3501. スティーヴン・キング/痩せゆく男
すごい!本当に痩せていてるみたいで、リアル!しかもそれだけ! こういうのって短編としてオムニバス映画にこっそり紛れ込んでると、印象に残るかもしれませんが、一人立ちする程のもんでは・・・。スティーヴン・キングがドラッグストア店主の役で何となく嬉しそうに出演。さすがに『日本沈没』に出てた小松左京ほどの喜色満面ではないね。 5点(2003-09-15 14:35:46) |
3502. エンド・オブ・デイズ
「シュワ主役で一本撮りたいんだけど、誰と戦うのがいいかねえ」「ミレニアムイヤーに便乗して、ゼヒ悪魔でいきましょう」「でどっち勝たせるんだよ」「まあ細かい事はいいじゃないですか」そんな製作者サイドの会話を想像してしまう映画。アクションだけでなく、闇の描き方がうまく、ハイアムズ面目躍如。ですが、いかんせん、肝心の悪魔がスケール小さくて、イマイチ話が広がりません。それに、G・バーンが悪魔だなんて、『ディアボロス』のA・パチーノの二番煎じみたい。とまあ不満は色々あれど、見せ場は多く、それなりに楽しめます。 7点(2003-09-15 14:11:16) |
3503. グロリア(1980)
鬼のようなオバチャンがブサイクな子供を組織から守る映画。『レオン』の原点だ、などという声も聞きますが、多分それはボロ儲けしてるベッソンへのイヤミであって、まあ関係ないでしょ。カッコいい人がカッコよく活躍する映画じゃなくて、中の下くらいの普通の人が孤独な都会で意地張ったり支え合ったりしながら逞しく生きる姿を描く、っていう感じですかね。まあそういう雑草魂のカッコよさの映画です。 8点(2003-09-15 13:51:00) |
3504. グラディエーター
戦闘シーンが凄い!怖い!痛そう! コロッセウムが大入り超満員札止め。スバラシイ。かつての全日プロ武道館大会三冠戦を思い出させる熱さです。『ベン・ハー』と『スパルタカス』を混ぜ合わせて御都合風味を足したような映画ですが、夢のような世界を味わえるしオモチロイので、私はかなり満足です。 8点(2003-09-15 12:52:59)(笑:1票) |
3505. パーフェクト ストーム
《ネタバレ》 実話と言いながら、肝心なところはすべて空想の産物、という点では、『南極物語』の上を行ってます。『生きてこそ』の全員死亡バージョンとかあったら、絶対観たくないよね。でも本作は、とにかくスゴイ嵐を見せてやるぜ、と割り切って作っており、その点では成功してると思います。W・ペーターゼンがCGで嵐を描写する映画を作ったと聞いた時点で、誰しも『エアフォース・ワン』の失態を思い浮かべずにはいられないので、そういう意味で観ててかなりハラハラしましたが、今回は大丈夫! 7点(2003-09-15 11:59:04) |
3506. ガントレット
いやはや豪快な映画。銃弾で家壊すのもすごいけど、ヘリが高圧線に引っかかるシーンは、マジで興奮したね。で、クライマックスは、他の映画では見られない異様な銃撃シーン。あ~すごかった。って言っても、それらを除いたら本当に何も残らないなあ。たまにはこういうのもヨイですね。 7点(2003-09-15 01:34:47) |
3507. 眼下の敵
眼科の敵。耳鼻科か?何言ってるんだ。戦争映画です。駆逐艦とUボートの戦い。駆逐艦がかなり優勢に攻める中で、一発逆転を狙うUボート。米駆逐艦側を主人公にするのなら、いわば普通の映画とは逆の展開です。だもんで、互いの駆け引きが、どちらかに肩入れすることなくじっくり描かれています。ところで昔、この映画は別のラストも作られてたとかいう話を聞いた気がするんですが全くのウロ覚え。どうなんでしょ? 7点(2003-09-15 01:25:59)(笑:2票) |
3508. 激流(1994)
こういうよくわからん合わせ技一本の映画、好きですよ。後で考えると、別に川下りシーンなんか無くてもあんまりストーリーに影響無いような気もするんですけどね、まあそれなりに自然な展開なんで、ユニークな設定の妙味を楽しむことができました。そういや昔観た映画で、題名も忘れましたが、主人公が悪者に捕まって人質にされるんですけど、何とその家には毒蛇が潜んでた!ってな強引な趣向の映画があって、子供心にスゲー面白いと思ったんですけどね。本作にも同じような面白さを感じました。 7点(2003-09-15 00:54:22)(良:1票) |
3509. ラスト・オブ・モヒカン
戦闘シーンなどの描写がイマイチ冴えなくて気分が乗らず、本作でダメ監督としてマイケル・マンの名前を認識したのですが、後に『ヒート』でめっきり見直しました。なもんで、もう一度観直してみたいとは思いますけどね。マジメな題材は不得意なのかも。 6点(2003-09-14 11:27:03) |
3510. ライフ・イズ・ビューティフル
うまく作られてはいるので、途中シラけずに観ることができれば、最後感動できたのかも知れませんが、シラけてしまった私には無理でした。さすがにそこまでやっちゃウソ、という一線を超えてしまってて、ちょっとイライラ。幾ら何でも私はあそこまで前向きには生きられない。もはや前向きというよりは薄っぺらな感じ。それに、最後になって突然彼等に厳しい現実を突き付ける描き方も、アニメ『風が吹くとき』の後味の悪さを思い出しました。例えばね、サザエさん一家が何の脈絡もなく戦争で虐殺される映画作りゃあ、間違いなくショッキングな反戦映画になりますよ、でもそれは著しくバランスを欠いた姑息な手段で、不快感しか残らない。本作は、テーマ上の必然性があるから、そこまでヒドくはないですが・・・。 6点(2003-09-14 11:04:53)(良:2票) |
3511. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱
確か主題歌歌ってたのは、成龍じゃなかったっけ?言ってみりゃウォン先生自身が酔拳時代を懐かしみつつ歌ってたわけか。さて、スケールアップした二作目でも相変わらず人間離れしたアクションを披露、リンチェイのアクションにハズレなし。白蓮教の双児みたいなやつ、あの左右対称の構図はグリーナウェイ作品の影響と思われるが、どうか(違うだろ)。 8点(2003-09-14 10:27:10) |
3512. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明
ウォン先生、明らかに人間ワザを超越した物凄いワイヤーアクションなんですけど、何がかっこいいって、必ず着地をキメてビシっと見得を切ってくれます。なぜここまでカッコよく戦えるのか。スバラシイです。映画自体は、何やかんや演出の工夫を半端に施したせいで、かえってギクシャクしてるところもありますが、冴えたアクションがすべてを帳消しにしてくれて大満足。 8点(2003-09-14 09:47:33) |
3513. キートンの大列車追跡
ここでも、結構アブナイことやってくれてます。人間、目の前でアブナイことされると、ヘラヘラ笑っちゃうんですよね。まあそういう、緊張と緩和の生み出す笑いは、大笑いはできなくても、もしかするとチャップリン以上に普遍性を持っているのかも。あと、私は列車モノに弱いというのもありまして。 8点(2003-09-14 00:53:39) |
3514. 呪怨<OV>(2000)
Vシネマは映画と呼んでよいのか判りませんが。というのも、映画というのものはせめてこの程度の「贅沢さ」は備えていて欲しい、という最低限のクオリティを下回っているように思えるから。でもそのお陰で雰囲気がよく出てるのもまた確か。昔「お昼のワイドショー」でやってた「あなたの知らない世界」だってホント怖かったもんねー。ねえ新倉イワオ先生。本作も夜中に電気消して一人で観たら、すごくイヤ~な気分になれます。けど、怖けりゃ何でもいいってんなら、こんなビデオ観てるよりお化け屋敷に行った方が恐怖を堪能できるわけで、まあどうしても物足りない気分は残ります。 4点(2003-09-14 00:43:49) |
3515. ダーク・ブルー
『コーリャ 愛のプラハ』が強く印象に残ってるヤン・スヴェラーク監督が、戦争モノを撮ったというので、意外に思いつつ観たら、これがスグレモノ、実にリアルで見ごたえある空中戦が展開されます。確かに、宮崎アニメを実写化したらこうなるんじゃないか、という感じです。この映画では後日談が最後ではなく、最初に紹介されますが、これはもしかすると、背景の事実は本国でもあまり知られてないことなんでしょうか。その背景に対し、主人公の徒労のような恋愛がさらにオーバーラップしていて、何とも切ない話になっております。 8点(2003-09-14 00:27:24) |
3516. フォーリング・ダウン
普通のおっさんが、ブチ切れて壊れていく。すごく面白そうな映画だと期待すると同時に、そんな題材で映画にうまく纏められるのかなーと心配しながら観たら、まあ、確かにやや迷走気味ですが、うん、やっぱりこういうの好きですね。アングラ世界に足を踏み込んでいく描写は、シューマッカー監督は後の『8mm』でも取り上げてますが、なかなかコワイです。 8点(2003-09-13 00:39:23) |
3517. プレデター2
前作ではジャングルでひっそりと小競り合いするだけだったプレデターが、街中に現れる! ちょっとパニック映画っぽくなるのかと期待したら・・・。いやーまいったなープレデターに褒められちゃったよ。 4点(2003-09-13 00:28:34) |
3518. プレデター
透明エイリアン vs シュワ! 設定が面白すぎて、ストーリーをどうしてよいのかわからなくなってしまった映画。なんだかヒジョーに無意味な戦いが続いて、最後の方はグダグダ。何が無意味って、シュワはともかくエイリアンまで何であんなに命掛けで戦うのやら(この手の映画では普通、追う者と追われる者の立場がはっきりしてて、そこに緊張感があると思ってたんですが)。怪我して治療する姿がいかにも不器用でちょっと微笑ましい。 6点(2003-09-13 00:24:55) |
3519. ゴリラ
スタローンの対抗馬として、というよりはB級版として登場したシュワルツェネッガーの、『コマンドー』に続く作品の邦題は何と『ゴリラ』。はは、見た目そのままやんけ。と思いました。シュワの堕ちて行く姿に、ああこの人このまま消えてくんだろうなあ、と思ってたんですけどね、先のことはわからんもんです。さて本作、シュワが武器をかき集めて車で敵地に乗り込むシーン、おお、『コマンドー』の蒸し返しかと思いきや、もっと悪いことに、活躍前にいきなり車ごとつぶされちゃう。かなりトホホ。バカになりきってない分、煮え切らない映画です。 5点(2003-09-12 23:48:03) |
3520. コマンドー
5分に1度のアクションとかいうのが売りだっけ? 冒頭からアクション炸裂!だけど何が何やら説明無し。あとはシュワの八面六臂の大活躍。車に轢かれても大丈夫、さすがはシュワ。クライマックスは、あらゆる銃や手榴弾を身につけながら、なぜか投げナイフまで見せてくれる大サービス。まさに大殺戮、娘が誘拐されただけでなんちゅうことを。「でもこういう映画が見たいんだろっ!」・・・はい。 ところでジェームズ・ホーナーは本作を含め当時はセコイ音楽書いてたんで、ダメ作曲家だと思ってたんですけどね。後に随分いい音楽書くようになり脱帽しております。 7点(2003-09-12 23:30:48) |