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大木眠魚さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  イル・ポスティーノ
大好きな作品、景色がとにかく美しい。その意味もラストで分かります。知的なもの憧れる平凡な郵便配達夫。痛々しい設定で見ていて切なくなります。が、その全てが浄化される感動のラストシーン。退屈だと言う人はいるかもしれませんが、人生(映画ともいえる)で何を大切にしているかでしょう。
9点(2003-05-11 23:35:46)
22.  レイジング・ブル
こういう映画を見させられると、アメリカって迫力のある、怖い国だな、と思う。実在の人物のノンフィクション的映画だが、主人公はガサツで暴力的、自堕落で、殆ど共感できなくうんざりさせられる。こんな人、私の周りにはいないもの。はた迷惑だろうな、いたら。でもアメリカにはいかにもいそうで、リアリティがあるのだ。デ・ニーロが役作りのため、身体を絞り込んだり、デブデブの肥満体になったり、見上げたものだが、そこまでやるか、と何処かそれも空恐ろしい気がする。同じような人気ボクサーから場末の酒場の芸人という凋落の人生を描いても、日本だったらもっとシミジミとして物悲しい映画にしかならないんだろうなあ。そういう意味で印象深い作品。
8点(2004-03-04 00:10:53)
23.  レベッカ(1940)
ハリー・ポッターを観るまでもなく、イギリスには魔法使いとか妖精だとか、色んなものが棲んでいるんだ、って思えてくる位、イギリスの建物は古く、500年位前の家にだって普通に人が住んでて、それだけでも我々日本人なんかもう充分怖い。この映画の台詞で、ザッツ、マンダレーと、土砂降りの雨の中、マンダレーがやっと見えて来て、夫が新妻に教えるシーンがあるけど、ここからこの物語は恐ろしいことが始まる予感に満ちている。実に上手い演出だと思う。背後霊のようなダンバース夫人、今は亡きレベッカの丁寧に刺繍されたRの遺品の数々。部屋がいっぱいあるから、もしかしたら何かが隠されているのかもしれないが、皆目、見当もつかない。明るい2DKに住む幸せに感謝、関係ないけどそれこそ背筋も凍るくらい、ああいう家って物凄く寒いんじゃないのかな?寒さと怖さで震える作品。
8点(2004-01-03 16:26:17)(良:2票)
24.  アギーレ/神の怒り
ラストシーンは今でも鮮明に覚えている。狂気は欲望から生じるのか、欲望(理想)は狂気(妄想)から生じるのか、そのために一体どれだけの人間の命が失われたか?背筋が寒くなるような映画だけど一見の価値は充分過ぎるほどある。いや、現実は多分こうだろうから、必見の映画かもしれない。
8点(2003-12-23 17:09:59)
25.  Dolls ドールズ(2002)
1つ1つの愛の物語は、それぞれ冥途の飛脚、春琴抄、アデルの恋の物語、などを下敷きにしていると思われる。語り継がれ、使い古された愛の話(赤い紐で二人が繋がれているのも含めて)であるが、だからといってこの映画がダメだということには決してならない、そこがすごいと思う。画面は淡々と流れ、退屈といえば退屈であるが、そのとき、見る人それぞれが何を思い出すか。人によってその深さ、広がりは違う、思い出すことの多い人はこの映画の時間の流れ方をきっと心地良い、素晴らしいと思うであろう。そしてその画面はあくまで静かで、これでもかというほど美しい。梅川忠兵衛の道行きは雪であるから、最後は当然雪であると予想はついた。しかし、あのラストは確かに心中はご法度、晒し者、という定石を踏んでいるとしても、抵抗が残る。また、主演男優の描き方(親に言われ社長の娘と結婚するような男性が、あのような行動をとる人物か?)に説得力を欠くのが惜しまれる。菅野美穂は大変良く、松原智恵子もはまり役である。
8点(2003-12-09 23:45:04)(良:2票)
26.  刑事コロンボ/別れのワイン<TVM>
その昔友人から、今テレビでコロンボが1番面白いと言われ、初めて見たのが、運がいいのか悪いのかこれだった。結局、これを超えるものはその後1本も見られず、後からこれがコロンボシリーズの最高傑作と言われている事を知った。この犯人が他の犯人と明らかに違うのは、決してワインだけではない人生そのものに対する深い洞察力である。犯人の方がコロンボより知的で、単なる事件の解明、知恵比べには終わっていない。それゆえ、ラストシーンの台詞も生きてくるのだ。テレビドラマとしては忘れ難い。
8点(2003-11-26 22:17:45)
27.  ひまわり(1970)
どうしようもない状況の哀しい映画。こういうことは何処の国でも沢山あったのでしょう。そして、今でも起き続けているのでしょう。愛し合っている人達には、当事者の誰もが辛い辛い話ですよね。人間の辛く哀しい人生なんか関係ないというように、ひまわりが咲き誇っているのが余計哀しみを誘いました。
8点(2003-10-28 00:49:48)(良:1票)
28.  ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
前に映画館で観たときより、家でこの間、DVDで観たときの方が感動が大きかった。ドキュメンタリー風に話は淡々と進むが、歌手イブライム・フェレールの最後の言葉を聞くとき、胸が詰まる。映像から想像される通り、彼らは厳しい生活を余儀なくされて来たのだ。ラテンの音楽、ダンスもやはり彼らの物だと強く思った。日本人が何をやっても所詮真似事に過ぎない。でも、ラテン音楽もダンスも大好きだから、嫌がらずに是非歓迎してね。
8点(2003-10-08 22:08:47)
29.  乙女の祈り 《ネタバレ》 
圧巻。好きな映画ではないけど、多くの人に見て欲しい。特に精神にかかわる仕事をしている人は必見じゃないかと思います。殺人を題材にした映画はあまりに多いけど、ここまで何故?に拘った映画は無いのでは?実話だけに説得力がある。粘土細工や、少女達が遊ぶ森の中のシーンが、お人形いっぱい、お花いっぱいのメルヘンチック、だけに妄想が肥大化し安易に殺人に至る経緯が恐ろしく不気味だ。「乙女の祈り」なんていう題に騙されて観るととんでもない目に遭う。
8点(2003-09-29 00:45:20)
30.  海の上のピアニスト
これは一種の御伽噺だと思います。あんな状態で1人で船の中で、生きていられるわけないですもん。船は何か母親の胎内のようなものなのだと思います。一生出ないでそこに安住する、外を一切知らず生きる、それが出来たらそれはそれで幸せかもしれない、この監督の映画は大体、幼年時代の思い出がすごく重要な要素でしょ。その行き着いたところが、この映画のような気がします。子供、幼児、赤ちゃん、胎内と。でも、私はだからといって、この映画が悪いとは決して思いません。多くの人々が持つ普遍的な憧れを全く違った形を借りて、とても美しく表現していると思います。世の中を広く知るってそんなに大事なことなのでしょうか?ぅん?
8点(2003-09-29 00:28:16)
31.  メルシィ!人生
なかなか面白かった。話題になった「アメリ」より、私はこっちの方が好きです。子猫の扱いが良いなと思った。同じ子猫と言い張る主人公に何処か違うと言う隣人。そっくりだけど違う。いいなあ。最初と最後の記念撮影もよかった。あと、上司。さすがに名優、大いに笑わせてもらったので、1点追加。人生、ほんのちょっとのことで何がどうなるかホントわからない。
8点(2003-08-30 01:47:57)
32.  暗い日曜日 《ネタバレ》 
ヒロインが綺麗すぎるくらい綺麗。あんな女性なら、男2人に女1人というのも充分説得力あり。「暗い日曜日」は確かに繰り返し色々な映画でも使われているし、時代の陰鬱な雰囲気をよく捕らえていると思う。この映画でついにこの曲のCDを買ってしまった。最後恨みを晴らせて良かったと思うけど、あんなにおじいさんになってからじゃ辛いなあ、それに息子は一体誰の子なんだろう?もしかして?そういうことはないのか、多分、彼女には分かっているのかな。
8点(2003-08-30 01:36:34)
33.  バンディッツ(2001)
なかなか楽しめる作品です。役者がみんな上手いし、暴力的でなくどこかおマヌケ、そこがほのぼのしていいです。特に、ビリー・ボブ・ソートンとケイト・ブランシェットはかなりなもんです。ちょっとダレ気味なところもありますが、そこがまたのんびりした感じでいいのではないかと思っています。暇なときの1本としてお薦めです。
8点(2003-07-18 23:41:23)
34.  ファーゴ
警官の日常生活が淡々と描かれるので、よけい犯罪の異常性が際立ってくる仕掛けになっているといえる。医者なんかもそうだけれど、ランチを食べた後に、死体をみたり、手術で血だらけになったりするのって、神経のどこかを麻痺させて生きていくような感じがする。そう思うと犯罪者も、警官も紙一重だし、医者と患者も紙一重、そういえば、レクター博士も医者で、彼女は警官だったっけ。
8点(2003-07-03 01:33:15)
35.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り
いい映画です。何度も見てしまったけど、やはりいい映画です。ただ、全編からいい映画です、と言う雰囲気が漂いすぎて、ちょっとお説教臭い感じはする。それが残念。印象的なのは、何といってもタンゴを踊るシーン。私の友人はこれを見てアルゼンチンタンゴを習う決心をしたと言っている。
8点(2003-07-01 01:38:03)
36.  スウィート・ノベンバー
自分や恋人や友達が、癌や不治の病に侵されたりしたことの無い人と、ある人では、こういう映画は感じ方が全然違うんだろうと思いました。私はもう辛くて泣けました。どんなに親しかった綺麗な人でも末期になると別人のようになってしまい、痛々しく会えなくなる、会っちゃいけないような気にさえなります。愛する人と本当は一緒にいたいに決まっているのに、彼女の辛い判断が痛々しいです。病院で治療を受けている時に、そういう人を彼女はいっぱい見たんでしょう。でも、美しい思い出だけを残された彼はこれからどうしたらいいの?次の恋愛できるまで、長い月日が必要。そう考えると、愛しているなら、最期まで見届けてもらった方が、彼のためには良かったのでは?なんて逆の選択も考えちゃいました。いずれにせよ、実人生でも、不治の病にどちらか一方が侵されてしまうと、本人同士だけの意思ではもうどうにもならないような、思いもしなかったようなことの連続なのは確かです。その人たち各々の生き方をとやかくいう資格は誰にもないように思います。自分だってどうなるかイザとならなきゃ分かりませんから。
8点(2003-06-26 22:06:24)
37.  ショーシャンクの空に
ここでもすごく評価が高いですけど、私はそれほど感動しませんでした。その理由をゆっくり今後も考えてみたいと思います。確かにお話としては岩窟王みたいで感動的ですが、映画としては岩窟王の映画が必ずしも感動的ではないのと同じ?どこか深みにかけるというか、流れていっちゃうんですね。でも、見て損ということはないと思います。
8点(2003-06-22 13:51:42)
38.  エンゼル・ハート
当時ミッキー・ロークの大ファンだったから、当然見たけど、素直に面白かった。あの声としゃべり方が好きだったから、この映画も主役だしいい人に決まっている、と安心しきって見ていたから、ラストの衝撃は大きかった。だから他の部分もかなり鮮明に覚えている。「ランブルフィッシュ」「ダイナー」「白いドレスの女」等、あの頃のミッキー・ローク様の映画はみんな良かった。だんだん、太めになり悪役のオジサンになってしまった。時って残酷。あの頃のローク様を返して。
8点(2003-06-20 23:10:20)
39.  タイムトラベラー/きのうから来た恋人
よく私達は屈託なく笑える気分のいい映画はないかな、と探すのですが意外にありそうでないもの。殺人もさしたる暴力もない、家族で茶の間でも楽しめるような映画。この映画はまさにそれです。大好きです。こういう映画をもっと作って下さい。ブレンダン・フレイザーははまり役。素直な好青年がとても似合います。他の俳優もみんなとても良い味を出しています。とても気に入ったので、滅多に買わないDVDを買います。馬鹿馬鹿しい設定でも、だからといって何の問題にもなりません、要はどう描くかだけなんですね。
8点(2003-06-16 23:25:25)
40.  ぼくの神さま
見ていてもう、だんだん胸が苦しくなってきました。戦争の犠牲者は戦争を始める人達ではなく、一般の市民、特に子供達という辛い事実。命乞いをする人たちを、遊興の道具として弄ぶナチス。自らの意思でポーランド人なのにガス室行きの列車に乗る幼いトロ。ナチの目の前で自らの命を守るために同胞のユダヤ人からの略奪を強いられるロメック。重層的に一気に向かうラストは見ているのが本当に辛かったです。神父(勿論この神父も酷い目に遭っているが)は神を説くが子供達の周りには神の救いは全くなく、苛酷な現実がこれでもかこれでもかと押し寄せるのみ。面白い映画ではないでしょうが、優秀映画協会推薦的な多くの人に見てもらいたい良い映画だと思います。
8点(2003-06-13 02:14:53)
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