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321.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 
 家庭の事情により、神様は嫌いだが神の物語は好きなのである。科学と神話の適度に融合した話も同様だ。  アベンジャーズをより理解しようと思って観てみたが、やはりこちらを先に見るべきだった。あの兄弟にはこんな因縁があったのか。   物語は、王となる兄が傲慢の罰により力を失った隙に、弟が謀反を起こすが、心入れ替えた兄が復権し弟を征伐するという、昔話にありそうなモノ。コミックのヒーローだったと言うから、このストーリーの中のどこかで、毎週だか毎月だか人間を救っていたのだろう。  しかし今作では、あんまり人間側ドラマに面白い所はない。というか、氷の国人たちも、もっと地球を攻めて来て、もっと人間にかかわって欲しい気がする。神々の争いの影響がロボット一体というのは、ちょっと寂しいのではないだろうか、   とは言え、あの変なロボットは凄い。パーツを組み立てた構造物では無い感じのキモチワルさ、甲虫やムカデを思わせる全身の分割具合、顔の中なんてガランドウで、人のカッコをしているだけに余計不気味。それにヘンに巨大すぎない、俊敏でない、弱くない、というのもイイ。 
[DVD(字幕)] 6点(2013-04-29 21:46:49)(良:1票)
322.  名探偵コナン 絶海の探偵 《ネタバレ》 
 公開前の情報を見て、少年漫画映画に軍関係を持ってくるのが、イヤで心配だった。実際見てみたら、まあ心配するほど軍国的ではなかったけど。  そういう意味では、劇中で描かれる、「海自も海保も警察も、事件を解明したい気持ちは同じなのだ」という倫理観は、子供向け映画としては一安心だ。    多分、海上自衛隊の協力を得ているため、船に極端な事(沈没しかかるとか、艦の施設が吹き飛ばされるとか)をさせられなかったのだろう、今まであった「大参事」級のスペクタクルは無く、それが却って嘘くさくなくて、私には好感度高かった。  しかし、国家機密の塊のようなイージス艦の機密感が、見ているうちにどんどん薄れて、コナンがいつもの要領で勝手に動き回るのは、御愛嬌で済むのか。衛星通信の件といい、彼はどうも目的のために手段を正当化する癖がある。   最後の蘭ちゃんの捜索について、ほぼ間違いなく腕にあるであろう時計の信号よりも、波に流される名刺を追えっていうコナンの考えは、ちょっと納得できない気がした。それに数も多すぎだ。致命的に痛いのは、おっちゃんが取り出した時の「輝き感」が無さすぎる描写。「あ、あれ鏡面素材なんだ」とあの時分かった。伏線はちゃんと張らないと。
[映画館(邦画)] 6点(2013-04-22 19:18:53)
323.  フライトプラン 《ネタバレ》 
 なかなか厳しい評価を受けたようだが、私はこの犯罪ストーリーを100分の小品にまとめたのは良かったと思っている。たとえばもっと大作感を出すために、後半犯人との追っかけ合いや取っ組み合い・銃撃戦など、やろうと思えば出来たろう。あれが母でなく父で、その人がスタローンだったら間違いなく。  だけどこの作品の面白さは、謎が謎である間にあると思うのだ。種明かしは正直ショボいとは思うけど、「ええ?ひょっとして妄想?」と思う余地のある間のサスペンスが良いのだ。  だから、犯行後に子供を爆殺したり、金を引き出したりしたら、いずればれてしまうじゃないか、とかの犯行の雑さ加減がちょっと残念だ。罠の巧みさと犯行後の杜撰さがチグハグで。
[地上波(字幕)] 6点(2013-04-18 20:31:54)
324.  雲霧仁左衛門 《ネタバレ》 
 どうも話がアレっぽいと思ったら、池波正太郎だったか。しかし、原作がどうなっているのかは知らないが、盗賊以降の話の蛇足感・中途半端が大きい。もっとすっきりと仇討ちを果たして、最後のシーンに繋げても良かったろう。  あるいは、加藤剛の言う「ご政道のひずみ」を描くのなら、そこで雲霧が倒されても良かったと思う。 
[地上波(邦画)] 6点(2013-04-03 19:16:08)
325.  刑事物語2 りんごの詩 《ネタバレ》 
 劇場で見た時には、園みどりさん可愛くて良かったんだけど、今あらためて見てみると、園さんの件と酒井和歌子の件が、断裂している感じがする。断裂というか、ひと段落して「それは昔の恋」って感じが出てしまっている。主人公が良い人設定だから、どうしても酒井和歌子といい感じになってしまうのだろうが、それによって園さんへの気持ちが薄れていってる感が出てしまっている。   前作を見た時に、この人の強さの秘密を不思議に思ったが、その源の一端である「男は強くなければ、大事な人は離れて行ってしまう」という事が本作で明かされたんだっけ。  本作で何が良かったって、このシーンが一番泣けた。えげつないくらいに、子供を投げ、張り倒し、少年に教えるこのシーンは、片山刑事が自分自身にもう一度、戒めていたシーンなのだろう。  現実的に強くあるべきだ、という考えは、現在でもそうだが公開当時には尚更、暴力主義的に映っただろう。だが、『黄色いハンカチ』の頃の、ヒョロヒョロの武田鉄矢からは想像もつかない、筋骨隆々の体を見ていると、強くなる事に本気になった男のカッコよさというものを感じる。   強い力を持っていなければ、大事なものは守れない。そうだよなあ。
[地上波(邦画)] 6点(2013-03-25 18:46:28)(良:1票)
326.  大魔神怒る 《ネタバレ》 
 取り立てて何が良くなった、悪くなった、と言う訳でもない話だが、ひとつだけ私的には不満が残るのは、今作以降の魔神は、聞き分けが良く、きっちりワルモンとイイモンを区別して、目的がすんだら行儀良く帰る、という事だ。魔神なのに、ヒーローになってしまった。コメディアンになったゴジラよりはましだが。  今作は前作と違って、ワルモンも火薬を使う事で派手で強力になった。まず初めに石像が木っ端みじんになるし、怒ってからも吹き飛ばされそうな場面もある。それでも結果が決まっている話だから、ドキドキ感は無いけれど。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-03-24 22:08:05)
327.  網走番外地 望郷篇 《ネタバレ》 
 前作(続)よりもはるかに「アリ」である。橘真一というキャラクタの、元々の魅力の部分を、再び物語に仕立て直した映画だからだ。悪く言えば、第一作目の「ムショ入りの原因になった事件」の再現、だけどそれがこの人の魅力の原点だから、やっぱりきちんと描いておくべき物語だったのだろう。
[DVD(邦画)] 6点(2013-03-07 17:32:25)
328.  四つの恋の物語(1965) 《ネタバレ》 
 日活版『若草物語』となんか被る感じ。しかし、こちらの話にはお父さんがいる。娘が4人もいると、お父さんも大変だ。しかもこんなに開けっぴろげに目の前で「好きの嫌いの」ってやられちゃあ…。    ところで最近やっと、日活青春映画における和泉雅子の役割というようなものを、理解し始めた気がしている。このタイトルを見直して、四人目の娘の恋の物語が入っていないじゃん、などと思ってはいけないという事を。和泉雅子はそういう役割なのだ。そして、その四つ目は、なんとお父さんの話だった!   これは、驚き! 
[ビデオ(邦画)] 6点(2013-03-01 18:15:44)
329.  野菊の墓(1981) 《ネタバレ》 
 『Wの悲劇』の澤井信一郎が(こっちが先だけど)、真っ向勝負のアイドル映画だ。しかし、同時に真っ当な『野菊の墓』でもある。   最初に登場した民子の、あまりのイモっぽさに、これがあの松田聖子か?と驚くが、物語が進むにつれて、だんだんと可愛く見えてくる。映画というのは大したものだと改めて思う。いや、これが演出の力というものか。  原作や木の下版で、イイ所の無かった政夫が、今作では民子の嫁入り時にリンドウを渡せたのは、良かった。こんな昔の、十五の少年にこんな事が出来るのか、という向きもあるかもしれないが、若者は自分の想いに誠実であるべきだ、などと考えたりもするのだ。   それにしても、樹木希林は凄いわ。民子に張り合う勘違いおばさんとして、邪魔くさく感じていたが、嫁入りに悲しむ民に上着を羽織ってやるあたりで、すっかり気持ちを持っていかれた。 
[DVD(邦画)] 6点(2013-02-26 05:10:33)(良:1票)
330.  天地明察 《ネタバレ》 
 原作は未読。  江戸時代の暦作りの話。数学者の話かと思ったら、天文学者の話だったようだ。しかし、惜しむらくは、この人がどんな論理によって、天体の動きを考え、計算をしているのかが、観ている者によく分からなかったことだ。(私だけかな?)  原作物の基本ストーリーに文句を言ってもしょうがないが、初めの方で描かれる算術の内容が、天体の観測と計算に使われること、それまでの暦の何が問題で、どう解決したかというような事を、分かりやすく見たかった。例えて言うなら、サイモン・シンの科学ルポのような。根拠はないが、伊丹十三ならきっと、そんなこと軽くやってのけたと思う。そういう類の映画として見たかった。   それでも、ありがちなラブストーリー重視的な部分も少なく、時代劇としては、珍しいテーマで面白い映画でした。
[DVD(邦画)] 6点(2013-02-12 23:56:00)
331.  BRAVE HEARTS 海猿 《ネタバレ》 
 毎度々のワンパターンと見るか、寅さんのように愛すべきマンネリと見るか。私は、もうこれは、後者の見方で彼らの行く末を見てみたくなってきた。いつもいつも超人的活躍で、要救助者を全員救ってるが、いつかそのうちに「思っていてもどうにもならない時」が来たりするのだろう。そんな展開も含めて、あるいは頑なに、全員救助とかの理想論を押し通すのか?原作を読んでいない自分には、まったく不明だが。  ノーテンキなポジティブ思考のドラマが、何かバブル世代っぽい、というより、バブルの恩恵を最大限に享受したテレビ局らしい精神性とその作り方が、如何にもといった感じで原作者との諍いを起こしているようだ。良いではないか。何も無理してフジテレビで作らなくても。昔の映画は映画会社を変わって作られたシリーズもある。東宝や東映が、この映画の後を引き継いでくれないだろうか?そんなことになってでも、私は彼らのドラマの続きが見たくなってきているのだ。  投稿時に、ふと思った。「全員助かる」は、このシリーズ的にはもう、ネタバレじゃないのではないだろうか?
[DVD(邦画)] 6点(2013-02-01 03:17:46)
332.  天下の御意見番 《ネタバレ》 
 自分の世代では講談など聴かないし、テレビドラマなんかもそう見ないので、大久保彦左衛門の話なんて殆ど知らなかった。天下の将軍に意見する人、しかも庶民の味方、という設定が気持ちいい。何より、斬った張ったの時代劇でないところがいい。家光将軍も『暴れん坊』の人のように民の味方的よい人で、本当にこんな人たちだったら、いい時代だったんだろうな、と思わせる。  制度上、ひどく虐げられている人たちと、そうでない人たちの諍いを軸に、君主と家臣の関係・あるべき姿を描いている。家光を変えることになる、商人と奉公人の論理は、今の労使関係にも通ずる興味深い話だが、君主側が絶対的に善人、という前提がちょっとだけイラッとさせられる。 
[ビデオ(邦画)] 6点(2013-02-01 00:06:25)
333.  螢川 《ネタバレ》 
なんだか、やたらと、両親の間に男と女的な関係の垣間見える、花街ならではの世界と、同様に自分や親友にも女の子が気になって仕方ない時期の、少年の話。   狂ったように相手を求めて、交尾して死んでいくホタルの大群は、少年たちには、これから体験する恋愛と性の象徴なのだろうし、夫に死に別れた女には、次の世代に命をつなぐ事の象徴だったのだろう。  それが最後に現れるシーンがとても美しく、観た当時にも「日本映画には珍しく美しい画面」と思ったものだ。当時の日本映画は、作家性の強い、独特のリアリズム傾向があり、こんなに映像的に美しいものは珍しかったのだ。が、25年ぶりに観返しても、やはりこのシーンは美しく胸を打つ。  なんといってもこのホタルのシーンはこの物語のキモであり、クライマックスなのだから、目一杯美しく盛り上げて正解なのだ。   そうそう、この頃か、ちょっと後に一般に認められる、篠崎正嗣の音楽も切なく美しい。この人はまた演奏家として活躍しているようだが、作曲者としてももっとその作品を聴きたい人である。  最後に、当時、自分もタツキチくんのように、「はあ~」されたいと思っていました。
[ビデオ(邦画)] 6点(2012-12-06 23:33:48)
334.  動乱 《ネタバレ》 
 歴史的な事件を題材に、国の腐敗と国民の困窮を憂いた青年将校を描いた大作。  二部構成になっており、劇場公開時には、休憩を入れたのかな?だが、その配分がアンバランスな上に、第一部の「海峡を渡る愛」という、その「愛」の部分が第一部では殆ど描かれない。サユリちゃんは苦しんでいる不幸な国民の象徴だから、大事なのは判るんだけど、ちょっとうまく物語になっていない感じ。  冒頭描写される、売られる姉を救うために脱走した初年兵の顛末と、主人公の顛末が、(自決用拳銃を渡される所まで)そっくりなのは、もちろん意図してのことだろう。腐敗した国を憂いて起った宮城大尉は、姉の境遇を見ていられなかった青年そのものであり、おそらく殆どの人が寄せたであろう、彼への同情の気持ちを、上手くその後の宮城大尉らへの気持ちにつなげている。・・・というのは後付で、ホントはこの時点で、ああ自分のこの気持は、あの初年兵と同じなんだ、と気付く仕掛けになっている。  国を思う気持ちの根っこは、大事な人への思いと同じなんだと、気付かされる映画。  あっさり言ってのけたけど、多くの批判される戦争映画の中で、これを胡散臭いイデオロギー色を排して、ちゃんとわからせる映画は、なかなか無いと思う。
[DVD(邦画)] 6点(2012-12-04 22:37:40)
335.  アメイジング・スパイダーマン 《ネタバレ》 
 新しく仕切り直しのスパイダーマン。最初の話はたぶん原作によって、おじさんが死ぬとか、自分でマスクをデザインするとか、蜘蛛に噛まれるとか、決まってるんだろうな。読んだこと無いからよく判んないけど。   で、今度のヒロインは可愛い。というか美人。主人公もちょっとカッコいい系の青年。主人公たちが、美男美女になったから、という訳ではないが、悪の心と醜悪の連動がちょっと気になる。  トカゲ博士は、明らかにスパイダーマンを殺そうとしていたり、実際に警官を殺したりしているのに、人間の姿を取り戻しかかった途端に、転落からスパイダーマンを救う。身の醜悪さが悪という描写だ、とまでは言わないが、もっと改心の描写が必要ではないか?例えば黒スパイダーマンの時のように、何かに心を支配されていたとか、何らかの説得力が。  無茶な人体実験に反対し、やむなく自分で試した博士が、他人を犠牲にしようとしていた上司を止めるべく行動を起こしたのに、その足でそのまま破壊と殺人に至ったのは、ちょっと違和感があった。   ま、これから化学会社のTOPの人や、父親の疾走と死の謎などが、語られるのだろう。とりあえず、楽しみにしておこう。   
[DVD(字幕)] 6点(2012-11-28 20:36:04)
336.  キューポラのある街 《ネタバレ》 
 北朝鮮に帰る人達は、「みんなで」新しい国を作ろうとしている。サユリちゃんのクズ親父は、組合のいわば「集団の力」で、職と地位を確保できそうである。進学する余裕のない子も、働きながら「みんなで」夜学で学ぶことで、勉強を進めることが出来るという。   全体主義と言うと違うけど、何か胡散臭い共同主義幻想にごまかされている感が強くする。特に働きながら夜学で、という部分は、なんだか電機メーカーのイメージ戦略絡みの匂いまでしてくる。まあ、それは置いといて。   いろんな映画や、時には現実にも聞くことのある、「働きながら学ぶ事もある。生涯勉強だ」というのは、間違っているとは言わないが、これ、ある種の誤魔化し、方便だと思う。学校で学ぶものと、職場で学ぶものは厳然として違う。自分自身、夜学出身だから、それ自体を否定はしないけど、単純に夜学ぶのと昼学ぶのが、同じだと考えているような、幾多の創作物を見ると、どうしても違和感が拭えない。   しかし、こういう環境下で、ちょっと危うい部分はあるものの、ハツラツな真っ直ぐさと、オンナオンナしていない少女の魅力を、見事にサユリちゃんは発揮していて、まぶしいくらい。  失礼ながら、「演じた」というよりは「発揮した」という感じ。この時代の、この年の少女だからこそ持っている、彼女の魅力。体現したと言っても良いかも知れない。  それにしても、子分の生活費をバイトで稼ぐまでになった弟くんは、エライ。この映画の中で一番の成長株かも知れん。
[DVD(邦画)] 6点(2012-11-28 00:00:49)
337.  丹下左膳(1958) 《ネタバレ》 
 丹下左膳が主人公と言われても、納得できかねる感じ。  どう見ても話の中心にいるのは、柳生源三郎だし、なにしろ、左膳にカッコいい見せ場が殆ど無い。斬り合いのシーンは幾つかあるけど、圧倒的に強いシーン、たとえば敵の中で最も強いであろう、峰丹波との一騎打ちをやるとか。  彼が隻眼隻腕である理由は、おそらく新版大岡政談を見ると判るんだろうが、ここから初めて見る人にも判るようにしておいてほしいものだ。そう考えると、毎回小っちゃくなった説明をするコナンは、親切なのかも知れん。   近いうちに、これの前の物語を探して見てみたいものだ。  あ、それと、いつもいつも女優が綺麗と書くのもバカっぽいが、お藤の人、こういうタイプの人最近見ないけど、いいな。
[DVD(邦画)] 6点(2012-11-26 23:24:39)
338.  モスラ(1961) 《ネタバレ》 
 モスラは平和の使者だという人がる。本当にそうだろうか?  モスラの特徴は、他の怪獣たちのように、只々人間の町を破壊するわけではないということだ。モスラは明確な目的を持っている。目的を持ってはいるが、善悪を判断する思考は持っていない(少なくとも今作では)。そして、その目的行動の後には、破壊された町が残るだけだ。正しくこれは、軍隊そのものである。  いまさら、怪獣という強大な破壊力を軍隊になぞらえるのは、当たり前すぎて間抜けな感じではある。ところが、この映画のユニークなのは、この軍隊側に理があることだ。モスラを送り出した精神は、全く正しい。悪はあくまで人間(文明人)側だ。   無責任な同胞の悪事によって、軍事的被害を受け、その同胞が罰を受けて、軍隊が去ってゆく。公開時、たった16年前だった日本の戦後の姿をダブらすのは、穿ち過ぎだろうか?  かつての軍部の暴走を止められなかった日本人は、今度こそこの人攫い共の悪事を止められるかというと、やはりアメリカ(あ、ロリシカだっけ?)に犯人を捕らえてもらわねばならない。この辺もこの物語の悔しい所、そういう意味では、ロリシカ国への展開は、契約上の必然と言うよりは、物語上の必然だったような気がする。   この物語を逆の立場から見てみると、どうだろう?制作当時には思いもよらなかった、攫われた側に現在我々は立っている。平和こそは、永遠に続く繁栄への道である。と、映画は締めくくるが、「平和のため」に行動を起こさずにいるのが、「永遠に続く繁栄」をもたらすのだろうか?
[DVD(邦画)] 6点(2012-11-08 23:49:17)
339.  戦闘機対戦車<TVM> 《ネタバレ》 
 TSTAYA提供のラジオ番組で、おすすめしていた発掘良品というものの中の一作。   飛行機と戦車が戦ったら、圧倒的に飛行機に部があると聞いたことがあったから、逃げ回る戦車と追いかける戦闘機の戦いなのかと思っていた。それをすっかり逆転した設定、飛べなくなって、地面を逃げ回る戦闘機と、追いかける戦車の闘いにして、戦闘機のアドバンテージを無くしている。おかげでかなり映画が地味になったが、最後の対決時の、騎士の戦いのような真正面からの一騎打ちは、ちょっとだけ盛り上がる。  だが、この物語の本当の敵は、戦闘機でも戦車でもないところにあって、それがこの作品の魅力になっている。   しかし正直言うと、あと10分長くてもいいから、もう一波乱の戦いを工夫してみたら良かったんじゃないか、とも思う。
[DVD(字幕)] 6点(2012-11-07 02:29:00)
340.  キングコング対ゴジラ 《ネタバレ》 
 公開時から、そういう意図で見られていたものかどうか、判らないが、このおかしな感じ、皮肉な感じはどうだ?  鋼の硬さと、絹のしなやかさ、という新繊維素材を作ったメーカーとのタイアップだというこの映画に、これだけコマーシャリズムをおちょくった内容を持ってくる、まぁ普通なら怒られるか、あるいは批判精神を評価されるかなんだろうけど、あまりそういう事を聞かない。コミカル路線に紛らされているのもあるだろうが、当時はマジでああいう商業・経済優先神話みたいな気持ちがあったのだろうか。  そういう思いを持って見ると、この映画は、一作目と並ぶ厳しい社会風刺と見ることができて面白い。  特に、劇中で治安関係各所から、「一切の責任を負うもの」とされた、パシフィック製薬の、コング騒動の賠償金のことなんか考えると、東電の対応を思い出して、笑うに笑えない。   映像的には、コングの造形が非常にマヌケ顔なのが一番の痛恨だ。ゴジラに関しては、尻尾の躍動感が、生き物っぽさを出していて、意外と良い。   ところで、しんにょうがかかる、なんて言い回し、初めて知った。古い映画ってのは勉強になるものだ。
[DVD(邦画)] 6点(2012-11-04 03:15:43)(良:1票)
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