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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3876
性別 男性
年齢 53歳

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3501.  ゴーストタウンの決斗 《ネタバレ》 
う~む。何が描きたかったのだろう。最後に行われる決闘が取ってつけたような感じ。というよりはむしろ、この決闘の前フリを延々と垂れ流したような映画で、しかもこの前フリに、どうも必然性が感じられない(先住民と戦うシーンの意味合いって、登場人物を減らすこと以外に何かあるのでしょうか??)。そういう澱みがちな流れの中で頑張るのが、リチャード・ウィドマーク、例によって実に実にアクが強い。他の出演者すべてを食っている。しかし所詮は悪役、最後の決闘では敗れて死ぬしかない。せっかくここまで頑張って(一人で)映画を引っ張ってきたのにもかかわらず!というわけで、最期の彼はヤケクソのように思いっきり「ガクッ」と事切れる。ホントに大袈裟である。色んな意味で痛ましい最期と言えよう(笑)。
5点(2004-05-23 02:49:49)
3502.  カジュアリティーズ
しずかちゃんにヒドイ事をしたジャイアン達にのび太君が立ち向かう話なんだけど・・・これは困った。レイプされ惨殺されるベトナム女性の存在感の薄さ。いや確かに描写は壮絶で、そういう意味のインパクトはあるんだけど、「一人の人間としての存在感」という意味ではあまりに軽い扱いではなかろうか?大体、野獣のような米兵達にあんな目にあわされた後で、マイケル・Jが「心をこめて話かければ」気持ちが通じるとでも?自分を襲った連中と似たようなヤツが意味の判らない外国語で話しかけてきたら、まず感じるのは恐怖ではないか?ところが、優しく話しかけ、最後に片言のベトナム語を交えれば、何だか味方だと思ってくれちゃうのである。イヤ、絶対あり得ない話とは言わないが・・・少なくともこの映画の描写に説得力は感じられなかったな。大体、マイケル・J演じるエリクソン、後半よくしゃべるのだけど説得力がない。なにしろこの人、正義感はあるらしいのだが、その他の点ではどういうヒトなんだかサッパリわからんのだから(薄っぺらな人物描写)。他の登場人物も同様。ようするにこれじゃまるで、「戦場ではこんなオソロシイ事がありましたとさ」という人形劇みたいなもの。さらに困ったのは、エリクソンが帰国後、例の女性とよく似た女性に会うくだり。これが「救い」のつもりなのか?一人の人間の死が、いかに取りかえしのつかないものか、認識してくれよ。これはあくまで、エリクソン、ひいては「良心的」観客にとっての表面的な、実に表面的な「救い」(=「ご都合」)にすぎない。これじゃ殺された側が浮かばれぬ。こんな事するから、劇中における被害女性の存在感が貶められるのですよ。しかもこのラスト、まさかまさか、夢オチってんでは・・・? ところで本作、デ・パルマにしては随分クソ真面目に撮ってます。暖かみも冷たさもなく、フツーに撮っており、映画の「余白」や「含み」が乏しい。そのくせ時たま思い出したように小細工を繰り出す(エリクソンが穴にはまるシーンなどは殆どギャグの域に達している)。デ・パルマは深刻な題材には向いて無いんだろう。あと、モリコーネの音楽はまあ、いつも通りですな(聴けばすぐモリコーネと判ってしまう!)。
5点(2004-05-08 22:05:19)
3503.  アトランティック・シティ
最初に提示される人間関係に、オヤ、と興味をそそられたのに、後半、話が伸びない気が。雰囲気は独特のものがありますね、陽光の下ではややそぐわないようなシーンを敢えて撮ってみたり。でもストーリーの牽引力が弱いもんで。うわーバート・ランカスター老けたなア、となどと思いながら観ていたら、もうちょっと感情移入できたのかもしれない。油断した!
5点(2004-04-24 02:10:24)
3504.  間諜最後の日
そうなんです。「最期の日」ではなくて「最後の日」なんです。だもんで、実はのんびりムードが漂ってます。正直、結構どうでもいいお話かも知れません。後半やや意表をつく展開ですが、どうでしょう、うん、どうなんでしょうね。えへへ。やっぱりあんまり面白くないかも(笑)。前半の雪山、後半の列車など、さまざまな舞台を映画に織り込んで見せてくれるところが、まあ、面白みではあるのですが。
5点(2004-04-18 01:55:30)
3505.  007/黄金銃を持つ男 《ネタバレ》 
こないだ夜中にこっそり放送してたから久しぶりに観たけどやっぱりあんまし面白くないねえ。今回の敵は、スカラマンガという、不細工な鉄砲を持ってる事と、乳首が3つある事以外に何の取柄も無い男。演ずるはクリストファー・リーなもんで、貫禄の無さに拍車がかかる(最後のヤラレぶりも非常にあっけない)。ストーリーが凝ってる訳でもない(楽勝で敵と接触)のに、アクションもイマイチ少ない。まあしかし、変なアジアが堪能できるという点では、かなりのハイレベルに達しています。スモウレスラーにあんな弱点があったとは、気づかんかったね。現役力士は参考にされたし(ウソ)。後半、スカラマンガのアジトには、なんと液体ヘリウムがナミナミと入ったタンクが! 液体ヘリウム、沸点4.2Kだよ。蓋すら無いタンクに液面むき出しのまま(零度以下に保つべしとの謎の注意書き)。おかげで、後でスカラマンガの部下が転落し、大惨事に。うーむ。むちゃくちゃだ。それにしてもロジャー・ムーアはスケベそうな表情が似合いますね。本作では特にスケベそうです。
5点(2004-04-04 01:05:14)
3506.  スパイ・ゲーム(2001)
CIAをまさに引退しようとしている初老の男、演じるはレッドフォード・・・これがレッドフォード? そもそも、「初老である事」と「レッドフォードである事」は相容れないもの、彼は歳くっちゃいかんのだ。ってまあそれは無茶というもんだけど。さてこの映画。ブラピが中国にとっ捕まって、24時間以内に何とかせにゃ、死刑になっちまう、ってな設定なのに、大半はレッドフォードが延々と思い出話にふけり続けるだけ、という妙な内容。トニー・スコットも、さすがにこれは緊張感無さ過ぎるということだけは気づいたらしい。何とか盛り上げようと、もう映像テク満載にしております。これは結論から言うと、完全に裏目に出てると思います。本来、もっと静かに語られるべき映画じゃないんですか? 無意味なカット割りを始め、別段目新しくもないテクニックを際限なく連ねており、まあ確かにここまで徹底的に映像をいじるのはゴクロウサンなこっちゃ、とは思いますが・・・少々しつこいし、なんか映画全体がウソ臭くなっちゃったのよね。お陰で緊張感をさらに希薄なものにしてしまってます。この映画はせめて、もっとじっくり、ジワジワ盛り上げながら描かれるべきだったハズなのに。もしかして、トニー・スコットという人は、我慢の足りないヒトなのではないかと思ってしまいました。ゴメンね。
5点(2004-04-03 22:28:00)
3507.  パラダイスの夕暮れ
これはちょっと、とりとめないというか、観てて気分がうまく乗りませんでした、残念ながら。カウリスマキ作品、いつもどこか人を食っていて、その白々しさに呆れた瞬間から映画の世界にハマってしまうのですが、この映画に関しては、ハマるタイミングが摑み切れず、となるともうあとはズルズルと、まさに「人ごとのように」映画を眺めるだけになってしまう悪循環。しかも映画は例によって短く、すぐに終わっちゃう。私にとっては、イマイチに思われた映画でした。恋愛モノらしからぬ恋愛モノ、これはこれで結構なんだけど、もうひとヒネリ、何だか物足りない気が。
5点(2004-03-13 23:57:21)
3508.  わんぱくデニス
↓まさに同感、本当に可哀相。このガキのせいでウォルター・マッソーの死期が早まったんじゃないかと思えてくる(勿論そんな訳ないけど)。アニメにしときゃあ笑い飛ばせたのかも知れんが、正直、引いてしまいました。しかしこんな映画でも某パロディ映画で引用されてたりするから、チェックしといて損は無い、かな。
5点(2004-02-28 12:13:08)
3509.  イレイザー(1996)
それまでは、「シュワ主演」+「アクション」=「そこそこオモロイ」という甘えと安心感が、私の中に確かにあったみたいですが、もはやそうは言ってられない。この映画以降、上記の式が成立しない超薄味映画が混じってきましたね(この際だからハッキリ言おう、イレイザー、シックス・デイ、コラテラル・ダメージ!面白くないっ!)。シュワの高額ギャラのシワ寄せが色んなところに出てるんじゃないんかね。
5点(2004-02-15 14:35:56)
3510.  ハドソン・ホーク
ダイ・ハードでブルース・ウィリスが成功したのは、あの苛烈な設定に彼がミスマッチしてたから。多分設定的にはこちらの方が合ってて、それ故、逆に面白みという点では断然損してると思いますね。見た目にもトボけたB・ウィルスが、トボけた役やるんなら(しかも映画の看板ヒーロー役やるんなら)、さらに工夫が無いと・・・ま、このようにとりとめの無い映画に。アイデア勝負という点では色々ガンバってるのは、わかるんですけど、ややお寒いかな、と。
5点(2004-02-08 16:43:33)
3511.  EAST MEETS WEST
喜八つぁん映画っちゅう事で期待が高かった分、ガッカリ度も高かった怪作。もうちょい活きのいい映画を期待してたのですが・・・。一見「奇想天外」な映画なんだけど、内容的にはその形容は似合わない。幕末に「サムライ」がアメリカに渡ったという設定以外は何ちゅうこともない意外性の乏しい映画ですな。どっちかって言うと「WEST MEETS EAST」の方がしっくり来そうに思えてくるし(主語がEASTなら、真田広之をもっと活躍させてやってくれ)。外国人が「ヘンな日本人」を映画で描いたりすると、ヒドイとか何とか言われちゃう訳ですけど、真っ当な描写でかえって味気なくなるのもいかがかと。竹中直人が狂言回しとして盛り上げる役のハズが、観てて正直ジャマに思えてくる。そんなエピソードより、まず主題のストーリーをしっかり伸ばしてよ。
5点(2004-02-08 00:58:34)
3512.  逃亡者(1990) 《ネタバレ》 
前半は、犯人と人質のやり取りが描かれる密室劇。ミッキー・ローク(←昔は人気あったのよ)演ずる犯人一味リーダーのキャラがユニーク。なのか!? まあそこまではアリガチなんですが、この映画、後半がひと味違う。手づまり気味の前半に対し、後半の展開はまさに大暴走。一味から離脱した犯人の一人は、要領悪すぎて逃げ切れずあえなく射殺、この辺りの描写はチミノ節炸裂と言ったところか(チミノ節って何だろうね)。テキトーな捜査で犯人グループの居所が(容易に)判明、犯人が人質一家と共に篭城する家の周囲には非常線が。しかし一家の娘のボーイフレンドがこれまた極めて容易に非常線を突破、悠々と家に近付いてしまう! 警官曰く「いかん、手後れだ!とりあえず様子を見よう!」・・・もう絶句。いやいや絶句するのはまだ早い。彼氏も一緒に人質になってしまうのか、と思いきや、何と彼氏は人質の娘を悠々とデートに連れ出してしまう! さて残された人質の運命やいかに?なんて事は、もうどうでもよくなってくる、まさにひと味違うクライマックスを迎えるのでした。
5点(2004-02-07 00:35:26)(笑:1票)
3513.  YAMAKASI ヤマカシ
やっぱり体張ったアクションって、観てて楽しいですよね~ワクワクします。ところが!残念な事に、ストーリーの方が一本調子でサッパリ伸びない。刑事に対して、「別にオレ達、人に迷惑かけてないもんね~」と言い放つ彼ら、まるで日本の典型的若者像(と世間で思われてるもの)みたいじゃあないですか。それに対し「子供が真似するじゃないか」と諭す刑事。うん、いいよ、いいポイント突いてる・・・ところがこれが伸びない。むしろストーリーはブチ壊しの方向へ。他の点もそう。伸ばせば伸びそうなエピソードも、ドンドンぶち壊してとにかく単純化の方向。観てる間、「これはヒドイ」という気持ちと「いやいやこのテの映画はコレくらいでちょうどいいのかも。きっとワザとこんな脚本にしたんだよ」という気持ちを行ったり来たり。結局最後が何とも後味悪いので、何だかバカにされたような気持ちが残ってしまいました。ところで、あの少年、「24時間以内に心臓移植しないと・・・」とか言いながらフツーの病室でフツーにベッドに寝てるだけ。危篤状態には到底見えませ~ん。
5点(2004-01-31 01:08:27)
3514.  ポルターガイスト2
コレって確か、スクリーミング・マッドジョージが特殊メイクで抜擢されて一躍名前を売った映画ですよね?? まあ確かに映画が全然怖くないので、気を散らさずにじっくり特殊メイクの出来が堪能できますな(それでいいのか?)。前作では、発端はポルターガイストで、次第に背景に隠された真実が見えてくるような展開になってましたが、この一応ケリのついたハナシに、本作を何とかつなげようとして、結局、ポルターガイストなんてあんまり関係ない、ただのお化け映画になってしまいました。コレを観ると、前作がどれだけよく出来たかわかります。前作は余裕を持って観客をアレコレ手玉にとり、怖がらせてくれる「計算」があったんですが、本作、余裕無いですね、ホント。迷走しまくった挙句、クライマックスは・・・絶句。
5点(2004-01-17 01:49:34)
3515.  ミスター・ベースボール
この映画の困った所は、「日本を勘違いした」映画じゃなくて、「日本を勘違いした主人公」の映画だ、っちゅうところですね。さすがにアメリカ人も最近では日本の事をある程度は知ってる訳で、トム・セレックがトンチンカンな事をしてるってのはアメリカの観客にも判るハズ。そこが本作の笑わせどころ、と言いたいのかもしれませんが、この「カマトトぶり」、観ててどうしても鼻についてしまう。日本人の名前を「サン」付けで呼ぶ表現も通用するようになってきたからこそ映画で使えるわけで・・・。で、カルチャーギャップをネタにした割には、日本を理解するようになったのかならなかったのかイマイチはっきりしないまま妙に無難に映画は終わっちゃう。何でこんな映画作ったの?単に日本を舞台にすることで日本の映画市場を狙っただけじゃないのか、という気も。最後に一つ言わせてくれ、トム・セレックよ、ソウメンはちゃんとツユにつけて食べたら本当は美味しいんだからね!(←すでに映画に乗せられてます)。
5点(2004-01-12 16:50:54)
3516.  続・猿の惑星
こんな続編が許されるのなら、何本でも続編が作れそうな便乗商法ですが(・・・という心配へ配慮したラストなのでしょうか)。前作がレコードのA面ならこちらはB面と言ったところでしょうか。前作を超えようという意気込みがまったく感じられないのが、潔いと言えば潔い(誉めるような事でもないけど)。あるいは、デビルマンに対する新デビルマン、金八先生に対する仙八先生のようなものでしょうか。
5点(2004-01-10 02:08:33)
3517.  呪いの迷宮/ラビリンス・イン・ザ・ダーク
この世に無数に存在する、いわゆるB級あるいはC級ホラーの一本です。実際、制作費もかかってなさそうなのですが・・・主人公が訪れる先はブダペスト。金も無い(らしい)のにどうやらホントにロケやってるみたい?これが何となく異国情緒みたいなものを感じさせて、ちょっとイイ感じなのです。肝心の怖さの方は、展開のヌルさもあり、イマイチ。敵の邪教集団、一体何がしたいのか?せっかく主人公に襲いかかったのに簡単に逃がしてしまったり、とてもまわりくどい。そうそう、途中変なクモが出てくるんですけど、これが意外にもストップモーションで描かれて、ちょいとうれしくなります。で、クライマックスに至っては、変な赤ん坊(?)が登場、ぐちょぐちょ~と妙な生物への変身を見せ、観てる側としても「低予算ながらよくガンバッてるよなあ(ちょっと気恥ずかしいが)」と力が入ること請け合い。ウン、ガンバッてる事はよくわかるので、ストーリーだけ、何とかしてください。
5点(2003-12-29 00:40:51)
3518.  御法度
これを評して「文化祭の寸劇風の映画」と言った人がいました。これは言いえて妙かも。キャストが濃すぎて、まとまらない感じが。勿論監督の意図したものなのでしょうが、個人的にはあまり引きつけられるタイプの演出ではない、かなあ。映像の方は、暗闇で下からチロチロ光を当てて、なんだか水中にいるかのような、不思議な感じを与える映像になってます。まあ観モノと言えば観モノですが、このせいで、まとまりなく落ち着かない雰囲気がさらに強められてしまったかも??
5点(2003-12-28 01:19:49)
3519.  コンタクト
ゼメキス作品って、アッと驚く特撮を、アッと驚く地味な場面で使ってて(後の『ホワット~』でさらに加速)、観ててニヤリとしてしまう反面、「力をかける場所が間違ってるんでは?」という気もしてきます。この映画だったら例えば、少女時代のエリーが、倒れた父親を発見し、薬を取りに走っていくシーン。まさにアッと驚く特殊効果ですが、必然性が感じられない分、ちょっとイヤミな感じもします。さて、内容の方ですが、ムムム、なんちゅう展開の早さ。映画早々にパーマーと知合ったと思ったらいきなりベッドイン。エリーの内面は掘り下げられないし、無邪気に研究に打ち込む「研究者らしさ」も充分描かれない。人物像が薄っぺらに感じられます。ストーリー上は割と故セーガン博士の原作に沿ってるものの、表面的すぎて、原作で描かれるエリーの魅力が、どこにも無いんですよね。脚本さえちゃんとしてれば、ジョディ・フォスターという人はこの役にピッタリだった筈なのですが・・・。あと、原作では各国の協力が如何に重要かを強く訴えているのに、そういうグローバル的な視野も欠けてしまいましたね。マシンに乗るのはエリーただ一人だし、大統領役にクリントン本人が出演するなんて(??)、まさにアメリカ万歳、米国中心ぶりがむしろ強調されてしまってます。映像化の難しそうなこの小説をよくぞここまで映画化した、と思えばこそ、「仏作って魂入れず」という印象も拭えないのです。そうそう、日本の描き方にご不満の方もおられるかもしれませんが、これでも結構良心的かもしれませんよ、何しろ原作では、日本の技術者は気合入れるために皆ハチマキしてることになってましたから。
5点(2003-12-13 08:37:15)(良:3票)
3520.  屋根裏部屋の花たち
まあ何ともかんともイヤな話でして、祖母の家に移り住んだ四人の兄姉弟妹が、イカれたバアサンによって屋根裏部屋に閉じ込められてしまう。空腹に苦しむ彼ら。「ニイちゃん、腹減ったよう」「おおそうか、よし、オレの血でも吸いな」って、キミタチ、それは人間のすることじゃない、まるでオオカミだよ。イヤな話だ。で、屋根裏部屋から何とか脱出しようとする必死の努力の末、なんやかんやあって、結局あんまり救いのないラスト。ああイヤな話だった。内容的に暗い映画も結構ですが、ここまで来ると、「とにかくパッとしない映画だなあ」という印象が先に来てしまいます。
5点(2003-12-13 00:17:43)(笑:1票)
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