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コバ香具師さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 79
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/uvoaa/
年齢 43歳
自己紹介 ついに社会人になりました。
しばらくはネット環境がない場所で過ごすので、
なかなか新規レビューを投稿できません。
メールの返事等も遅れることになりますがご容赦下さい。


kobayasi(a)ialab.is.tsukuba.ac.jp
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21.  戦場のピアニスト
戦場に放り込まれてもなお音楽を愛し続けた、一人のピアニストによる愛と感動のストーリー。今、劇場が涙で包まれる……! って感じの映画かと思ったら全然違うんでやんの。なんか知らんけどいっつも泣きそうな顔した情けねぇ顔のオッサンがひたすら逃げ回る映画。愛も感動もナシ。「映画史上もっともカッコ悪いヒーロー」とどこかで紹介されていたという話も頷けますね。だが、それが良い。主人公が無力であることによって、あの時代に虐げられていた人々の鬱積とした気持ちが手に取るように伝わってくるワケだ。そういう点で制作側の試みは成功してるんじゃないですかね。エンターテイメント的な要素はあまりないけど、こういう映画こそ後世に残すべきなんだろうな。そして学校の社会科の時間に見せられた学生があまりのダルさに居眠りをする。これはそんな映画になっていくと思います。
7点(2004-10-04 11:35:31)(笑:1票)
22.  おばあちゃんの家
この映画はね、あるクソガキがおばあちゃんの家に預けられた2ヶ月間を描いたドラマです。クソガキって言っても、そんじょそこらのクソガキと比べられては困る。クソガキの中のクソガキ。THE KING OF KUSOGAKI。どのくらいクソガキかと言うと、血の繋がったおばあちゃんに触られて「汚ねぇ!」とか叫ぶクソガキ。死ねよ。汚ねぇのはテメーの心だろうが。さらにどのくらいクソガキかと言うと、ケンタッキーが食べたいと言うからせっかくおばあちゃんが遠出して鶏を買って来てくれたのに、「こんなのケンタッキーチキンじゃない」と泣き出してスネるクソガキ。帰れよ。そんなにチキンが食いたきゃ夜一人でトイレにも行けない自分の肉でも食ってろっつーの。しかし、そんなクソガキに対して無償の温かい愛で包み込むおばあちゃん。泣ける。俺も思い出したよ。おばあちゃんは決して怒らなかった。おばあちゃんはお小遣いをくれた。おばあちゃんは優しかった。今は亡き自らの肉親と重ねるように映画を見ると、おばあちゃんの仕草一つ一つが自分に向けられているような気がして、涙が止まらなかった。 んでまぁ、やがてクソガキも少しずつおばあちゃんに心を開いて行くワケですが、クソガキは所詮クソガキなのですでに眼中に無い。あのクソガキを脳内で自分に置き換えた俺は、ほんの僅かな時間だけだったけど、あの優しかったおばあちゃんとの再会を果たしたのです。おばあちゃん、ありがとう。
7点(2004-09-28 15:23:05)(笑:2票) (良:2票)
23.  バイオハザード(2001)
原作のゲームをかなりやり込んでいた時期があったので、世界観にすんなり入り込むことができました。マリオといいストIIといい、ゲームの映画化はヤバいのが多かったんで全然期待してなかったけど、意外に面白いじゃないですか。ミラ・ジョヴォヴィッチとかいう早口言葉みたいなおねーさんはキレイでカッコいいし、リッカーのCGもショボくて実写の上をアニメが動いてるみたいなチープさが好きですね。大体ゾンビホラー映画のくせして一番盛り上がるところがレーザービームのシーンっていうのがまた愉快だよね。これで脱出劇のオチとして、ゲームに出て来た謎の四次元ボックスを使って逃げるとかいう話だったらもう10点つけてたんですけど、こんなネタ書いても誰にも分からないのでそろそろ豆腐を食べてカユウマしてこようと思います。
7点(2004-09-03 08:13:53)(笑:3票) (良:1票)
24.  ミッション:インポッシブル
宙吊りのシーンを見ている時、それはそれは不思議な体験でした。いつもだったら耳をつんざくほどの大音量を流し続ける映画館内が、一転してサイレントムービーの上映会場に。しん…と静まり返り、そこにいた観客までもが息を殺すようにしてスクリーンに見入っていたのです。あのシーンは俺が映画を見て最も緊張感を高めたシーンなんじゃないかな。一番好きなアクション映画と聞かれたら真っ先に挙げる映画です。脳髄溶け出すほど面白かった。体の芯から震えるような視聴効果、脚本的なギミック、ありあまる魅力を放つ主演陣、ダニー・エルフマンの爽快な音楽。それらが絡み合い調和した、エンターテイメント作品の一大傑作です。
10点(2004-09-02 07:14:36)(良:1票)
25.  ザ・リング
うーん、怖くなかったねぇ。もし「リング THE FINAL~貞子 VS Samala~」なんて続編が出来ようもんなら10分で貞子に呪い殺されるぞ、サマラよ。だって下手に可愛いんだもんな~。ホラー映画の敵役たるもの観客から気持ち悪がられてナンボでしょう。貞子を見てみろ、あのはみ出るほどのまがまがしさよ。あんなのが井戸から這い出て来たら突き落としてバルサン炊いて逃げるっつーの。対してサマラがテレビから這い出てくるだと?結構、いくらでも出ておいで。ただビデオ鑑賞するだけで七日経ったら自動的に自分の部屋に可愛い女の子が宅配されるなんて、夢見たいなお話じゃぁないですか。幽霊にイタズラしてもきっと法的にはお咎め無しだろうから、思う存分楽しませて頂こうと思います。 とか強がってるけど、「まさか」と思いつつ不安な一週間を過ごしてるのって俺だけじゃないですよね。(実話)
6点(2004-09-01 22:24:34)(笑:5票)
26.  バーティカル・リミット 《ネタバレ》 
評価ひくっ!いやねぇ、それも分かりますよ。そりゃ3人助けるために4人死んで、しかも1人しか助けられなかったってあんまりだろ。しかもアナタ達、ニトログリセリンを背負って高度8,000メートルの雪山登山とか愉快すぎます。んでもってそのニトログリセリンの扱い方のいい加減なこと、お前ら何回こぼしましたか?ドリフやってんじゃないんだから、勘弁してください。現実は爆発したら天パーになるだけじゃ済まないんですよ。でもねぇ、何か好きなんだよなーこういう映画。理屈はさておき、とにかくハラハラドキドキさせてやっから黙って見てな的姿勢やいさぎよし。おう、乗っかってやろうじゃねーか、あぁ乗っかってやるとも。これだからハリウッドは好きだね。いいんですよ。細かいツッコミは無粋!派手な映像で手に汗握る瞬間を楽しもうぜ!バカになるんだバカに!ってワケで、決しておまけではなく7点献上でございます。
7点(2004-09-01 20:10:24)(笑:2票)
27.  Jam Films 《ネタバレ》 
これはイイ!いや~実は俺、ただ単に岩井サンが参加してるから借りただけで、他の作品はオマケだと思ってたんですが。これがなかなどうして、見事にイイ方向に裏切られたね。一話目を見てるときは「ヤバい、これは危険信号だ!」と斜に構えそうになってしまったんですが、残りはどれも面白い!回転寿司のようにさっくりと美味しいもん食ってさぁ次っていう、短編の持つテンポの良さがきっちり味わえる素晴らしい作品群でした。さて、本当は全七話に物凄い勢いで感想を書いたんですが、余裕の文字数オーバーをくらったんで(1000文字以内のところを2000文字書いてしまったそうです HAHAHA)、ヤケクソで超短いレビューを行おうと思います。一話目「the messenger」北村龍平監督。「あずみ」の人。うんこ。二話目「けん玉」篠原哲雄監督。「月とキャベツ」の人。すげー面白い。三話目「コールドスリープ」飯田譲治監督。「NIGHT HEAD」の人。バカみたいに面白い。四話目「Pandora」望月六郎監督。よく知らない人。異常に面白い。五話目「HIJIKI」堤幸彦監督。「トリック」の人。突き抜けて面白い。六話目「JUSTICE」行定勲監督。「世界の中心で愛をさけぶ」の人。パッチンパッチン面白い。七話目「ARITA」我らが岩井俊二監督。熱く面白い。 個人的なお気に入り度はこんな感じ ARITA>JUSTICE≧けん玉>HIJIKI=コールドスリープ>>Pandora>>>(超えられない壁)>>>以下略  ひいきなんてしてねーよっ!
8点(2004-08-31 01:53:33)(笑:1票) (良:1票)
28.  ボウリング・フォー・コロンバイン
よっしゃ、算数の時間だ。耳かっぽじって聞けよ。ここに二人の平均的で健康な男女がいたとしましょう。二人は格闘技などの経験は一切ないものとします。この二人が取っ組みあったら、勝つのはどっちでしょう?99%、男が勝ちますよね。それはもちろん、肉体的な力量が決定的に違うからですな。ちょっとRPGにかぶれた表現で申しわけないんですが、彼らの攻撃力を適当に定めます。「男=100、女=50」としましょう。ここで、双方が武器を持ったと仮定します。バットを装備すると攻撃力が10上がります。するとどうなりますか。「男=110、女=60」ですね。この状況でも、やっぱりその決定的な力の差から、やっぱり勝つのは男だと概ね言えます。攻撃力が20上がるナイフだったらどうでしょう?「男=120、女=70」……やっぱり結果に違いは出ません。さて、ここで双方に銃を持たせてみましょう。銃は強いです。半端じゃなく強いです。言ってみれば最強です。なので、攻撃力が100万です。すると、「男=1000100、女=1000050」。こうなると元々の力の差は誤差範囲内に収まります。殺し合ったらどっちが勝ってもおかしくありません。凄いですね。性別の差をなくしてしまうだけの力が銃にはあるんです。しかも使用法を習得するのに物凄い時間と量の訓練を要するワケでもありません。こんな自衛手段って他にある?ないよね。何が言いたいかって、男女間の根本的な違いがその肉体的な強さにあるとするなら、銃は男女の違いの垣根を埋める鍵になり得るってことです。だからって銃社会を肯定するつもりはないし、男女差別に強い問題意識を持ってるワケでもありません。ただ、ものの見方って多様だし、何に関しても言い方次第だよなっていつも思ってます。そんだけ。ただ、この映画は面白かった。本当にそんだけ。
7点(2004-08-20 08:52:20)(良:4票)
29.  スパイダーマン2
ブラボー、最高だ。これだよ。このスピード感と迫力だよ。俺は映画にこれを求めてるんだよ。それは昔から変わらない。アトラクション映画なんて言葉があるけど、俺にとっちゃそりゃ最高の賛辞だよ。しかしまぁよく作ったわなー。あんな冴えないアームのついたオヤジと、糸を飛ばすしか脳のないヒーローの対決ですよ。これだけの素材でこんな面白いアクションが撮れてしまうんだから、やっぱハリウッドってとこは馬力が違うよ。そりゃ結婚式ドタキャンもするっつーの。当然アクションがすげーってのもあるんだけど、これをヒーローものっていうジャンルでやってるのが成功だと思うんだよね。無粋なツッコミは無用。だってヒーローものだもん。この映画に出てくる人はみんなして「スパイダーマンだ!」「スパイダーマン、頑張れ!」って言ってるでしょ。そういう存在が認められてる世界なんですから、ちょっとやそっとの違和感で揚げ足とったつもりになるのは場違いってもんですわ。ドラえもん見てる最中に「あんな何でもありなロボットいるワケないじゃん」とか言わないでしょ。それと同じよね。だから、もう細かいことを気にせずドップリ映画に入り込めるワケだ。最後はもうすっかり童心に返ってスパイダーマンを応援してたぜ、俺は。なんだかえらい気分よかったわー。押し入れから出て来たグローブで久しぶりにキャッチボールをした時のような、懐かしいんだけどその懐かしさが新鮮っつーか、そんな感覚なんだわ。まぁどうでもいいね。とにかく面白かったって言いたいらしいので、そこのキミもさっさと劇場に足を運んでバーストくらって下さい。
9点(2004-08-19 08:03:08)(笑:1票)
30.  ポストマン・ブルース 《ネタバレ》 
おっもしれぇええええ!SABU監督の作品は以前「弾丸ランナー」を見て、特に面白いとは思わなかったんですが、どこか心に引っかかる作品でした。そのシコリとここでの高評価から借りてみた「ポストマン・ブルース」ですが、これがものの見事に大ハマリですよ!もう初っ端の「んなもん頼んでねーんだよ ガチャ」の時点で大爆笑してたからね。映像の雰囲気としては全体的に古い刑事モノっぽくて、なんか薄汚く黄ばんでそうっつーか、全然カッコつけてないのがよくわかる。それなのにこのたぎるようなカッコ良さは何なんだ!矛盾してるじゃねーか!言ってみれば、流川君みたいなスタイリッシュなカッコ良さじゃないんだな。赤木だ。赤木キャプテン的なカッコよさだ、お前は。泥にまみれたB級テイストのノリと笑いで突っ走るポストマンの姿にすっかり画面釘付け状態。そーしてる内にストーリーはどんどん膨れ上がり、おいおいコレどうやってまとめるの?ってなところまで行きつきつつ、どんでん返しで無理やりハッピーエンド!ん?これどんでん返しって言うの?言わないよな、言わねーよ。それでも、誰が何と言おうとハッピーエンド。すげーよSABU監督、あんた漢だぜ。惚れた。
9点(2004-08-17 06:50:38)(良:2票)
31.  天国の口、終りの楽園。
ヤバイ。天国の口、終わり楽園ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。 天国の口、終わりの楽園ヤバイ。 まずセックルばかりしてる。もうヤリまくりなんてもんじゃない。超ヤリまくり。ヤリまくりとか言っても「キッズよりヤリまくり?」 とか、もう、そういうレベルじゃない。何しろ劇中30分はやってた。スゲェ!なんか二人並んでオナニーとかしてんの。理性とか羞恥心とかを超越してる。ヤリまくりだし超エロい。しかも避妊しないらしい。ヤバイよ、中出しだよ。だって普通は結婚前とか避妊するじゃん。だって結婚する気のないセフレがいきなり妊娠したら困るじゃん。学生結婚とか困るっしょ。「来ないの」とか言われて、一年のときは10人の女性をだまくらかしてたのに、三年のときは赤ん坊の世話で哺乳瓶片手オムツ片手とか泣くっしょ。だから普通の感覚の若者は避妊する。話のわかるヤツだ。けどテノッチとフリオはヤバイ。そんなの気にしない。中出ししまくり。知り合って間もないルイサに誘われて一抹の疑問も覚えず挿入するくらいさかってる。ヤリすぎ。ヤリまくりって言ったけど、もしかしたら愛のあるセックルかもしんない。でも愛のあるセックルって事にすると「じゃあ、親友の恋人を寝取るってナニよ?」って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。あと超頭悪い。そのくせ将来の夢は作家。イタさで言うと-272℃。ヤバイ。寒すぎ。ルイサの夫に釘さされる暇もなく挫折する。弱い。それにテノッチとフリオは超速い。超一瞬。そして超焦りまくり。三こすり半とかで平気で出てくる。三こすり半て。中学生でも言わねぇよ、最近。なんつってもテノッチとフリオは馬力が凄い。いざとなったら男同士とか平気だし。うちらなんて恋だとか愛だとかたかだか駆け引きが出てきただけで上手く扱えないから作戦を練ってみたり、いいムードを作ろうと努力してみたり、必死で好きな人に告白したりするのに、テノッチとフリオは全然平気。性欲を性欲のまま扱ってる。凄い。ヤバイ。とにかく貴様ら、天国の口、終わりの楽園のヤバさをもっと知るべきだと思います。そんなヤバイ映画を作った監督にハリポタの続編を作らせたハリウッドとか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。
3点(2004-08-14 03:34:22)(笑:4票) (良:2票)
32.  トレインスポッティング
これ見てよくわかった。やっぱ俺はストーリーテリングの妙とか派手な爆破映像とかを一番に映画に求めてるのであって、こういうオサレ系とか雰囲気系ってのに属する映画は好みじゃない。んじゃオサレ系が嫌いかって言えばそうでもなく、何らかの見所を見出すことができればその作品を評価するし、ツボにはまればけっこうな爆発力を有することも事実です。けどトレインスポッティングはそういう面白さを感じれなかったのが残念。クスリ漬けのグダグダ青年達のグダグダ生活を見せられても何も共感しませんわ。要は受け手の性格として、彼らの行動やスタイルの波に乗ってしまえるかどうかがキーなんでしょうけど、俺はダメだったな。それは多分俺がクスリってもんに無縁の生活を送っていて、かつクスリに対する一種の憧憬の様な感覚も抱いていないことが原因なんだと思います。当然それが多くの日本人にとっては普通なんだろうけど、クスリという文化を真っ向から否定するでもなく憧れるでもなく、ただ無関心に通り過ぎている自分にちょっとした歯痒さを覚えたんだよな。以前裁判の見学をしたことあるんだけど、被告の罪状は麻薬取締法違反。しかも再犯で、以前もクスリ絡みで半年ほど刑務所にブチ込まれてた人だったんですが、そりゃもう悲惨でしたよ。40過ぎのいい歳した男性がワッパはめられて泣きながら「今は反省している」とか言ってんだぜ。被告の両親も見に来てて「どうしてこんな風に育ってしまったんだろう」的な目で息子を凝視してるんですよ。そんな状況になるリスクを負ってまでクスリをやり続けるんだから、そりゃもうクスリの誘惑ってのは想像もつかないくらい強烈な世界だということだけは想像できます。以前の俺ならそんな凄まじい体験をしないまま人生を終えるのは勿体無いって感覚もちょっとは持ったはずなのに、この映画を見ても何も感じないなんて、俺の脳みそはいつの間にか凝り固まってきているのかも知れません。だから俺は考えをあらためました。50年後、もし自分の余命がわずかだと悟る機会があったらその時はクスリを求めて街に出ようと思います。一体どんな世界が待っているんだろう。今から楽しみだ。そして再びこの映画を見て10点をつける日が待ちどおしい。
4点(2004-08-13 06:31:50)(良:3票)
33.  ブルース・オールマイティ
小学生の頃は毎日のように「ウチにもドラえもん来ねーかなー」と引き出しを空っぽにして待ちわびてた俺ですが、そんな誰にでもある万能願望を叶えてくれる映画ですね。もしどんな事も可能にできる神様になれたら?そんな物語の素材は誰にでも思いつくし、実際に今まで多くの作品が作られてきましたが、どう料理するかってのが作り手の腕の見せ所なワケですよね。その点、このブルース・オールマイティは本っ当にセンスいいよー。一体どこの誰がロマンチックな夜景をメークするために、あたかも曇りガラスを拭き取るかのように雲を払いのけて、月にロープを投げて地球に引っぱり寄せて、一等星を空中に描き足して行くなんてバカみたいに素敵なことを考えるんだろう?同監督×主演の前作「ライアー・ライアー」と比較したとき、ジム・キャリーの顔芸は健在ながら、完全にそれに頼ることなく映画に面白みを持たせるのに成功しているので、進歩しているなぁと俺には感じられました。こうしてまた新たなファンタジーコメディの傑作が創造されたことに、主への感謝を申しあげます!
8点(2004-08-13 04:38:55)(良:2票)
34.  1999年の夏休み
始まった瞬間に素で笑っちゃいましたよ。すっごい演技ですよ。そこら辺の中学校の学芸会みたいな、っていう形容がピッタリ来てますよ。普通そんな抑揚で会話する人間存在しないっつーの。でも映画が進行していくにつれ、「あぁこれはワザとやってるんだな」ってことに気付きます。この独特な雰囲気を作り上げるために、演技に演技を重ねるようなマネをしてたんですね。そしてそんな演技もいつの間にやら、世界観と共にどっぷり慣れてしまうんだから不思議だよなぁ。2時間のあいだヘンテコな夢を見させられてた気分になります。とにかくこの映画は隅から隅まで現実とは異質な何かで埋まっておりますんで、そこから何かを感じ取るには俺はちょっと目が醒め過ぎてる感が否めません。つーワケでここは5点とさせて頂きましたが、好きな人はきっと好きだと思うよ。こういう世界も。ただのホモ映画だけど。
5点(2004-08-12 07:06:44)(良:1票)
35.  スティング 《ネタバレ》 
似たような体験してる人いっぱいいるんだなぁ~。 スー・ミー,スー・ユー・ブルースさん、マミゴスチンさんと同様です。 父親と映画の話をしていてまして。「んで結局お父さんの一番好きな映画って何なのよ」「んー、やっぱスティングだな。あれは面白いぞー」「へぇー。そういえばやたら面白いって評判は聞いたことあるなぁ」「お前も今度見てみろ。凄いんだぞ、だって最後に(以下略)」 ファーザー!!!アンタよぉーー、薦める段階でネタバレしてんじゃねーよ!!! ともあれ、父のベストムービーなので見てみましたが、なるほど、確かになかなか面白かったです。ただ、この手法は現代となってはすっかりお馴染みになってしまっているので、当然ながら斬新さは感じられないのが残念なんですが、まぁそこはそれ。こういう古い映画を見て、演出やストーリーテリング手法のルーツを見出すのも趣き深い経験ですよね。 さて、父親にスティングの感想を言いました。「確かになかなか面白かったよー。すごいねぇ、まさかFBIまで全部仲間だったなんて、全然気付かなかったわ」 そしたら「あれ、そうだったんだ!?」の一言で済まされました。ファーザー!!!アンタよぉーー、一番好きな映画が泣いてるぞ…
7点(2004-08-08 07:48:03)(笑:4票) (良:1票)
36.  遠い空の向こうに
涙もろいことで有名なコバ香具師ですが(?)、映画で泣くのはことさら好きです。けどここんとこ、一瞬ホロリとくる場面には度々出会うものの、ボロ泣きレベルの作品にはしばらく出会っておらず、もしかして素直に泣けない擦れた人間になりつつあるのかなぁと心配してました。けど、やっときましたよ。久々の号泣作品でした。あーもう、本当に良かった。邦題が「遠い空の向こうに」ってことで、やたらと雄大な雰囲気を醸し出してるくせに副題が「ロケットボーイズ」でなんかマヌケな印象…センスあるんだか無いんだかわかんねータイトルだな!とかどうでもイイことを考えてた自分が恥ずかしくなったね。これを見終わった後すっかり感化されて友人に「俺はロケットを作るぜ!そして宇宙に行くんだ!」と言ったところ、「宇宙に行く前に現実に帰って来い」の一言で済まされました。
9点(2004-08-08 06:19:44)(笑:1票) (良:1票)
37.  12モンキーズ 《ネタバレ》 
これ結構すげーと思うんだけど。だってタイトルが「12モンキーズ」だよ。んでもって冒頭から何度も12モンキーズなるキーワードが登場してるんだよ。そりゃ誰だって12モンキーズっていう謎の集団が物語の中核だと思い込むよね。そしたら何の関係もないんでやんの。「ブラピのキレた演技がイイ!」っていう意見をよく見るけど、まぁ確かに俺もイイとは思うんだけど、結局ストーリーの本質に全然関係ねーじゃん!つまりこの映画はタイトルと豪華キャスト(ブラピ)のダブル羽交い絞めで観客を騙しにかかってくる、とんでもないやり口を使ってるんだよね。素直に感心しました。んでもって、こういう所々に散りばめられた断片が少しずつ組み合わさって最後に一つに繋がるっていう構造は大好きだし、その構造を成功に導いたと言ってもいいシナリオ構成の巧さも評価したいし、全編通しての緊迫した雰囲気も素晴らしいし、ゴシックテイストのテーマ曲もガッチリ噛み合ってるし、ってなことを一緒に鑑賞した友人にアツく語ったら「でもなんか意味わかんねぇ」の一言で済まされました。
8点(2004-08-08 05:50:26)(笑:4票) (良:1票)
38.  水の女
ついにこの日が来てしまった!俺がこのサイトで2点を付ける日ですよ。俺の評価基準として0点や1点は最低クソ映画としての褒め言葉であって、その存在は尊敬にすら値するのです。おかしな話ですが、俺にとっては「10>9>8>7>6>5>4>3>2」であり、それとは別次元で「0>1>2」なのです。つまりこの2点というのはそのツマらなささえもネタにできない、本当に毒にも薬にもならない純粋培養のツマらなさ。ある意味でごく貴重な存在です。できればこんな点数一生つけたくは無かったんですが、俺にとっての初2点はこの「水の女」に決定いたしました。だってこれ本当にツマんないよ。間延びに次ぐ間延びの連続!お前は夏の日中に車で放置されたカセットテープかっつの。ドラマだったら速攻でチャンネル変えられんぜ。映画だからそう簡単に客は帰らねーだろとか思って観客ナメてんじゃねーのか?こんなに長く感じられた1時間50分は高校のマラソン大会以来でした。マラソン大会の時と違って、ゴールしたときの虚脱感が半端じゃなかったけどな。まぁ、ここまで言っておいてなんですけど、そう悪い点ばかりじゃないんですよね。あのいかつい顔したUAさんの乳首を拝めたってのはやっぱり嬉しいし、ここで高評価をつけてる皆さんが言う純文学的な芸術性の価値もわからないでもない。でも申しわけないですがそんなことどうでもよくなるくらいツマらないという事実は変わらないので、ここは2点の立場を固持させて頂きます。しかし、しかしですよ。ここまできちんとツマらない作品に出会えたのは人生初なので、逆に清々しい気持ちもあるんですよね。何十年後かの未来、俺が「映画倦怠期」と呼ばれる時期を迎えたら、俺はこの映画を再び手に取るのです。これを見た後ならどんな作品もすばらしく見えるのだから。ありがとう、水の女。
2点(2004-07-20 16:50:54)(笑:2票) (良:1票)
39.  クイズ・ショウ
時代のギャップを感じながら見ると面白い作品。現代を生きる我々にとっては「なーにをクイズ番組のやらせ程度で」と感じてしまうが、当時の国民の気持ちを推察することはできる。例えばそうだな、今で言えば「ルー大柴とニコラスケイジは兄弟だった」とか何の前触れもなく報道されたらショックで暴動が起きることは火を見るより明らかじゃなかろうか?つまりはそういうことなんだと思います。 テーマに馴染めなくても、登場人物一人一人の感情の機微が巧みに表現されており、まるで殺人を犯してしまったかのような良心の呵責に苛まれる主人公を胃が痛くなる想いで見届けるのもまた一興サ。
6点(2004-07-18 12:04:27)(笑:1票)
40.  アタック・オブ・ザ・キラートマト
巷で噂のカルトムービー、アタック・オブ・ザ・キラートメィト!その世界へついに俺も足を踏み入れてしまいました。てっきり大マジメに「トマトが人を襲う」というキッチュかつアンニュイ、それでいてシュールなプロットでホラー映画を作っているのかと思いきや、ヤツらってばハナから最低映画のつもりで製作してやがります。それならばこっちは逆に大マジメに見てやろうじゃねーか。とは意気込んでみたものの、コイツは生半可な覚悟ではまともに戦える相手じゃありませんでした。何しろ本当にツマんない。どれくらいツマんないかと言えば、同じ野菜繋がりで「男はつらいよ・寅次郎サラダ記念日」のツマらなさを10とした場合に、このトマト映画は13くらいの勢いで襲ってきます。つまりそれほどに「男はつらいよ・寅次郎サラダ記念日」はツマんないんだよっていうお話だったワケなんですが、ちょっと話が脱線してきたようなのでそろそろ寝ようと思います。
0点(2004-07-18 11:49:42)(笑:2票) (良:1票)
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