21. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 才能があり、むしろ弱いために生きながらえ、そしてスポットライトの元に戻ってきたピアニストを通じて文化文明と言うものは平和の上に成り立っているということを強く感じた。そしてそれがない世界のなんと味気なく殺伐としたまがまがしいものか。 平和な世界を手に入れるということは人間としての尊厳を守ること、それは全ての人間を尊び愛することに資している。 7点(2004-03-10 16:22:14) |
22. ヘヴン
不思議な世界観。二人の世界には音がなくトスカーナの風景の美しいこと!ラストはあんぐりびっくり、え?どうなったの?不思議な作品だった。 7点(2004-03-10 16:20:11) |
23. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
《ネタバレ》 前作2つはDVDで借りて観たが完結編を映画館で見れて良かった。近年まれに見る大作。正にエンタテイメント!!細かいことを言うといろいろあるがあんなに長い話を3部作で作ったのだからいろいろ事情があったんだろう。原作のおかげだろうけど終わり方はなかなか良かった。一番感動したのはアラゴルンの戴冠式でみんながホビット4人組に頭を下げるところ。弱きものを守り侮らず信じ尊ぶことこそ平和への道なのだね。ぐすん。 7点(2004-03-10 16:17:45) |
24. ル・ブレ
なんとなく見たけど大笑いできてすっきり。それにしてもフランス映画ってくだらなさ加減がすごすぎる。ブラックなジョークも何の躊躇も無く織り込まれるので刺激が強すぎるというきらいもある。この映画はそれに大掛かりな仕掛けをプラスしているので笑い飛ばせる度合いが強いのかもしれない。でもどんなに駄目な奴も憎めないというのが根底にあって、それが強けりゃいいじゃんというアメリカ映画にないいいところかもしれない。 6点(2004-04-05 12:36:59) |
25. 何がジェーンに起ったか?
恐ろしい姉妹の愛憎劇。でも車椅子の人は1階で生活するべきだ。なかなか妹を訴えない姉の心情がわからずいらいらするが、やっぱり最後に驚きの事実が。白黒の映画のわりにテンポが良かった。 6点(2004-03-24 15:55:11) |
26. ポネット
《ネタバレ》 まず、あんなに強情でものわかりの悪い子が生まれたら大変だなーと思ってしまった。 でもこれはポネットの視点、子供の視点から描かれている映画だから。彼女自身は助けてと手をのばしているのに周りの人たちは誰も真剣に向き合うことはなかった。大人は一つのことに裂く時間は限られているから。そして子供にとって子供の世界はかなり残酷で、むき出しの欲望で簡単に人を傷つけてしまう。 こう考えると子供って大変だなって思う。だから子供にはやはりやさしくしてあげないといけないんだろうなぁ。 でもさようならを言えなかったママを許してあげられてよかった。パパも、もうちょっと彼女を大切にしてあげればよかったけど彼女や妻を愛するあまり死んだ妻を憎んでしまって自分自身もその悲劇に向き合う勇気がなかったのだろう。 そういう心の機微を丁寧に描いているのがよかった。 6点(2004-03-24 15:47:37)(良:1票) |
27. 大統領の陰謀
《ネタバレ》 有名なウォーターゲート事件を題材にした映画。といってどんな事件だったか知らなかったので観てみた。製作は私が生まれた年!ダスティン・ホフマンの小顔っぷりにびっくり。良い男だったのねー、時は残酷。 大統領とそのスタッフがが公権力を使って相手候補をスパイして選挙を有利に戦い、その金の元は選挙資金だったという大きな犯罪だがその罪の重さには何故か最後までぴんとこなかった。公権力が使われたことへの改善策が練られていない所為だろうか?情報機関の存在は謎を呼ぶ。どういう組織になっているか等秘密が一杯で国民の為にあるとは一概には言えない組織なんじゃないかと思う。でもそれが想像力を呼び、現在の映画文化の一翼をになっているのだが。 それにしても政府高官ばかり関わった事件がすごく間抜けなドジから明るみに出るとはまさに事実は小説より奇なり。時代背景というかアナログな調査にちょっと驚いた。逆に驚くほど進んだ科学に驚いたと言うべきか。ちょっとテンポが悪いのもそのせいかな。でもそれが証拠でいいの?ま、警察じゃないからいいのか。。。 6点(2004-03-10 16:55:56) |
28. 60セカンズ
《ネタバレ》 吹き替え反対派ですが、テレビで見てしまいました。その所為かニコラス・ケイジが格好良く見えてしまいびっくり。ニコラス・ケイジってそんなに好きじゃないんだけどなんか見てしまうんですな。見る映画見る映画出ていたというか。。いえ、かなりの天才であることは認めてます。あのお目目が素敵なんでしょうね。 作品としてはアンジョリーナ・ジョリーが大好きなので結構満足できました。あの素敵でセクシーなウィンクがやってみたーいとテレビの前で一人で練習してしまいました。車泥棒についてはアメリカじゃーしょうがないっていうか。。。日本人にとって車は財産だけど、あっちじゃ普通は道具だから、高級車を買ってピカピカに磨いてるくせに車庫入れは人に頼んでも平気という人たちは盗まれてもザマアミロと思われてしまうんでしょうね。じゃないとこんな映画はヒットしないよね。ここにも階級社会アメリカが・・・?それにしてもあのニトロとかいうスイッチは本当にあるんですよね?すごーい。そして結局はアメリカ車万歳映画だったことに気付く。。 5点(2004-05-08 11:14:45) |
29. ハートブレイカー(2001)
ジーン・ハックマンは出ている意味あまりなし。でもまぁ後味はよし。ジェニファー・ファブ・ヒューイットの花嫁姿が可愛かった。 5点(2004-03-12 19:39:42) |
30. アメリカン・ビューティー
アカデミー賞総なめの作品。ちょっと暗くなりそうで見ていなかったがやはり暗い気持ちになった。アメリカ人の好きな、「アメリカ人の苦悩」を描いた作品。 5点(2004-03-10 16:24:30) |
31. ミッション・トゥ・マーズ
かの名優達が宇宙服の手だらーん状態で顔だけで演技することの難しさをめいっぱい表現していましたね。ティムロビンスは良いトコ取りでちょっとずるいかな。でもあれ外したらどうなるの?という素人の野卑な好奇心にも果敢に応えてくれたデ・パルマ監督ありがとう。そしてあんなアツアツカップルがあんな閉塞空間にいたら何か起こらないほうがおかしいですね。でも本物の宇宙飛行士さん達は性とか愛とかを超越した存在でなんとなくちょっとお坊さんみたいでつまらない気がしていたので、こういう人間くさい人たちを宇宙につれてってくれたというのが素敵でした。 ま、とにかくいろいろなチャレンジに敬意を表して・・・。 5点(2004-03-10 13:49:34) |
32. スイミング・プール
《ネタバレ》 8人の女たち、ピーターパンの可愛いレニエちゃんが大人になっていてびっくりしてしまいました。が、シャーロットランブリングに対抗するにはまだまだ荷が重かったのではないかと。それで体だけがすごく印象的になってしまったんじゃないか。。ストーリーとしては、私はフランス映画というのはこんなもんかなとは思いましたが(偏見?)やはり謎でした。。夫と見てたのですが最後二人で終了時間を見ながらなかなかおこらない殺人にやきもきしてしまいました(笑)こういうところはテレビ視聴のよくないところですね。最後のしてやったりというランブリングの笑顔が印象的でした。 [地上波(字幕)] 4点(2005-08-11 00:05:44) |
33. サウンド・オブ・サイレンス(2001)
《ネタバレ》 マイケル・ダグラスの年取りっぷりにがっかり。せめてゲームの時の彼ならなぁ。若い美人妻と幼い娘というのは実人生とダブる。そこが狙いか?いくら精神科医といってもあんな風に奇をてらった治療って・・。そして強気な脅迫犯とのやりとり。。そしてあれだけ下準備していた誘拐犯のあまりにもお粗末な幕引き・・・。ま、映画だしね、という結論づけしか思いつかないが。でもああいう島があるということは初めて知った。それにダイヤや精神科医等いろいろ興味深いモチーフがあるのに、総合して陳腐な映画になってしまっている。残念。 4点(2004-04-09 03:10:45) |
34. ディアボロス/悪魔の扉
うーん、虚栄ってそんなに罪なこと?もちろんあの状態の妻を放って置いたのはどうかと思うけど。悪魔の考えることはようわからん。でもアル・パチーノかっこえー。シャーリーズ・セロンは大好きだけど泣きの演技は他の映画と全部同じ。。あたりまえ? そしてキアヌ・リーブス。この人どっこがカッコいいの?いつまでたってもわかんない。偏見? 4点(2004-03-19 14:10:31) |
35. 歓楽通り
やっぱりフランスの映画はかったるい。根が理屈っぽいのかな。すごーく小さな世界の中で終始しているのはよかった。最初と最後の舞台っぽいセリフもよかった。 4点(2004-03-10 17:35:04) |
36. メイド・イン・マンハッタン
ジェニファーロペスの額のシワが気になって気になって。決してハンサムではないレイフ・ファインズをスタンリー・トゥッチがみごとに盛り立てていた。それにしてもロマンチックであればなんでもよしとしてしまう映画って。。。 まぁ、元気の無いときには安心して見ていられるし、犬が出てくるのは好きだけど。それにしても映画に出てくるお金持ちは必ず犬を飼っているみたいだ 4点(2004-03-10 17:19:43) |
37. リベリオン
《ネタバレ》 深夜放送で推薦されていたので観た。パッケージと衣裳があまりにもマトリックスに似すぎていたのだが、エミリー・ワトソンなど実力派俳優も出ているのに驚いた。 さすがにガンアクションやえせ日本びいきのアクションシーンは食傷ぎみなところはあったが,ある程度の綿密なストーリーテリングを見る限りB級と切り捨ててしまうことはできないかもしれない。でもその放送が無ければオットの趣味だろうと見てなかったとは思う。何よりバーニーズ・マウンテン・ドッグの仔犬が可愛いのなんのって。。。そりゃ殺せないよ~。 4点(2004-03-10 17:13:12) |
38. 突入せよ!「あさま山荘」事件
警察組織ってこうやって動くのかと、改めて実感。極寒の中たった一人の人質を助ける為に何人もの殉職者や負傷者を出す警察。治安維持活動を軍隊に渡さないことこそ日本の軍国化を抑制する手段だと佐々さんは言いたいんだろう。でも映画としてはちょっと長すぎたし、めでたしめでたしとは言いにくい。警察映画だね。 4点(2004-03-10 16:44:41) |
39. ボーン・アイデンティティー
《ネタバレ》 結局「とびいし作戦」(?)って何が目的だったのだ?要はCIAも所詮官公庁、予算取りが最大の問題なのか。でもローバーの大活躍っぷりでミニミニ大作戦への期待がアップ。 4点(2004-03-10 16:29:51) |
40. エビータ(1996)
以前劇団四季のミュージカルで観た。折角映画になったのに舞台の世界を超えることができていなかった。元々、ミュージカルとしても完成度が低く、歌としても有名なのは1曲しかないし、ひねりも発見も何もない。ミュージカルの映画化の難しさはきっとあの名作West Side Storyの偉大さと無関係ではないだろう。 4点(2004-03-10 16:16:17) |