321. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
嫌い嫌いといいつつ、ついつい観てしまった現時点でのシリーズ完結作。いやぁ~、ここにきてのコネリー投入は反則技でしょ。などとぶつぶつ言いながらも、ジョーンズ親子のかけあいはとっても楽しかった。 6点(2003-11-21 17:36:21) |
322. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
惜しい作品。映像に耽美的な面が足りないのが、こういったゴシックホラーとしては大きな欠点かと。トム・クルーズはやや健康的すぎるもののなかなかレスタト役が板についていたのでは。 6点(2003-11-21 17:26:41) |
323. 居酒屋ゆうれい
妻に先立たれてほとぼりがさめると若い女に走る男。もう成仏していいはずなのに、死んでまでも夫をしばろうとする女。人間というのはなんて業の深い生き物なのだろう。情念をコミカルに描いた渡邊孝好監督の手腕はなかなかのもの。 6点(2003-11-21 15:31:36) |
324. アンツ
深いテーマを扱っているのにどうしてCGアニメ? この疑問が頭から離れないが、それでも豪華声優陣(それもまとまりのない人選)の甲斐もあって、大人の観賞に堪えうる出来になっている。逆にいえば、子供には少々きつい作品とも言える。 6点(2003-11-21 14:30:31) |
325. アメリカン・ビューティー
アメリカに潜む病理に鋭くメスを入れたブラックコメディ。故に確かに日本人の俺には実感がわかないところも多々ある。しかし、スペイシー演じる主人公にはなぜか親近感を感じるのも事実。やっぱり現実って厳しいからさ。いくら今日休みだからってずっとレビューしてる俺も人生を考え直さなければいけないかも。どこかに人生を狂わせるような女の子はいないかな・・・(違) 6点(2003-11-21 13:34:48) |
326. 雨に唄えば
昔から映像でのミュージカルに違和感を感じずにはいられない。どうして突然歌い出すのか? 踊り出すのか? これが現実だったら変人扱い決定。でも、意外と楽しめるんだよね、これが。とはいえ・・・やっぱりこういった日常的なストーリーはミュージカルではなく自然な芝居で堪能したいと思う。 6点(2003-11-21 13:22:13) |
327. ア・フュー・グッドメン
トム・クルーズの青臭さを上手く物語に消化し、ワン・パターンになりがちな彼の弱点をカヴァーした演出は評価するに値する。 ただし、プロットの運び・明かされる真相の扱いなどやや物足りない点も見受けられる。 6点(2003-11-21 13:11:03) |
328. アビス(1989)
《ネタバレ》 キャメロンらしい作品だが、唐突なラストには疑問というのが公開時の印象。しかし、後に完全版を観て文明社会批判がしかっりと伝わり納得。様々な事情があったのだろうが、やはりカットしてはいけない部分だったように思う。よって、ここでは公開時のバージョンの採点をしておく。 6点(2003-11-21 12:44:44) |
329. アダムス・ファミリー2
1に比べれば、ソネンフェルドにストーリーテリングの技術が身に付いてきた点が収穫。ラウル・ジュリアはいい性格俳優であったことも確認できる。今は亡きラウルに合掌。下にもあった3作目だが、テレビムービーとして制作されたが、キャスト・スタッフともに一刷されていて、母親役はD・ハンナ。出来に関しては、ハンナ好きの俺でも・・・。 6点(2003-11-21 12:06:15) |
330. 悪魔を憐れむ歌
《ネタバレ》 G・ホブリットは毎回動向が気になる監督の一人。実際の役者の声を使いながら、ナレーションを主人公のものと誤認させるといった、映像版叙述トリックに挑み、見事成功させただけでもこの作品の価値はある。今後この芽をどうサスペンス映画に活かしていくのか。次世代の監督たちへの挑発ともいえる。 6点(2003-11-21 11:15:37) |
331. アウトサイダー(1983)
やはり10代の時に観たので思い切り感情移入した記憶がある。しかし、それ以上には何も頭に残っていない。おそらく再度は見直さないほうが美しき青春(だったかは疑問だが)のためには得策なのだろう。 6点(2003-11-21 10:56:18) |
332. アウト・オブ・サイト
決して演技巧者ではない2人を上手く用い、軽くおしゃれなラブストーリーを展開させた本作。ソダーバーグの才気が大衆向けにアレンジされている点では優れていると思う。あまり好きな監督ではないが、この映画内のラブシーンはデートにはぴったり。すぐにホテルに行きたくなります・・・。 6点(2003-11-21 10:04:56) |
333. アイアン・ジャイアント
ビジュアルに抵抗は感じるものの、構成がうまく飽きずに最後まで観られる。ただし、泣けるかどうかは・・・やはり人を選ぶかな。 6点(2003-11-21 09:49:40) |
334. リング0 バースデイ
《ネタバレ》 人間・貞子を描いた点は買い。純愛と魔女狩りの組み合わせもよい。無理にホラー色を保とうとしたため、少々バランスは悪いが、映画版のシリーズ4作の中ではもっとも出来がよい。他作品との矛盾をはらみつつも、ラストの貞子の叫びは切なく胸をしめつける。 6点(2003-11-21 08:49:14) |
335. 羊たちの沈黙
《ネタバレ》 レクター登場のシーンの緊張感は確かに素晴らしい。しかし、大きくわけて2点不満がある。1.レクターに時間を割きすぎ、バッファロービルの異常性が描けていない。あれでは「どんな奴が犯人なのか」という謎の答えになっていない。 2.クラリスの心の叫びが全く描けていない。映画だけでタイトルの意味がわかった人はどれだけいるのだろうか? 幼児期のレイプ体験が伝わらなければ事件設定・会話全て意味を失ってしまうというのに・・・。 6点(2003-11-21 07:40:05) |
336. アイズ ワイド シャット
《ネタバレ》 遺作だという先入観があるためなのだろうが、どうも映像にキューブリックらしい粘りが感じられなかった。それは主演2人にも言え、トムはやはりプレイボーイにしか見えず、クライマックスでの愛への渇望が真実味をもっていない。もっと濃密な空間を作り出せていたら、ニコールの「fuck」が『時計じかけのオレンジ』並みの破壊力を持ったのかもしれない。 6点(2003-11-20 21:28:40) |
337. ラスト・ボーイスカウト
《ネタバレ》 「もう『ダイ・ハードの』とは言わせない」というコピーが印象深い。ブルース得意のうらぶれたキャラクターにバディものの要素を合わせ、飽きさせない。クライマックスのダンスもとぼけていて、この役者のスターとしての特異性を感じさせてくれる。しかし、予算の都合上ラストが大幅にスケールダウンされてしまったことと、危機を逃れるためとはいえ娘の前で卑猥な言葉をパペットに語らせること。この2点は残念。 6点(2003-11-20 06:38:17) |
338. ザ・フライ2/二世誕生
《ネタバレ》 1制作時にクローネンバーグが切った要素(企業と科学者の権利争い)を再利用し、『エイリアン』よろしくアクションホラーへの転換を図った今作。予想通り前作には遠く及ばないが、それでもけなすのが忍びなくなるのは、2世と悪役の擬似親子というプロット故。これをもっと中心に据えれば、主人公のラストの決断はもっと切なく迫ってきたかもしれない。 6点(2003-11-20 06:03:09) |
339. トゥームレイダー2
《ネタバレ》 個人的には、1よりもゲームの雰囲気が再現されているように思える。それに、いつ裏切るかわからない元恋人との駆け引きも緊張感を増す要因となっている。とはいえ、所詮小物で、ララの引き立て役にすぎないのもばればれではあるが。ところで、エンドクレジットにて、「見てはいけない物」の地図であった珠が光り輝きながら主要スタッフ・キャストを紹介しているが、あれは、「これらの名前は『見てはいけない映画』の目印ですよ」という解釈で合ってる? ご自分で言ってくださってるんで、もうヤン・デ・ボン映画は観ないようにします!(笑) 5点(2004-09-13 18:39:38) |
340. π(パイ)
ここで取り上げられている題材が理系受験生レベルかどうかも判断つかない文転組の俺。しかし、映画だから必ずしも本当に最高難度の数学である必要はないとフォローしつつも、やはり展開にはのめり込めなかったのは事実。主人公の苦悩の本質が今ひとつはっきりしてこないんだよね。とはいえ、独特の映像感覚には引き込まれたので、点数としてはこんなものかな。 5点(2004-05-09 19:08:36) |