361. ミッション:インポッシブル/フォールアウト
《ネタバレ》 上映当時、話題を「カメラを止めるな」にさらわれていた感じがする本作(そんなことない?)。相当なカースタントを見せてくれました。このスタントの陰に、おそらくそれと同じくらい危険な撮影を行ったスタッフの努力と工夫があったものと思われ。そのあたりをネタにした「カメ止め」に対して、一切そんなことをおくびにも出さない本作(当たり前ですが)。ただもう、ひたすらに面白いだけのが見たい時にピッタリです。 [DVD(字幕)] 7点(2019-01-10 22:50:19) |
362. のみとり侍
《ネタバレ》 これは…。楽しみ方がわからないというか、誰のために作っているのかわからない。コメディで、そっちの方の需要にも応えようとするものと思いましたが、しかしこの程度のそっちの方では、いまどき中学生でも喜ばないのでは。いきなりの、寺子屋の先生の発熱やら、のみとりの禁止やら、忠精の心変わりやら、おみねの情熱やら。なんか脈絡がなさ過ぎないかと思いましたが、短篇集である小説の数編をまとめたものらしいじゃないですか。そんなことされたら、原作者が気の毒です。 [DVD(邦画)] 3点(2019-01-06 21:16:56) |
363. 刑事コロンボ/策謀の結末<TVM>
旧シリーズ最終話ということで、気負いすぎている感じがします。ミステリー要素が弱く、警察ドラマっぽいんだ。最終話だからこそ、サラッといつも通り終わるとカッコよかったんだがな、と思いますね。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2018-12-27 09:53:25) |
364. インクレディブル・ファミリー
《ネタバレ》 面白い。古きよきアメリカのカートゥーンが、装いも新たに帰ってきたという喜び。前作同様。イラスティガール(バイクのシーンと金網の部屋での戦いシーンが好き)が前に出て、使い勝手のよいキャラがどっちか明確になりました。家庭に入ったボブは初老のようだ。ヴァイオレッドの思春期女子っぷりもうまいよ。【追記】アニメの主人公が昔のアニメを見ていたシーンも地味にすき。 [DVD(吹替)] 9点(2018-12-19 21:17:31) |
365. 刑事コロンボ/美食の報酬<TVM>
《ネタバレ》 ああ、コレは好きだ。ギリギリの綱渡りでがっちり「証拠」をつかむところが好きだ。料理好きで芸者好きとは思わなかったよ、コロンボ。 [CS・衛星(吹替)] 9点(2018-12-07 20:36:48) |
366. 刑事コロンボ/魔術師の幻想<TVM>
《ネタバレ》 実行可能性が証明されようと、アリバイが崩されようと、動機があろうと。重要参考人であることと、「やったか、やってないか」は別のような気がするんだがのう。犯人が最後に手紙を燃やしちゃったのは、しつこいコロンボをどうしても驚かしたかったからに違いない。似合わないコートを着たコロンボはかわいいなあ。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2018-12-05 08:15:28) |
367. 刑事コロンボ/意識の下の映像<TVM>
《ネタバレ》 久し振りのコロンボとのご対面でしたが、これはちと無理筋じゃないか。その線で一流の犯人だから使った手法でしょうけど、こんな捜査方法がアリなら、なんかいろんなことができちゃいそうだ。サブリミナルって、元となる衝動や不安があってのものだだとしても、可能性が高まる効果なワケでしょう。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2018-12-03 22:25:27) |
368. 黒井戸殺し<TVM>
《ネタバレ》 探偵が犯人に自死を促すなんて流れを受け入れられたんですから、おもしろかったですよ。作中、他人の気持ちに無頓着に見えた、勝呂の苦みばしったアップで終わるラストシーンが好きだ。 [DVD(邦画)] 8点(2018-11-30 22:19:54) |
369. 家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
《ネタバレ》 本作の「死んだふり」ほどのクオリティはないものの、どこの家庭にも、その家庭なりの変な慣習というか、イベントがあるものだと考えています。変な合い言葉とか、変な歌ですとかね。ですので、本作もごく当たり前の家庭の物語だと思います。真っ当なホームドラマ。ただなあ。榮倉奈々はかわいいとは思うんですけど、だからといって、この二人のやりとりがほほえましいとも思わなかったんですよね。クリーニング屋のおじさんや、静岡のお父さんの方に気持ちを寄せていました。【追記】原作本、読みました。ギリギリあるかもと思える死んだふり。味わいは同じだけど、別なイベントのエピソード。本の勝ちです。 [DVD(邦画)] 5点(2018-11-11 12:51:58) |
370. さようならCP
《ネタバレ》 DVDには特典映像として、荻上チキ氏と原監督の特典映像がついています。それによれば、監督は健常者の作る社会をゆるがす”爆弾”として、CPである横田さんを街中に配置したとのことじゃないですか。ドキュメンタリー作家は、人でなしかと思いましたよ。今どきの(バリアフリー的な)配慮のある世の中じゃないですからね。観てらんない。ただ、横田さんの話を聞くにつれ、だんだんとこういう個性のひと、という見方に動いていくワタシもいたわけです。これは、観なきゃわかんなかったことです。物語後半になり、横田さん自身が何かを表現したいひとだったんだと言うことも分かり、お互いに利用しあっていたんだとも納得しようとしているワタシです(ホントにそうか?)。NHK教育の「バリバラ」につながる源流なのでしょう。 [DVD(邦画)] 7点(2018-10-30 20:47:23) |
371. 3人の逃亡者
《ネタバレ》 なぜあの逃亡者は衣類を着替えないのだろう。ラストシーンでは、また着替え直しているし。どうにも不自然なお話なのですが、頼りにならない父親を乗り換えるための、女の子(メグ)の策略の物語として観たらどうなのでしょう。急になついた理由もはっきりします。3人でいるうちに、いつかヤツ(ネッド)は必ずドジを踏む、と。終幕間際、「またパパと呼んでもいいんだよ」ってネッドが言ったとき、メグのごく微妙な顔。「やっぱ面倒見なきゃダメだ」ってルーカスが言ったときのうれしそうな顔。 [DVD(字幕)] 3点(2018-10-28 14:31:21) |
372. パシフィック・リム:アップライジング
《ネタバレ》 映画館で見るべき映画を、家庭の小さいテレビで見といてナンですけれど、映画館で見たって面白くなかったに違いない。作ってる人たちは楽しかったんだろうなって雰囲気がうっとうしい。文化祭ノリ。3作目があるかのような終わり方ですけど、こんな大風呂敷広げといて、3作目がなければそれはそれで面白いとか思いましたよ。「え、俺たち、裂目の奥にはいけないの!」。東京と富士山の間にはだいぶ田園地帯がありますが、田んぼで闘う"KAIJYU"とイェーガーなら見たかったな。 [DVD(字幕)] 2点(2018-10-19 21:38:04) |
373. ぼくの名前はズッキーニ
《ネタバレ》 不穏な感じのキャラクター、薄暗い物語。おそらく大人向けに作られたアニメなのだと思います。何か意味ありげなのですが、でもワタシにはだからどうしたという感じなんですよ。主人公のズッキーニがはっきりと意思表示したのは、凧を取り戻そうとした時だけ。あとは、なにかただ不満そうにしていただけ。話変わって、ワタシ、野菜のズッキーニを美味しいと思って食べたことがありません。この物語の咀嚼できない感じと、ある意味マッチしていると思います。 [DVD(字幕)] 3点(2018-10-19 16:09:22) |
374. 狼の死刑宣告
《ネタバレ》 子どもを理不尽に殺されたら復讐やむなし。しかし、悪役がゲス過ぎるんだ。復讐の報復の先が主人公の家族に及んじゃうとね。ビリーの相方も「そこまでやるのか?」って言ってるじゃないですか。悪役に対する気持ちが単調になり、救いようがなくなっちゃうんだ。ところどころかっこいいところ(ゆっくり動いている車の中の格闘シーン、坊主にしてもたてがみが残っている頭)がありますが、なんかこう、もっとスカッとした勧善懲悪で良かったのではないでしょうか。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-10-15 21:42:51) |
375. キートンの化物屋敷
《ネタバレ》 お札を厄介者として扱うってのは新鮮でした。しかし、後半なにやら面白いことが行われている雰囲気はありましたが、良くわかりませんでした。 [DVD(吹替)] 5点(2018-10-03 23:09:56) |
376. キートンの隣同志
《ネタバレ》 近い映画人を一人上げるとするならば、ジャッキー・チェンですね。 [DVD(字幕)] 6点(2018-10-03 22:36:16) |
377. キートンのスケアクロウ(案山子)
《ネタバレ》 イヌがファインプレーというより、イヌをあそこまで手名付けた人がファインプレー。 [DVD(字幕)] 5点(2018-10-03 22:10:01) |
378. キートンのゴルフ狂の夢(囚人13号)
《ネタバレ》 好きなシーンは、悪役囚人に殴られて隣の部屋まで飛ばされちゃうんだけど、その間も絶妙なコケをやっているシーン。キートンって、一時期の沢田研二に似ていませんか? [DVD(字幕)] 7点(2018-10-03 21:42:57) |
379. デッドプール2
《ネタバレ》 マンガの実写化なんだから、これぐらいの何でもありでOKなんでしょう。引きちぎられれば生えてくる、かつ、時間を元に戻せるなんてのはマンガのキャラクターしかいません。あははと笑ってそれっきりです。ただ、だからなのでしょうか。一番幸せそうだったのは、一度死んで彼女のところにたどり着いたときでした。 [DVD(字幕)] 6点(2018-10-03 13:15:52) |
380. いつも月夜に米の飯
《ネタバレ》 うーん。観終わったら今、少し混乱しています。予告編を観た段階では、地方版の深夜食堂だなとフンだモノです。たしかに、そういうものがあってもいいかもしれない。実際、物語中盤までは、アサダの料理を中心に物語は展開していきます。しかし。アサダが千代里に「家族になりたい」と言ってから、話は泥沼に。愛憎劇と言ってもいい。監督は、「ごはん映画」とミスリードするような広報を望んだ、と上映後のトークイベントで発言していたが、そんなひっくり返しはいらないよ。物語始めとエンドロール後で、アサダの印象が180°変わります。人でなしか。【追記】小学生以上であるなら、おにぎりを両手でほうばるようなかわいい演出はちょっと理解できない。 [映画館(邦画)] 4点(2018-10-02 23:03:35)(良:1票) |