21. ローレライ
《ネタバレ》 どこからともなく現われ、歌声と共に消える魔女…設定だけなら100点満点なんだけど、のっけから綾波もどきの美少女登場でいきなり頭ぽかーんでした。ギバちゃんは無線片手に「青島確保だ」なんて叫び出しそうないつも通りのテンションだし、ドラマ部分は微妙にK-19のパクリで、妻夫木と綾波のロマンスなんて完全にとってつけたようなレベル。そして、とどめは敵陣ど真ん中に浮上した直後のB-29への一発勝負の大砲発射!!あほかー。おもいっきり展開がロボットアニメです。どうせなら撃沈させた後に「目標は完全に沈黙しました…」って伊吹マヤのアフレコでも入れておいてくれれけば最高だったのに。冒頭のテロップ表示からエヴァやレイバーっぽい雰囲気全開だと思ってたら、庵野&押井両氏が絡んでいて妙に納得。すげぇよ。CGアニメと実写を強引に融合させちゃったよこの人たち!しっかし、第二次世界大戦や潜水艦という題材をよくもここまでチープに、そしてアニメチックに演出してこの世に送り出しちゃったジャパニメーションの力って本当にすげーなー。こんなの絶対に日本でしか作られないです、ハイ。色んな意味で問題作。 [DVD(字幕)] 3点(2006-02-13 23:21:56) |
22. のど自慢
大友康平が良いです。このおっさんはこの作品以降おれの中でかなりツボな俳優さんのひとりになりました。竹中直人ほどクドくない、ほどよいむさ苦しさが最高。日本にもこんなコミカルな演技ができる俳優さんっているんですねー。ダメパパ役があまりにも板につきすぎていて、とても本業がロック歌手とは思えません。あの家の子供に生まれたら贅沢な生活はひょっとしたらできないかもしんないけど、毎日楽しく生きられそう!ハートフルなエピソードに心癒されました。佳作という感じだけど、テレビでやってたらまた観てしまいそうな作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-13 23:05:55) |
23. M:I-2
LIMPの“Take A Look Around”のイントロに乗せて始まる冒頭のロッククライミングシーンから、その華麗なるワンマンショーは幕を開ける。ジョン・ウーお得意の銃撃シーンを軽々とこなし、その後もヘリやバイクにまたがって精力的にアクションをこなすトム様。ハリウッドのトップスターが次から次へと繰り出すプロレス技ときたらそれはもう迫力満点だ!ほとばしる血と汗。照りつける太陽の下、展開される男と男のサシのドッグファイト。もう、ここまできたら誰もトムの暴走を止められる者はいない。スクリーンに広がるその光景からはもはや“スパイ映画”の香りなどは一切感じられず、いかに“自分をかっこよく撮るか”ということだけに細部まで徹底的にこだわる彼のその姿勢からは何のためらいも感じられない。まさに“トムがトムであるため”に存在するの究極のプロモ映画。 [映画館(字幕)] 7点(2006-02-13 22:57:16)(笑:1票) (良:1票) |
24. 奥さまは魔女(2005)
《ネタバレ》 親元を離れ、一人暮らしを始める世間知らずのお嬢様をニコール・キッドマンが演じるというのはさすがに厳しかったかな。38歳のニコールが少女漫画に出てくるヒロインのように目を輝かせて「普通の恋がしたいの」なんて言ってる姿を見てたら、なんだか背中がムズ痒くなってきました。でも、例の“鼻ピクピク”の演技は素晴らしい。本当にこの映画のキャスティングをあれで決めたんじゃないかと思うほど完璧にマスターしてます。だてに『めぐりあう時間たち』の付けっ鼻メイクでオスカー獲得してません。さんざん盛り上げるだけ盛り上げておいて「これから忙しくなるぞ」なんて台詞で尻すぼみに終わらせてしまう脚本の拙さには不満が残りますね。ただ、アメリカのラブコメらしく音楽だけはすんばらしく良かったので+1点。サントラ欲しい! [DVD(字幕)] 5点(2006-02-12 11:07:33) |
25. ポーラー・エクスプレス
ココアぐらいもうちょっとゆっくり飲ませてほしい。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-12 00:07:00)(笑:1票) (良:1票) |
26. オオカミの誘惑
《ネタバレ》 え?オオカミ?冒頭の特殊効果で登場しただけかな、うん。とりあえず、邦題からしてチンプンカンプンなわけですが、ぐだぐだのアイドル映画から一転“天国の階段”になってしまう終盤の展開には違和感を感じずにはいられない。いきなりラスト10分ぐらいでポッと出てきたキャラクターに目を移植したといわれてもね。全然ピンと来ないわけですよ。せめてあの盲目の少女をもっと物語の早い段階で登場させるべきだったんじゃないかなーと。それより何よりへウォン役の俳優さんがTBSの安住アナに激似で、そっちばかりが気になって映画どころじゃなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2006-01-15 23:44:17) |
27. 天国の本屋~恋火
《ネタバレ》 現世での竹内結子の言動がハチャメチャすぎ。ミスタールーキーの鶴田真由の人格ほど壊滅的ではないけど、彼女に負けず劣らずのパンチの効いた強烈キャラだった。香川照之との間で繰り広げられるバトルはある意味必見!アパートに勝手に上がり込んできた訳のわかんない女(しかも昔の恋人の姪っ子)に泥酔してるところを叩き起こされ、何十年も作っていない花火を作るようにさんざん怒鳴り散らされた挙句、思いっきり頬を引っ叩かれた日にゃおれもさすがに泣きますよ…。松任谷正隆の『永遠』と余韻の残る美しいラストシーンは良かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-15 21:59:25) |
28. ピンチランナー
笑うな。駅伝って設定なんだからギャラリー相手に手を振るな。ファンに媚びるな。ほんの少しでも映画を撮る気があるなら、フィルムが回ってる間ぐらいはもっと真面目にやれ。 [映画館(字幕)] 1点(2006-01-14 02:39:16)(良:2票) |
29. あずみ2 Death or Love
まずは一言…。何なんだこれは?前作以上に非現実化している戦闘シーンはもはやアニメの領域ですね(原作は漫画だったか)しかし、どれだけ過酷な環境に置かれてもまるでグロスを塗ったばかりのようなぷるぷる口唇をキープしてるあずみ様はご立派!常に身だしなみに気をつけているなんて、とてもオシャレな刺客さんですね。さすが花王のイメージキャラクターに起用されてるだけのことはあります。それにしても、フトモモ出血大サービスだった前作に比べ今作のサービスショットの少ないこと少ないこと。期待してただけにかなり不満でした。ひょっとしておれの知らないところで『フトモモ禁止令』でも敷かれてたのか?フトモモが大写しにならないあずみなんて、タコの入ってないたこ焼きみたいなものなのにな。ハァ…。 [DVD(字幕)] 3点(2006-01-09 23:04:05)(笑:1票) (良:1票) |
30. ダイ・ハード3
平成教育委員会? [地上波(吹替)] 6点(2006-01-07 00:29:38) |
31. 交渉人 真下正義
《ネタバレ》 ハラハラさせられるポイントが爆弾処理班やSATが活躍するシーンばかりで、肝心のネゴシエーターの交渉シーンで同様のテンションを保つことができないのは致命的。こんなシケたことばっかやってるから、いつまでたっても交渉課は準備室止まりなんじゃないのか?天国の和久さんも泣いてるぞ!とりあえず、タイトルに『交渉人』なんて大そうな肩書きつけたからには、もっと胸のすくような心理戦を見せてください。これじゃ自動車ディーラーで営業マン相手に必死の値段交渉してるそこら辺のおっさん見てた方がよっぽど面白いぞ。真犯人?最後のオチが弱い?まぁ、そこはいつもの踊るシリーズですから…。 [DVD(字幕)] 5点(2006-01-07 00:21:50) |
32. ザ・インタープリター
《ネタバレ》 「銃を置け」と言ってるショーン・ペンの方がニコールより先にぶっ放しそうなオーラを醸し出していてハラハラした。やっぱミスティックリバーの後に観たのがまずかったか? [DVD(字幕)] 5点(2006-01-06 21:14:27) |
33. NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE
香取でけーよ!あのガタイで“ハットリくん”はないだろ。忍者ハットリさんだな。服部さん。 [地上波(字幕)] 3点(2006-01-04 21:01:03)(笑:1票) |
34. 交渉人(1998)
《ネタバレ》 何と言ってもこの映画はケヴィン・スペイシーの魅力に尽きます!このセイビアン役に彼を抜擢したのは特筆に価しますね。ラストでの真犯人との交渉なんて彼以外の俳優が演じたら“どうせこれも交渉なんだよな”と何となく先の展開が読めてしまいそうなシーンなのに、これをスペイシーに演じさせることによって“ひょっとしてセイビアンが裏切るのでは…”と思わせるほどの説得力を持たせることに成功しているからだ。これはスペイシーの俳優としての演技力もさることながら、この作品に出演する以前に彼が“ユージュアル・サスペクツ”という作品を通過してきているからこそできたハッタリなんだと思う。手に汗握る上質のサスペンスを堪能させていただきました。 [地上波(吹替)] 8点(2005-12-25 01:51:34) |
35. ローマの休日
素晴らしい。何と言っても同じ時間を共有するうちにお互いに惹かれていくふたりの姿が(限られた時間の中で)じっくり丁寧に描かれているのがいい。濡れた髪、ブラドリーを見つめるその熱い眼差し。この映画におけるオードリーの表情ひとつひとつはまるで絵画ように美しく、びしょ濡れになった後のキスシーンでは溜息が出そうなぐらいうっとりしてしまいました。彼女の美しさはきっとこれからも世代を越えて語り継がれていくんでしょうね。鑑賞後は無性にイタリアの街へ行きたくなりました。最近はふらりと韓国へ旅行でも…なんて思ってましたが、今行くならローマ!何といってもローマです。 [地上波(吹替)] 9点(2005-12-25 01:47:04)(良:1票) |
36. ホワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて
《ネタバレ》 冒頭、いきなり意味不明なスローモーションの演出に萎える。駄作の予感。いやいや、まだ本編は始まったばかりだ。場面変わり、出勤して来た主人公のデスクに置かれているカラーの花。一体誰が…と不思議がるソン・スンホン。へウォンだよ!へウォンさんに決まっとるだろうが!テレビの前で思わず叫んでしまいました。カラーの花、建築デザイナー、雨が降りしきる中でのラストシーン。ドラマ『夏の香り』を連想させる設定がいくつも散りばめられているけど、ユン・ソクホはこの映画を参考にしながらドラマのイメージを膨らませていったのかな?あの余韻の残る美しいラストがへウォンとミヌの再会に繋がっているのかと想像するだけで心が震えます。それにしても韓国映画は主人公がタイムスリップする設定とか好きだなー。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-23 01:32:15) |
37. ロング・エンゲージメント
ただひたすらハッピーエンドに向かい、ストーリーが進行していくだけの映画だということを割と早い段階で気づかせてしまう演出はちょっといただけないですね。オチの分かりきったミステリーほど退屈なものはない。約束された結末。そこに至るまでのプロセスを楽しむ映画。ジュネの創り出す独特のダークでメルヘンチックな映像世界が好きな人は+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-23 01:05:33) |
38. ドッジボール
まさにお馬鹿映画。しかし、笑えないギャグは笑った回数以上に多かったのも事実。試合のシーンに迫力があればもっと盛り上がったんじゃないかなぁ。チャウ・シンチーあたりに撮らせたら面白くなりそうな題材である。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-23 01:02:40) |
39. サウンド・オブ・サイレンス(2001)
《ネタバレ》 土に埋もれた凶悪犯。あの状況を打破するには五点掌爆心拳しかないか? [地上波(吹替)] 4点(2005-12-05 23:15:00)(笑:1票) |
40. キル・ビル Vol.1(日本版)
“ヤッチマイナ!”というより、むしろ“ヤッチマッタ!”感の強い映画。いくらなんでも好き勝手やりすぎ。日本人が話す日本語がやたら聞きづらかったです。 [映画館(字幕)] 5点(2005-12-03 00:28:52) |