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すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  カルテット!人生のオペラハウス 《ネタバレ》 
これはダメでしょう。『カルテット』ってタイトルなのに、肝心のカルテットの映像がないんですよ!?!? どーゆーこと??? マギー・スミス演じるジーンがかつてのスーパー歌姫だった、と何度もセリフで説明されますが、さぁ、歌うぞ、ってところで歌うシーンは、なんと歌声だけ。たとえ口パクでも歌う姿を映さねば、まるで説得力なしでしょうが、ダスティン・ホフマンよ。レジーがジーンと離婚した理由も、たった一言のセリフでさらりと触れるだけで、おかげで彼らのハッピーエンドにまるで感動も感激もありません。ならば、音楽で聴かせるかと言えば、それもものすごく中途半端。こりゃ名付けて「詐欺映画」。ひど過ぎる。・・・それにしても、老人しか出てこない映画、ってのは見てるの結構キツイですねぇ。老い、病、死、孤立、、、、そんなの何もわざわざ映画で見せてくれなくても嫌ってほど現実で突きつけられてますってば。と言いたいところだが、だったら見るな! と言われそうですね。別に見たくて見たというよりは、2本立てのもう1本が見たかったから、仕方なく見ただけであって・・・(と一応言い訳をしておきます)。ダスティン・ホフマンは顔洗って出直すべし。
[映画館(字幕)] 3点(2013-11-05 22:59:47)
22.  トスカニーニ
さすがはゼッフィレッリ、豪華絢爛です。「アイーダ」の舞台は一見の価値ありですね。ホントに素晴らしい。音楽もなかなか。若きトスカニーニを演じたハウエルは、チェロもピアノもそれっぽく弾きこなす演技をしており、指揮ぶりも、まあ見られるレベルで、この辺りもゼッフィレッリの手腕を感じます。正直、あんまりオペラ(つーか声楽)に興味ないんですが、ゼッフィレッリの演出モノは見る楽しみがあるのでイイですね。しかし、何よりジーンと来たのは、施設の子どもたちの前でチェロを演奏したシーン。ブラームスが胸に迫りました。あの後、子どもたちの遺体が並ぶシーンを見せられて、強烈です。まあ、この後の彼の指揮者人生はまさに波乱万丈、ということを考えると、あそこでストップモーションでジ・エンドってのは上手いな、と思いました。ゼッフィレッリ、やっぱ、いいわぁ~。
[ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-03 23:05:09)
23.  天地明察
原作未読。個人的には断然、関孝和派なもので、こういう作品でも見れば、多少は渋川春海なる人に好感を持つきっかけでもできるかな、と思って見てみましたが・・・。長くてイマイチでしたね。貞享暦も結果的にはイロイロ問題の多かった暦の様だし、本作を見終わった今でも、やはりこの時、関孝和が改暦に携わっていたらどうなっていたのだろう、という歴史における「たられば」を考えずにはいられません。まあ、そういうことを脇へ置いたとしても、本作は、作りが安っぽくていただけないです。豪華俳優陣ですけど、演出が悪いんでしょうねえ、これは。「たかが碁打ち」というセリフが何度も出てきましたけど、そうはいっても、江戸時代、将軍の前で碁を打つ家柄ですから、それなりのはずだし、春海は当時の錚々たる面々に教育を受けているのですから、彼自身、非常に教養ある人のはず。そういう、知性・品性・格式・威厳・・・が、全く感じられないのは致命的です。なんといっても、個人的に許せないのは、猿之助の演技。関孝和は、彼の生い立ちを考えれば、もっと内省的で、あんな芝居がかった人柄じゃないことくらいド素人でも想像できます。あれじゃあ、世紀の天才が、聞いて呆れるってもんです・・・。ところで、岡田君は、来年の大河、大丈夫なんでしょうか?
[DVD(邦画)] 4点(2013-11-02 21:36:03)
24.  ポゼッション(2012)
正統派オカルト映画です。こういう「とり憑かれ」系は好きなもので・・・。もう、隅から隅まで真っ当な作りでございます。唯一、ちょっと異質な感じがしたのは、MRIでアレの姿がバッチリ写るところです。いやー、写しちゃいましたか!!と、快哉を叫びました。除霊シーンは、まあ、割とアッサリでやや物足りない気もしますが。お気の毒なのは、妻の新しい恋人ですね。あんなんになっちゃって。なのに、妻はそれを悲しむどころか、気にすることさえせず・・・。しかし、なんといっても特筆すべきは、エミリーを演じたお嬢さん。素晴らしかったです。久しぶりにオカルトらしいオカルトを見て、ちょっぴりゾワゾワさせてもらいました。
[DVD(字幕)] 6点(2013-10-29 23:06:38)
25.  スウェプト・アウェイ 《ネタバレ》 
『流されて……』をたまたま見てしまったため、こちらもたまたまBSで放映されていたのを録画してまで見てしまいました。割と「まんま」リメイクしているのですね。ラストはちょっとニュアンスが変えてありますが。ただ、まあ、マドンナの老けっぷりがいかんともしがたく、アップになるとかなり厳しかったですね。あれじゃ、ただの中年高慢ちきババァでしかなく、鼻持ちならないが男をソソる肉感女というオリジナル版の説得力にとてもとても及びません。無人島漂着後の2人の関係が変化していく描写がイマイチで、レイトン夫人がペペに「愛してるわ」とか言うのが、ヒジョーに唐突感があります。ま、オリジナル版もさほどでもないけれど、それでも本作よりはかなりマシです。・・・録画データは、当然、観終わってすぐに消去いたしました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2013-10-27 00:43:55)
26.  戦国自衛隊
長くて退屈でした。懐かしい顔をたくさん見られたのは、まあ、楽しかったですけれども。武田勝頼は、あんなガッツのある男に描かれていて、少々違和感が。・・・こんな映画で違和感もへったくれもないか。ま、もう1度見ることは、多分永遠にありません。疲れました・・・。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-10-20 21:53:40)
27.  オリエント急行殺人事件(1974)
さしものルメットも駄作を作っちまいましたね。睡魔との戦いでした。原作は未読ですが、結末が有名すぎるため、そういう意味でも醍醐味を味わえませんでしたし。そもそも、ポワロのキャラが、絶叫系下品オヤジなもので、何でこんな演出をしたのか、ものすごく疑問です。私の中では、ポワロ=デヴィッド・スーシェなんで余計に・・・。でもまあ、これだけの豪華キャストを揃えた、それを一時にスクリーンで拝めるわけですから、そういう意味では、名作ともいえます。内容は駄作であっても、存在は名作。不思議な作品ですな。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-10-20 21:52:19)(良:1票)
28.  いつか晴れた日に
へぇ~、脚色を、エマ・トンプソンが。少々長いけれど、観ている者を飽きさせないし、人物描写も細やかでいて説明臭さがまるでない。スゴイ才能です。・・・ま、私のお目当ては、イモジェンだったのだけれど。この後の『十二夜』の方がキレイですね、彼女。こんなヤな女をシレっと演じてしまうあたりが、やっぱり好きだなぁ~。それはともかく、マリアンヌが重篤に陥った際の「何かできることはないか、気が狂いそうだ」というブランドン大佐の一言にシビレました。そう、これぞ、THEイイ男。俗に、「女は愛されて結婚するのが幸せだ」とか言われますが、それはちょっと違うんですね。愛にもイロイロあって、こっちが何とも思っちゃいない上にそのことを伝えているのに自分の愛情を一方的に押し付けてくる男の場合、周囲はお節介にも「あんなに思ってくれているのだから」と前述のセリフを吐いたりするのですが、女にしてみりゃ、ただのイイ迷惑なわけです。これが、社会的地位や金のある男ならなお厄介。鬱陶しくて殺してやりたくなります。殺せないのがまたムカツクんですけれども。・・・が、このブランドン大佐はそうじゃない。マリアンヌの気持ちを第一に、どんなに愛していても引き際を知っている。これが肝心なのです。こういう男になら、最初はともかく、結果的に愛されるのが幸せにつながるのです。でも、これは男に限らず女だって同じですよねぇ。自分の思いより相手の気持ちを慮ることができる。エリノアがそうですね。結局、二人とも長く幸せをつかみ損ねてきましたが、ようやく愛の実りを手にします。ま、現実では、実りなんか手にできずに朽ち果てていく“良い人”の方が圧倒的多数でしょうが。ただ一つ言えることは、押し付け愛のような図々しい愛し方をする輩は、手にしたと思った愛の実りを、ほぼ例外なく自ら手放さざるを得なくなるのです。当ったり前だろ、と言ってやりたくなりますが、もちろん小心者の私は言いません。、、、何だかよく分からないレビューになりましたが、なかなか楽しめる作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2013-10-20 01:57:41)(良:1票)
29.  群青の夜の羽毛布 《ネタバレ》 
キャストがなかなか良いだけに、非常に残念。もう完全に、脚本と演出の敗北作品。原作への愛が全く感じられないどころか、読解力を大いに疑うね、マジで。原作の映画化である以上、原作とは別物として見るべきだろうが、本作は原作でのキーワードがことごとく無視されてしまった結果、このような、何だかよく分からない代物になってしまった、という気がする。何より、一番マズイと思うのは、さとるが鉄男に父親の本当の姿を見せるに至った心理描写。これは、原作では鉄男がさとるにプロポーズするという重要なファクターがあったからこそ、さとるが「賭けに出た」のであり、その成り行きがなければ、どうしてさとるがあんなことをしたのか、観ている者たちはおいてけぼりもいいとこだ。それでいて、「森を出よう」なーんていう、ちょっと洒落たつもりなんだろうが、まったくの意味不明なセリフを鉄男に吐かせたりする。ここは普通に「家を出よう」で十分でしょう。家を森にする意味が、その後の展開にも何ら効いていないのが、ますますこのセリフを浮かせている。本上まなみさんは、さとるのイメージには合っていたけど、芝居はかなりイマイチ。多分、彼女の技量ではなく、演出が悪いのだと思う。玉木宏はなかなかかな。藤真利子さんはさすがだけど、ラスト近く、さとるが灯油を撒いているところで「あれは嘘だから・・・」なんつって、鉄男と寝たことを否定しているのは、あの母親のキャラからしてかなり違うでしょう、と、これまたツッコミたくなる。・・・いずれにしても、本作は、母娘の根深く逃れ難い確執を経験し、なおかつ、原作を読んでいる人でないと、かなり共感&理解は難しいと言えるのではないかしらん。私には、さとるが母親に対してブチ切れた気持ちが手に取るように分かり、家に火をつけた気持ちも嫌ってくらい分かってしまい、逆に痛かったんだが。ちょっと、評価に困るけど、玉木の好演に+1点。
[DVD(邦画)] 4点(2013-10-15 22:20:54)
30.  流されて… 《ネタバレ》 
はて、、、どうしてこのDVDをリストに入れたんだか、まったく記憶にないけれど、とりあえず見てみました。・・・えーっと、、、かつて、お断りしたつもりが通じていなかった相手に「たとえ無人島で2人きりになっても、あなたとは何もないと断言できる」と言ったら、割とあっさり納得してくれたことがあったんだが、本作では、あっという間に男に押し倒されてなぁなぁ・・・どころか、ラブラブに。もしかして、こういうのが現実なのだろうか、と思うと、倒れそう・・・。この女性、最初から船乗り男に「男としての魅力」をほんの少しでも感じていたのだとすれば、まあ、この展開も分かるかな。でも、私が無人島発言をしたのは、「この人は(自分にとって)異性ではない」という意味であり、だから、どうしてもこの女性の豹変ぶりは???であります。・・・それはともかく、女は現実的、っていう終わり方がいささか普通過ぎましたが、ま、そこそこ楽しめました。
[DVD(字幕)] 5点(2013-10-07 23:27:51)
31.  ゼロ・ダーク・サーティ
世間のニュースを、割と単純に「へぇ~」と瞬間的には受け止める私だけれども、ビンラディン殺害の一報だけは「うっそー、ホントかよ??」と聞いた瞬間から疑ってしまった。疑った根拠は特になく、ただただ嘘くさい、と思っただけ。で、その後も、現在に至るまで証拠となる客観的資料も画像も、もちろん動画も、なーんにも公表されていない(よね?)。全てはアメリカの発表だけ。・・・という状況で、本作の日本でのキャッチコピーが「世界は、真実を目撃する」なーんてでっかく書いてあるじゃないのサ。映画でしょ? 作り物でしょ? 真実だ? そらねーだろ、といささか鼻白んで、どれどれちょっと確かめちゃおうという好奇心から見てみた次第。んー、まぁ、恐らく相当取材を重ねて作ったんだろう、ということは伝わってきたし、多分、バクチ同然の作戦だったというのも事実に近いんだろうと思う。が、真実だって豪語するに足りる説得力ある描写は皆無。だからリアリティがあるんじゃないか、とも言えるが、頭で考えられる範囲を出ていないあたりが余計に嘘くさいとも言える。とかなんとか、他にもいろいろ思う所はなくもないが、こういうアメリカ親分に、我が国の安全保障はべったり依存している現実を思うと、なんとも言えない暗澹たる気持ちになってくる。でもまあ、実際にニュースが流れてわずか1年でこういう映画を作っちゃうその馬力には感服しますね。日本で、例えば、観客動員を狙ったオウムの映画なんて、いまだに作られてないもんね。311にしても然り。映画にすりゃいい、ってもんではないから、別にアメリカが偉いというつもりはないけれども、そういう風土があるかないか、ってのは、結構侮れない要素だと思う。臭いもんに蓋しない、とゆーか、タブー視しない、とゆーか。・・・いずれにしても、一種の覗き趣味で本作を見たようなもんだから、特に得るものがなくても仕方ないね。
[DVD(字幕)] 5点(2013-10-05 22:08:57)(良:1票)
32.  黒いスーツを着た男 《ネタバレ》 
映画友と半年ぶりに会うに当たり、互いにそそられる映画が見当たらない中、強いて選んで見に行った作品。別にDVDでも良かったんだけど、まあ、予告編がちょこっとそそられたから、ってんで・・・(と、なぜかわざわざ劇場に見に行ったことを言い訳したくなる)。なんというか、見ている者に消化不良感を残す作品です。ひき逃げを目撃したジュリエットが、なぜアルを告発しなかったか。いい男だったから・・・?なんでしょうねえ、やっぱり。ええっ!?と、思ったが、自分が目撃者だとして、ひき逃げ犯が、例えば黒いスーツ姿もバッチリの玉木宏で、目の前に現れたとしたら・・・、ぅん、まあ、アリかもな、告発しないのも、と思っちゃったから、これは良いとして、その後の展開は、やっぱり色々???な訳です。大体、病院のベッドで酸素吸入器に半分顔が隠れた見ず知らずの名前も知らない被害者を、どうして「この男が自分の轢いた男だ」と分かるのか? そして、アルもジュリエットも葛藤してはいるが、アルはそもそも逆玉結婚にもの凄い執着が感じられないので葛藤が中途半端、ジュリエットもひき逃げ犯の運転する車に簡単に乗ってしまい、あっさり情を交わしてしまう、ってのがねぇ。いくら玉木でも、私はこれはナシだわ(まあ、あっちもゴメンだろうが)。おまけに、アルの婚約者もイマイチ魅力に欠けるし、ジュリエットもルックス的にゴツ過ぎる。アラン・ドロンの再来と言われているらしいラファエル・ペルソナだけど、どっちかっていうと、ジェラール・フィリップ似じゃないか? アラン・ドロンよりは品があるが、ジェラールほど男の色気はない、スターに必須のオーラもない、って感じで、あまりブレイクの予感もないなぁ。そう、登場人物がそろいもそろって魅力不足なんだよねえ。これは、俳優の責任というより、監督の技量不足だと思いますね。オープニングの思わせぶりなシーンもゼンゼン伏線になっていないし、あれは何なん? と言いたくなる。ま、美しい男を100分眺めていたい方にはおススメです、なんつって。
[映画館(字幕)] 5点(2013-10-03 23:02:13)(笑:1票)
33.  プライドと偏見 《ネタバレ》 
原作未読。前に一度見ているはずなのに、恐ろしいほど何も覚えていなかった・・・。まあでも、正直、キライじゃない。映像は美しいし、音楽もなかなか。ハッピーエンドだし。イマイチ評判の悪いダーシー役のマシュー・マクファディンですが、私は悪くないと思いました。高慢というよりは、ちょっとダサい、暗い、ですかねー。でも、決して醜男じゃないし、品もありました。特筆するような内容はないけれど、ブレンダ・ブレッシンは、『秘密と嘘』でもそうだけど、こういう自己チューで頭がよろしくない女役が実に上手いですね。このベネット夫人が、我が母親の姿とダブり、ヒジョーに嫌な気持ちになりました。娘の結婚に血眼になる母親。作中の時代では、女にとっての結婚は人生レベルの切迫した問題だろうから、こういう母親はむしろフツーだったんでしょうが、現代(とゆーか20年前)の母親でこれって、やっぱりかなりクレイジーだったんだよなぁ。ま、我が母親は女の人生は結婚で決まると信じて疑っていない他力本願な人なんで、仕方ないと言えば仕方ないけれども。母親世代だと、本作同様、「結婚(だけ)が女の生きる道」に通じるものがあったのも否定はしませんが。逆にいえば、まあ、結婚しか女性の生きる道がない時代に生まれてこなくて、本当に、ホントーーに、良かったと、こういう作品を見ると骨身にしみて思いますね。・・・ちょっと、原作を読んでみるか、という気になりました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-29 23:04:03)
34.  すーちゃん まいちゃん さわ子さん 《ネタバレ》 
原作者の益田ミリさんが某全国紙にコラムを書いているのだが、これが結構淡々としていて面白く、時にジーンとくるので、原作を読む前に見てみようかと。お気に入りの真木よう子さんも出ているし。・・・と思って見たのだが、これだとただの「女の生き方探しモノ」になっちゃってるなぁ、残念、って感じかな。心理を全部「心の声」で言わせちゃってるのも、残念。3人の30代(多分)独身女性の、恋を中心とした彷徨いっぷりを描いているんだけど、こーゆーのって、せいぜい30歳を1つか2つ過ぎたくらいまでじゃないですかねぇ、と思っちゃう私は意地悪婆ぁ? 30代って、その後の人生を考えると足場固めみたいな時期なんで、足場も定まらないのに色恋で彷徨っている時間はあんましないと思うのだよね。といっても、実質彷徨っているのはまいちゃんであって、そういう意味では彼女は「結婚→出産」コースを選んだのは正解でしょーな。すーちゃんとさわ子さんは、手に職(技術)のあるいわば専門職なんで、ハナシの中で結婚に至らなかったのは、まあ、必然か。劇場で見るほどでもないし、かといって、ドラマにしちゃっても淡々としすぎですぐチャンネル変えられるだろうし、作品価値としては難しいですねぇ。『かもめ食堂』になれなかったのは、恐らく、ヘンに色恋を絡めて女の生き方探しをテーマにしちゃったからだろうね、多分。あちらは、出てくる女性、みんな吹っ切れちゃって精神的に自立している人ばかりだったから、その潔さが見ている方も心地よかったんだろうなと。外国か日本かってのはあんまし関係ないかな。・・・あと、中田マネージャーとか、蕎麦屋の息子とか、男の描写がヒドイのがちょっとね。あんなのだったら、出さない方がいいと思うが。女だけのストーリーでも十分イケたと思う。どーでもいいけど、カフェのオーナーがバイトに爪を切れと言っていたが、店員がロングヘアーをまとめていない方が私的にはよっぽど気になった。ま、ホントにどーでもいいけど。・・・キレイで可愛い真木よう子さんに+2点。
[DVD(邦画)] 5点(2013-09-23 21:54:37)
35.  闇の子供たち 《ネタバレ》 
原作未読。こないだ中国で生きたまま親戚の子の眼球をくり抜いた後その子を放置したっていう、嘘みたいな現実のニュースを見聞きすると、臓器及び人身売買は世界のあちこちにはびこっているのは想像に難くない。だから、制作側はもっと観客の想像力を信頼して作るべきだったんじゃないのかね。あんな幼児ポルノまがいの映像、撮る必要なかったでしょ。監督はその必要性をしっかり説明して納得してもらったうえで撮影したと言っているらしいが、どーなんだろ。あのタイの子役さんたち、トラウマになってなきゃいいけれど。知らなかったとはいえ、そんなの見た自分も彼らを搾取した一人なんだと思えて自己嫌悪。・・・なんつーか、話題性を狙ったと言われても仕方ないゲテモノになっていると思います。よくこんな撮影をタイは許可したもんだなー、と思ったけど、江口のインタビューを読んで、やっぱりイロイロ問題あったんですな。そらそーでしょ、こんなの。そもそも思ったのは、「フィクションで描く意味が分からない」です、マジで。映画って、まあ、エンタメなわけであって、エンタメにしては扱う材料が悪趣味すぎるし、問題提起をしたいのなら真面目にドキュメンタリーでやりなさいよ、って話で。どうしてもやりたかったのなら、冒頭にきちんとテロップ入れるべきでしょうな、せめて。でもって、これもありがちな主役が「記者」。しかも、幼児買春の過去アリって、どーなのかね。記者は便利な設定だから、まあ、分かるけど、何もワケアリ者に設定する必要ないんじゃないの? あと、銃撃戦とか。もぅ~、あれもこれも意味不明、理解不能。なんか、ヒジョーに下種な根性が垣間見える作品で、監督の人間性、配給会社の理念を疑いたくなる代物でした。あんまり深く考えずに出演してしまっているであろう俳優陣への努力賞で+1点かな。
[DVD(字幕)] 2点(2013-09-23 18:45:28)
36.  ライブ・フロム・バグダッド 湾岸戦争最前線<TVM>
本作の制作は2002年なのか。911を経て、アフガン侵攻が既に始まってた頃なんですな。もはや、フセインもこの世の者ではない現在でございますよ・・・(嘆息)。TVMだが、臨場感もなかなか。・・・しかし、私は「ジャーナリズム」を大上段に構えて「ジャーナリスト」を自称する人々が、正直あんまし好きじゃないのです。本作を見ても、やっぱり何かヤだな、と思ってしまいました。なぜか? 結局、この人たちも、戦況が悪化する前に現場から脱出しているし、どうしても「ハゲタカ」的なイメージを拭えないんでしょうな、多分。もちろん、報道の仕事は非常に大切かつ民主主義の生命線だということも頭では理解しています。しかし、本作でも描かれていましたが、真実を伝えることより「スクープ競争」が大事。他社よりおっきなネタを抜くことが素晴らしい、という思想がはびこっている気がするのです。フリーで体当たりしている方々は、また、事情が違うでしょうが。この映像が出たことで、何か戦争による悲劇が少しでも減ったんでしょうか。夜空を飛び交う砲撃光線を見て「キレイ・・・」なんて言ってる平和な国の方々もいらっしゃったんじゃないでしょうか。、、、なんて、まあ、そこまでひねくれることもないのよね。ヘレナの出演作だってんで見ただけなんだし。ただ、これは、アメリカによる、アメリカジャーナリズム万歳映画なんですかね、って。でもって、ヘレナがそれに出ていることに一種の違和感が。おまけに、主役のマイケル・キートン、この人が生理的にダメだった。顔が、受け入れ難い、、、ファンの方すみません。かくいう私は、このCNNの映像をロンドンのボロホテルの壊れそーなTVで見て仰天したのですが(2週間何も知らずにヨーロッパを放浪していたので)、当時は、正直なところ「アメリカって何サマ?」くらいにしか思っていなかった若かりし自分の浅はかさを思い出し、余計に不快になったのかも知れません。あー、見ない方が良かったかも。、、、んなわけで、作品に対する冷静な評価はちょっと難しいです、ハイ。
[DVD(字幕)] 5点(2013-09-15 23:19:17)
37.  ジェイン・エア
ひょえ~、号泣してしまった! なんともはや、我ながら意外・・・。これ、公開当時劇場で見ているはずなんですが、その時は、こんなに泣けなかったゾ。何で? Wikiによれば、日本での公開は96年。はて、、、まだ20代だった私。とはいえ、結構過酷な時期だったんで、これはキツかったはずなのだが。心まで不感症だったんかなー、あの頃は。・・・それにしても、こないだ見た、フクナガ版では、ほとんど涙も出なかったというのに。どこで号泣したかというと、ロチェスターとジェインの婚礼から後、ずっと、最後まで。思うに、これは、ハナシの内容で泣けたのではなく、恐らく、シャルロット・ゲンズブールと、ウィリアム・ハートのベタな演技にまんまとヤラレたんでしょうな。記憶では、ウィリアム・ハートのロチェスターはもっとダサくてイケてない感じだったんだけど、再見してみたら、あらま、なんだかサマになってんじゃないの。パイロットも愛嬌あって可愛いし。フクナガ版では存在感の薄かったバーサ、こちらはマリア・シュナイダーが演じており印象的です。あの火事のシーンは記憶通り。ジョーン・プロウライト、アンナ・パキンはさすがです。しかし、この原作は一体これからあと何回映像化されるんでしょうか。今や相当、陳腐でご都合主義なお話なんですけれど。ま、それはさておき、ゼッフィレッリは、やはり美術、衣装、音楽と素晴らしいです。演出自体はフツーだし、脚本もうーん、という感じだけれど、私は基本的に彼のファンなので、彼の得意とするところでは裏切ってくれていないのでこれで十分です。たくさん泣かせてもらったし、そこそこ満足。少なくともフクナガ版よりは。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-09 22:07:09)
38.  シャネル&ストラヴィンスキー
マッツ映画4連投。この映画は、「春の祭典」の初演シーンをかなり史実に忠実に再現しようと頑張った、その冒頭のシーンだけで存在価値のある作品でしょう。劇場の美術といい、もちろん舞台美術といい、開始直後に離席してしまうサン・サンーンスと思しき観客とか、伝えられる話はとりあえず盛り込まれているようです。ちょっと感動しました。正直なところ、3大バレエの中では、個人的には「ペトルーシュカ」が1番好きであり、「春の祭典」は3番目。だって、なんかつまんないんだもんね、聴いてても。曲想が目まぐるしく変わり飽きさせないけど・・・。でもまあ、ストラヴィンスキーの音楽は基本的には好きだし、オケで吹いた思い出深い曲もあるので、なんつーか、まあ、ちょっと贔屓目に見てしまいます。とはいえ、シャネル役の女優さんは美しいけれども、時々久本雅美に(原因は口元かなあ)見えてしまったり、ディアギレフがイマイチ迫力不足だったりはいただけない。『ニジンスキー』でアラン・ベイツのを見てしまっているから余計にね。ニジンスキーもこの後、坂を転げ落ちるように不幸になっていくわけで、そんなこんなで、この映画の背後にあるいろいろな人や物の動きに思いを馳せると、それはそれで感慨深いものがあります。そして、マッツ・ミケルセンですが。ピアノの演奏シーンがいくつかありまして、長いワンショットの中で彼は実際演奏しています(音は違うでしょうが)。その演奏シーンが素晴らしいのは、何より、彼のピアノの弾き方にあります。多分、演奏経験があるのでしょうね、少しは。手首がきちんと上がって固定されています。これは、ちょっとやそっとの練習で出来るものではありません。こういう映画では手首が下がってぶれた動作を見せられると思いっ切り興ざめなのであります。そこがきちんとクリアされている。これは結構些細なことの様で、大きいですね、私的には。彼はかなり器用な俳優さんだとお見受けしました。うーん、マッツ、恐るべし。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-11 22:37:57)(良:1票)
39.  レディ・ジェーン/愛と運命のふたり
『十二夜』がなかなか良かったので、こちらも少し期待して見ました。で、まあ、正直に言うと、ちょっとばかし期待外れでしたかね。無難な作りですが、無難すぎてアッサリ終わっちゃった、って感じです。とはいえ、大好きなヘレナのデビュー作ですから、ある意味私にとっても記念碑的作品です。デビュー作とは思えぬ演技と存在感で、その後の活躍も納得というものです。期待外れとは書いたけれど、この監督は、とっても仕事がというか、演出が丁寧ですね。心理描写に腐心しているのが非常によく伝わってきます。役者の微妙な表情の変化が素晴らしいです。衣装・美術も美しい。それにしてもまあ、古今東西、権力ってのは実に実に脆いもんですなぁ。執着しようがしまいが、崩れるときはあっけなく、成り上がるときもあっけなく。どんな恐ろしい権力闘争を目の当たりにしても、欲するものが後を絶たないってこれ、一体どーゆーことなんでしょ。ま、ジェーンは欲したわけじゃなく傀儡だったわけだけど。かしずかれるか斬首か、こんな二者択一な人生、怖すぎます・・・。なかなか上品な薄味作品でございました。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-06 22:34:01)
40.  アンコール!! 《ネタバレ》 
まあ、良いオハナシなんだけど、既視感バリバリ、展開が読め過ぎちゃって白けました。偏屈爺ィが歌を通じて心を開く、って、あーた、新人シナリオコンクールでも「ありがち」なんてコメントされそうです。あらすじは知っていて見たわけですが、作品もまったくの「まんま」って、これ、あんまりじゃない? 音楽は、一応まあまあ。というわけで、作品自体へのコメントは、正直ほとんどする気になりません。・・・しかし、何なんですか、この邦題は。「!」マークを付ければ免罪されるとでも思うのでしょうか、この作品のどこに「アンコール」の要素が? 配給会社の方は、もっと作品を愛して邦題を付けていただきたいですねぇ。金取って公開しようってんだからさー。ホントに作品見て付けたの? と言いたいくらい、お粗末な邦題ですな、これは。それにしても、テレンス・スタンプです。すんごいフツーのおじいちゃんになってまして、拍子抜けしました。私の中では『コレクター』とか『私家版』とかのイメージが強いんで、こういうフツーな彼、ってのは違和感が・・・。作品中、若い父と息子の写真が出てきて、そこに若かりし陰影のあるオーラをまとった彼(とても人の親には見えない)が写っていまして、懐かしかったですね。まー、うっすーくて香りの全くないレギュラーコーヒーみたいな作品でした、ハイ。
[映画館(字幕)] 5点(2013-07-31 23:15:42)
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