21. ジャンヌ・ダルク(1999)
私はベッソンをほとんど評価しない少数派です。「ニキータ」は一応の水準だとは思いますが。このジャンヌ・ダルクはこの人の箱庭内の個性に過ぎず、いかにも現代の視点であることがあからさま(「グラディエイター」とほぼ同じ)で、歴史的事実の重みが全然伝わってきません。ジョヴォビッチは好きなんですけどね。 [DVD(字幕)] 3点(2006-07-01 20:38:31) |
22. 醜聞(1950)
《ネタバレ》 映画監督って、30歳ちょっとぐらいで一流の仕事をしながらその後パッとせずに埋もれてしまう早熟型と、キャリアを積み重ねて完成されていくタイプがあるように思えますが、黒澤さんは後者の方になるんじゃないでしょうか? この段階ではまだまだ・・・。「野良犬」「酔いどれ天使」でようやくA級に達したと判断いたします。 これは豪華キャストの無駄遣いに思えます。桂木洋子に冠を被せるシーンにはしらけてしまいました。黒澤さんを愛する者ですが、それ故に批判した次第です。ご容赦ください。 (時系列で誤りがありました。が、文意をお察しください) [DVD(邦画)] 3点(2006-04-21 20:06:16)(良:2票) |
23. カサブランカ
《ネタバレ》 嫌いな映画で、世論と反するもののうちの一つです。 なんぼ戦意高揚映画でもドイツ人がそろいもそろって馬鹿ではないでしょうし、ナチズムの恐ろしさは一つもない。 仮に恋愛映画としても、「サム、その曲は弾かないでくれ。」なんて三流の男の台詞です。 ボガートの名声を決定付けた作品なのでしょうが、皮肉にも一番だらしがない役どころですね。「マルタの鷹」のボガートが私の最高のボガートです。 初めて観たのは20代前半ですが、腹が立って仕方がなかったのをよく覚えています。 [DVD(字幕)] 2点(2006-07-01 19:57:59) |
24. ファニーゲーム
《ネタバレ》 私は映画を理論的に学んだわけでもなく、特別な知識もありませんが、他の方の高評価が信じられません。「リモコンはどこだ?」の後の巻き戻しの時点で作者の意向がようやくわかりました。感想は一言だけです。「ナメてんじゃねえよ!」 [DVD(字幕)] 2点(2006-05-27 13:38:08)(良:1票) |
25. グリーン・ベレー
と、皆さんおっしゃりますが、観終わった後画面に手近のものを投げそうになりました。 ジョン・ウェインは製作サイドにタッチしてはいけないんです。 フォードなりホークスなりと組んで名作が生まれるんです。これは、ウェインを貶めるものではないです。頭脳が優秀なものが製作したって駄目なものは駄目ですから。 [DVD(字幕)] 0点(2006-04-29 14:51:38) |