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チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 552

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21.  ハスラー2
決して悪い続編ではないような気がします、さすがM・スコセッシです。音楽のチョイスも80年代半ばのシーンをフィットさせていて良いです。それに何と言っても本作で圧巻なのは、ミヒャエル・バルハウスのカメラで迫力のナインボールを見事に活写しています。また色々と不満もあるでしょうが、P・ニューマンもオスカー獲得は納得の芝居を見せてくれます。確かに『評決』でダメで、こっちでOKってのも納得いかないと言えば、いかないのですが...。
8点(2002-08-03 18:21:34)
22.  レニー・ブルース
「やってられん。テメェらで勝手にやってろ」......これはとっても残酷なお話し。ベテラン俳優D・ホフマンも魂を揺さぶるほど説得力のある熱演で、徐々堕ちていくスタンダップ・コメディアンのレニーの壮絶な生き様を見事に体現しています。ミュージカル出身のB・フォッシーの綿密な演出もお見事で、モノクロで撮られたB・サーティースのカメラも絶品。誰よりも偽善を嫌い、誰よりも世間に対して敏感だったレニー。それだけにラストシーンは強烈だ。
10点(2002-07-30 11:50:47)
23.  ドリヴン
ラジー賞大量ノミネートは知っていたので、どれだけのものかと思い観てみたのですが、結論から言えば「なるほど、コレは『パールハーバー』よりヒドい」って感じでした。無用なドラマ部分に、破天荒なカーレース・シーン。CG駆使のレース・シーンは圧巻と言えば圧巻ですが、迫ってくるような危機感が感じられないのは致命的。この映画のノリの良さが、かえった仇となって危機感が皆無になってしまった気がします。昨年ワースト作品には、ひょっとしたら相応しい映画かもしれません(この映画を愛して止まない人、ごめんなさい!)。
2点(2002-07-25 18:45:59)
24.  捜索者
西部劇の最高傑作と名高い作品。確かに一部で言われている差別的感情が存在している作品だと捉えることはできるのですが、客観的に観れば凄い映画だと思います。技巧的には優れていて「これぞ男の西部劇だ!」と言わんばかりのシーンの連続に息を呑むこと間違いなし。デビュー直後のN・ウッドも印象的でノリにノッていると感じさせます。J・フォード流の乾いたユーモアもあり、それが上手に溶け込んでいることも演出の妙か。歴史に残る名作でしょう。
10点(2002-07-16 08:52:40)(良:1票)
25.  デンジャラス・ビューティー
S・ブロック久々の快作でしょう。定番と言われれば、それまでですがコメディー映画としてのプロセスをキチッと踏めていて、最後の最後までしっかり楽しめる映画になっています。まぁ名優M・ケインも「よくこんな役引き受けたなァ~」と思わせるようなコメディー演技も笑わせてくれました。最後まで気持ちよく観られる作品だと思います。
9点(2002-07-15 20:43:59)
26.  メメント
確かに凝り凝った編集冥利に尽きる(少なくともこれは脚本の映画じゃなく編集の映画だと思います)作品だとは思うのですけれども、一つ言えば「映画らしさ」が希薄なのがどうにも気になって仕方がなかった。時間軸を巻き戻しにして見せていくという手法を具体的に映像化させたというのは画期的なことで、ストーリー自体もなかなか面白い。色々と賛否両論だろうが、私は通常の時制で見せても面白いと面白いと思います。しかし、やはり技巧に頼りすぎていて映画っぽくない点は気になってしまう。
8点(2002-07-15 20:35:03)
27.  死刑台のエレベーター(1958)
ルイ・マルの不朽の名作。タイトルになっている「死刑台のエレベーター」のシーンは迫真の演出で、映画全体が引き締まっている。しかし意外とタイトルが効いているのは、ハッキリ言ってこのシーンだけで、タイトルからサバイバルな映画を予想した人は相当な肩透かしを喰らったでしょう。しかし、映画自体は今から55年も前の映画とは思えないほどスリリングな演出の連続で、色褪せない輝きを持っている映画だ。ただ、少しドラマ部分が余計に感じられてしまい、花屋の娘と若者のエピソードが物語を語る上で、そんなに重要だった私は疑問だ。マイルス・デイビスのトランペットは渋い。
8点(2002-06-29 20:48:20)
28.  パニック・ルーム
まぁD・フィンチャーらしさは正直、あまり感じられない作品でしたね。しかしそれはそれでD・フィンチャーの演出に期待していたファンへの伏線であり、次回作により一層の期待が高まったことでしょう。一般的に観ると、内容には物足りなさがあることは否めず、シンプルで単純明快なストーリーを2時間という時間をたっぷり使って展開させるという手法には大いに賛同するのだが、この映画の場合は無駄なシーンも結構多い。しかしJ・フォスターがやけに露出度が高い衣裳(?)を着用するという予想外のサービスもあったし、あまり期待しないで観ると、予想外に楽しめる作品にはなっている気がします。
7点(2002-06-25 22:46:11)
29.  チャーリーズ・エンジェル(2000)
まぁバカバカしいと言えば、それまでですが、私は予想以上に楽しかったです。“面白かった”と言うより、正に“楽しかった”という感覚で、自分には特段関係は無いけど、何か縁があって参加することになったコンパに出席した気分。みんなでワイワイ、ガヤガヤやって、例え自分が第三者みたいな立場でも楽しめる。色々と目の保養になるので(笑)、是非是非シリーズ化して欲しいです。ここは一つ、ドリュー・バリモアに頑張って欲しいですね(シリーズ化へ向けて)。
8点(2002-06-24 23:44:23)(良:1票)
30.  ブロンコ・ビリー
イーストウッドの手腕を地味に発揮した隠れた秀作。ショーでイーストウッドが見せるパフォーマンス・シーンは圧巻でナイフ投げや銃で皿を割るといったシーンには緊張感があり、素晴らしいと思いますよ。物語の筋書きは単純なものではあるが、イーストウッドだからこそ見せることが出来た作品であり見どころはたいへん多いと思う。S・ロックの紅一点な魅力も忘れ難いですね。
8点(2002-06-23 19:31:24)
31.  ショコラ(2000)
「サイダーハウス・ルール」は許せなかったが、この映画はOK。劇中画面から伝わってくるムードが良い。確かにフランスを舞台にして英語とか、いろいろな矛盾点はあるがこういう映画の作り方は見習わなければならない。見事なキャスティングもキマっていて、映画が成功した一因となっている。ただ、物語としては決して大甘というわけではなく、結構シビアな面もある。おとぎ話を上手に見せることができるハルストレム、それでも私は現実的なハルストレムが好きだったりします。だからこそ「愛が迷った時」なんて小粒な映画が好きだったりするのです。チョコはしばらくいいかな(笑)。
9点(2002-06-22 22:44:47)
32.  ザ・メキシカン
確かに多くの方々が期待されていた作品とは違ったでしょうね。凄くザラ付いていて、キレイ事で済まされるような甘~いラブ・ストーリーなんかでは決して無い。しかしこのメキシコの空気みたいなドライな感覚が映画の大きな魅力の一つ。ブラピの役柄もトボけた感じがあって、微笑ましいです。しかしこの映画の場合はJ・ロバーツの方が上。やっぱり賞をもらってしまうだけの勢いがある。確かにうるさい芝居かもしれないが、威勢がよく覇気も感じられる。笑顔もいい。そして助演のJ・ガンドルフィーニも良い。これで作り手が良ければ、傑作になってたかもしれない。
7点(2002-06-22 22:37:10)
33.  グリンチ(2000)
日本では全然ヒットしませんでしたが、予想に反してこれは凄く優れた映画だと思いましたね。J・キャリーの顔が見えなくて不満との意見も見えましたが、私にはこのグリンチという着ぐるみのキャラクターを違和感なく、演じ切るのは現時点では彼しかいないとさえ思っております。彼が生み出す細かなジョークやギャグが日本語字幕では表現し切れないほど面白く、おそらく子供たちが見てもこの映画の彼のギャグの半分は理解し切れないでしょう。つまり大人でも十分楽しめる映画であり、私はこの映画が一つのテーマに固執して、それを追求していく必要なんて何処にも無いと思います。映像を観てください、カメラの動きを観てください、完全に再現できている世界観を感じてください。とっても良質な素晴らしいファンタジーだと思いますよ。もっと評価されて然るべき映画だと思います。
9点(2002-06-22 22:23:22)
34.  炎のランナー
撮影がたいへん良い。単純なスポ根ストーリーに宗教という観念との葛藤。これは実話とのことですが、そんな客観的な姿勢を貫いて描かれたヒュー・ハドソン一世一代の名作です。ある意味、ドキュメンタリーといってもいいと思います。ヴァンゲリスの美しい旋律は言うまでもなく、若者たちの青春の1ページを活写した躍動感溢れるスローモーションなども嫌味でなくて素晴らしい。ハッキリ言って、あまり知られていないキャストばかりだが、出演者が活き活きとしていてキャスティングも成功していると言えるのではないだろうか。
10点(2002-06-16 10:56:59)
35.  不滅の恋/ベートーヴェン
確かに映画は映画なのですが、それはそれで大胆なストーリー構成が逆に映画の魅力となっているのだから妥当な作品でしょう。雰囲気作りがたいへん上手く、主演のG・オールドマンも熱演なのでミスキャストではないと思う。しかし、“不滅の恋人”の正体が...個人的にはキツいね、この映画の場合。チョット納得いかない。。。
8点(2002-06-16 10:52:46)
36.  おつむて・ん・て・ん・クリニック
私もかなり思い切ったタイトルだとは思いましたが、映画の出来自体に納得なので、別にタイトルが気に障ることはありませんでした。主演2人の熱演も的確でブラック・コメディーとしての役割をしっかり果たしています。「こんな患者につきまとわれたイヤだ!」と思いながらも、映画のオチもかなりブラック! ですが、決して嫌味なオチではなく、現代精神医学の難しさを正確に皮肉っているのでそこそこ楽しめる映画だと思いますよ。
8点(2002-06-09 18:38:14)
37.  アンタッチャブル
ブライアン・デ・パルマのエネルギッシュな活動も私の中ではここまで。「虚栄の~」や「カリートの道」、「スネーク~」など好きな映画もあるにはあるのだが、やっぱりハイクオリティの作品はここで今日までは打ち止め状態になっていると思う。脚本がいいせいか、序盤から終盤まで終始テンポの良い演出にスリリングで適度な緊張感ある演出で実に良い。しかし、かの有名な「オデッサの階段」の復元シーンのスローモーション多用は、ちとあざといかと。
9点(2002-06-09 11:53:51)
38.  ひかりのまち
M・ウィンターボトムとしては珍しく人間賛歌風に描いた作品ではあるが、元々はTV業界で鍛えてきた人なので、その根底にあるものは「情報を伝える」という行為にあるのだと思う。題材は違うし、作風は大きく変えてしまう。M・ウィンターボトムはこれが出来るからこそ、魅力的なディレクター。本作は確かに美しい映像に、M・ナイマンの荘厳な音楽など魅力的な映画だが、ロンドンの平凡な日常を起伏なく演出し、そういった人々に起こる小さな奇跡を世界の人々に発信するという意味で撮られた作品だと思う。私は素晴らしい映画だと思う。
9点(2002-06-09 11:49:49)
39.  氷の接吻
あながち嫌いな映画ではありません。いつものハリウッド映画とは一味も二味も違います。徹底して謎を残したたまに進んでいくストーリー展開。残酷で随分と刹那的な印象を受けますが、最初から最後まで程よい緊張感が画面から伝わってくる。妙な映像効果を使っていなかったら、この映画は隠れた傑作になってた気がする。
7点(2002-06-05 20:08:40)
40.  ラスト・シューティスト
ジョン・ウェインのかなり私的な闘病日記といった色合いで、痛々しいまでの老体をさらすJ・ウェインの熱意には頭が下がります。巨匠ドン・シーゲルにしては珍しく心理描写に終始しており、ラストに少しだけ銃撃戦があるだけだ。しかし、もう既に“瀕死の状態”にあった西部劇の息の根を止めるかのように、劇的なクライマックスを用意したのもJ・ウェインの希望だったのかもしれない。これもある意味、アメリカン・ニューシネマの一端だと思う。
7点(2002-06-01 21:54:05)(良:2票)
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