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ひろみつさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  アメリカン・ヒストリーX
平和ボケの日本人に、この映画を問うことの虚しさを踏まえた上で傑作と胸を張って言います。暴力と憎悪は何も生まないのは事実だが、その無意味な物が威力を発揮するというおそろしさにも目を向けないと駄目だと思います。デレクの憎悪と凶暴性は他人事ではない。全然タイプが違うけど金八先生の中で、金八先生がこう生徒達に言ったことがあった。「確かに彼は悪です。どうしようもない悪です。でも、悪とは何ですか?どこに行けば悪はあるんですか?商店街ですか?警察ですか?病院ですか?違います。私達、一人一人の中に悪はあるんです。先生の中にもあります。つまり悪と戦うということは自分の中の悪と向き合うということなんです」。イラク空爆に触れてた方がいたけど、この空爆(というより戦争でしょ)の最も、恐ろしいポイントは、双方が自分を正義だと信じて疑ってないこと。真の悪は、往々にして善?の姿で現われることもある。最初は誰にもわからない。正体を現した時は、もう間に合わない。この映画は、確かに救いのないラストであるが、それでも描かれてるのは人間性と理性への希望であるのは間違いない。また同時に、それが暴力であろうと、殺戮であろうと、憎悪だろうと、愛だろうと、何だろうと人間は何か信じる対象が必要で、それほど人間はか弱い生き物なのだということも語っている。そこにこの映画の奥深さがあるのでしょう。今時の中高生にこれを映画鑑賞会で見せたらいいと思うよ。真剣にそう思います。
10点(2004-08-13 13:17:25)
22.  着信アリ
クライマックスは、お化け屋敷のノリで、なかなか頑張ってた。柴崎コウが髪をいきなり掴まれる場面はさすがにビックリした。しかし、それは「怖い」っていうのとはちょっと違う。まあ「リング」のビデオテープを携帯電話にしただけで、怖さでは「リング」の方がに軍配が上がるだろう。しかし、ドラマつくりとして主人公も殺しちゃうのはイージーじゃないかな。主人公殺すと、そりゃドラマチックになるから、ついそっちに行きがちだけど、やはりイージーだよ。高田文夫の至言があるよ。「お笑いは大変だよ、シリアスはいいよな、殺しゃいいんだもんな」。ラストは、わかったような、わからんような・・・・。「人それぞれに青空がある」という台詞が出てくるが、最後の青空のカット、柴崎の笑顔、そして隠し持った包丁。優しくニコッと笑った、そのあとで堤真一を殺すんだろうけど、安らげる場所は人によってそれぞれだということではないか?意外と怖いこと言ってるのかもよ。しかし、何だかんだ言っても、ヒットになり損ねた凡打といったところかな。
6点(2004-08-09 21:31:50)
23.  麻雀放浪記
好みです。イラストレーターの和田誠さんの初監督作。下手な評論家よりも映画、特にハリウッド映画を身に染み込ませてきた彼のことだから、荒れもやりたい、これもやりたい、そんなカットが、山ほどあったろうに、それを敢えてやらずにオーソドックスな映画にしてる、その「外し方」が、なかなか粋だ。でも、良く見てりゃ、ハリウッド映画のエッセンスみたいな演出やカットがさり気なく出てくる、その按配も頼もしい。それに親切だね。麻雀に詳しくない人も、詳しくない人も、楽しめるようになってる。4人が牌を囲んでる所。普通なら、一人一人の手を、ワンカットづつ見せたいし、麻雀好きなら見たいはず。でも、和田監督は、カメラが4人の周りをグルーっと3回ほど回って、手の内をサーッと見せただけで処理してしまう。そこんところが親切だなと思うし、監督の狙いは麻雀ではなく、それに人生を賭ける人間の人生を描くことにあることもわかる。10点は甘いかもしれないけど初監督作にしちゃ大合格だと思います。役者がみんないいね。さすがの真田も、いささか貫禄負けかな?でも、初々しくていいね。 ドサ権の言葉「あいつは俺の女だ。この世で、たった一人の俺の女だ。だから、あいつは俺のために生きなくちゃならねえ。俺は死んだって、てめえっちには甘ったれはしねえが、あいつには違うんだ。あいつと死んだお袋と・・・・・この2人には、俺はいくら甘えても、かまわねえんだ」・・・・・この言葉は泣かせるね。
10点(2004-07-24 21:39:29)
24.  男はつらいよ ぼくの伯父さん
愛しい泉ちゃんへの、己の肉欲的な欲望に「俺は醜い」と悩む満男を「お前の親父もそうだったんだぞ。お前、そんな親父を不潔だと思うか?」と優しく諭す寅の、すごい説得力。そしてクライマックス、満男を毅然と擁護する寅の言葉に胸が熱くなる。寅が、こんなに決然と威儀を正して反論したのは、シリーズ中これだけ。こういうオジサン、いまなかなかいないんだよね。寂しいな。町内に一人はいなきゃいけないんだよ、こういうオジサンが。
8点(2004-07-23 23:42:10)(良:1票)
25.  トーク・レディオ
オリバーストーンは嫌いだが、この作品は好き。ネットがらみの嫌な事件が頻発する昨今だが、それを予言したような映画だ。
9点(2004-07-23 23:22:47)
26.  スピード2
派手な続編の割には、ほとんど印象に残ってない。キューブリックもそうだが、ヤンデポンもカメラマン出身。そのせいか、カメラのセンスは確かに凄いが肝心のストーリーは凡庸。この人も、新作の度に凡作の度合いがひどくなる。優れた脚本家、脚本と出会えれば、また「スピード」のような秀作を物に出来るかもしれないが。
3点(2004-07-16 22:25:37)
27.  ツイスター
竜巻のCGは凄かった。でも、それだけ。ストーリーは凡庸。新しい技術に作る方が依存しちゃうとストーリーが御座なりになるいい見本。ヘレン・ハント扮するヒロインって高飛車で嫌な女。現実に、ああいう切迫した状況で、あんな自己主張し出す女がいたら邪魔なだけ。どこか男性への対抗意識だけで生きてるからか、一応笑顔なんだけど、ヒステリックでどこか挑戦的で絡むような言動をするんだよね。どんな、まともな忠告にも耳を貸さない。自分だけが正しいと思ってる。ああ、やだやだこの手の女は。こんなのがアメリカでは魅力ある女なの?賢くないのね、アメリカ人って。
6点(2004-07-16 22:09:28)
28.  素晴らしき日曜日
リバイバルを見てきた。骨太な印象のある黒澤監督がこんな慎ましい世界も描けるんだなとその幅の広さに感心した。これでもかと現実に打ちのめされる貧しいカップルの日曜日を描いているのだが、あまりに辛いことが多いので、つい弱気に屈折してしまう男を責める気持にはとてもなれない。あんまり辛いことばかり続くと、もうどうしていいか、わからなくなることがあるんだよね。「そういう気持ちにもあるよな」と思ってしまった。その卑屈さが冒頭の足元に落ちてる吸殻を拾おうとするところによく出てる。それを止める恋人の女性。偶然かハワード・ホークスの「リオ・ブラボー」の冒頭に、これと全く同じシチュエーションが出てくる。吸殻と酒の違いはあるが。何気ない場面なんだけど俳優の見せ方が上手いね、黒澤監督は。また、この場面がラストと上手く対比されている。今時、こんな純粋な恋が通じるかという声があるかと思うけど、物言わぬ普通の恋人達の姿って、いまでも、そんなに変わらないと思うよ。リッチともお洒落とも縁が無い、いろいろ上手くいかないけど、励ましあって、ささやかに頑張ってるカップルって、いまでもたくさんいると思うしこれを見たら、自分のこととして感情移入するんじゃないかな?ましてや、チャップリンの「独裁者」と同様、敢えて映画のタブーを破ったラストの女性の言葉と表情はグッと来る人も多いのではないか?確かに、ベタな物語ではあるが、そんなことは欠点でも何でもない。それどころか、こういうベタな話をベタに描いて人を惹き込むには腕が無ければできない。昨今、よく言われる「先の読めない」話のほうが楽かもしれないのだ。キチンとした物語そのものを「ベタだ」と揶揄してるとすれば、それは揶揄する我々のほうが想像力貧困かもしれない。真正面から、キチンとしたまっとうな日本語で語りかけてくる人を「何それ?ギャグ?」と混ぜ返す卑屈さにも通じる。監督自身も認めてるように、少し長いとは思う。ラストが少し長いとは思うけど、何だか、すごく大事にしたい映画だ。ベスト10には入らないけど、自分の中で大事に大事にしたい映画だね、これは。ある本で読んだ「卑屈とは、自分が真面目に生きようとしないだけでなく、真面目に生きようとする他人をせせら笑うことだ」という言葉が心に刺さった。・・・。バランスの取れた成功作ではないけれど、見てよかった、ホントに。
8点(2004-06-18 18:16:42)(良:2票)
29.  ラストマン・スタンディング
絶えず、渋く眉間に皺寄せてるブルースウィルスといい、舞い立つ砂埃といい、痛いバイオレンスシーンといい、オリジナルに敬意を抱いてるのはわかれるし、ちゃんと撮ってるし、頑張ってるんだけどな・・・・。どなかたも指摘されたように、モロにハードボイルドを意図した演出が仇になってると思う。オリジナルは、結果として完璧なハードボイルドになってるが、こっちはハナからそれを意図してるところが大人と子供の差がある。残念な作品。ライクーダーの音楽は良かった。
5点(2004-06-13 11:19:03)
30.  座頭市(2003)
おすぎなんか、ボロクソに酷評してたし、キツイ批評が多いみたいだけど、俺は好き。 北野監督のエンターテインメントが確立された作品だろうね。酷評する人は、どうしてもオリジナルと比較して「何だこれは?」となるんだろうが、オリジナルに忠実に作ったところで、敵うわけが無い。だからこそ、まったく違う市を創造したんだろうと思う。オリジナルに畏敬の念すら持ってるんじゃないかな。でも、それをストレートに出すのは照れる。やはり東京人特有の照れの成せる業だと思うよ。照れて、照れて、照れまくって、その照れすら押し隠そうとした末の「しゃらくせえ!」の居直りが茶髪の市になったんだろうな。殺陣は「たそがれ清兵衛」と双璧を成す見事さだ。随所に出てくるリズムとテンポと音を上手く使った「遊び」も楽しいし、ラストのカーテンコールの壮大な下駄のタップは胸が熱くなる。ああ、やはりこの人は浅草を自分のルーツだと思ってるんだなと、しみじみした場面でもある。この映画の、隠れた主役は「浅草」じゃないのかな・・・・。そういえば、昔、たけしは豊臣秀吉や足軽のことを映画にしたいとか言ってたけど、是非やってもらいたい。
8点(2004-06-13 11:03:40)(良:3票)
31.  ラストタンゴ・イン・パリ
0点にしたけど、これは駄作と言う意味ではない。安易に答を出したくない映画だということ。若い人が、これを見ても退屈な駄作にしかないだろう。若さゆえの想像力の無さから来る錯覚だ。この映画のマーロン扮する初老の男が性を核にして自分の生命力の残量を測っている、その切実さは若者に実感としてわかれと言っても無理。あまりにテーマの敷居が高すぎる。自分が年老いた時に見たら、テーマの持ってる恐ろしさに慄然とするだろう。かく言う僕にも、まだこの映画の本当の深さはわからない。レンタルで見たときも退屈だった。今じゃ、正直言って、ほとんど記憶にも残っていない。でも、自分が老人になって見たら、さぞかし打ちのめされるだろうと思う。ある年代にならないと、わからない映画というのは確実にあるのだ。もっと謙虚になったほうがいいと思うよ。これ見て思ったけど、ベルトリッチって谷崎潤一郎好きなんだろうな。これ谷崎の世界だよ。とにかく、この0点は「未知数」という意味の0点。
0点(2004-06-12 15:49:39)
32.  ネットワーク
ピーター・フィンチの鬼気迫る演技が凄い。「いくら何でもこんなことにはならないよ」という気持。そりゃそう思いたいが、現実は、どんどんこの映画に近付いてるぞ。近い将来、自殺の生中継をバラエティ番組で放映したりするようになるかもね。視聴率なんてテレビ局と代理店の間でのみ大事なことで、俺達視聴者には関係ないんだけどね。でも視聴率以外の判断基準がテレビ局に無く、かなり悪質なヤラセと思われることでも、作るほうは「演出」としか思ってない。このズレをどうにかしないと、もっとエスカレートするだろうな。笑えないブラックジョークの社会派映画。
8点(2004-06-12 15:38:02)
33.  ショウタイム
エディマーフィは、とっくに盛りを過ぎてるのがわかって、デニーロの存在感でもってる 映画。コメディで笑えないのは致命的。脇役で、ちょこっと出てくるウィリアム・シャトナー(西田敏行みたいに肥えてコロコロ可愛い親父になちまった)扮する演出家のお茶目な演出ぶりが、かろうじて笑わせてくれる。
4点(2004-06-06 17:28:25)
34.  リオ・ブラボー
冒頭の酒場の場面がいいじゃないの!アル中でヨレヨレのディーンマーチンがフラフラ現われる。あのダンディーなディーンマーチンが、よく引き受けたなと言いたくなる情けなさ、ヨレヨレさだ。酒、酒、酒、その一心。恥も外聞もない。一人の意地悪そうな客が「ホラ、これで飲みな」とコインをタン壺の中に入れる。手を入れてコインを取ろうとするディーン。すると、いきなりそこへ、ごついブーツを履いた足が現われてタン壺を蹴っ飛ばす。カメラが、パンするとジョン・ウェインが立ってて、ディーン・マーチンを怖い顔で睨みつけてる。この冒頭だけで、傑作だと思ったぞ。座長芝居の段取りの王道というかスターの見せ方が抜群に上手いな~!大向こうから「待ってました!」と声のかかりそうな呼吸の良さ。こういう映画をもっと作らんかい!
8点(2004-06-03 23:12:24)(良:2票)
35.  ヒズ・ガール・フライデー
傑作!ケーリーグラントって洋服屋の看板みたいな、タダのハンサムかと思ったら、とんでもない。いやはや、その演技の軽妙にして、達者なことといったら。これはケーリーとロザリンダラッセルの丁々発止の漫才を見てるような映画だ。昨今の、頭でっかちで、舌足らずの監督がリメイクしたら、絶対2時間を越えるところを1時間40数分にピッタリ収めてるところも、さすが。スクリューボールコメディの金字塔でもあるが、こういう映画が当時のハリウッドでは、ジャカスカ作られていたこと、また今ではスッカリ作られなくなったことがハリウッド映画の質を落としている何よりの証拠でもある。映画を見る幸福とはこういう映画を見ることだ。昨今の、わからんちんの映画監督どもは胸に手を当てて、よく反省すべし。
10点(2004-06-03 23:04:33)(良:3票)
36.  男はつらいよ 寅次郎心の旅路
可もなく不可もなくだけど、寅とウィーンの街並みが、マッチしないようで、してるのが新味か。地元の上品なお婆さんとのやり取りがいい。煎餅あげて「歯は丈夫そうだね」というのが笑わせてくれる。言葉は全然通じてないけど、気持は何となく通じているというのもいいね。
7点(2004-06-03 21:22:04)
37.  男はつらいよ 拝啓車寅次郎様
いま思うと、この頃の渥美さんは、胃癌がカタッポしかない右肺に転移して、とても演技なんかできる状態じゃなかったらしい。山田監督も薄々それに気づいてるのか、ストーリー展開に、すっごく苦しんだと思う。無理も無いよね、渥美さんが弾んでくれないんだもの。寅の芝居は、2つ3つ高い所から調子よく入っていかないといけないのに、弾まないんだものなぁ・・・・。それが、どうしても画面に出てしまう。だから、出来がいいとか悪いとかいうより元気が無いんだよね、全体に。「お前、疲れてるんだよ。少し休めよ。」って言いたくなる作品。点数つけるの嫌だな・・・・。でも、すごくいい場面も、要所要所にあるんだけどね。満男が働く小さな靴メーカーの専務に扮する、すまけいが、すっごくいい。あんな上司がいたら、どんなにいいだろう。いや、いなきゃいけないんだけどね、本当に。・・・・でも、いないんだよな、こういう上司。
7点(2004-06-03 21:17:25)
38.  誘拐(1997)
天晴れ日本映画!素直にそう思えた映画。骨太で切ないね・・・。
9点(2004-06-02 23:06:19)
39.  刑事コロンボ/ホリスター将軍のコレクション<TVM>
これは圧倒的に原作の方がいい。重厚さに欠ける。アメリカの英雄と言われたタカ派の軍人が犯人なんだから、「祝砲の挽歌」みたいなスタイリッシュなところが欲しかったね。もっとも、さり気なくパンフォーカスなんか使ったりしてるんだけど・・・・。原作では、コロンボが戦争を痛烈に批判、謎解きの場面ではアメリカの英雄、ホリスター将軍をも痛烈に批判するんですよね。映画の方にはその場面が無いから、それも物足りない原因の一つ。
7点(2004-06-02 22:53:20)
40.  刑事コロンボ/死の方程式<TVM>
ちょっと勿体無い作品かな・・。トリックも、ストーリーも面白いし、傑作の要素もテンコ盛りなのに惜しいね。すべては雑な編集にあると思うぞ。ラストの畳み掛けるようなコロンボの推理、グイグイ追い詰められていく犯人という、あそこの盛り上がるサスペンスでギリギリ合格点ってとこじゃな。犯人のロディマクドールって「猿の惑星」で猿の科学者役で出てましたね。
7点(2004-06-02 22:49:22)
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220.56%
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