341. カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」<TVM>
《ネタバレ》 作品登録する際に、タイトル名で悩んだのですが、あくまでも本家ありきなものと思い、「カメラを止めるな!スピンオフ」を付けました。二匹目のドジョウをどう見るかなのですが、ワタシには結構面白かったです。サイドストーリーの恋の物語をワンカットに中に入れ込んできたところがよかったです。ただ、あの監督の娘さん。何を根拠にこんなに横柄で、自信満々であるにも関わらず、一応、この職場(他の現場ではとにかく)では周囲が許しているのか、そのあたりがわかると良かったです。「監督の娘だから、特別扱い?」と思われるのは、作品にとって損だと思いますので。上田氏は、本作では監督をやらなかったですね。ホントは同じようなしかけのものを2回やりたくない人とみた。寡作でもいいから、納得いくものを作って欲しい。 [DVD(邦画)] 6点(2019-07-12 20:51:15) |
342. 告発
《ネタバレ》 裁判の最初の方の審理で、検事が「なぜなら(3年間)誰とも接触がなかったからです」といったとき、これがテコになって勝利することが想像されてしまいます。また、被告と弁護士が友情を育んでいるかにみえるところも、何となく興ざめ。もっとスタンフィルはもう少し悪賢い奴のヤツで良かったのではないでしょうかi [DVD(字幕)] 6点(2019-07-09 18:07:30) |
343. パラドクス
《ネタバレ》 ええ~っ。これは難解だけれど、なんか結構面白いのをみせられたような気がするぞ。これはつまり、我々のこのみずみずしい世界を支えているのは、彼らの無間地獄というようなお話だったのでしょうか?通常営業の世界から見たら、彼らの世界はincident(ささいな出来事)に過ぎないけれど。この解釈、全然自信がありませんが、しかし。DVDジャケのようなシーンは一つもなかったと一応言っときます。【追記】ローグさん、わかりやすい説明、ありがとうございました。それと知って、+1点。視聴後第一感の感想を全部消したくなりましたが、恥ずかしいけど残しておくことにします。 [DVD(字幕)] 8点(2019-07-05 22:27:18) |
344. 刑事コロンボ/歌声の消えた海<TVM>
《ネタバレ》 ああ、これはいいですね。シリーズ中、そのトレードマークとはいえ、どんなときでもコートを着ているコロンボが少しうっとうしかったのですね。スーツや私服のコロンボは、刑事としての腕で勝負している感じがします。階段を駆け下りるときなど、動きももっさりしてなくて、軽快でした。ウィリアム・ドリスキル氏が脚本したコロンボがワタシは好きです。 [地上波(吹替)] 9点(2019-07-05 09:53:18) |
345. 刑事コロンボ/祝砲の挽歌<TVM>
《ネタバレ》 つくづくコロンボは犯人次第だと思いますが、今回の犯人は最低じゃないですか。校長が学生に罪をなすりつけるってありえんでしょ。被害者ヘインズの男女共学にする構想だって、むべなるかなでしょ。ケインズ、経営者なんだし。自分の王国を荒らされなくなくって、殺しをやってしまう。すべてが露見してからも、失った権威にすがりつくように、大義を口にし、学生たちに指示をする。オラ、こんな犯人イヤだよ。冒頭の砲弾に細工をするシーンのみ、息詰まる感じでよかったです。 [地上波(吹替)] 3点(2019-06-30 05:38:38)(良:1票) |
346. オールド・ボーイ(2003)
うわあ。ネタバレしてたら、観なかったよ。鑑賞後の今、誰ともこの映画について話したいと思わない。なので、ここに書き込むのすらイヤになってますが、しかし。こんな物語は初めてだよ。うんと悪い点数をつけたい気持ちですが、どうしても8点です(ファニーゲームと同じ)。まいりました。【追記】こんなにみなさん、「ネタバレ無」しで書き込みしている映画をワタシは知らない。とにかく、話の中身について話したくないんだ。その気持ち、わかるよ。 [DVD(字幕)] 8点(2019-06-22 07:59:49) |
347. インサイド・ヘッド
《ネタバレ》 竹内結子さん演じるヨロコビが輝いてみえるのは、大竹しのぶさんの演じるカナシミの闇が深いから。本作以上にエラい吹き替え現場だったのではないでしょうか。叫ぶ大竹、かわす竹内。 [DVD(字幕)] 9点(2019-06-16 16:49:23) |
348. 主戦場
《ネタバレ》 B級スラップスティックコメディを観たかのようです。でも、このインタビュイーたちに向けられたカメラの画角を変えたその先の先に、豆粒みたいなマヌケヅラしたワタシがいるかと思うと怖いです。つまり、ワタシもこんなろくでもない世界の構成要素。笑うに笑えなくって、嗤うに嗤えない。 [映画館(字幕)] 7点(2019-06-05 21:09:10) |
349. ヴェノム
《ネタバレ》 そもそもアメコミってよく知らないからだと思いますが、その実写化を、「漫画の映画化」ってあんまり思っていませんでした。いや、原作は漫画でも、そこに大人のコクを加味するのがアメリカ映画(バットマンにしろ、スパイダーマンにしろ)のやり方なのだと思っていました。が、しかし。本作については、アメリカで人気のコミックをそのまま実写化したんだなってそういう雰囲気がありました。アメリカの子供もいってるんじゃないでしょうか?エディのイメージが違ったとか、ヴェノムはあんな声じゃないとか。 [DVD(字幕)] 4点(2019-06-04 06:34:32) |
350. 刑事コロンボ/溶ける糸<TVM>
《ネタバレ》 外科医が出てきて「溶ける糸」とくれば、縫合糸を使った殺人と察しがついてしまうじゃないかと思いきや、溶ける糸を使った手術の疑惑から物語が始まる。冒頭のゆで卵のシーンは、笑うところなのだと思いますが、ちょっと警部いい加減にしましょうよ、と思ってしまいました。激高する警部が見所かと思います。 [地上波(吹替)] 7点(2019-05-25 07:55:13) |
351. 刑事コロンボ/別れのワイン<TVM>
《ネタバレ》 さまざまな本シリーズの犯人を見てきましたが、エイドリアンが最もコロンボに近い人物だったかと思います。偏執的で、なんかイチイチちょっと嫌味な感じで。女性に弱そうなところもそうですな。ですので、最後のシークエンスは、コロンボにしてもエイドリアンにしても、やっと分かり合える友だちに巡り会えたような、同じ病状の人を相哀れむような、そんなやさしい印象がありました。 [地上波(吹替)] 7点(2019-05-19 23:47:44)(良:2票) |
352. ボヘミアン・ラプソディ
《ネタバレ》 2時間強の時間をじっくり費やして、ものまねショーを見た気持ちです。聞き覚えのある有名な曲の誕生譚とともに見ながらですので、ワタシは十分に満足しています。しかしこの、とてつもなくシンプルな物語(仲間は家族だ、裏切りと再会、不治の病など)。ショーを堪能するためには、ピッタリでした。温泉場を巡っている旅芸人のショーの大がかりなヤツという評価です。繰り返しますが、十分満足はしています。 [DVD(字幕)] 8点(2019-05-19 23:20:53) |
353. シュガー・ラッシュ
《ネタバレ》 あらかじめ、ひどいハンデ(甘いお菓子の世界)を観客に背負わせる設定の割には、見せてもらった感じはします。それはひとえに、ゲームセンターの裏側の世界がとてもよく出来ていただったからだと思います。ワタシは「パックマン」と「ストリートファイター」ぐらいしか知らないけど、ほかのゲームも知っている人は、相当面白かったんじゃないでしょうか。とはいえ、ワタシのとっては、背負わせられたハンデに胸焼けして、こんなもんです。 [DVD(吹替)] 5点(2019-05-09 21:52:36) |
354. キートンのカメラマン
《ネタバレ》 約3分30秒もやる、狭い更衣室のシーンが好き。ペーソスのあるキートンって珍しいんじゃないでしょうか。おすすめです。【追記】思い立って、消音で視聴しました。モノクロのくちびるが何か言っているのが聞こえます。正解だったと思います。キートンは、サイレントだから面白いのだと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2019-04-30 21:18:49) |
355. 海底王キートン
《ネタバレ》 これは映画と言うより上質なコントでは、と思った前半。しかし、土族との戦いになってから、俄然面白くなりました。でも、なんで海底王? [DVD(字幕)] 5点(2019-04-30 09:32:33) |
356. クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
《ネタバレ》 ワタシもだいぶくたびれてしまいましたが、子供らの父でもあります。よれよれの父であるワタシにとって、本作中の、年季の入ったお父さん立つのステレオタイプな取り扱いは、けっこうげんなりしたなあ。父親なんて、子供がある程度大きくなってしまえば、そもそも無用のものと思っています。ロボとーちゃんが身を引いたように、生身のとーちゃんも、いつかは子供のことは「世間」に任すしかないときが来るんだからな、と変な悪態をついておきます。 [インターネット(邦画)] 6点(2019-04-29 17:01:05) |
357. スペイン一家監禁事件
《ネタバレ》 ファニーゲームでは、「どうせ、あんたらの見たいのはこんな残酷なのだろ」って突きつけられているような、後ろめたさを感じたりしていました。しかし、本作。タイトルそのまんま。スペインの親子が、監禁されてひたすらひどい目にあう。何かを考える余地なく事態が進んでいく。ああ、ひどい。ああ、イヤだ。自分にこんなことが、起きませんように。つまり、自動車教習所で免許更新の時にみる教材ビデオみたいなんですよ。 [DVD(字幕)] 3点(2019-04-29 13:51:08)(良:2票) |
358. 華氏119
《ネタバレ》 トランプを前面に出したプロモーションをしていますが、そんな映画ではないのではないでしょうか?むしろ、ミシガン州知事の滅茶苦茶さの方が印象に残ります(オバマの振る舞いも含めて)。あと、民主党の自滅っぷりとか。トランプをアイコンとした、うんざりするアメリカの日々。電波少年のようなアポなし取材が魅力だったのですが、そういうのは減りました(例の水まきシーンのみ)。そんな本作に、マイケル・ムーアはもういろんなことを諦め始めているんじゃないかと、不安なんだ。 [DVD(字幕)] 6点(2019-04-18 07:45:21) |
359. オリエント急行殺人事件(2015)<TVM>
《ネタバレ》 あの皆さんご存じのオリエント急行殺人事件を日本版にするとこんな風ですよね。しかし、ここからが本当の三谷版です、とでもいいたげな、後編へ続くのシーンはかっこよかったです。そして残念なのは、本サイトの、1974年製作のイギリス版のレビューで、三谷版ができるのなら、タイトルは「踊り子急行殺人事件」にして欲しいと記述しましたが、そうはいかなかったことです。自分じゃちょっといいなと思ってましたので(えへ)。ちぇっ。なんちゃって。 [DVD(邦画)] 8点(2019-04-15 23:06:20) |
360. ラスト・デイズ(2013)
《ネタバレ》 何故だか分からないが、外に出ると死んでしまうという状況設定はよかったです。が、消化不良。観客に答え(何故こうなったか)を明示する必要はないと思います。しかし。制作側が何も答えをもっていないんじゃないかと邪推されてしまうのはどうなんでしょう。内と外の境目ってなに?おそらく地下駐車場から発進した車もダメなのに、窓の開け閉めはOKってどうして?免疫のあるオーストラリアにいる部族の状況を何故見せない?、とか。ああ、もしかするとこういう世界なのでは、と観客が何か考えることができないと、謎解きになりません。また、希望のあるラストもいいのですが、この状況であの子をあそこまで育てた物語(過程)の方がむしろ興味深いし、おっさん2人の道行きより観たかったと思います。 [インターネット(字幕)] 4点(2019-04-10 12:11:28)(良:1票) |