321. エロチカ・ポリス
CSで「婦人警官ジャンナ」というタイトルで放送されていました。「青い経験」シリーズで有名になったセクシー女優エドウィジュ・フェネシュ主演の、お色気ドタバタコメディーです。いくら昔の映画とはいえ、ギャグはぬるいし、セクシー度も全然たいしたことがなく、あまりのくだらなさにガッカリ・・・。でも先月、放送しているのを知ると、ついまた観てしまいました。評価できるポイントがまったく見当たらないのに、なぜか観てしまう・・・。そういう不思議な魅力(?)のおかげで、なんと続編も2本制作されており、最近「エロチカ・ポリス」「エロチカ・ポリス/コスプレ大作戦」「エロチカ・ポリス/ニューヨーク大捜査」の三部作を収録したDVD-BOXまで発売されたとか。さすがにこれを買う勇気はありませんが、CSで続編を放送していたら、「くだらない!」と文句を言いながらきっと最後まで観てしまうと思います(笑) [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-02-26 17:19:29) |
322. 都会のアリス
上質でセンスあふれる作品でした。二人の関係が少しずつ深まっていく様子が、ジワ~と心にしみていくようでした。そしてアリスがどんどん可愛く見えてきて、ラストは切なかったです。ハリウッド的なゴテゴテした装飾がなく、シンプルな中にもメッセージがぎっしりと詰められていて、作り手のセンスを感じました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-16 21:07:25) |
323. ラストコンサート
子供の頃に見て、とても感動した覚えがあり、ひさしぶりに見ました。何か別の映画と記憶が混同していたようで、「あれ?こんな内容だった?」と戸惑ったところもありましたが、ラストは泣けました。テーマ曲も懐かしかったです。あまりにもベタな内容と古臭さは、仕方ないと割り切るしかないですね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-02-16 12:43:48) |
324. 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
《ネタバレ》 「実録」というタイトル通り、映画的な面白さよりもできるだけ事実に忠実に描くことを意識していたようですね。当時の時代背景や事件に興味のない人は全然楽しめないと思いますが、ドキュメンタリー的な観点からみると、非常に興味が湧きました。しょーもない「映画らしさ」を出されるよりよっぽどいいですね。この監督の昔の作品である「天使の恍惚」は、ただのごっこ遊びにしか見えませんでしたが、この作品は本当にこわかったです。時代って、ちょっとしたノイズや歪みであんな集団を生み出してしまいます。こわいですねー。それに、森や永田のような、自分の行動を心から「正しい」と信じ切ってる人、現代社会にも存在しますよね。◆総括リンチのシーンはトラウマになりそうなくらい悲惨で、気分が悪くなりました。◆昔、誰もが「共産党・共産主義ってこわい」って言ってたのは、この人たちのせいだったのかな?◆「君たちは完全に包囲されている」というフレーズは、この時に生まれたんでしょうか?また、彼らの「我々の革命的行為によってどうのこうの~」みたいな演説、確か「天才バカボン」でそういうシーンがあったの、思い出しました。そうか、あれはこの人たちのパロディだったんだ・・・。◆「光の雨」の山本太郎は、ただの殺人快楽者のように描かれてしまい、そういう意味ではこの作品の森の方がリアルでこわかったです。◆この映画で「坂井真紀の裸が見られる」と知り、期待していましたが、尻が少し見えた程度でガッカリ。このような観点から本作品を鑑賞しようとした自分を自己批判し、総括します(笑) [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-02-15 23:55:19) |
325. 回る春
日本未公開のアルゼンチン映画といえば、「娼婦と鯨」など、意外と名作が多いのですが、これは微妙でした。初老の小説家が、大学教授時代の教え子であるラウラと不倫関係に陥り、そのうちラウラの行動がおかしくなり失踪・・・。どのサイトをみても「エロティックな官能サスペンス」と紹介されていますが、ラブシーンもそれほどエロくもなく、失踪の真実もサスペンス的な要素は薄いです。ラストシーンはなにやら意味深げな感じでしたが、いまひとつ意図が理解できず・・・。結局、何を伝えたいのかよくわかりませんでした。タイトルの「回る春」=回春を意識しているのだとしたら、とんでもなくセンス悪いです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-02-15 12:30:58) |
326. 点と線
おそらく原作は面白いのでしょうが、映画としての面白さがまるでなく、薄っぺらい脚本がせっかくの原作を台無しにしたのでは?と思える内容でした。事件の謎解きと人間模様、もう少し見せ方に工夫がほしかったです。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2013-02-12 11:54:46) |
327. ナインハーフ
《ネタバレ》 話としては、特に魅かれるところはありませんでしたが、でも好きな人ができてときめく感じ(それも大人の女性が)の表現がとても共感できました。エロいシーンもありますけど、汚い感じがしないし、全体的な雰囲気も悪くないと思います。作品そのものの評価ではなく、個人的に、過去の似たような恋愛経験を思い出させてくれたのでプラス1点。でもミッキー・ロークの役の「この人、ちょっと精神病んでる?」的な雰囲気は好きになれませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-09 23:09:32) |
328. 光の雨
《ネタバレ》 映画の出来はともかく、胸クソ悪い内容の話でした。劇中劇というかたちで残虐性を中和していましたが、それでも見ていて気分が悪くなりました。まぁ好き嫌いはあるでしょうが、映画としては悪くないと思うし、裕木奈江の演技はすごいと思います。それに、初めて連合赤軍の背景を知り「そういうことだったのか」と納得した部分もあります。学生運動や70年安保が一番盛り上がった当時、自分はまだ幼稚園か小学生でしたが、なんとなく時代の空気感は覚えています。また高校生の時、部活の先輩に、他校の生徒たちも集まるイベントや集会に連れて行かれ、「インターナショナル」や「原爆許すまじ」など歌ってました。後にそれは、共産党傘下の民青同盟の集まりだと知りました。高校生が勉強会を開いたり普通にパーティなどを楽しんでいただけでしたが、共産党絡みだとわかると、まわりからは「こわいから関わるな」「頭のおかしい集団」と、かなり白い眼で見られていたのは、きっとこの人たちと同じだと思われていたんですね。学生たちが当時は本気で「革命で日本を変える」と信じて活動していたことは共感できる人も多いと思いますが、そこからこの映画のような狂人集団が生まれたため、みんな一斉にドン引きしちゃったんですね。それに、民青同盟の人も、今から思うと、もう一度学生運動の時のようなエネルギッシュな充実感を味わいたいだけだったのだと思いました。この映画、なんとなく懐かしさを感じましたが2度と見ないと思います。うたごえ喫茶で「ワルシャワ労働歌」でも歌いたい気分です。 今ちょうど、AKB48のメンバーが恋愛問題で頭を丸坊主にして謝罪していましたが、「これって総括なのでは?」と思っちゃいました(笑) [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-02-03 16:27:30) |
329. 天使の恍惚
この時代の爆弾ゲリラって、学生運動からうまく卒業できなかった人たちだったのかなあ・・・。何の思慮もない自己陶酔タイプの若者たちで、10月だの2月だの、まるで「ごっこ」遊び。今の時代から見ると滑稽そのものですが、でもどこかうらやましい部分を感じました。冒頭と後半の、バーで女性歌手が歌うシーンには、現代の人が昔を懐かしんで作った映画(三丁目の夕日など)には決してマネできない独特の時代感があり、この映画はこのシーンを見るだけで十分だと思います。それ以外、見どころはほとんどありません。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2013-01-17 15:25:36) |
330. モテキ
《ネタバレ》 前半はかなりツボにハマり期待しましたが、後半はただのしょーもない恋愛映画になってしまい残念。でも見どころもたくさんありました。麻生久美子の、牛丼を食べるシーンは大傑作!また、一人カラオケ&二人になってビーズの熱唱シーンも大笑いしました。それに、選曲のセンスは抜群!長澤まさみ、「ガンジス河でバタフライ」ではかなりいい感じでしたが、この作品では、なんか無理してるというか、役づくりがしっかりできていない印象でした。この人、役者として大丈夫? [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-13 17:26:55)(良:1票) |
331. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
ドラマ「JIN-仁-」の中で、この映画について語るシーンがあったので試しに見てみました。最後まで飽きずに見られましたが、あまり好きな雰囲気の映画ではありませんでした。ラストも、当たり前すぎるというか、そんなにインパクトもなく、ごく平凡な終わり方だと思えました。自分の守備範囲外の映画で、まともな評価ができない、というのが正直な感想です。 [DVD(字幕)] 5点(2013-01-05 21:45:07) |
332. ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON
《ネタバレ》 アイディアは悪くないし、前半は面白かったのですが、後半からだんだんとテンポも悪くなり、最後は、話はまとまったものの、面白味はゼロに近かったですね。脚本は終始、舞台劇のような作り方なのだから、変に映画らしくしようとしないで、小劇場のようなオチがほしかったです。 [DVD(邦画)] 5点(2012-12-22 21:56:41) |
333. 映画 けいおん!
《ネタバレ》 30分完結のテレビ版の方がいいかも。いくら「けいおん」ファンでも、この底の浅い脚本では100分以上の鑑賞は厳しいですね。前半はロンドン旅行、後半はあずにゃんへのプレゼントというテーマですが、どちらも見せ場的なシーンもなく、またそれぞれの内容のつながりもほとんどないので、これでは長編にした意味がありません。でも背景や風景の色彩感覚はいつも通り素敵でした。岩井俊二の映画のような光のコントラストなど、美術的なこだわりは、アニメ映画の中でも群を抜いていると思います。 [DVD(邦画)] 4点(2012-12-21 10:29:57) |
334. ミンボーの女
伊丹作品、相変わらず目のつけどころがいいですね。ただ、展開のほとんどが予想の範囲内で、驚かされるようなシーン・印象に残るシーンも特にありませんでした。こういうテーマをコミカルに描くことで口あたりはよくなりましたが、逆に軽くなりすぎたような気もします。あまり好きな作品ではありません・・・。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-12-16 23:14:58) |
335. 四十七人の刺客
《ネタバレ》 これなら、普通のドラマの忠臣蔵を見た方が良かったかも・・・。健さんはカッコ良かったですが、討ち入りまでの盛り上げ方がいまひとつでした。宮沢りえが出てくるラストシーンは好きです。 [地上波(邦画)] 4点(2012-12-14 21:55:20) |
336. 刑事コロンボ/ビデオテープの証言<TVM>
今でこそ、ビデオを使ったトリックなど古臭く感じてしまいますが、放送当時は画期的で、トリックとしてはなかなかよくできていた方だと思います。ですが、全体的に盛り上がりに欠ける感じがして、あまり印象に残りませんでした。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2012-12-14 15:01:13) |
337. さびしんぼう
前半は、「いったいこれのどこが面白いの?」とわけがわからず、さびしんぼうのメイクも気持ち悪いだけ。集中力が切れて、見るのをやめようかと思ったあたりから、急激に面白くなってきました。もう一度じっくり見たら、もう少し点数が上がるかも・・・。 [DVD(邦画)] 7点(2012-12-08 22:12:02) |
338. 課外授業
《ネタバレ》 小学生か中学生の時に、ドキドキしながら見た覚えがあり、先生が二人にわき毛を剃られるシーンがとてもエロかった印象があります。いま見たら、親戚のおじさんの彼女(?)が良かったです(笑)。懐かしくてつい見ちゃいましたが、さすがに最後まで見るのはちょっと厳しかったですね。もう、この映画を見ることはないでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-11-24 01:03:02) |
339. 紅の豚
《ネタバレ》 何度か見ていますが・・・やはりこの作品は自分には合わないようです。特にフィオのキャラがあまり好きになれませんでした。でも森山周一郎の声は素晴らしいですね。豚の声は森山さん以外考えられません。また10年後くらいに見るような気がします。 [DVD(邦画)] 5点(2012-11-23 20:31:38) |
340. 妖星ゴラス
《ネタバレ》 何の前知識もなく見始め、最初はガメラのような子供向け映画か?と思ったら、当時としてはかなりの力作だったと思われるSF映画でした。確かに今見るとツッコミどころ満載で、特に若い宇宙飛行士たちの能天気な歌のシーンは大笑い。でも当時のスタッフの「いいもの作ろう」という気概のようなものを感じました。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-11-23 20:23:03) |