21. アマチュア
《ネタバレ》 映像の持つ力と、良くも悪くもその影響について責任を取らなければならない映像作家というものについて考えさせられました。ケン・ローチのケスの写真をみている主人公が印象的。また「何に対しても本気にならない」というアマチュアというあだなの女性の存在も印象的でした。うまい映画だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-15 15:54:13) |
22. WATARIDORI
IMAXシアターで見たので、この映画非常に楽しみました。ただビデオでみるとどうかなぁ?と思います。なにしろ延々と鳥が飛んでいるだけなので。鳥の映像も見事ですが、それよりも世界中の風景が鳥瞰して映し出されるのが素晴らしかったです。砂漠あり、草原あり、山脈あり、見たことも無い風景が次々と映されて圧倒されました。ただBGMが少し違和感があったのを覚えています。 8点(2004-08-13 00:09:06) |
23. 麗しのサブリナ
文句無くヘップバーンがかわいい。パリ帰りの犬を連れながら車を待つ、洗練された姿は本当に誰でもほれてしまうと思います。ああいう変身劇は、現実には無理とは分かりつつも乙女の永遠の憧れですね。強化プラスチックやオリーブなど小物も使われて、楽しい映画です。 8点(2004-05-05 01:49:49) |
24. シャイン
《ネタバレ》 狂ったように協奏曲3番を練習している青年期のシーンで泣きました。物理的に離れていても、結局ラフマニノフを選んでしまう、父親の価値判断から逃れられない主人公。見ていてつらかったです。あの父親も余りに頑固で独善的とはいえ、優れた音楽家になるためには幼い頃から毎日数時間もの練習しなければならないのは確かなわけで、そういう家の子供に生まれたら大変だなあと思います。アマデウスのモーツァルトも父親の影に怯えていたのを思い出しました。私も子供の頃1日2時間のピアノの練習が苦痛だったので他人事には思えなかったというのもありますが。 8点(2004-05-04 23:38:02) |
25. エリザベス
《ネタバレ》 重厚な雰囲気と、恋する少女から徐々に表情が変わり、最後に全てを押し隠す白塗りになるエリザベスに圧倒されました。 8点(2004-05-04 23:07:06) |
26. レディ・イヴ
《ネタバレ》 女詐欺師と金持ちのボンボンの恋。ヘンリー・フォンダが世間知らずの学者を演じていてボケっぷりがかわいらしい。初めはありがちな設定だな~と思いながら見ていましたが、相手が詐欺師だと分かり破局が訪れた後、別人として復讐しに乗り込んでいく展開が面白かったです。これぞ洗練された、けれどドタバタありの、最高のラブコメでした。DVD化されていないようで残念です。 8点(2004-03-21 09:37:19) |
27. 河(1997)
《ネタバレ》 台湾版「家族ゲーム」という感じ。でもこちらの方が好き。家族のすれ違いがよく描けている映画だった。親子でホモをしかけるシーンなどグロテスクさを超えて滑稽。生気のない主人公、殺伐とした台北の町など、確実に現代社会の一面を捉えていると思う。説明のないストーリーで、分かりにくい部分もあるけれど、何年たっても忘れられない作品。 8点(2004-01-05 17:50:07) |
28. 愛と哀しみのボレロ
ジョルジュ・ドンのボレロ目当てに見て、長かったが期待を裏切られずに大満足だった映画。ドンもすごいが話も密度が濃くてすごい。 8点(2004-01-05 14:58:03) |
29. ロード・オブ・ザ・リング
原作を先に読んでいたので、ホビット村の光景や裂け谷の美しさが原作通りで感動しました。登場人物もそんなに違和感はなく、ストーリーも、最初のガラドリエルのナレーションで指輪の経緯を分かりやすく説明しているところが上手だと思いました。ただ、やはり原作を知らないと分からないと思われる部分も多く、単品の映画としてはどうかな、と思います。現に原作を読んでいない友人の中にはつまらないという人もいますし、面白かったという人も、アクションシーンがよかったとか、アラゴルンかっこいい!!などということをあげていました。もうすぐ王の帰還が上映されますが、結末をどう仕上げているか、楽しみです。 8点(2003-12-30 15:49:13) |
30. イン・ディス・ワールド
映像の力を見せつけられた作品でした。私の中で「難民」の概念が変わりました。主人公たちの淡々とした表情や「何日後」という表記が、逆にその道のりの過酷さを想像させられました。 8点(2003-12-30 14:47:09) |
31. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
《ネタバレ》 テーマがすごく好き。最後、人間を超えた主人公に驚きました。それだけに勿体無い作品。劇場で見ていたらテーマを理解する前に嫌いになっていたでしょう。原作を読んでいないと理解できないのは映画として致命的な欠点だと思います。それでも8点をつけます。映像、音楽共にこのみだし、主人公の最後のセリフにしびれましたので。イノセンスを見た後また見ましたが、バトーが切ないですねぇ。 8点(2003-12-30 14:33:26) |
32. ロバと王女
《ネタバレ》 美しさと胡散臭さが共存している様はまさにおとぎ話。ドヌーブの美貌と豪華な衣装は見ものでした。二人のラブシーンもかなり面白かった。すべては妖精の思惑通り、というラストに苦笑いしました。音楽や歌うオウムもよかったです。 [映画館(字幕)] 7点(2006-04-05 23:26:23) |
33. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 原作もバートンもデップも好きなので、これは見逃すまいと劇場に行きました。(こちらにコメントするのは遅くなりましたが)傾いたチャーリーの家、工場内の美しい造詣が気に入りました。そしてなんといっても人形が燃え出すシーンが最高でした。こういう悪ふざけ大好きです。 痛い目にあった子供たちが全く懲りていないところも気に入りました。 ただ、映画自体は全体的にこじんまりと纏まってしまった印象があります。 [映画館(字幕)] 7点(2005-12-24 19:46:14) |
34. アザーズ
中盤だれた感がありましたが、面白かったです。ニコール・キッドマンが神経質な母親役にはまっていました。太陽を恐れて部屋を移動するごとにカーテンを引く演出が不気味さを加えて、いい雰囲気でした。ただ、同じ様な結末の話を読んだことがあり、途中で推測できてしまったので驚きが無かったですね。 7点(2004-05-05 00:49:33) |
35. ブレードランナー
《ネタバレ》 原作と比べ、こちらではレプリカントの悲哀・人間の傲慢さが強調され、すっきり度は高かったです。原作ではレプリカントの残虐性がかなり描かれ、どちらにも同情できない閉塞感が強かったので。クライマックスの、それまで怖かったロイが一変したシーンはとても心に残りました。ただ、人間とアンドロイドを区別するテストへの疑問、主人公が自分もアンドロイドではないかと疑いそれが二転三転とする部分が無いのは残念でした。 7点(2004-05-02 10:09:57) |
36. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
《ネタバレ》 なかなか楽しめました。けれど、原作に思い入れのある1ファンとしては突っ込みどころがあまりに多い・・・(泣)特にデネソール侯 の最期は衝撃でした。自ら火の中に投げ込んでおいて「ゴンドールの執政の最期だ」と冷静に言うガンダルフに唖然。そして火達磨になりながら全力疾走して落ちていく執政殿の姿にも唖然。劇場版三部作を通じて、この一家(ボロミア、ファラミア、デネソール)あまりに貶められすぎなのでは?また戦闘シーンの山場も多すぎて、かえってどのシーンも印象に残らない気がしました。その分カットされたエピソードも多く、SEEを待たなくてはならないのも残念。個人的に王の帰還のキモだと思っている、ホビット庄の掃討シーンが丸々ないのはとても残念でした。それでもやはり見事な映像と、迫力に7点つけます。ただ、やはり原作を知らないで見たら戦闘シーンが迫力あった、キャラが格好よかった・・・で終わってしまう映画なんだろうなあ。そういえば、予告編にでていた、エオメルが泣くシーンも無かった気がします。結構楽しみにしていたのですが、見過ごしたのか?それともカットされているのか?蜘蛛のシーンやスメアゴルからゴラムになるシーンなど、B級くささがぷんぷんしてピータージャクソンの趣味を感じました。 7点(2004-02-19 03:56:53)(良:1票) |
37. ギルバート・グレイプ
この映画で初めてジョニー・デップとディカプリオを知った。当時友達とどちらが良いか争って、私はディカプリオ派だった。理由は「ジョニー・デップてなんか田舎くさい」。その後ジョニーの他の映画を見て、田舎くさいのはジョニーじゃなくてこの映画の主人公だったのだと知る。今ではすっかりジョニーファンです。 7点(2004-01-06 06:27:28) |
38. まぼろし
途中だれた感はあったが、最後のシーンで今までの行動に得心がいって感動した。私は未だ独身で、配偶者や愛する人を亡くした経験はないが、その悲しみを淡々と演じるシャーロットランプリングに共感。姑が主人公を責める場面もすごかった。 7点(2004-01-05 14:34:24) |
39. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
原作はメリーとピピンの部分が一番面白かったのですが、余り描かれていなくて残念。フロド達のシーンは原作通りダラダラとした印象。ただヘルム峡谷は迫力があってなかなかだった。アラゴルンおいしい所ありすぎ。谷から落ちるシーンはとってつけたようでした。あとガンダルフの馬が走ってくる場面も。青春映画っぽいスローモーションはやめてほしかった。原作で一番好きなファラミアが嫌な役になっていてショックでした。 7点(2004-01-05 13:15:59) |
40. スリーピー・ホロウ
映像と、ウォーケンの首なし騎士が見られただけで満足。ティム・バートン映画にストーリーは期待していません(笑) 当時一緒に見に行った友人は不満そうでしたが。 7点(2003-12-31 05:48:35) |