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藤村さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 113
性別 男性
年齢 40歳
メールアドレス the_die_is_cast@msd.biglobe.ne.jp
自己紹介 10点は出来云々ではなく、僕の映画観に大きな影響を与えた作品に与えています。

好きな映画監督ベスト3
1.小津安二郎
1.ジャック・タチ
3.北野武
3.ヴィクトル・エリセ

ベスト3と言っておきながら、4人。すいません

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21.  キートンのセブン・チャンス
「結婚してください」と書いた紙切れを2階の女性の足元に放り投げて、その後破かれた紙切れがパラパラ降ってくるシーンは爆笑。チャップリンが舞台的な笑いなのに対して、キートンは映画的笑い。映画的空間、映画的時間に沿って繰り広げられるスラップスティックコメディはこのうえなく映画的。7時まであと30分しかないと慌てて外に飛び出し、何百人もの女性に街中を追い掛け回されクレーンで脱出したり、山の上から転がってくる岩をよけ続けたりしながら教会へ急ぐ一連のシークエンスはまさしく映画らしい映画。
9点(2004-02-13 13:04:57)(良:2票)
22.  フェリーニのアマルコルド
ノスタルジーを描かせたらフェリーニの右に出る者はいない。この映画を撮っている最中フェリーニは楽しくてしかたがなかったのではないか。真っ白な街に降り立った孔雀の美しさは一生忘れられないイメージ。
9点(2004-02-12 23:28:06)
23.  ライムライト
 映画を観てここまで泣いたのは初めて。一本の映画の中で2度泣いたのも初めて。   『素晴らしき哉、人生!』と「古今東西泣かせる映画ベスト1」を争う作品だが、まだ未見の人に是非とも助言したい。この作品を見るのは、それまでのチャップリンの作品をいくつか見て、チャップリンの人生について書かれた文章を軽くでも読んでからにしてほしい。そうすれば感動が何倍にもなるから。   この作品の醍醐味は、主役のカルベロとチャップリンとを重ね合わせて見ることにある。僕はチャップリンの作品を5~6見て伝記も少し読んでから今回の黄金町チャップリン映画祭に足を運んだのだが、作中カルベロが夢の中でヒロインとともにステージに上がって『虫に捧げる歌』を歌うというなんでもないシーンで泣いてしまった。「ラヴラヴラブラヴ……」とラヴを繰り返すだけなのだが、事前に見た『街の灯』のラストシーンや『独裁者』の演説シーンや『殺人狂時代』の有名な台詞が頭にあるので、カルベロ(=チャップリン)の口にする「ラヴ」という言葉に過剰に反応してしまったのだ。ただ「ラヴ」と言っただけで涙が出てくるのだから、ラストシーンなどもう口の中に涙がだくだくと流れ込んできてしょっぱくてかなわない。このときの胸が詰まるほどの感動を他の人にも味わってほしいので、事前の予習を強く薦める。   感動作品だからといって映画として優れているとは限らない。本作品も大まかなストーリーは典型的なお涙頂戴型で、有名なテーマソングもまた然り。昔のチャップリンが持っていた映像やアクションに対する異常な情熱は、本作品ではカルベロが口にする台詞に注がれている。やたらと説教臭い台詞は、全てチャップリンの人生観。人によっては押し付けがましく感じるだろう。サイレント期の作品に見られる、「どうやって映像だけで観客に伝えるか」という豊富なアイデアは、全くと言っていいほど見られない(バレエシーンやコメディ劇シーンは別枠で扱うべき)。チャップリンも衰えたのか……と哀しくなるが、だからこそカルベロとチャップリンとを重ね合わせてみたときの涙が光るというものか。
9点(2004-02-12 23:02:11)(良:3票)
24.  ミスティック・リバー
名作。数年に一本というレベルの作品です。100年後、『世界名作劇場』とかなんとかで放映されるんでしょう。イーストウッドが人物を撮ることに全てを賭けただけあって、役者陣は皆監督の期待に応える演技をしています。ピントを役者の顔だけに合わせた背景無効の撮り方は、単純にスター俳優のアップに頼っているだけの他の凡百のハリウッド作品とは全く別物。ベランダ、階段、ドアなどの映画的空間要素の使い方は非常にうまいです。ティム・ロビンスやショーン・ペンが暗闇からぬっと顔を表すシーンもありがちな手法とはいえ、効果的。また、アメリカ国旗や十字架が画面の端などに何度も姿を見せるのはイーストウッドらしい。アメリカ映画的アメリカ映画の最高峰の一つだと思います。
9点(2004-02-12 22:59:45)
25.  パリ、テキサス
完璧に統制された見事な構図、そつの無い正攻法の演出、よく練られた無駄の無い脚本、場面ごとに温度の変化まで伝えるカメラ。10点満点ほぼ間違いなしの傑作だと思いながら見ていたが、ラストで失速した。マジックミラー越しの長い会話は完成度を落とし、作品の方向性まで迷走させてしまった。ストレートに「人生は旅だ」という方向で良かったのに……。終盤は致命的な失敗だが、主人公がベランダで弟の嫁と話し合うシーンの赤いライトの使い方や、主人公が弟に連れられて入ったモーテル(?)で鏡を見てみすぼらしい自分に驚くシーンと金持ち風の服を新調して鏡に向かうときの誇らしげな顔との対比など、あまりに素晴らしい演出がいくつかあるので9点献上。
9点(2004-02-12 22:29:41)(良:1票)
26.  2001年宇宙の旅
果てしなく孤独で無機質、これが本来の宇宙。それを撮ることができたキューブリックはすごい。
9点(2004-02-12 22:15:04)
27.  近松物語
溝口映画に宮川一夫が参加したらもう鬼に金棒。神業レベルの演出とカメラワークを堪能しましょう。早坂文雄の音楽も最高。
9点(2004-02-12 22:07:12)
28.  菊次郎の夏
才能の暴走。序盤からコントの“間”で映画の“間”を殺害。異常なほどのロングショットの多用。主人公二人がさえないおっさんとさえない子供。豊橋に着いてからはストーリーさえ放棄。でもこんなに優しい映画は久々に見た。月を背景にだるまさんが転んだで遊ぶ菊次郎たちの姿が浮かぶシーンなんて本来映画ではありえないけど、映画以外でだってありえない。北野武以外には不可能。「バカヤロー」って言葉を優しい言葉として描ける映画作家は世界中どこを探しても北野武以外には存在しない。「fuck you」で感動させられる映画作家がアメリカやイギリスにいますか?北野映画を原語で観ることができる幸福に感謝。
9点(2004-02-12 21:39:26)(良:6票)
29.  市民ケーン
映画の演出法や撮影法は1930年代までにはほとんど開発されていた。しかもモンタージュ理論が駆け抜けていた時代。1940年代にこれだけ革新的なカットを開発し、長回しを駆使してみせたのは天才の所業としか言うほかない。「当時としては斬新だったからといって現在高評価するのはおかしい」という意見の人もだいぶいるが、この作品は斬新どころの話ではなくてエポックメイキングとなった革命に近いようなものなんだからそれなりの評価はされるべきだと思う。たとえばメリエスの『月世界旅行』やグリフィスの『国民の創生』のように。退屈な映画だという人が多いけど、ストーリー展開もテンポ良く、構成も見事で、はたしてそんなに退屈な映画だろうか?複数回の鑑賞に堪えられる味わい深い作品だと思う。単にビデオで見て暗い画面に眠気を起こしたという可能性も無きにしも非ずではないか(小さなテレビ画面だと確かに見づらい)。
9点(2004-02-08 10:51:02)(良:3票)
30.  美しい夏キリシマ
あの瓦屋根と、その上にいる少女・波を中心に、いろいろな比喩を想像できる。良くも悪くも見る人次第の映画。俺はハマった。 途中、一歩間違えば虚構の世界に足を踏み入れかねない危ういストーリーの流れを、一人で現実世界に引きつけてみせた原田芳雄の名演が印象に残る。
8点(2005-02-03 22:43:39)
31.  スリ(1959)
ブレッソンさん、どうやったらこんなものが撮れるんですか?フレームに収まっているすべてのものが生きています。こんな映画二度と出てこない。
8点(2004-07-07 14:37:42)(良:1票)
32.  ベニスに死す
ラストのソフトフォーカスはややあざとい。ズームアップの多用も無粋に思えます。素晴らしい作品ではありますが。
8点(2004-03-11 04:04:46)
33.  ソナチネ(1993)
最高の作品なのに、音楽が邪魔です。
8点(2004-03-07 17:19:29)(良:1票)
34.  M(1931)
トーキー初期だけに音にはこだわってますね。
8点(2004-03-07 17:10:59)
35.  あの夏、いちばん静かな海。
あのしょうもない音楽さえなければ大傑作になっただろうにという後悔が残ります。
8点(2004-03-07 17:05:53)
36.  その男、凶暴につき
美しい映画です。同僚の刑事と逃亡者がつかみ合うシーンのスローモーションと音楽は特筆ものでしょう。以後の北野作品における海を見ているような感覚でした。最後の方の銃撃戦も殊更美しい。この人は本当はずっと白黒映画を撮ってきてたんじゃないかと勘ぐりたくなるくらいに、陰影の素晴らしい映像でした。ラストは蛇足です。そういえば、我妻が辞職した後美術館を訪れるあたりは、スコセッシの『タクシードライバー』のような感じでした。影響受けたんでしょうか?
8点(2004-03-01 18:11:32)(良:1票)
37.  死刑執行人もまた死す
うまいなあ。ヒッチコック顔負けの最高のサスペンス映画です。
8点(2004-02-25 15:38:32)
38.  犬の生活 《ネタバレ》 
「わずかなパンとささやかな勇気と大きな愛」チャップリン生涯のテーマが作品に顔を出し始めた最初の作品といわれています。また「チャップリンスタジオ」での最初の作品でもあります。チャップリン扮するいつもの放浪紳士が、他の犬にいじめられていた一匹の野良犬を助け出してともに行動し、いじめられていた酒場の店主に横暴な扱いをされる歌手(エドナ・パーヴィアンス)を救うために奮闘するというお話です。途中、酒場でのパントマイムが見事なのはまったく至芸ですが、最後のシーン、郊外の小屋でゆりかごを見つめる二人の笑顔がいつまでも心に残ります。
8点(2004-02-16 19:19:40)(良:1票)
39.  我輩はカモである
裸の銃シリーズやウディ・アレン映画の源流にあたる作品だと思います。同じコメディでも、チャップリンやキートンがさすがに時代性を考慮に入れつつの鑑賞になるのに対して、こちらは同時代的な視点での鑑賞に耐えうる稀有な作品です。本当に、『裸の銃を持つ男』を見たときと同じ感覚で爆笑しました。鏡のギャグなどは現在では使い古されていますが、(はっきりとしたことは分かりませんが)映画で使ったのは彼らが初めてではないでしょうか?オリジナリティと超時代性を評価しましょう。英語力を鍛えたら真っ先に字幕無しで見たい映画の一つです。
8点(2004-02-16 16:20:42)
40.  ブルース・ブラザース
お金はけっこうかけているみたいだし、キャストは超豪華。でも作りがB級なのはこの監督ゆえかな。僕は『ケンタッキー・フライド・ムービー』では全く笑えなかった口なのですが、この映画は何度も爆笑させてもらいました。また音楽はもちろん最高だし、ベルーシとエイクロイドのかっこ良さもこの上ない。見終わった爽快感も『ショー・シャンク』より上でした。僕はどちらかというとダン・エイクロイド派です。この映画はジョン・ランディスでもジョン・ベルーシでもなく、ダン・エイクロイドの作品だと思ってます。クールで熱い最高の娯楽映画です。
8点(2004-02-15 23:27:36)
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