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合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 203
性別 女性
自己紹介 映画とケロロ軍曹をこよなく愛する埜波です。

長いブランクの後、コソーリと復活。
映画を見る気になれなかったところから、這い上がって参りました。
今後ともよろしくお願いします。

現在、ある「ウワサ」に、心躍らせている今日この頃・・・

あたしの点数はハートです。なもんで、
かなり世間の大勢とは違う点数つけてることが多い気もしますが、
まあこんなやつも必要かなと思ってます。
君は君、僕は僕、これ幸せなり。なんつって。
人の感想を自分が肩代わりできる訳ではないし、逆もまた然り。
どんなに酷評されようが、ある人が面白いと思ったら、それはその人にとっては傑作。
・・・なもんで、あたしは自分の心のままにレビュー致しております。

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21.  踊れトスカーナ!
見ててアダム・サンドラーのイタリア版?(パクリって意味じゃなくて、雰囲気が)と思っていたら、主演の方が監督脚本もしていたんですね。人生が変わる瞬間、リビングのテレビの映りがよくなったり、同じくリビングの携帯が繋がるようになったり。べたべたすぎな手法ですが、リビングでそれが起こるっていうのがこの映画の一番のポイントではないかと。家族全員が集まるリビング、主人公だけではなく、家族全員がそこから変わっていくというのを隠喩した、ベタながら奥の深いシーンです。点数は7点。こんな点数のつけ方いけないかもだけど、わたし的には余り突出せず、かといって低い訳ではないこのくらいの点数の方が、この映画には合っているような気がしてます。
7点(2005-03-19 13:28:14)
22.  ポーリー(1998)
これ、クリスマスに放送してほしかったですね。関東地方では昨日の深夜(今日の未明)の放送だったんですけど、微笑ましいところあり、涙ありで家族でホンワカできる映画です。その一方で、心の痛みが分かる人向けの話でもあります。少女マリーを筆頭として、ポーリーと心を通わせられるのは、外国人や孤独な老人など、世の中から置き去りにされる人たち。一方で軍人のマリーの父親や大学教授などの世間体のいい立場の人たちはポーリーを不審な目で見る。そういうところに世間の世知辛さを感じる映画でもありました。
7点(2004-12-31 16:49:50)(良:2票)
23.  ターミナル 《ネタバレ》 
期待はずれでした。ゼタジョーンズがいらない気がしましたね。そもそもなれ初めにしたって、なぜその時だけナボルスキーさんが英語しゃべれたのか分からない。ゼタジョーンズのフライト便を教えていたけど、ああいう状況でナボルスキーさん、そこまで見る余裕あったんでしょうかね?疑問です。清掃係のインド人が「あいつはCIAだ」なんてこと言っていたけれど、結局なぜそのときだけ英語がしゃべれたのかは分からないまま。英語の勉強をはじめたのはその後だし。その一件で興ざめしました。ゼタジョーンズ演じるアメリアも結局どっちつかずの女で、途中共感したところもあったんだけどラストあの男と一緒に去っていくのを見て「共感して損した!」と思いました。いくらナボルスキーさんが国に帰れるからってあんまりです。別れの決断をしたのなら他の男に依存するな!って言いたい気分。どうしたスピルバーグ!って叫びたい気分です。ゼタジョーンズ以外の空港の人たち(スタンリー・トゥッチも含めて)がいい演技でいい雰囲気出してたのに、ゼタジョーンズの分からなさで一気に私のテンションは下がりました。いや、ゼタジョーンズが嫌いと言うんじゃなくて、彼女の役はいらなかったな、個人的には。  追記:いろいろと納得できない部分は多かったんだけど、よくよく考えてみると、スピルバーグ自身マイノリティと言えばマイノリティなんだよね。ナボルスキー=スピルバーグ、と考えるとけっこう面白いかもしれない。クラコウジア人なのにアメリカ人受けするキャラクターのナボルスキーは、アメリカで、ハリウッドで大成功したスピルバーグと重なる。でもマイノリティとしてのアイデンティティを捨てきれないスピルバーグは、結局アメリア・・・アメリカとは結ばれることはなかった、完全にアメリカの中に溶け込んでいる訳ではないということを暗示しているのか?さまざまな国籍・人種が交差する空港は、そのまま人種のるつぼアメリカの縮図でもあるのだから。
4点(2004-12-28 23:14:53)(良:3票)
24.  N.Y.式ハッピー・セラピー 《ネタバレ》 
ひどく鬱な気分だった。知らず知らずに泣き顔みたいになってしまう。気分転換に外に出て、ふと思った。・・・こういう時はジャック・ニコルソンに頼ろう。あの胡散臭く釣りあがる眉毛と一緒に、ローな気分を引っ張り上げてもらおうと。思惑は的中。面白い。あのむさ苦しいオッサン顔で胡散臭い役をやらせればハマりすぎる男は健在。「アバウト・シュミット」みたいなのもいいんだけど、こんなくどい程にこるそ~ん♪な芝居はやっぱりいい。 しかし随分スケールの大きなやらせだな。わざわざニセ裁判なんてやらなくてもセラピーなんてのはできるんだが、それを際限なく広げたのがこの映画の面白さでもある。いらないことをわざわざやってしまう、それは悲しいことに人間の性でもある。ぶっちゃけ映画だって、大いなる無駄のひとつに過ぎない。その大いなる無駄に、自分自身や人生を重ね合わせたり、夢を見たりするのが人間だったりする。そんなステキな無駄を嗜める人間でありたい。この映画でセラピーされたのは、アダム・サンドラーではなく、何を隠そう「面白い!」と感じた観客自身かもしれない・・・と言ってみるテストw
7点(2004-12-27 22:05:28)
25.  マグノリア
許すことは、許しを請うより難しい。
7点(2004-12-27 18:19:28)
26.  地獄のヒーロー/ザ・プレジデント・マン<TVM>
天皇誕生日にコレを放送してしまうテレ東の男気に3点やるよ。
3点(2004-12-23 23:55:23)(笑:2票)
27.  I am Sam アイ・アム・サム 《ネタバレ》 
ミシェル・ファイファーの女弁護士が弁護を引き受けた心境の変化が分かりにくいなど詰めの甘さはあるけれど、なおそれを補って余りある。知的障害や自閉症に理解がないと難しいのかもしれませんが、この映画をあえて言うなら「価値観の転換」だと思います。知能が7歳児並みっていうとどうしても自分たちより(言い方悪くてゴメンナサイだけど)レベル低い、なんて考えがち。だけど、「大人」って何だろう?それを考えさせられたのがサムが継母ランディと対峙するシーン。ああいう場面に置かれて私だったら怒り出してランディをなじってしまうかもしれない。だけどサムは・・・少なくともそういう部分は私なんかよりずっと「大人」に思える。もっとも、本人はそんなの意識しないで、純粋に親切のつもりなだけなんだろうけど。考えてみれば、ラストで全員集合して、パパもママもあんなにたくさんいて、しかもみんながそれぞれルーシーを愛しているんだから、実の母がいなくても、ルーシーは最高の幸せ者のように思った。まさに心が洗われる。特に福祉を志す方は必見ではないでしょうか。
9点(2004-12-22 22:48:15)(良:1票)
28.  タイタニック(1997) 《ネタバレ》 
私は大デブと言う訳ではないが、まあ言ってみれば「プチでぶ」ってとこだろうと思う。「スポーツやってらっしゃるの?」と聞かれることが多いが、実はかなり肉弛んでます(苦笑)まあそんな私がケイト・ウィンスレットに共感を抱くのはご想像いただけるかと。ハリウッドもスレンダーな女優が多くなってきて、そこに現れた二の腕のぶっとい彼女に、ドレスなのに斧を持った姿があまりに様になりすぎるその体格に、「頑張れ・・・君はデブの希望の光だ!」と勝手に希望を託していたんである。その希望は打ち砕かれ、太りやすい体質の彼女はその後体質がアダとなって作品に恵まれなかったが・・・やはりこの映画は「ターミネーター」のキャメロンらしいと言うか、男が死んで女は愛を胸に生きていく・・・なんてまるっきりそのままやんか。と今になっては冷めた見方もできるのだが、当時の勢いで行けばやはり9点は堅いと思う。
9点(2004-12-18 23:06:01)(笑:3票) (良:1票)
29.  ダイヤルM
私が0点をつけるのって大抵、「シベ超」なんかの「ある意味最高傑作」っていえる作品だ。すなわち、その作品に敬意を表しての0点なんである。しかし、例外的に「この作品には1点もやれない」と思って0点をつけた作品が2つある。そして、この「ダイヤルM」は3作品目の「1点もやれない」0点作品になってしまった。私はこの作品に大きな疑問を抱いている。グウィネス・パルトロウをユダヤ人にした意味は?刑事に対しヘブライ語で話し掛けたとき、一体何が起こったのかと思った。どうやら彼女(と刑事)がユダヤ人であるということを伝えたかったようだが、その後の展開は「だから何?」としか言えないものだった。ユダヤの律法やラビがが出てくるわけでもなく、ユダヤ人の刑事がユダヤ人ならではの救いの手を差し伸べる訳でもなく、襲撃犯のアパートに向かった時にもまたヘブライ語が出てくるが、グウィネスに話し掛けた彼がユダヤ人である必要性も全くない。しかも今の時代、富豪なんてユダヤ人でなくてもたくさんいるだろうに、「ベニスの商人」のシェイクスピアの時代から考え方がちっとも進んでいない。物語には全く関係ないのにことさらにユダヤを強調する意味は一体何なのか?分からない。映画はグウィネスを善人に仕立てたかったようだが、最初の不倫、「夫は私を自由にさせてくれない」とは言うけどそれを理解させるにはあまりに説明不足で、マイケル・ダグラスだってただのぶっきらぼうなだけの夫にしか見えないし、グウィネスも腹に一物ある女と思われても不思議はない(ラストの刑事の言葉もそれを助長している)。ことさら「ユダヤ人」という政治的にナーバスにならざるを得ない民族を出しているにも関わらず、下手に悪意を植付けかねない。長文、しかも政治的な話でレビューページを汚して恐縮だが、全く意味のない、しかもいい加減な設定に怒りを覚えた。 ちなみに、ヒチコック版は未見である。
0点(2004-12-14 00:54:06)
30.  イン・アメリカ 三つの小さな願いごと 《ネタバレ》 
幽霊って心の中にいるんだろうな、ってことを強く感じた映画。誰が幽霊かって?フランキー。いつまでもその死を受け入れられない夫婦は、相手の顔にフランキーを見たりしてたし。それがマテオとの出会いによって何かが変わっていき、赤ん坊の誕生で決別できた、その流れを見ていてこれってなんだか水子霊が成仏して行ったような感じじゃない?そんな感覚だった。茶化しているような言い方になっちゃったけど、真面目な気持ちでそういうことを考えていました。そのラストは、マテオがある「魔法」をかけてくれたおかげで、まるでオー・ヘンリーの短編を読み終わったあとのような気分だった。「父の祈りを」でジム・リェリダンを好きになった私としてはあの激しさに比べて随分おとなしいなと思っていたけれど、階段で父がもみ合うシーンの激しさを見ていると、やっぱりこの人は内に熱い感情を秘めているんだなって思う。ところで「スターゲイト」が大好きな私としては、当時は大根役者だったジャイモン・ハンスゥが表情の細やかな演技ができるようになっててビックリした。演技派として歩き出したのがちょっと嬉しかった。
7点(2004-12-12 22:34:55)
31.  コンタクト 《ネタバレ》 
人は誰もが手を伸ばしている、その孤独から抜け出したいがために。それは皆同じなのに、手を伸ばす方向が違うばかりに対立し、時には殺しあう。そのバラバラに伸ばされた手と手がつながった瞬間、私たちは「コンタクト」できるのだと。外惑星と地球、科学と宗教、政府と民間、タカ派とハト派、そして男と女、そのすべてが本当は同じ方向を向きたくて、手をとりたいと願い、叶わずにいる。地上で一組の男女が手をつないだラストシーン(厳密にはラストではないが)は、そのすべてが凝縮された、これまで腐るほど見てきたキスやセックスシーンよりも確かな手ごたえを持つシーンであったと思う。 とはいえ、時にツッコミを入れたいところもある。特にあのムキ歯君、君はテロリストには向かんよ、顔が目立ちすぎるから(だって出てきた瞬間、「スターシップトゥルーパーズ」のヤツだ!ってすぐ分かっちゃったし)。しかしこれもまた、映画は公式や科学論文ではなく、心によって生み出される産物であることのあかしであり、そうしたほころびが時に魅力となる、まさにスクリーン上の絵空事たる映画の真骨頂だろう。科学と空想、これもまた、人を豊かにすることができることで共通している(豊かにする部分は違っていても)。映画で語られたことばかりでなく、この作品を持ってして科学と空想が手をとり合った、というのはいささか考えすぎだろうか?
10点(2004-12-12 14:18:08)
32.  マルコムX 《ネタバレ》 
私はこの映画を、ある特定の目的があって見た訳だけど、予想以上の収穫がありましたね。というのも、私はこれを見るに際して「人種差別」よりは「宗教」という視点でセレクトしたのですが、今の情勢を考えるとこの2つは双子の関係のようにリンクしていることを実感しました。信教の自由がありながら、事実上キリスト教国になっているアメリカで、同じキリストを敬いながら同じクリスチャンに罵られ、襲撃され、牧師であった父親を奪われた。さらに白人に生まれてレイプされた母。教会に飾られるキリストは白人であり、白人牧師が教えをたれて冗談でありながらも黒人を「サタン」と呼ぶ。キリストの愛を説く白人が一方で非道な仕打ちを行い、あらゆる場面でそれが降りかかってきたマルコムの半生を思うと、独房で牧師にうそぶいた「おれのケツでもなめやがれ!」というセリフがすごく重く響いてきます。晩年訪れたメッカでイスラムの真実を知り、博愛思想に目覚めてから暗殺されたのも皮肉だと思いますが、清教徒によって生まれたアメリカは今ではなくその頃から、いやそれ以前からイスラムを苦々しく思っていたのでしょうか。時間が経てばまた、私自身の中からいろいろな言葉が生まれてきそうです。
9点(2004-12-12 08:26:12)
33.  アタック・ナンバーハーフ
これを「スポーツ映画」ととるか、「生き方」を感じるか。それによって評価は分かれる気がする。私は後者でした。人はなぜオカマに惹かれるのか。困難は多いけど自分を曲げずお化粧し爪を伸ばす「彼女」らに、いつしか自分自身を投影していました・・・あ、私はオカマじゃあないっすよ念のため。自分を曲げずに生きるって、普通に生きていても難しいのに、差別されることも多い「彼女」らがそれを押し通す信念、そういうのに惹かれるんだろうな。その一方で「彼女」らも普通に恋に悩み、いい男に歓声を挙げ、大事な爪が折れて泣く。そんな感受性もある普通の人間。だから(「少林サッ○ー」のように)必要以上に過剰演出しないのは正解だと思います。オカマは特別な人種じゃなくて、同じように心で感じる人間なんだから。
8点(2004-12-11 17:53:00)
34.  ブラックホーク・ダウン
これほど時間が経つのが遅く感じ、見ながら時計を気にした映画も他にない。もっとも長尺ではあるんだけども、4時間くらい見ているような気分。眠さよりもイライラの方で「早く終わってくれないかな」と願っていた。私の場合音楽はメロディライン重視で、映画で言えばそれは「ストーリー」だと勝手に思っていますけど、これにはストーリーもなく、この戦争が正義なのか悪なのかメッセージもはっきりしない、私にとってはこれは類まれなる苦痛でした。ただ、ソマリア少年がアメリカ兵を撃とうとして同じソマリア人の大人(父親?)を撃ってしまったシーンを見て、事態をこじれさせているのはアメリカだよねってことはすごく感じた。そういう自覚がないから「仲間のために戦う」なんて言えるんだろう。アメリカが介入する意味もなくてただ仲間のためになんて言われても、死んだソマリアの人たちはいい迷惑だろう。仲間と団結するならだだっ広い野っぱらで、フットボールでもやっててくれ。表立って戦争の善悪は言わないけれど、その端々にアメリカの「自覚のなさ」は感じた。
4点(2004-12-11 17:43:50)(良:1票)
35.  爆烈野球団!
私もこの邦題を見ておバカな系統を期待してしまった。ところが実際見てみると、「なんでこんな邦題にしたん?」と思うくらい真面目な映画だった。確かにコメディ部分も少なくはないが、ベースにあるのは日韓条約締結当時の国民的なアイデンティティと、日本よりも強固に残る父を敬う儒教的価値観であり、反日と親日が微妙に絡み合いながら、スポーツを通してお互いの価値観を赦し合う(認め合う、ではないのがミソ)さまが描かれている。それにしても驚いたのが、日本軍が思ったよりも悪役扱いされていないことだった。伊武雅刀はともかく、その息子は結局スポーツを選んだ訳だから。これもきっと日韓共催W杯があって、国民レベルではお互いを理解し合おうという風潮ができてきた中で生まれた作品であることが大きいと思う。もしこれが数年でも早ければ、日本軍率いる野球団は完全に倒すべき敵として描かれていただろうから。そういう意味では「少林サッカー」ノリの軽い邦題以上に価値はある作品ではあると思うが、そのノリで2匹目のドジョウを狙った配給会社と、いくらなんでも抗議の自殺に笑いを取り込むのはどうか(不覚にも笑ってしまったとはいえ)という考えからマイナス1点。
6点(2004-12-05 11:09:49)
36.  スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
微妙・・・確かにこの監督、「すごいオタクだなあ」っていうのは感じるのですが、元ネタが今ひとつ思い出せないようなそういうのばっかりで、特に後半部分のトータルな雰囲気としてはFF(PS以降)でラストダンジョンに乗り込むときに飛空挺艦隊が援護してるムービーを見ているようなそんな雰囲気でした。パイロットなのにクライマックスは戦闘機が使えないし、思い切り大風呂敷を広げた割には本筋の方でショボーンとしてしまいました。ただし、映像は素晴らしい。特に前半のNY襲撃の雰囲気とか、グウィネスがタイプ打ってるときに書いてる記事の内容がバックに映し出される時の見せ方とか。前半のノリでいければよかったのに。
5点(2004-11-28 21:22:05)
37.  砂と霧の家 《ネタバレ》 
この映画の本質は、「孤独」ではないかと思う。登場するメインの登場人物は、みんな孤独だ。ジェニファー・コネリーのキャシー然り、バードン保安官然り。ベン・キングスレーのベラーニ大佐がイラン人という設定は、そういう意味でもうまい設定だ。「イラン」という国名は「アーリア人の国」という意味で、だからかイラン人は他のアラブといわれる中東諸国とは違うんだという自負みたいなものがあり、(「アラブ人呼ばわりされるためにアメリカに来たんじゃない」という言葉が象徴的)しかもイラン革命で国を追われ、祖国のアイデンティティーを持ちながら祖国に受け入れられず、流れ着いたアメリカ社会も彼を温かく迎え入れてはいない。そんな彼が彼にとってかけがえのないものを失った時、皮肉なことに「あなたはもうすぐ自由の身だ」というセリフとともに初めてアメリカに受け入れられたように思う。しかし、もう遅すぎた。生きるよすがを、希望を失っては・・・彼だけでなく、キャシーもバードンもみんな不幸になってこの映画は終わる。それなのに、なぜか私は癒されたような感覚を覚えた。彼らは皆孤独という、彼らのある意味であるがままの姿に戻っていった。彼らが上辺で求めていたものも、本当に求めていたものも、何もかも失って、生まれたときのように何も持たない身になって。そしてその前に少しだけ、彼らがそれぞれ頑なにこだわっていたものが少しだけほどけて、人としての輝きを垣間見たように思ったからだと思う。人として、何か心に重たいものを感じながら、映画館を後にした。
10点(2004-11-21 08:59:53)(良:1票)
38.  ウォー・ゲーム(1983)
今になって初めて見たのだけど、もう20年前の作品なのに、ちっとも色あせてはいない。確かに冷戦だとか音楽のセンスが古いとかマシューブロデリックの髪型がダサい(笑)とか時代を感じさせることはいろいろあるけれど、それでも映画の内容そのものには古さを感じなかった。多分、機械に国を任せることやひとりの天才少年が国家最高機密に入り込む恐怖といったことだけではこの映画は語れない気がする。私にはこの映画、子供同士の遊びに大人(政府や軍)が振り回されているように見えた。思えば現実の戦争も、子供じみた為政者が国を引っ掻き回しているだけ(だけ、というのは語弊があるだろうが真実を徹底的に突き詰めれば所詮そんな程度の心理なのかもしれない気がする)のようにも思うし、そういう視点で見ればシミュレーションゲームのスパコンもあくまでも「比喩」であって、そこにいるのはコンピュータの姿をしていても、戦争を仕掛けようとしている為政者=人間であるように思う。イラク戦争があり、華氏911も見たし、アレを真に受けているわけではないがやはりあの戦争に意味があるとは思えない私には、あのスパコンが某B氏に見えたくらいだ。戦争というのはいつになっても、振り回されるのは為政者ではなく国民だから、時が過ぎてもこの映画には普遍的なパワーがあるように思う。この時期にこの映画を見てよかった。
8点(2004-11-13 07:28:57)
39.  デビルマン 《ネタバレ》 
「CASSHERN」の経験もあってか、当初は静観するつもりだった。しかしここの平均点の異常なほどの低さに、「北京原人」と肩を並べるような低さに、ついつい食指が動いてしまい劇場まで見に行ってしまった。これは反則なのだが、実はあまりの平均点の低さに見る前からコメント案を考えていた・・・0点だと思ったら、テーマソングをもじった一言コメントにしようと。しかし幸いというべきか、そのコメント案は使われることなく終わった。見終わった後消化不良気味の自分がいた。はたしてこれは0点か1点かで悩むような作品だろうか?と。少なくとも私にとっては、そこまでの作品ではなかった。確かに出だしから前半にかけては、主演俳優の棒読み演技もさることながら、スポンサーのロゴマークが胸に大きくプリントされた体育着、明がデビルマンになったときのリョウのセリフなど、あらゆるものが「基本的にどこかズレているのでは?」と感じさせるに充分だった。それは宇崎夫妻の会話など、後半でも引き継がれている。しかし(私にとって)この作品を0点か1点かの淵から救い上げたのは、ミーコこと川本さんの存在だった。川本さんと少年の関係も、考えてみれば不思議ではある。川本さんのほうはともかく、少年はいくら自分を助けてくれたとはいえ、そんなに簡単に赤の他人になつくものだろうか?だが川本さんを見ているうち、そんなことはどうでも良くなってしまった。川本さんはデーモンにはなったが、少年を守るためなら夜叉にもなる、人間らしいというよりは女、いずれは母親になるであろう女としての母性と攻撃性を体現していた。永井豪氏がアメリカ版には出演を拒否したが、この作品には出演を快諾した理由が、彼女を通して分かった気がする。とはいえ。彼女がいなければ、私もおそらく1点をつけていたであろうと思う。それだけ基本的な部分はおざなりではある。そのため甘い点数ではあるが、この5点はほとんどがミーコに捧げるものである。
5点(2004-10-25 07:41:26)(良:3票)
40.  ゾンビ/ディレクターズカット完全版
ホラーに免疫がない私の、初めての本格的?ホラー。先に「レイダース/失われたゾンビ」というヘンな映画を見てしまっていたのだが、身も蓋もない言い方をすれば、そのテーマソングの「ゾンビが俺を追ってくる~」ってのを2時間半やってるようなものだった。出血や内臓もキライだしグロい。なのに7点。自分でもよく分からない。ただひとつ言えるのは、途中で眠くなることなく、それなりにハラハラもしながら、最後まで見てしまったということ。内容は非常にシンプル、悪く言えば単純であるのだが、なぜ最後まで見ることができ、しかも7点という合格点をつけることができたのか。私にとっては恐らく永遠に謎だが、それでいいかもしれない。謎が解けてしまえば、もう謎解きをする面白さもないから。こんな訳の分からないままの高め評価も、たまにはいいかも知れない。
7点(2004-10-24 20:35:30)
083.94%
1167.88%
294.43%
3136.40%
4157.39%
52612.81%
62612.81%
72713.30%
82914.29%
92110.34%
10136.40%

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