でもまあそんな中で、第一作にあったような、あちこちに散った人々の姿を並行して描きながら互いに繋がっていく流れ、ってのは今回も踏襲されていて、そういうところは悪くないですね。設定の諸々に魅力が乏しい点とか、(文明が進みすぎたせいで)地球と月との間の行き来があまりに簡単に描かれてあっけなさすぎる点とか、いろいろと大味な印象は否めませんが。
[映画館(吹替)] 5点(2016-07-11 11:31:35)
3372.  空の大怪獣ラドン 《ネタバレ》 
あの焼け死んでいくラドンの最期は、子どもの頃に観たときの印象としても、鮮烈なものがありました。でもこの映画、作品全体で言うとやっぱり苦しいのが、物語性の乏しさ。主人公らしい主人公を立てるなり何なり、どうにかならなかったんでしょうか。 肝心のラドンはなかなか登場せず、前半は巨大なヤゴが登場して人間に襲いかかる。だけどこれがちぃともコワくないので盛り上がらない(怖くない代わり、不快ではある)。もうちょっと神出鬼没な存在であればよいのだけど、そういう部分の工夫はあまり無くって、オハナシは先に進む。先に進んでどうなるか。いよいよラドンが登場し、人間にとって脅威であった巨大ヤゴを、パクパクと食べてしまう、という展開。なるほど、巨大ヤゴのさらにさらに上をいくラドンのスケール感を表している場面なんだろうけど・・・ちょっと図式的に過ぎませんかねえ。ここも、巨大ヤゴの恐怖がきちんと描けてこそ、だと思うんですが。 で、いよいよラドンが登場すると、特撮の芸がやたら細かくなり、ここは確かに盛り上がります(ただし、どう見てもミニチュアであることを前提にした、芸の細かさですが)。どうもラドンにはさほど悪意は無いらしいのだけど、図体がデカい故に、羽ばたくだけで街を破壊してしまう。そんなラドンたち(気がついたら何の説明もなく2匹になっている、というのは、今見ても斬新過ぎますね、ははは)も、自衛隊の攻撃を一方的に受けた挙句、阿蘇山の噴火の中で焼け死んでいく。いやあ、このラドンという怪獣の、スター性の無さよ。死にっぷりは、見事でしたが。 伊福部センセイ、ここでは意外にモダンな音楽を書いてますね。
[DVD(邦画)] 5点(2016-06-15 21:55:11)
3373.  雲霧仁左衛門
呉服屋が貯め込んだ大金を狙う雲霧一味と、それを追う火盗改めとの対決。クライマックスの大捕り物が、見どころ、ですけれども。 何か観てて張り合いが無い、その理由は色々ありそうだけど。ひとつには、仲代達矢演じる雲霧仁左衛門の、とらえどころの無さ。ちょっとあまりに、フツーの人すぎるのでは。いやそうでもないんだよ、と、意味ありげにかつての青春の日々(?)を挿入し、またクライマックスのあとも妙に物語を引っ張り、蛇足のようなラストのもう一盛り上りがあったりするのですけど、雲霧仁左衛門自身の存在感の薄さはいかんともしがたく、盛り上がりの方も不発の印象。 脇役に目立つ人をバラマキ過ぎて、ますます埋没してしまいました。 あんたのせいだよ、宍戸錠(笑)。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-05-30 23:25:48)
3374.  シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム
ホームズとモリアーティが互いに先を読んで頭の中で格闘する場面、つい、筒井康隆のショートショート「超能力」を思い出してしまいました。 それはともかく、シャーロックもマイクロフトもモリアーティも、みんなちっともアタマが良さそうではなく、何だかワトソン君だけがまだしもしっかりしているような気がしてくるのが、ユニークでもあり困ってしまうところでもあるのですが。ただ、映像の方も、アタマの悪そうな映像が乱発され、要するに「知的でないホームズもの」として、方向性は揃っているのかな、と。まあこれで、オモシロかったら良かったんですけどね。まとまりもヘッタクレもなく、どこをオモシロがって観ればよいのか、途方に暮れてしまう。 もっとも、ラストは、なかなか気が利いておりました。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-05-30 22:58:43)(良:1票)
3375.  スター・トレック(2009)
この軽すぎるノリ、意識的にやってるのかも知れないけれど、すみません、ここまで軽いと、ついていけません。冒頭からカークの生い立ちを、お茶漬けのごとくサラサラと長し、エンタープライズ号の船長の座まで、一直線。一応は鼻つまみ者だったハズなんですけどね、何ぞ、転機らしいものがあってもよさそうなもんですが。 タイムスリップやら並行宇宙やら、SFっぽい道具立てとはいっても、骨董品の部類、並べ立てただけではさほど面白くもないし。果ては、宇宙からダイブする場面での無音の描写、別に何らの効果を狙った演出とも思えないけど、もしかして、「ちゃんと『科学』してます」ってか? コレ、2009年の映画でしょ、2001年宇宙の旅からもう8年も経ってるのに、じゃなかった、40年以上経ってるのに、ちと発想が古いのでは。 故郷を失った慟哭、なんてのも、およそ有って無いようなもの。 カークとスポックとの間の友情が、事情通のニモイ氏に「都合により仲良くしてもらわないと困るんです」みたいなコト言われて生まれる、ああ何てテキトーな。軽いノリもここまで来るとアッパレ、ちょっと感心してしまったのでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-05-07 10:20:50)(良:2票)
3376.  007/スカイフォール
冒頭だけ見ると「007! ボンド死す」ってな感じで、このエピソードにおけるMとボンドの関係が、ラストにも繋がるんですが、まあそれならそれで、物語が寄り道し過ぎ、要するに2時間半近いってのが長過ぎなんでしょう。かなりボヤけた印象。 そもそも007シリーズってのがそれなりにおバカなシリーズであって、例えばムーンレイカーなんてのはそれはもうヒドイ内容な訳ですが、アッと驚くとんでもないスタントシーンをスタントマンに演じてもらいつつ、ロジャー・ムーアはあくまで涼しげなスケベ顔でキメてみせる事に徹していて(と言う程何もしてない訳でも無さそうですが)、これもひとつのやり方ではあったかな、と。もちろんそれと同じ事をまたやって欲しいとは言わないし、あんなおバカな事も今更なかなか出来ないだろうし。ということで、ダニエル・クレイグによる肉体派ボンドの登場と相成る訳ですが、自分でアクションをこなし、かつ自分でボンドらしくキメてみせるには、それなりに工夫も必要でしょう。 冒頭のアクションで、パワーショベルから飛び降りてキメてみせる、そこでクールな表情をカメラがバッチリ捉えていたならば、このシーン、さらにキマってたのでは。 映画全体に、雰囲気はあれど、そのままズルズルと弛緩してしまう印象。ラストの一軒家での戦いも、結局最後まで画面を暗くしただけに終わってしまって。 もしも、ここぞという場面でキメきれない理由のひとつが、「動けるボンド」のせいであるなら皮肉です。ダニエル・クレイグは何度も全速力で走って見せ、それは実に綺麗な走り方なんですけど、なかなか高揚感に結び付けられないまま、ああまた走ってるんだ、と。 硬派な007映画も結構ですが、真面目過ぎなのかも知れません。このボヤけた印象を、もう少し引き締めて欲しい。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-04-17 08:44:07)(良:1票)
3377.  カリフォルニア・ダウン
これは、父と娘の関係がうまく描けなかった作品の一例でしょう。というか、このいかにも中途半端な人間関係は、作品を盛り上げるのに大した貢献をしておらず、およそ余計なだけ。 離婚して他の男性と新しい生活に入ろうとしている元妻、そして娘。なーんだかお互いに気を使って、ぬるーい関係。それとは別に何やら暗い過去があるらしいのだけど、それにしてもヌル過ぎて、作品を通じヨリを戻していく過程ってのが、およそ無いに等しい。まあ、この主人公の筋肉男ロック様に、影のある役は似合わないから、この程度の踏み込みでよいのかも知れませんが。 しかしその新しい夫というヒトが、娘から嫌われるためだけに登場するのもよいとしても、あからさまに「アイツは私を見捨てて逃げた!」ってのも、どうなんでしょ。要するに、この娘は「父たるもの、私を助けて当然」だと、ここで宣言してしまう。あるいは、父のおかげでレスキューについて妙に詳しいらしく、ここにもヘンな父親礼賛の姿勢のレールが引かれてしまってる。この設定だって、もうちょっと「イザという時」に出し惜しみするなりしていれば、もう少し盛り上がったのでは、という気も・・・。 で、主人公はムキムキにも関わらず、基本的には肉体よりも乗り物を駆使して、家族の救出に向かう。中盤、他人のピストルを奪う場面もあったのに、それを後で使う訳でもなく、比較的すべてが順調。この大災害にどれだけ多くの人々が巻き込まれたか、という「人数のスペクタル感」を削ぎ落してまでも(これ自体、寂しいものはあるけど)、主人公の個人的な枠内に作品を限定して、そこに熱いなり冷たいなり狭いなり、あるいは怖いなり、個人に関わる描写をこれといって盛り込めなかったのは、これはさすがに、イタイでしょう。CGは確かに見事ですが、ちと虚しい。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2016-04-10 10:35:56)
3378.  ターミネーター:新起動/ジェニシス
連続活劇ならぬ、「不連続活劇」といったところでしょうか。物語は物語で、とりあえずゴチャゴチャと詰め込んだ感じ(我々の意表を突こうとし過ぎてまとまりがなくなっちゃった)、このテの作品と言えば、タイムトラベルものという意味も含めて『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』などを思い出したりもするのですが、盛り上がりの点ではどうしても本作の方が劣ってしまう。ひとつには、物語のゴチャゴチャに加え、アクションもその場その場の単発的なものに終始して、盛り上がりに貢献できていないせいでしょう。まるでアクションシーンのカタログを見せられているような。 開始早々の、未来における戦闘シーンが、派手ではあっても高揚感や緊張感はあまりなく、さらにその後、機械側の最終兵器(?)発動を前にした人類側の延々と続く説明セリフに、ゲンナリしちゃう。この設定を第1作ではストーリー進行に絡めながら巧みに提示していたのではなかったか?⇒⇒⇒しかしこの、無駄と思えた説明セリフ、どうやら、製作側が意図的に仕組んだミスディレクション的なもののようにも思えてきます。あくまで1作目の直前の場面ですよ、と言わんばかりの、一種の「あらため」。⇒⇒⇒要するに本作の存在意義って、ほとんどシュワの“出オチ”のみにあるのではないか、と。 という訳で、もしも本作を、(驚きであれ苦笑であれ)極力楽しんで観ようと思うならば、第1作をもう一度観なおしてからなるべく間をあけずにご覧になるのが、よろしいのではないでしょうか。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-03-06 08:12:32)
3379.  ゴーストバスターズ2
1作目でとても喜んだウチの子供たちは、2作目が放送されてりゃ当然観ちゃう訳で、「これ、ツマランよ」と言いつつ私も観る。実に久しぶり。 子供たち、多分、1作目ほどは面白くないと感じつつも、それなりに楽しんでいる様子。ちなみに一番ウケてたのは、タイタニックネタ。完全に別の映画に(しかも本作より後に作られた映画に)救われてますね。 で、やっぱり面白くないっちゃあ、面白くないんですけども。2作目だからって、1作目より「大きなもの」を出さなきゃならんもんでもなし。 でも、何だかコレ、考え過ぎて考え過ぎて、結局どうしようもなくなっちゃった、という枯れた味わいが、なんとなく感じられます。 1作目におけるゴーストバスターズが、穴ぼこから這い上がってきて、拍手喝采を浴びる。カッコよくもないくせに1作目でヒーローになっちゃったから、つまりヒーローになり周りを熱狂させること自体がネタだったから、2作目で目先を変えようと思った途端、もはやヒーローにもなれない。全体的にどこか斜に構えたようになっちゃう。もっと割り切ってヒーローで居続ければ、何作でも作れたかも知れないのに。でもそのおかげで第1作は独特の位置を保ち続けることができ、第2作は第2作で、ちょっとした怪作になっている。もうちょっとハジケることができれば怪作の道を極めることもできたのかも知れないけれど、そういう意味では真面目すぎたのかな、と。『グレムリン』の続編くらいムチャクチャやるのがいいことなのかどうかはともかくとして。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-02-09 23:09:41)
3380.  刑事物語 くろしおの詩
恒例行事のように「引退」を繰り返す大仁田厚が、記念すべき「第一回引退?」した頃の出演作。わずかながらセリフもあり、アルゼンチンバックブリーカー(っぽい技)を披露するのが貴重ですね(そもそもサンダーファイヤーパワーボムとDDT以外の技を見られるのが今となっては貴重?)。 それを除くと(ってまあ、それだってどうでもいいんですけどね)、かなーり内容の薄い作品になってしまいました。ひょんなことから、とある女性と知り合い、彼女をサポートすることになる片山刑事、というのはよくある話ですが(笑)、さらには犯人護送の際の失敗(というほどの失敗でもなかろうに)から理不尽にも刑事職をクビになってしまい、事もあろうにやくざ屋さんの仲間に否応なく入れられてしまうという、踏んだり蹴ったりの展開。いやホントよくある話(笑)。しかし、今回のヒロインと片山の関係も十分描かれず表面的だし(「どうして自分にこんな優しくしてくれるのか」という片山への問い、映画としては愚問中の愚問でしょう)、心ならずもやくざ屋さんになってしまう展開もストレート過ぎて、苦悩なり、その逆に可笑しみなり、もうちょっと膨らませられないものかと。ついでに言うと、赤ちゃんが生まれる前からいそいそと粉ミルクを買うのはいいけど、でも「明治ステップ」はまだ買うの早いでしょう(←それはどうでもいいってか)。全体的にエピソードの盛り込みが足りず、十分練られていない印象の一方で、“友情出演”で登場するあの人この人を見ていると、「なんかそういうのでゴマかしてませんか」と。 片山が去るラストも特に盛り上げる要素もないまま、武田鉄矢が竜馬像に語り掛けるだけの自己満足。いやでも、自己満足に正直に向き合うこと、それ自体は、あながち悪いコトではないのでしょう。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-01-24 09:22:14)
030.08%
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2411.06%
3731.88%
41614.15%
53619.31%
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