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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2271
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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321.  まほろ駅前狂騒曲 《ネタバレ》 
 ドラマとしては前作のほうが、コメディとしては今作のほうが好き。  『小銭ちょーだい。』  『持ってるじゃねーかよ。』  みたいなやりとりが好き。  はるちゃんを預かるってことを内緒にしていたのに、はるちゃんが自己紹介してあっさりばれちゃう展開も好き。  なんかずっと笑っていた気がします。  中盤くらいまでは7点~8点くらいかなー、前作より好きかもー、なんて思っていたのですが、終盤が良くない。  バスジャックしてまでは良いとして、警察とのやりとりがありえなさすぎて興醒めです。  『けが人がいるんだー』って丸腰で降りてきた人間を撃たないでしょう、普通。それにさっさと救急車や担架やら医者やら看護師やらをまわしてください。そのために病院に来たんですから。  このドラマって絶妙にありそうなリアル加減が親近感湧いて好きだったのですが、最後で台無しにされた気分です。  行天と多田とはるちゃんの交流がメインの物語でそこがとても良かっただけに、雑味がうるさすぎる感じでした。
[DVD(邦画)] 6点(2021-11-26 09:15:03)
322.  クレイジーズ(2010) 《ネタバレ》 
 好きなタイプのパニックホラー。小さな田舎町で急におかしくなる住民たち。その原因は軍が密かに開発していたウイルス兵器やら化学兵器やらなんかそんなやつ。それを輸送中の墜落事故が原因。リメイクともあって使い古された設定ですが、ホラーやらパニックやらはこれで良い。とにかく『どう生き延びるのか』のサバイバル感やスリル感を味わえるのが大事なのです。  田舎町なのでみんな顔見知りってのも良いです。そんな牧歌的な雰囲気で始まるからこそ、惨劇や悲劇が起こったときの絶望をより強く感じます。  この映画の長所は、なぜか暗くなりすぎないところです。住民が良い人ばかりで、そういった人たちが理不尽に犠牲になっていくのに、なぜか不思議と後味が悪くありません。最後主人公夫妻がなんとか生き延びられたときに感じる安堵感のほうが強いです。  それに、こーゆー映画であるあるなんですが、最後はミサイルできれいさっぱり町が焼き払われるのが妙にスッキリしちゃいます。  今作は感染者に襲われるいわゆるゾンビ系映画のスリルが味わえる一方で、軍の脅威もしっかり描かれています。  ベッカの彼氏とその母親が銃殺されて焼き払われてしまうシーン。そして納屋に隠れ、軍に見つからないようにするシーンで、感染者たちとはまた違うスリルを味わえます。  軍のヘリから隠れるため洗車場に逃げ込んだところを感染者に襲われる。複数の脅威をバランスよくミックスさせ、手に汗握るパニックホラーの出来上がりです。  三つめの脅威は感染しているのかどうかよくわからない保安官補佐。彼の描き方がうまい。次第に凶暴になっていく保安官補佐。それが感染によるものなのか、この異常な状況が彼の精神を不安定にしたのか、どちらともとれる絶妙な匙加減がうまいです。  正直この手のパニックホラーとしては秀作に入ると思います。
[DVD(字幕)] 8点(2021-11-26 04:51:03)(良:1票)
323.  スポットライト 世紀のスクープ 《ネタバレ》 
 さすがに人が多すぎて状況、内容、人物関係をつかむだけで精一杯。  大筋はわかるのですが、細部ではわからないところがちょこちょこあって。  『実話を元に・・・』っていうのはわかるんですが、このわかりにくさは映画としてどーだろうかと思います。  被害者はいっぱい出てくるのですが加害者はほとんどでてきません。枢機卿と元神父が一人くらい?この元神父もあっさり『いたずらはしたよー。』って全然悪びれた感じがないのがリアル。むしろ『レイプはしていない。なぜかって?俺がレイプされたからさー』って新たな謎を提示し、加害者というより被害者然としている始末。更にはサーシャが『それは誰に?』っていう質問には答えないまま奥さん出てきてシャットダウン。この人物のこと掘り下げるのかと思いきや、これ以上は掘り下げないんですよねー。性的虐待を受けた者は性的虐待をするようになるという事実を提示するエピソードだっただけかもしれません。  ただこんな感じでエピソードの切り貼りをしただけのような映画の構成。ちょっと苦手です。  出版されるタイミングが遅らされた理由がピンとこなかったのは私だけでしょうか。  印象的だったのはラストのほうで、この記事が新聞に掲載される日、マイクが協力してくれた弁護士を訪ねるシーン。2週間前に教会で性的虐待を受けた子供たちが弁護士事務所に来ているんです。もし出版が早ければ、こーゆー新たな犠牲者は出なかったかもしれません。このときの子供たちを見るマイクのまなざしが、決してこの映画はめでたしめでたしで終わっていないことを教えてくれます。  はあ・・・疲れた・・。
[DVD(字幕)] 4点(2021-11-21 16:51:55)
324.  ソルト 《ネタバレ》 
 うーん。こーゆー映画で後味が良くないっていうのはどーもなー。  その過程において理不尽だったりフラストレーションが溜まったりするのは別に良い。その分あとで盛り返してくれるのであれば問題ない。ですがこの物語は早々にその芽を摘んでしまいます。  イブリン・ソルトの最優先事項は愛する旦那の救出。そのためのプロローグの北朝鮮救出エピソードではないんでしょうか。実際あれで私はソルトというよりソルト夫妻の幸せを願うようになったわけです。短いエピソードですがラブストーリーとして良かったと思います。  だとしたら、あんなに早く旦那を始末してしまうっていうのは完全に映画として失敗だったように思うのです。  それはソルトにとっての最終目標にすべきだったんじゃないでしょうか。  例えば、『核ミサイルと旦那、どっちを選ぶ?』みたいな展開にもできたと思うんです。  愛する夫が殺された挙句、その復讐まで早々と終わってしまいます。  仕方なく旦那を殺すしかないシナリオになっちゃったのなら、せめて復讐のカタルシスを感じさせてほしい。旦那の死もあっさりなら復讐もあっさりで、その後の展開なんてどーでもよくなっちゃいました。  それに、ロシアの大統領を狙うのは、夫の命を救うためだからわかります。  じゃあ夫を失い、復讐も果たしたソルトはいったい何をモチベーションにスパイを続行したのか。その流れも動機も理解できず、この辺から自分の気持ちは映画から離れてしまったのでした。  ストーリーが面白い、面白くないという以前にあまり好きじゃないです。  でもそれでも最後まで見せきるテンポの良さと、立体的かつスピード感のあるアクションは良かったと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-11-21 16:11:08)(良:1票)
325.  デビル(2010) 《ネタバレ》 
 ワンシチュエーションスリラーとしては大変よくできた作品。  まあこーゆープロットだったらもっとミステリーにして真犯人は人間にしちゃったほうが面白かったかもしれません。  『オカルトかよ』『結局は悪魔の仕業かよ』という不平不満が聞こえてくるのは致し方ないでしょう。  でも私はこの作品、とっても面白かったです。  演出の仕方が良いのか、雰囲気づくりがうまいのか、とにかく緊張感があります。エレベーターの中だけでなく、早い段階から外部の人間と連絡が取れているのも良かったと思います。最初はのんきに構えていた警備員の2人も、事態がだんだん深刻になるにつれ表情が変わっていきます。こーした変化が見てとれるのは良い映画です。  個人的にはエレベーターの修理作業をしている作業員のシーンが一番怖かったです。エレベーターが上から落ちてきそうになるシーンはびびります。  それにしても作業員や警備の人は可哀そうでしたね。エレベーターの中に閉じ込められた人たちは、それぞれ罪人。穢れた魂を悪魔に狙われる理由があります。ですが作業員や警備の人は『悪魔の邪魔をした』というだけ。そんなことで命をとられたんじゃたまったものではないです。  ボーデン刑事良かったです。敏腕です。この人が的確な指示を出すので映画がしまったものになりました。  エンタメホラーの成功例としておススメできる作品です。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-11-18 14:46:06)(良:1票)
326.  マネー・ショート 華麗なる大逆転 《ネタバレ》 
 難しい。話の半分くらいしか理解できんかった。  とりあえず「空売り」のことは調べてみました。  現物は持っていない。でも持っていることにして売っちゃう。数年後にそのときの相場でその商品を買い戻す約束をするのが「空売り」。例えば1000ドルで売ったものが10ドルにまで値下がりしていたら買い戻すときに支払う額は10ドルで済むわけで、その差額分の990ドルが利益となる。  で、その空売りで儲けようとしているのかと思ったらどうやら違うらしい。CDSやらCDOやらモーゲージ債やらが出てきて、それを買ってそれに対する保険も買ってってとこで、何をどうしてどーやって儲けようとしているのかがわからなくなり、ついていけなくなりました。  ただ、サブプライムローンをはじめとした住宅ローンの債務不履行がアメリカ全土で起こり、株価が急落すれば、それにいちはやく気付いていたマイケルやらマークやらが大儲けするっていうのはなんとなくわかりました。  ほぼ無審査で通っちゃうサブプライムローン。格付け企業は銀行とズブズブの関係。ろくに調査もしないまま危険な金融商品にもAAAをつける始末。なんとも怖い世界だということだけは感じました。  この映画は面白いとか面白くないとかではなく、経済史の教科書的作品だと思います。    
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-11-17 14:42:22)
327.  神様メール 《ネタバレ》 
 何だか自分が期待していたものとは全く違うものを見せられた気分です。  導入部分はとても良かったと思います。  神様のイメージを最低最悪の下衆野郎にしちゃうっていうのは斬新。  横暴だったり、冷酷だったり、そーゆー神様は結構描かれがちですが、ただただ低俗っていうのはあんまりなかったんじゃないでしょうか。  人類の寿命をメールで一斉送信しちゃうっていうアイデアも大変面白い。  ただ良かったのはその2点くらいでしょうか。  まず主人公エア、この神様の娘がいったい何をしたかったのかがよくわかりませんでした。なぜ人類のためを思うなら『寿命をメール送信』になるのか。また、なぜ使徒を6人集める必要があるのか。その理由がよく理解できませんでした。  動機が不明瞭だとなかなか物語に感情移入できないんですよねー。  そしてこの使徒探しというのが決定的につまらない。1人1人の背景を見せられても全くと言っていいほど興味が湧かない。とゆーか魅力的な人物が全然出てこない。  結局見ていて面白かったのは、寿命があと62年だからとやたら高いところから飛び降りる青年。少女がときどき見せてくれる小さな奇跡。人間界でひどい目にあう神様。そしてこの神が作った『不快の法則』。お気に入りは『バスタブに浸かったとたん電話が鳴る法則』と『隣のレジのほうが早く進む法則』。こーゆーのって万国共通なんですね。
[DVD(字幕)] 4点(2021-11-15 02:38:35)(良:1票)
328.  エージェント・ウルトラ 《ネタバレ》 
 こちらで不評のようですが、個人的には好き。まず飽きない。これ大事。見ている間、『次どうなるんだろう』の好奇心が絶えません。  何でもない一般人が、突然なんらかの力に目覚める。使い古されたシチュエーション。ですが温故知新という言葉があるように、使い古された様式の中から新しいものが生み出されるってことだってあります。この映画はその域までには達していませんが、単純に私はこーゆーシチュエーションが好きなんです。この主人公良いです。まじでどーしようもない冴えない人間から始まったので。だから最初の駐車場バトルでテンションが上がります。ギャップが大事です。その点では合格と言えそうです。  ただ、中盤~後半にかけてのマイクの行動にはイライラさせられることもしばしば。どんな時でも及び腰で情けない。それでいて彼女第一主義。それがマイクの良いところ。だったのですが、彼女の正体がわかった途端彼女の話を聞こうともしない。なんか今までのマイクのキャラと乖離しちゃってちょっと思っていた人物と違うのです。マイクにだんだん好感がもてなくなっていきます。  そのせいもあってか、予告に比べると展開が地味でもっさり。マイクの強さが中途半端。コメディというよりブラックユーモア満載。エンターテイメントにしては見る人を選びそうな中身です。  まあでもなんやかんやあって、最後は処分されずに4億ドルの仔犬として採用されたようなのでめでたしとしましょう。  後味は悪くないです。
[DVD(字幕)] 7点(2021-11-12 14:23:34)(良:1票)
329.  手紙は憶えている 《ネタバレ》 
 おじいさん、お気の毒ですが奥さんのルースは亡くなったんですよ。  ああ、おじいさん。だからあなたの妻ルースは亡くなったんです。  かわいそうに。寝るたびに妻ルースが死んだ事実を忘れてしまうんですね。だから毎日目が覚めるたびに愛する人が死んだ事実を告げられる。なかなか酷な話です。認知症というのは結構残酷です。  そんな認知症のおじいさんがある目的をもって旅に出る。でも寝るたびに記憶をなくすからさあ大変。目覚めるたびに『ルース、ルース』『ここはどこだ』の繰り返し。手に書いた『手紙を読め』の指示に従い、その都度自分の役割を確認する。  なんか応援したくなっちゃいます。目的は復讐という物騒な内容ですが、それでもなんか応援したくなります。  そもそも寝るたびに記憶を失っちゃう認知症で、更に90歳は超えているおじいさんが復讐なんてできるのか。  きっとこの物語の着地点は別にあるんだろう。ほら、遂に最後の目的地だ。  あら、とても親切そうなおばさんが出てきましたよ。若いおじょうさんもいますよ。こんなところじゃやっぱ復讐はできそうにないですね。  ・・・え?ええ?どえええええええー!超サスペンスじゃねーかー!  すごい脚本です。
[DVD(字幕)] 7点(2021-11-09 03:59:03)(良:1票)
330.  まほろ駅前多田便利軒 《ネタバレ》 
 ものすごく面白いとか、そーゆータイプの映画ではありません。ですが最後までずっと見ちゃいます。  瑛太と松田龍平。二人が演じる多田と行天のキャラがなんだか凄く魅力があって目が離せません。  便利屋を営む多田のもとに依頼が舞い込みます。その依頼を通して多田は自分とは違う親子関係とそこにある家族の問題に触れていきます。そして行天。彼もまた多田とは違う親子関係に苦しんでいます。自分を虐待した親。だから父親になることを恐れ、精子だけ提供し、子供に会うことさえしようとしない。  コメディだと思って見始めたのですが、ストーリーや登場人物の背景はどれも深刻なものばかりです。これはコメディとは言えないかもしれません。  最近プライベートで辛いことがありました。そんなときにこの映画を見たのはなんか意味があるのかもしれない。  私にとってはこれはコメディというより人間再生ドラマ。  非日常的すぎるきらいはあるものの、基本的には誰にでも起こりうるエピソードばかりだと感じます。  映画としての面白味や旨味は薄いと言わざるをえません。  だから高い点数はつけ難いです。でもこーゆー映画って必要な気がします。
[DVD(邦画)] 6点(2021-11-08 01:42:56)
331.  ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ 《ネタバレ》 
 仕事で成功するドラマは好きです。もちろんこの映画も例外ではありません。  才能があり、努力もしてきた作家の作品がベストセラーになる。そしてその才能を見出し協力した編集者がいる。歳の離れた二人ではあるが、お互いを信頼し、友情のようなものまで芽生える。こーゆーの本当良いです。好きです。  ただ、実話をベースにしているので致し方ないのかもしれませんが、中盤くらいからのトマス・ウルフの傲慢ぶりが目に余ります。その人間性がどうしても好きになれません。  また、そのトマスの彼女アリーンが何をしたいのかがよくわかりません。旦那や子供を捨ててまでトマス・ウルフを選んだアリーン。そのトマスを見出したマックスに感謝して当然なのになぜ目の敵にするのか。トマスを取られた?映画を見ている限りではトマスとマックスは良きビジネス・パートナーにしか見えず、アリーンがご乱心に至るのがいささか過剰で不自然に見えてしまいます。もう少し自然な流れで説得力のある破局にできなかったものだろうか。  後半から終盤にかけてはもはや人間ドラマ、伝記もの。個人的にはベストセラーを出すまでの中盤のノリで最後までいってほしかったのですが、実話ですから仕方ありませんね。
[DVD(字幕)] 7点(2021-11-07 03:21:52)
332.  フェア・ゲーム(2010) 《ネタバレ》 
 実話もので政治もの。ちょっと私には難しい映画です。  特に前半がわかりづらい。誰が誰やら。今何をしているのやら。いったい何の話をしているのやら。結構ちんぷんかんぷんなまま頑張って見続けると、中盤あたりから次第にストーリーがわかり始めるといった具合です。  イラクの大量破壊兵器なんて実はなかった。開戦を強行したいアメリカの捏造みたいな暴露ドラマって思ったよりたくさん作られているんですね。  恥ずかしながら、このお堅い話に、前半はひたすら睡魔との闘いでした。話がわからなくなったら巻き戻して確認したりして結構大変。仕事でクタクタの日に見る映画ではなかったかもしれません。  CIAの工作員をしている妻ヴァレリー・プレイムの素性を政府関係者が世の中にばらしてしまう。その結果、身動きのとれなくなったヴァレリー。危険を冒して情報収集に協力してくれたイラクの家族は見殺しに。それに対するフォローは一切ないまま、ストーリーはヴァレリー、ジョー、国家の三つ巴の戦いへとシフトしていく。  なんというか、胸糞の悪くなる映画でした。見終わったあとの満足感なんて望むべくもありません。  40連勤で、しかもちょっと辛いことが多かったこの1カ月強、心身共に疲れ切っているときにこの映画を見てなんだかとどめを刺されました。  クソヤロー共全員に正義の鉄槌がくだされたことがわかれば溜飲も下がるというものですが、実話ではそれもできないのがツラいところです。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2021-11-07 02:56:10)(良:1票)
333.  奇蹟がくれた数式 《ネタバレ》 
 私には高尚すぎてちょっとついていけない部分が多かったです。  貧しい出自、しかもインドの人が遠くイギリスでどのように成功していくのだろうと思って見ていました。  ラマヌジャンは異国の地で頑張っていたのですが、リトルウッドやハーディー以外の人間にはなかなか認めてもらえません。実の母親が妻からの手紙をひた隠しにしてしまったせいで、妻とは手紙のやりとりすらできません。挙句、結核に侵されて死の淵をさまよいます。シビアな現実ばかり。気が重くなる一方です。  そんななか、ハーディと二人で分割数などラマヌジャンが見つけた公式の証明に没頭する日々。でもずっと具合が悪そうなラマヌジャン。いつ死ぬかわからないのに、愛する妻とは連絡もとれない状況。正直数学どころではなかろうにと思ってしまいます。  王立なんちゃらの会員になるシーン。フェローに認められるシーン。この物語のクライマックスはさすがに盛り上がります。努力と苦労が報われるわけですから盛り上がらないわけがありません。  ただ、できれば物語中もう少し盛り上がりポイントをちりばめてほしかった。実話とはいえ、映画にする以上多少の脚色は必要でしょう。教科書的な意味合いを超えられていない作品という印象です。
[DVD(字幕)] 5点(2021-11-05 03:19:13)
334.  クリード 炎の宿敵 《ネタバレ》 
 親同士の因縁が子供に引き継がれる今作。ロッキーシリーズを見ていない私にとっては感慨とか感じることもできないわけですが、ストーリーはわかりやすいので不便はないです。  前作ではボクシングを始めるところからでしたが、今作はいきなりベルトを賭けた頂上決戦からスタート。しかも勝っちゃうし。あっという間にヘビー級チャンプ。そして彼女にプロポーズして即OK。子供もできて順風満帆。そんな最高のスタートで始まるのですが、そこへ最強の挑戦者現るです。アドニスは挑戦を受けるもコテンパンにやられて大怪我し、自分の殻に閉じこもっちゃいます。そこで再び手を差し伸べるのがロッキー。  スポ根ものはこれくらいわかりやすいほうがぐっときますね。それとも自分が歳を取ったのか、真新しいものを望まなくなってきているのかも。  アドニスとロッキーは雪辱を果たすためトレーニングを始めます。それもなんかボクサーの虎の穴みたいなところで。  前作とは違い、今作では戦う理由に重みがあったのは良かったと思います。自分の父親のことだけでなく、『自分も父親になるから』というアドニスの思いがなんか伝わってきました。  さきほども言いましたが、スポーツや格闘技はこーゆーベタな展開のほうが、奇をてらったストーリーよりかはよほど良いと思います。少なくとも私の好みです。  ただ、肝心の試合のほうが、ヴィクターとの1戦目は良かったのですが2戦目のほうが少々物足りなさを感じてしまいました。イワンがタオルを投げ入れるというオチは良かったのですが、タオルを投げ入れるほどにはイワンが消耗しているように見えないのです。もう少し説得力のある試合展開にしてほしかったですね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-10-24 04:31:48)
335.  ハッピーログイン 《ネタバレ》 
 三者三様の恋愛ドラマ。  売れっ子の俳優と気の強い脚本家。部屋を借りた男とその物件のオーナー兼CA。難聴の作曲家とその事実を知らない女性。  最初は安っぽいドラマを見ているようであまり面白さを感じず。しかも登場人物が多いうえに脚本家とCAが似ていて少々混乱。人間相関図を頭の中で整理するだけで一苦労。  ただ、中盤くらいからがぐっと面白くなります。  こーゆーオムニバス形式のものっていうのは一組くらいつまらないものがあるものですが、今作では三者三様、それぞれが良い味を出しています。  コメディ色が強いのは部屋を借りた飲食店経営の男と詐欺被害にあったCAの組み合わせ。何かと笑わせてくれる二人です。  難聴の作曲家とその彼女は一番若いカップル。衝突が少なく、最初からうまくいきます。ですが作曲家の若者は難聴である事実を言い出せないでいます。応援したくなる二人です。  俳優と脚本家の組み合わせはその中間といったところでしょうか。  それぞれの恋愛が直接からむことはありません。ですので、前半はともかく、中盤あたりからはすっきりして見やすくなります。  それぞれの恋愛が絡むことはありませんが、それぞれの生活の中でさりげなく他の人たちと接点がある構成に遊び心を感じます。  最後は全員にハッピーエンドが訪れる最高の結末。  エンドロールで映し出される三組のその後は見ている側も幸せな気分にさせてくれる最高のエンディングでした。
[DVD(字幕)] 7点(2021-10-18 03:07:54)
336.  クリード チャンプを継ぐ男 《ネタバレ》 
 良くも悪くもザ・定番という感じのスポ根もの。いや、スポ根というにはトレーニングの描き方がやや薄味すぎるか。  私はロッキーシリーズを見たことがないので、見ていれば何か感慨深いものを感じることもできたのかもしれません。  ロッキーは最初断っていたのに、特にこれといった理由もなくコーチを引き受ける。ヒロインも何か特別なイベントがあったわけではなくいつの間にか恋仲になっている。トントン拍子にビジネスとして試合が組まれ勝ってしまう。もっというなら主人公がこれといった理由なく、向いていないからという理由で会社を辞め、ボクシングの世界へ転向してしまう。  もちろん人が何かを始めるときってそんなもんかもしれませんがこれは映画。見ている私たちが共感し、感情移入できるような動機付けがあったほうが良いんじゃないでしょうか。出来事だけが淡々と羅列されて、あまりにドラマ性が足りない気がするのは私の感受性が鈍いから?  少し期待していたせいもあって、全然つまらないとは言いませんが、はっきり物足りない映画でした。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2021-10-11 12:47:45)
337.  モンスターズ/新種襲来 《ネタバレ》 
 前作と世界観を同じにしながらも中身は全く別物の作品。前作のスリリングな脱出劇は緊張感があり、目的も明確で非常にわかりやすかったです。   今作は脱出劇ではありません。主人公グループはアメリカ軍。目的は危険地帯で消息を絶った仲間の救出。敵はモンスターではなく地元の武装勢力。そう、完全に戦争映画になっています。  戦争映画を今まで結構見てきて、はっきり自分は『戦争映画があまり好きではない』と気づいています。もちろん面白かった戦争映画もあります。ですが基本的には肌に合わないみたいです。とはいえ、前半は面白かったです。後半になるにつれて戦争映画ですらなくなっていく気がします。特に仲間が全員死んで二人きりになってからがひどい。哲学のような汚いおっさんの口元のアップなど、意味の分からない描写が増え、テンポも悪くなっていきます。なんか自分が見たかったものとはずいぶんかけ離れたものを見せられた気分です。  もちろんモンスターが出ないわけではありません。むしろ前作よりいっぱい出てるんじゃないかっていうくらいわんさか出ます。映像技術の進歩からか、大型モンスターズの集団はこれ以上ないくらいの大迫力です。  ですが怖さがない。意図的にそうしてあるのだろうとは思いますが、その描かれ方があまりに象徴的すぎます。あるいはただの野生動物と化してしまっていてもはや背景でしかないときもあります。もしかすると『やはり怖いのは人間』『人間同士の争いより愚かなものはない』などなどメッセージを発信しているのかもしれませんが、私はそんなメッセージを受信したくて映画を見ているわけではありませんので、ちょっとこちらのニーズと会わない内容でした。
[DVD(字幕)] 4点(2021-10-11 01:40:48)
338.  今日の恋愛 《ネタバレ》 
 ラブコメっていうのは主人公にどれだけ共感できるかっていうのは結構大事だと思います。  さて、こちらの主人公。これがなかなか共感しづらい人物。ヒロインはヒロインで不倫まっしぐら。その不倫相手も妻子持ちでありながら不貞をはたらいているくせに上から目線で気に入らない。  そう、この映画の中心人物たちがどれもこれもいまいちなんです。ビジュアルは良いです。中身がね。  その一方脇を固める人たちは良い人ばかり。友人もそう。家族もそう。アンドリュー兵長もそう。主人公のジュンスを好きになる女性もそう。みんな態度がはっきりしているのが良いですね。優柔不断なのは中心人物ばかり。ヒョヌとジュンスはくっついたり離れたり。ダラダラダラダラ。  一度キスしていっしょに寝て、良い感じになったのに、その直後のジュンスのヒョヌに対する冷たい態度は???それにさんざんいろんな女性と恋愛しておいて、突然ヒョヌが好きでしたって独白されても『はあ・・・』という感じです。  ただ終盤になってくると流石にお互いの気持ちに素直になりはじめて、相手を思いやる気持ちもヒートアップし、ハッピーエンドへまっしぐら。最後はそれなりに良かったのではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 5点(2021-10-10 23:40:11)
339.  カウボーイ&ゾンビ 《ネタバレ》 
 2010年の作品ですが、作風はもう1980年代くらい。とにかくゆるいです。しょぼいです。でもなんとなく昔のB級映画ってこんな感じだったなーと懐かしくなります。出演者も知らん人ばかりです。  主人公のカウボーイ。なかなかのセリフ棒読みです。私はネイティブな英語なんてわからんのに、そんな私が棒読みってわかるくらいの棒読み。この人がなんか話すたんび気が抜けます。  ストーリーもザ・B級。謎の隕石みたいなのを掘り起こし、そこから緑のガスが出てきて、住人はみんなゾンビに。でもよくいるゾンビじゃなくてデスメタルの手抜きバージョンみたいな人たちがたくさんいる感じです。もちろん全然怖くない。  ところがそんななか、一体だけ気合の入ったのがいます。目の見えない女ゾンビ。そしてこいつが出てくるシーンだけやたら怖い。ヒロインが宿で一人寝ていたら、床下から女ゾンビの手が這い出てくるんです。なんかこのシーンだけえらく気合の入ったホラー映画になっています。油断していた分、なかなかのスリルが味わえました。  それにしてもラストでまさかのカウボーイがゾンビに喰われちゃって、忘れかけてたドイツ野郎がおいしいところを全部もっていくっていう展開はちょっと面白かったです。
[DVD(字幕)] 5点(2021-10-10 22:44:26)
340.  二ツ星の料理人 《ネタバレ》 
 人間関係。主人公が置かれている状況。そういったものが全く分からない状況でスタート。  まあ見ているうちにわかってくるでしょ。と見ていましたが、いつまでたってもなんとなくしか教えてくれません。  主人公のアダムはかつてパリのレストランで働いていた二ツ星の料理人。でもなんかトラブルを起こして店を潰してしまったらしい。そのときの料理人仲間からは恨まれている。アル中で薬中だったらしい。わかるのはこれくらいでしょうか。説明してくれる人が誰もいないので、会話の中から何となく察していくしかないやや不親切路線。  腕は一流らしい主人公。理想が7人の侍というのが面白いです。次々と仲間をゲットしていく前半は盛り上がります。まあそこも元々の人間関係がつかめているとより盛り上がるとは思うのですが。  さあ、遂に店がオープン。全然思ったようにうまくいかない。イライラするアダムは料理人たちに罵声を浴びせ、イライラをぶつけ、料理と皿を投げ捨てる。いやね、仕事ですから厳しくするのは良いと思いますが、主人公のそれは違うでしょ。それに限度があります。女性シェフに対する対応なんか本当にひどい。裏から手をまわして強制的に勤め先をやめさせて自分の店で働くように仕向けた上に、うまくいかないからと『お前は害毒だから出ていけ』という始末。パワハラ、モラハラ、セクハラを一度に行うトンデモ野郎。料理に対してストイックであれば何をしても許されるのでしょうか。とても共感できない主人公です。  もちろん終盤になるにつれ、アダムは少しずつ人として成長していくわけですが、『いや、あんたいい歳したおっさんですから。』とつっこまずにはいられません。そもそも過去に大失敗をしているわけですから、そこで人として成長して戻ってきてほしいです。  ミシェルの裏切りがそのまま放置っていうのも後味が悪いです。
[DVD(字幕)] 5点(2021-09-28 01:52:30)(良:1票)
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