21. ひみつの花園
主人公の咲子が最高。これほど魅力的なキャラに仕上がったのは、矢口監督が西田尚美に心底惚れ込んでいるから。この作品ほど彼女の魅力を引き出した「PV」は他にないだろう。咲子のキャラ、西田尚美自身の魅力には文句のつけようもない。ただ、やはりこの手の作品は苦手というか、ガツンと感じるものが少ない。話の節々で納得いかないことが起こる度、ちょっと引いた目線で観てしまうようになる。場当たり的なコントの切り貼りよりも、ベタでも筋の通った王道の方が個人的には好ましい。つまりは「ひみつの花園」や「パルコフィクション」より、多少商業的と言われようとも「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」の方が個人的には好き。「ひみつ~」や「パルコ~」みたいなシュールなコメディこそ、矢口監督の魅力が遺憾なく発揮されてることは重々承知してはいるのですがね・・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-02-11 00:51:35)(良:1票) |
22. 殺人の追憶
《ネタバレ》 最後まで犯人が捕まらないのもうなずける警察の初期捜査のマズさは違和感をおぼえた。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-15 21:19:09) |
23. ゴッドファーザー PART Ⅱ
万人から愛される父ビトーと、そうでない息子マイケルの対比がおもしろかった。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-12 15:01:08) |
24. スウィングガールズ
ダラダラと高校生活を送る主人公。あることをきっかけに目標を見つけ、かけがえのない時間を仲間と力を合わせ1つのことをやり遂げる。普遍的かつ、ありがちなテーマ。まさしく「女版ウォーターボーイズ」である。こう切り出してしまうと、極めて安易で低俗的、また商業ベースに乗っかった二番煎じな印象を強く受ける。しかし、見終わった後の個人的な感想としては、そう言った論調とは相反するものと位置付けたい。まず、丁寧に作られている脚本も大きく分けるとベタ中のベタ。「だが、それがいい」と思わせてしまうのは矢口監督が作り上げる作品に流れ続ける独特の(気持ちのいい)ゆるさであり、ところどころ垣間見れる笑いのセンスのなせる業か。主要キャスト5人、上野・貫地谷・本仮屋・豊島・平岡はキャラ設定も秀逸で魅力的に映った。今後の活躍に期待したい。矢口作品は肩肘張らず自然体で観れば、ちょっぴり笑えて、ちょっぴり幸せな気持ちになれる、どこまでも優しいおもちゃ箱のような存在だと思う。 [地上波(字幕)] 8点(2005-11-07 17:31:28) |
25. ガタカ
つまらなくはなかったが、個人的には少し盛り上がりに欠けたなぁというのが観終わっての第1印象。目新しいようで、実は根底にあるテーマは結構ベタ(落ちこぼれのレッテルを貼られた主人公が最後にはエリートを打ち負かす的な)かなと。でも最後のシーンなんかは考えさせられる部分があり良かった。あとユマ・サーマンのちょっと妖しげな美女なんかは相変わらずハマリ役。 [映画館(字幕)] 6点(2005-08-30 02:58:01) |
26. 家族ゲーム
松田優作の演技と森田監督の演出がすばらしいと思った。 [映画館(字幕)] 9点(2005-08-30 02:53:54) |
27. 太陽を盗んだ男
最近の邦画の持っていない熱さ、力強いバカさ加減にシビれた。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-30 02:52:14) |
28. イノセンス
やはり押井作品は難しい。甲殻よりは独特な世界観が薄まった印象。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-07 00:48:41) |
29. 黒い家(1999)
《ネタバレ》 好きな俳優が多く出ていて、「家族ゲーム」の森田作品だけに興味があり観賞した。 まず出てくるキャラがとにかく気持ちの悪い人間ばかりでチョットひいてしまう。 あと疑問として、あれだけ多くの殺人や保険金詐欺をしていた幸子に今まで警察がノーマークって・・・「警察バカ過ぎじゃん」とか多々無理が生じているように感じられた場面にイチイチ突っ込みを入れてしまった。ラストのバトルも何だかなぁ~。 演出面全般も画面が黒味がかっていたり、変なノイズを入れたりとかハナにつく感じがして微妙に思えたけど、なんだかんだでハラハラさせられる場面もあり、大竹さんや西村さんの怪演?も拝見できた事、おまけとして個人的に田中美里が好きなので及第点の出来 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-29 23:41:23) |
30. ゴッドファーザー
偉大なる父の意思を引き継ぎ、愛するファミリーの存続のため大きな変革を決断するまでに、たくましく成長するマイケルの姿に魅せられた。 [映画館(字幕)] 8点(2005-04-16 17:27:02) |
31. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
一部の人から極めて高い評価を受けていると聞いて観てみた。しかし、押井作品はどうも自分には敷居が高いようで・・・微妙。観ていて頭がおかしくなりそうになるほどのトリップ感とかはちょっと気持ちいいかも。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-16 17:22:18) |
32. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
作り手の意図を完全に理解するには、どこか哲学的過ぎて難しかった。けれど圧倒的な世界観や映像に引き込まれておもしろかった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-08 00:42:32) |
33. ロボコン
正直かなりベタなストーリー。ベタだけど本はよく書けてると思う。主要4人にそれぞれに見せ場があり、キャラも立ってる。主演の長澤まさみのかわいさ+個人的な邦画贔屓でちょっと高めの8点。 8点(2004-12-04 19:23:49) |
34. 恋する惑星
全体を通して演出が狙い過ぎてちょっと鼻につくトコもあるが、ここでは素直にセンスの高さと評価したい。見終わって1番の収穫はフェイ・ウォン。普通に考えたら相当イタイ娘なんですが、フェイ・ウォンが演じるとかわいらしく感じてしまうから不思議。それほど独特な魅力があり、存在感があった。 7点(2004-08-10 03:05:54) |
35. ミスティック・リバー
正直思ったより本がつまらなかった。後味が悪いってこともあるけど、ハリウッド映画にありがちな展開に萎えた。救いは見所である役者の演技の上手さだけかな。 6点(2004-07-14 16:29:03) |
36. g@me.(2003)
《ネタバレ》 原作読んでない分、次の展開を純粋に追って楽しめた。途中バッドエンドかと思いきや、そこからまた転がり出すのもよかった。腑に落ちない部分も多々あるけど。ナルシストの藤木はハマリ役だし、石橋凌の存在感もいい。誰がやっても難しい役だけど、仲間さんの配役はちょっと微妙。 8点(2004-07-07 22:44:18) |
37. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
ケビン・スペイシーが好きでこの作品を見たが、こういう役は本当にハマリ役だと思う。 7点(2004-06-29 11:53:43) |
38. キル・ビル Vol.1(日本版)
日本人から見ると違和感ありまくりの部分は閉口してしまう。しかし、あいかわらずワンカットごとの画のかっこよさと、選曲のセンスは抜群。 7点(2004-05-11 13:06:14) |
39. 東京ゴッドファーザーズ
まず映像の美しさに驚かされた。本業俳優の3人が声優初挑戦のようでしたが個人的には全く違和感なく良かった。(スチームボーイの鈴木杏はナシだと思う。) 8点(2004-04-30 21:22:04) |
40. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 「ありえない」と思うことの連続に決着をつけるべく、少々強引とも思えるラストへ。まぁ、逆に皆がグルじゃない方が不自然か。しかし、そこまですることの意味が分からないし、結局納得できない。 6点(2004-04-20 14:01:39) |